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Yamareco

記録ID: 451530
全員に公開
ハイキング
東北

◆逆襲の荒海山〜今年初の登頂レコのハズが!(塩原元湯温泉大出館/かいなり)

2014年06月02日(月) [日帰り]
 - 拍手
GPS
04:51
距離
10.0km
登り
1,381m
下り
1,401m

コースタイム

07:30 荒海山登山口駐車スペース
07:50 尾根取付(沢の渡渉部)
08:15 尾根鞍部
09:25 前回登頂断念箇所(山頂手前200m地点)
09:45 南稜小屋
09:47 荒海山(太郎岳)山頂
10:03 荒海山・三角点設置場所
12:20 荒海山登山口駐車スペース
天候 超快晴!
過去天気図(気象庁) 2014年06月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
東北道・西那須野塩原インター〜道の駅たじままで36キロ
道の駅たじま〜荒海山登山口まで11キロ
つまり、西那須野塩原インター〜荒海山登山口まで概ね47キロ
国道352号線から荒海山登山口へと続く分岐に案内看板はない…。
と去年書いたけど。古めかしいけど荒海山への看板が分岐にあった。
荒海川に沿って荒れた舗装路を走り、残り2キロ区間が完全なダート。
ほぼフラットに近いダートなので、普通車でも問題ないと思われます。
コース状況/
危険箇所等
◆登山口駐車場・トイレ・ポスト
 ▼登山口駐車場
  ○登山ポストがある場所が正式な登山口になるのでしょうけど。
   そこまでは一応、車が通れる林道はあるものの、荒れ模様。
   四駆車以外では、行かないほうがいいわけですけど、
   そのポストのあるところには駐車スペースはないので、
   ポストの手前500mくらいの路肩の広くなっている場所に駐車する。
   さらに手前には、もっと広くなっているところもあり。
   ポストのあるところにも車のおけそうなスペースはあるものの、
   それは転回場所と見るべき。
   で。手前の路肩スペースは、見た目15台くらいは止められそう。
   まあ、ここが満車になることはそうはないでしょう。
   路肩なので無料。未舗装。24時間出入自由。トイレなし。
   街灯なし。自販機なし。人家なし。あ、キャンプ場はあった。
   営業していそうにない雰囲気でしたけど。
 ▼トイレ
  ○道の駅たじま
   これ以外には見当たりませんでした。
 ▼ポスト
  登山口にあり

◆コース状況・危険箇所等 (↓去年のに少し付け足し)
 ○路肩駐車スペース〜荒海山登山口(ポスト設置箇所)
  未舗装の車道を歩きます。雪解け水でドロドログチャグチャ箇所少々。
  一応、車道ですけど、四駆車以外は通らないほうがいいかも。
  車道としては、かなり荒れ果てています。
 ○荒海山登山口〜尾根取付
  いきなり渡渉箇所。この日は5cmくらいの深さ。
  水量が多ければ靴を脱ぐ覚悟。
  その先も、湿った登山道が続き、さらに2か所の渡渉地点を越えます。
  一ヶ所、雪の上を歩くも、固く締まっていて問題なし。
 ○尾根取付〜尾根鞍部
  足元が不安定で滑り落ちそうな斜面に取り付いたあとは、
  沢の中をほぼ一直線に登ります。
  上のほうからロープがまっすぐに一本垂れ下がっています。沢の中を。
  濡れているところはツルツル滑るし、朽ちた落ち葉もツルツル滑るし。
  ビシャビシャと水と泥をはねまくって、やっとの思いで尾根鞍部。
  沢沿いは、とんでもない量のバグズ・アタックに苛まれる。要対策。
 ○尾根鞍部〜荒海山山頂
  なだらかな尾根歩きで徐々に高度をあげていくのはいいが、
  派手に倒木、いやらしく張り出した木の根、浮いた石、
  滑りまくる足元、濡れたドロドロープ、濃い笹、狭い足元。
  と、難所だらけ。尾根上に残雪なし。
  南稜小屋は山頂直下にあり。扉が壊れているけど、閉まるは閉まる。
 ○荒海山山頂〜三角点設置場所
  ルートはあるものの藪。距離はたいしたことないけど、かき分けて進む。
  ちょびっと残雪あったけど、問題なし。

