ここは天国か？飯豊、お花さんぽ。〜石転び沢から頼母木小屋〜

2022年07月10日(日) 〜 2022年07月11日(月)

• GPS: 17:37
• 距離: 24.4km
• 登り: 2,311m
• 下り: 2,301m

コースタイム

1日目

• 山行: 10:56
• 休憩: 1:01
• 合計: 11:57

4:17 飯豊山荘上駐車場
4:34 4:36 温身平
7:26 7:27 石転びの出合
10:48 11:05 梅花皮小屋
11:32 11:37 梅花皮岳
11:56 12:10 梅花皮小屋
12:50 12:51 北股岳
13:40 13:44 門内岳
13:47 13:47 門内小屋
14:20 14:23 扇ノ地神
15:01 15:05 地神山
15:21 15:29 地神北峰
15:57 15:59 頼母木山
16:14 頼母木小屋

2日目

• 山行: 4:46
• 休憩: 0:15
• 合計: 5:01

5:16 頼母木小屋
5:39 5:39 頼母木山
6:12 6:20 地神北峰
7:05 7:05 丸森峰
10:07 10:11 天狗平ロッジ
10:14 10:17 飯豊山荘上駐車場
10:17 飯豊梅花皮荘バス停

天候

晴れっぱなし。

アクセス

利用交通機関：

電車 バス

往復：大宮（山形新幹線）-米沢（米坂線）-小国（町営バス）-飯豊梅花皮荘
※2022.7.11現在、道路陥没によりバスは飯豊梅花皮荘まで。車は倉手山駐車場まで入れます。

コース状況／危険箇所等

石転び沢ルートは破線ルートです。（上級者向きと記載あり）上部は斜度40度近く。その最後のトラバースは滑落事故が多いとのこと。また雪渓は時期により、その様相は刻刻と変化します。現地の最新情報を確認してください。（前日軽アイゼンの登山者4名は皆登れず下山していきました。軽アイゼンでも無理はないと思いますが、雪渓の状況によっては厳しいと思います）

その他周辺情報

飯豊温泉、梅花皮荘。湯船からの飯豊連峰の眺めも最高。入浴料は500円でした。

写真

7/9 16:07

3日仕事を休めることになり、天気予報とにらめっこ。最も良い予報がええ、飯豊連峰。これは行くしかないでしょ。

7/9 17:37

千葉の自宅アパートから約6時間かけて登山口まで来ました。※6月の大雨により道路陥没、バスは梅花皮荘まで。そこから約1時間歩いて飯豊山荘。初日は山荘駐車場でテント泊。