 ※残雪はごく僅か。アイゼン不要。
 ※沢沿いは、とんでもない量のバグズ。要対策必須。
 ※笹が濃い場所は刈り払いがしてあって、去年のような不明瞭箇所なし
 ※本レコのGPSログが飛んでます。去年の荒海山ログのほうが正確。

◆温泉
 ○塩原元湯温泉 大出館  実際には16時頃までOKらしい
  10:00-14:00 \600 源泉掛流 白濁硫黄泉
  栃木県那須塩原市湯本塩原102 電話:0287-32-2438
  http://ooidekan.com/
 ○塩原元湯温泉 元泉館
  8:00-20:00(2時間)¥800 源泉掛流 白濁硫黄泉
  フロントで「HP見た」で¥200引き
  栃木県那須塩原市湯本塩原101 電話:0287-32-3155
  http://www.gensenkan.com/
 ○塩原元湯温泉 ゑびすや
  11:00-15:00 \500 源泉掛流 白濁硫黄泉だったと思う
  栃木県那須塩原市湯本塩原153 電話:0287-32-3221
  http://www4.ocn.ne.jp/~ebisuya3/
 ○奥塩原温泉 渓雲閣(未湯)
  12:00-15:00 \1000
  栃木県那須塩原市湯本塩原37 電話:0287-32-2361
  http://www.keiunkaku.com/
 ○奥塩原温泉 やまの宿 下藤屋(未湯)
  14:30-17:00 ¥1000
  栃木県那須塩原市湯本塩原11 電話:0287-31-1111
  http://www.shimofujiya.com/
 ○御宿 夢の湯(未湯)荒海山登山口に一番近い温泉
  ¥500(HPに割引券)営業時間帯不明 源泉掛流し 湧出量毎分200L!
  手作り感丸出しHPの更新が2006年11月ですけど店は営業してました。
  福島県南会津郡南会津町滝原字向熊久保1373-1 電話:0241-66-3131
  http://www.yumenoyu.com/

◆食事処
 ○手打ちそば処・かいなり 11:00-18:00 年中無休 P数台
  福島県南会津郡南会津町糸沢字荻野山3325  0241-66-2521
  http://www.uyou.gr.jp/tajimataxi/aisatu.html
 ○食堂 釜彦(新店舗、国道400号沿い)
  11:00-15:00 不定休 P20台 スープ入りやきそば¥700
  栃木県那須塩原市塩原2611 電話:0287-32-2560
  http://www.tochinavi.net/spot/home/index.shtml?id=694

◆バッチ
 特に探しませんでした。というか付近には売店がない。

◆参考
 ▼荒海山 放射線量調査(福島県勤労者山岳連盟より)
  調査日 2013/7/11
  調査場所 登山道・アスナロ/荒海山三角点峰
  原発からの距離 131km
  最大値 0.608 μSV/h
  最小値 0.072 μSV/h
  山頂値 0.009 μSV/h
  http://fukushima-jwaf.jimdo.com/
今日も道の駅たじまにて車中泊。午前零時で外気温16度。午前6時で外気温13度。ここ午前7時から午後7時まで営業しているんですね。道の駅としては珍しいかも。何故かPHSは使えたけど、手持ちの携帯回線は使えなかった。なんでや?
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今日も道の駅たじまにて車中泊。午前零時で外気温16度。午前6時で外気温13度。ここ午前7時から午後7時まで営業しているんですね。道の駅としては珍しいかも。何故かPHSは使えたけど、手持ちの携帯回線は使えなかった。なんでや?
国道からの分岐に、しっかり荒海山登山口の看板がありました。最初、通行止めの看板ばかりが目について、通れないのかと思いました
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国道からの分岐に、しっかり荒海山登山口の看板がありました。最初、通行止めの看板ばかりが目について、通れないのかと思いました
路肩の駐車スペース。道路脇に邪魔にならないように止める。もっと手前にはさらに広い箇所もあるけど、数台分
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路肩の駐車スペース。道路脇に邪魔にならないように止める。もっと手前にはさらに広い箇所もあるけど、数台分
駐車スペースからすぐのところにある残雪。去年より小さい
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駐車スペースからすぐのところにある残雪。去年より小さい
登山ポストのあるところ。無理すれば車でここまで来れるけど、近くのスペースは転回場所と考えたほうがいい
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登山ポストのあるところ。無理すれば車でここまで来れるけど、近くのスペースは転回場所と考えたほうがいい
最初の渡渉箇所。けっこう深いのが難点。5センチ位
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最初の渡渉箇所。けっこう深いのが難点。5センチ位
次の渡渉箇所。この先が尾根まで急登
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次の渡渉箇所。この先が尾根まで急登
コケ・ザ・ワールド
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コケ・ザ・ワールド
ラショウモンカズラ
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ラショウモンカズラ
骨みたいな流木。持って帰りたいけど、重いので
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骨みたいな流木。持って帰りたいけど、重いので
登山道の様子。ほとんど沢の中で、岩がゴロゴーロ
4
登山道の様子。ほとんど沢の中で、岩がゴロゴーロ
ロープ開始
荒海山山頂部が見えた。雪は無さそうだで
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荒海山山頂部が見えた。雪は無さそうだで
さらにロープ箇所
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さらにロープ箇所
またロープ
ほとんど沢の中を直線的に登らされます
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ほとんど沢の中を直線的に登らされます
尾根に出るまでの最後のロープ。これを越えると
3
尾根に出るまでの最後のロープ。これを越えると
コケティッシュな苔の世界
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コケティッシュな苔の世界
よーまた会ったのう
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よーまた会ったのう
尾根に出てもロープ箇所
3
尾根に出てもロープ箇所
根子の階段。やけに険しいんす
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根子の階段。やけに険しいんす
出た!
去年の断念箇所
残雪がないとこんな感じなのね
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出た!
去年の断念箇所
残雪がないとこんな感じなのね
その先、急です
ここも急です。しかしながら、これを越えると
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ここも急です。しかしながら、これを越えると
ずだーーん!
手前に登ってきた尾根と奥に会津の名峰七ヶ岳が
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ずだーーん!
手前に登ってきた尾根と奥に会津の名峰七ヶ岳が
西のほう。雪をかぶった名峰群が
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西のほう。雪をかぶった名峰群が
七ヶ岳。いい形をしているね。実はコレしかわかんねー
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七ヶ岳。いい形をしているね。実はコレしかわかんねー
名峰です
どれかが会津駒ヶ岳で
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どれかが会津駒ヶ岳で
どれかが田代山と帝釈山で
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どれかが田代山と帝釈山で
どれかが燧ヶ岳です
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どれかが燧ヶ岳です
いいねえ、南会津町
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いいねえ、南会津町
たぶん、男鹿山塊のほう
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たぶん、男鹿山塊のほう
今日の白骨。なんで、いつもこの手の写真に拍手があるのかが不思議なんですけど。まあ、拍手があるから、つい撮ってしまうんですけど
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今日の白骨。なんで、いつもこの手の写真に拍手があるのかが不思議なんですけど。まあ、拍手があるから、つい撮ってしまうんですけど
片側は過激な崖の箇所もあり
10
片側は過激な崖の箇所もあり
南稜小屋です