7/10 4:43

3年ぶり2度目の飯豊。今回は石転び沢ルート。かつてのクラシックルートは現在、破線上級者向きルートとなっている。

7/10 5:56

沢を降りてきた単独の男性に会う。軽アイゼンでは登れないと諦めて下山。ビバークして降りてきたとのこと。他に3名が途中下山したという。

7/10 6:43

梶川出合。大雪渓が見えた。中心から亀裂が走り、大きな口を開けている。右岸をへつるように夏道をたどる。※決してここから雪渓には降りないように。

7/10 7:09

石転びの出合。ここからアイゼン（12本爪）とピッケルを出す。左の雪渓を詰めていく。上部グリーンのような草付を目指す。

7/10 7:24

溶解しかけた左岸雪渓に花が咲いている。サンカヨウ。

7/10 7:26

ハクサンコザクラか。色が濃い。

7/10 7:29

キクザキイチゲ。

7/10 7:30

オオバキスミレ。

7/10 7:56

稜線はガスったり、光が射したり。徐々に斜度が増してくる。

7/10 8:34

石転び沢とは落石沢という意味だと来てみて理解した。岩がどう落ちてくるか考えながらルートをとる。

7/10 8:49

幸いにも雪は安定し、落石もなく、支沢を通過していく。

7/10 9:53

グリーンのような草付に乗る。

7/10 10:09

シラネアオイが咲いていた。

7/10 10:17

草付を詰めると直登せず、左斜面トラバースぎみに登る。目印の黄色の旗が立っていた。ここが約40度近い事故多発地帯。巨大な滑り台のような場所。慎重に登る。

7/10 10:53

梅花皮小屋が見えると稜線。無事。着いた。小屋にザックを降ろし、梅花皮岳へ登る。

7/10 10:55

オヤマノエンドウ。

7/10 10:57

オノエラン。

7/10 10:57

ミヤマウスユキソウ。

7/10 11:04

梅花皮岳。振り返ると北股岳。小屋のご主人曰く落石より、巨大な残雪の落下が怖いとのこと。確かに。

7/10 11:25

飯豊最高峰、大日岳。前回ガスガスだったので再訪したい。

7/10 11:27

今回は飯豊本山に行かず、こちらの稜線。

7/10 11:33

ヨツバシオガマ。

7/10 11:43

チシマギキョウ。

7/10 12:39

北股岳。トレランの男女2人と少し話をする。男性は3週間前に石転び沢に挑戦したが、滑落した別の登山者の救助のため稜線まで登ることができなかったとのこと。

7/10 13:03

ニッコウキスゲロード。こんな場所が至る所にある飯豊。

7/10 13:43

ありました！第一ヒメサユリ発見。ああ、いい色だー。もえー。もえー。（興奮しております）

7/10 13:44

門内岳。途中少しお話した単独の男性がテントを張っている。（このときはまだお互い、米沢駅でふたりで飯を探しまわるとは、知る由もありません）

7/10 15:46

地神山に咲いていたイイデリンドウ。

7/10 17:18

風に揺れるイブキトラノオ。

7/10 17:25

ミヤマトウキ。

7/10 17:46

クルマバナ。

7/10 18:00

今回のお宿が見えました。頼母木小屋。2度目のテント泊。

7/10 18:04

地神山見える。

7/10 18:09

お宿。他に2張りテント泊の方がおりました。避難小屋の方を入れても宿泊者は5.6人でしょうか。静かです。

7/10 18:11

赤とんぼがたくさん飛んでいた。

7/10 18:14

1本目。

7/10 18:47

陽が沈んできた。外へ出よう。

7/10 18:54

皆で眺める日本海に沈む夕陽。言葉はいりません。

7/10 19:00

…　…　…

7/10 19:01

…ああ、飯豊に来て良かった。

7/10 19:13

さて山ごはん。冷蔵庫にあった残り物。

7/10 19:29

3分ペンネにトマトソース。そこにハンバーグどーん。このハンバーグを崩しながらボロネーゼ風にして喰らう。ちなみにスーパードライは2本目。おやすみなさい。

7/11 3:58

おはようございます。朝は3分パスタ、たらこソース。

7/11 4:25

陽が昇る。下山が悲しい。もう最終日。

7/11 5:10

頼母木小屋-ありがとう。また来るよー。小屋番のおじさんも素敵な人でした。

7/11 5:24

小さくなっていく頼母木小屋。奥、朳差岳見える。

7/11 5:30

ヒメサユリが見送ってくれる憎い演出。

7/11 5:32

お腹いっぱいヒメサユリが見れました。でもまだ降りるの嫌なんです。

7/11 5:52

ハクサンシャクナゲ。

7/11 6:02

梶川尾根の向こうに飯豊山。

7/11 6:07

独立して立つ二王子岳。

7/11 6:11

雪の多い飯豊だから。花が豊富に咲く。

7/11 6:14

チングルマ。

7/11 6:25

ミヤマキンポウゲ。

7/11 6:32

アオノツガザクラ。

7/11 6:37

ノウゴウイチゴ。キイチゴの最高峰。美味しい。

7/11 7:48

丸森尾根。最後急な岩場がしんどかった。

7/11 10:00

下山。ここから梅花皮荘まで歩く。温泉に入れるなら。

7/11 15:54

帰りのバスで門内岳で会った単独の男性と再会。米沢で飯食って新幹線で一緒に帰ってきた。おしまい。

撮影機器：

PENTAX K-70 ボディ ペンタックス

装備

個人装備

長袖シャツ Tシャツ タイツ ズボン 靴下 グローブ 防寒着 雨具 日よけ帽子 着替え 靴 ザック ザックカバー 昼ご飯 行動食 非常食 調理用食材 調味料 飲料 ガスカートリッジ コンロ コッヘル 食器 調理器具 ライター 地図（地形図） コンパス 計画書 ヘッドランプ 予備電池 GPS 筆記用具 ファーストエイドキット 常備薬 日焼け止め ロールペーパー 保険証 携帯 時計 サングラス タオル ストック ナイフ カメラ ポール テント テントマット シェラフ

感想

makasio

3年ぶりの2度目の飯豊連峰。
この山は登れば登るほど、山の良さ、山の深さを知ることができます。
そして山を歩く心地よさを感じることができます。
それはこの山の懐の大きさ。寛大さなのかもしれません。
山は何度行っても。
心地よく、暫しの間、時が経つのも忘れさせてくれる瞬間があります。
どの山にも。その山だけの変わらない良さがあります。

飯豊はいいでー。（やっぱりこれか）

コメント

miru_sankou

おはようございます。
飯豊イイデすねぇ！！と言おうと思ったら、最後に書いてありましたね・・・(^^ゞ。
オヤジ、オヤジ、オヤジギャグ！！
イエイエ、ジジイギャグ！！ですね！

それはさておき、ホントに素晴らしい山行、裏山鹿！
「下りたくない」・・・ですよねぇ。
今度、200kgの🎹背負って登ってみてください。

makasio

miru_sankouさん、突如出来た三連休。即、下山日に入れていた🎹lessonは山形の小国駅でキャンセルさせていただきました。昨日、Ｙ先生に『理由は山でしょ。身体が焦げてるからわかります』 と言われました。
飯豊山はまた紅葉の時期でも行きたいですね。飯豊はいいでーぇ。

miru_sankou

makasioさん。
「顔本」に書かせていただきましたが、このレコ「勝手に」私のヤマレコ日記で紹介させていただきました。(^^ゞ
それだけ「いいな〜〜〜！」と思ったのです。
お許しください。m(_ _)m

makasio

miru_sankouさん、ありがとうございます。思いの外、この山行、反響があったので驚いております。