恐る恐る扉を開ける。ドアの蝶番が外れていたので、閉めるのに苦労した。滅多に開けるもんではないですね
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恐る恐る扉を開ける。ドアの蝶番が外れていたので、閉めるのに苦労した。滅多に開けるもんではないですね
そして、悲願の荒海山山頂。福島県側からは荒海山。栃木県側からは太郎岳
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そして、悲願の荒海山山頂。福島県側からは荒海山。栃木県側からは太郎岳
見えているのが三角点設置峰
4
見えているのが三角点設置峰
「大河の一滴、ここより生る」
ここが阿賀野川の源流部です。
石碑は疲れたのか、横になって休まれてました。布団を掛けないと風邪をひくぞ
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「大河の一滴、ここより生る」
ここが阿賀野川の源流部です。
石碑は疲れたのか、横になって休まれてました。布団を掛けないと風邪をひくぞ
山頂からは、360度の大展望
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山頂からは、360度の大展望
うーん、こっちが会津駒ヶ岳と三岩岳?
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うーん、こっちが会津駒ヶ岳と三岩岳?
これが燧ヶ岳かな。平ヶ岳はどこじゃろか
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これが燧ヶ岳かな。平ヶ岳はどこじゃろか
そしてこれが帝釈山と田代山だろうか
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そしてこれが帝釈山と田代山だろうか
これは、方角的に女峰山とその周辺の山でしょう
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これは、方角的に女峰山とその周辺の山でしょう
さて。三角点設置峰を目指しますけど、ルートはあるものの、植物の生育が著しく藪状態です
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さて。三角点設置峰を目指しますけど、ルートはあるものの、植物の生育が著しく藪状態です
三角点設置峰
白いはな
東のほう。男鹿岳、大佐飛山、日留賀岳のほう
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東のほう。男鹿岳、大佐飛山、日留賀岳のほう
西のほう
見える景色はあまり変わらなかったりするけど、そこは三角点マニアの心意気で
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見える景色はあまり変わらなかったりするけど、そこは三角点マニアの心意気で
山頂部はシャクナゲ満開宣言
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山頂部はシャクナゲ満開宣言
どこだろね。西のほうなんだけど
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どこだろね。西のほうなんだけど
下山するのが惜しい眺望
8
下山するのが惜しい眺望
マイズルソウ
ニリンソウだったかな
12
ニリンソウだったかな
下山して食事。ここも一年越しの悲願だった、そば処かいなり。会津は蕎麦が!
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下山して食事。ここも一年越しの悲願だった、そば処かいなり。会津は蕎麦が!
ざる大盛り(¥1100)
並は¥780
ボリュームは観光地寄り
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ざる大盛り(¥1100)
並は¥780
ボリュームは観光地寄り
塩原元湯温泉・大出館に入浴です。元湯温泉は宿が3軒ありまして。これで全ての元湯温泉に入湯! つまり。塩原元湯温泉全踏湯達成!
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塩原元湯温泉・大出館に入浴です。元湯温泉は宿が3軒ありまして。これで全ての元湯温泉に入湯! つまり。塩原元湯温泉全踏湯達成!
大出館の名物。年季の浴室、墨の湯。真っ黒。混浴ですけど、女性専用時間帯あり
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大出館の名物。年季の浴室、墨の湯。真っ黒。混浴ですけど、女性専用時間帯あり
ここも混浴の露天。ナニかを期待してはいけません。基本的に、オッサンしか入ってません
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ここも混浴の露天。ナニかを期待してはいけません。基本的に、オッサンしか入ってません
なぬーテレビで紹介されるのか。ふーん。ありゃ、今日じゃないか
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なぬーテレビで紹介されるのか。ふーん。ありゃ、今日じゃないか
大出館に入ったら真っ白いタオルが前回の温泉と化学反応を起こしたのか、グレーになってしまいましたとさ
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大出館に入ったら真っ白いタオルが前回の温泉と化学反応を起こしたのか、グレーになってしまいましたとさ
おまけ。次回に行こうかと思う食堂釜彦。スープ入り焼きそばで有名な店。15時までの営業なのが難。国道400号沿いの塩原温泉・東やの前に移転していた。
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おまけ。次回に行こうかと思う食堂釜彦。スープ入り焼きそばで有名な店。15時までの営業なのが難。国道400号沿いの塩原温泉・東やの前に移転していた。
家族経営風味のフレンドリーマートいそやに立ち寄り。珍品探し。近くにはもう一軒、そそるスーパーがあった。野菜コーナーは栃木県産ばっかり
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家族経営風味のフレンドリーマートいそやに立ち寄り。珍品探し。近くにはもう一軒、そそるスーパーがあった。野菜コーナーは栃木県産ばっかり
元気などぜうが売っていた。買わなかったけど。ウチの近所じゃあ珍しくないし
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元気などぜうが売っていた。買わなかったけど。ウチの近所じゃあ珍しくないし
面白そうな食糧が多々あったけど、汁が垂れそうなモノばかりなので、結局。戦利品はまた乾麺だった。島田そば250g(\230)。那須のうどん400g(\200)。那須のうどんは、防腐剤なしなので、賞味期限短し
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面白そうな食糧が多々あったけど、汁が垂れそうなモノばかりなので、結局。戦利品はまた乾麺だった。島田そば250g(\230)。那須のうどん400g(\200)。那須のうどんは、防腐剤なしなので、賞味期限短し

感想

昨年。山頂手前200メートルにして、行く手を巨大な雪塊に阻まれて登頂を断念してからほぼ一年。
ふふふ。この時を待っていたぜ! 雪解けの季節をなあ! コンチクショー!
去年。登ったのが、5月13日のことだった。
もうこの時期なら残雪も苦にならないだろうという甘辛い見通しで荒海山に登った。
もう少しで山頂というところまできて、眼前に巨大な雪塊が現れてしまいまして。
いつ崩落するともしれないその雪塊は、のっかった登山者の命を飲み込まんとして、虎視眈々とその悪魔のごとき白く冷たい肌を脈動させていた!
地図とGPSで確認すれば、あと200メートルほどで山頂。
無理すれば行けそうな感じはしたけども、途中で追い抜いてきた老夫婦が、あっさり登頂を断念して引き返したことに触発されて、私も撤退することにした。
やっぱり、崩落に巻き込まれたら嫌だからねえ。また来年くればいいやということでした。
そして1年後。
私は再び荒海山の登山口に帰ってきた。荒海山への逆襲のために。

いつものように、道の駅たじまにて車中泊して、むっくらと起きだして出発。
なにしろ、登山口には御トイレットがないもんねー!
速度取締を警戒しながら軽快に軽自動車を走らせてると、まずは去年と同じく右手に会津の名峰七ヶ岳が目に鮮やかに飛び込んでくる。
おお。去年と比べて、もう残雪が少ないぞい。続いて左手に目指す荒海山が。
ふはーー。明らかに去年より雪が少ない。
よぉっしゃ。これならと調子に乗って荒くれた未舗装林道をかっ飛ばしてると、車が段差でこれ以上ないくらい思いっきりハイ・ジャンプ。
ぶっ壊れるかと思ったぜ。軽自動車が。余計な出費がかさむのは御免なので、安全運転に心がけながら登山口を目指すと、駐車スペース? らしき広場みたいなところがあって、そこに3台くらい車がとまっていた。
2台は既に出発したようで、1台の横で準備をしているところだった。
確か、もっと奥まで車で行けたはずだったので、さらに500メートルくらい進んだところの道路脇に駐車。
準備して出発。登り始めて直ぐに日陰に派手な残雪が。
去年も同じ場所にあったけど、だいぶ小さくなっているようだ。
登山ポストのあるところまで、車で入れるようになっていた。
ただ、登山ポストのある直近までの林道は、かなり荒れ果てているので、普通車では入らないほうがいいでしょう。
登山ポストの先は、去年と同じく渡渉箇所。5センチくらいで結構深い。
今回は、去年の反省からトレランシューズではなくて、堅牢な登山靴なので問題なし。
ドログチャ箇所も、沢の渡渉も難なく通過。
ほぼ沢の中の急登は、新緑が目に映えてよろしいのですけど、バグズが凄い量。
虫除けのしっかりした対策を予めしておいたほうがいい。
尾根に出ると小さなアップダウンを繰り返しながら徐々に登っていく。
ほぼ樹林帯の中で視界が開けず、山頂付近に来ないと展望が広がらないかなりストイックな山。
そして。去年、登頂を断念した残雪箇所に到着。
ハッキリ言って、全く雪がなかったので、果たしてここだったかなと。
でもまあ、ロープがぶら下がっていたので、たぶん、ここなんでしょうけど、雪が全くないとこうも印象が違うんですね。
うんせ、うんせとロープを掴んでよじ登ると、その先も急傾斜。その先は片側崖。
これは、去年、引き返してよかったようだ。あの雪塊を乗り越えても、この先の難所を乗り切れそうになかったというわけでした。
山頂が目前に迫ってくると、それまでの禁欲さを一気に吹き飛ばす大展望が広がります。
いや凄い。これが荒海山か。360度の眺望を欲しいままではないか。
しかしながら、勉強不足で周辺の名峰群がなんて山なのか、ほとんど分からんときたもんです。
やたらめったらにケワスィくて初心者向きではないですけど、山に登っている感触は存分に味わえます。
荒海山というのは福島県側の呼び名で、栃木県では太郎岳といいます。
ま、荒海山のほうが美しくてカックイーですね。

下山後。食事。
昨年から気になっていた、そば処かいなりで。ざる大盛りを。会津のそばはうますぎて困る。
この近くには、気になる飲食店がたくさんありまして。
特に会津田島にあったアルカディアが気になりました。
ラーメン屋なのに店名がアルカディア。まずは、それだけで不思議ポイント獲得。
有名な店のようで、店の前を通った時は駐車場が混んでました。
トマトとかぼちゃのつけ麺とはどんなのだろうか。気になる。

下山後の温泉。
塩原元湯温泉3湯のうちで、唯一、入っていなかった大出館に入ってきました。
しかしながら、この大出館は公表している日帰り入浴可能時間帯は14時まで。
かなり急がないと入れんと来たもんです。
かいなりで、のんびりしたいところでしたけど、そういうわけにもいかずに出発。
相も変らぬ狭い山道をグネグネと登ってまいりますと、元湯温泉郷に到着。
大出館。まずは、その宿前までの道路の傾斜におののく。
坂道で一度でも停車しようものなら、サイドブレーキを使用した坂道発進をしなければ、すざーーと後退していく。
私の車はオートマじゃあないんですよね。まずは、車を駐車場に止めるだけで戦々恐々でした。
お湯は、硫黄の匂いがぷんぷんでモロ好み。知らなかったんですけど混浴でした。
女性専用時間帯が迫っていて宿の名物・墨の湯に、のんびり入れなかったのが心残りですかね。
露天はぬるめで眼下にゑびすやと元泉館が見えました。
暫く体から硫黄の匂いが消えそうにないなあ。心に残る良い湯でした。

荒海山登山口のほど近くには、夢の湯というのがありましたけど、ここが源泉掛け流しというのを知らなくて、全くチェックしてませんでした。
日帰り入浴施設なのか?宿泊施設なのか?
見た目は日帰り入浴施設ですけど、宿泊もできるみたいです。要確認。

さあ、そして。密やかにしめやかに。実は、今年初の荒海山登頂レコを狙っていたのです。
しかしながら、すっとこどっこいしょ。帰ってきてから、荒海山のレコ検索をしてみると。
オーイエー。確か去年の自分のレコの後には、登頂レコは3件しかなかったはずだが。
ぎゃぉ。1件増えている。しかも、直前…。あはーーまあ、いいか。
別に競っているわけでもないですし。何かヤマレコから景品が出るわけでもないですし。
そして、このレコを密造しているうちに、もう一件、登頂レコが増えていた。
みなさん、荒海山が好きなんですね!

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コメント

お先に失礼しました!
はじめまして!
恐れ多くもmoglessさんより初レコを奪ってしまいどうもすみません(笑)

実はmoglessさんの撤退レコを何度も読んで参考にさせていただきました。
山頂直下の岩壁を目の前にして、どこをどう登ったものか途方にくれながら
去年moglessさんが撤退したのはこの辺りかねぇと噂していました。

会津は渋くて良いですね。
気軽に出かけられる距離ではないけれどまた行きたくなりました。
楽しいレコをありがとうございます!!
2014/6/5 21:27
miyumiyuuさん、はじめまして。コメントありがとうございます
畏れ多くも?
私って、ヤマレコでは、そういう風に観られているんでしょうか?
なんだか、哀しいなあ。鳴いちゃおうかな。うーわんわん!
去年の荒海山レコを参照していただいたようで、どうもありがとうございます。
造った甲斐があったというものです。先ほど、私も見てみましたら、5000回以上、表示されてたんですね。
もっとメジャーな山のほうが、表示回数が少なかったりと、面白いものです。

会津を気に入ってくださったようですね。私も大好きなエリアです。
すいません。私にとっては気軽に出かけられる距離だったりします。
けっこう、近いんです。南会津は。
もらってきた観光案内を見ますと、面白そうな名物やら飲食店が、たくさんというほどでもないですけど、無数に紹介されていて、帰ってきたばかりですけど、また行きたいですね。

実は、信じてもらえないかもしれませんが。
いや、別にどうでもいいことなんですけど、本当は、30日に荒海山に行く予定だったのです。
ところが、体調がすぐれないのに浅間山に無理して登ったものだから、風邪をひいてしまったのです。
BAKAは風邪をひかないというレジェンドはUSOだったんですね。
ですから、30日は安静にしていたのですけど、その2、3日の差で、うーん、タッチの差でしたね。
そこはかとなく哀しかったのは、いとをかしでした。
2014/6/5 23:36
絶好のリベンジ日よりで…
こんばんは、moglessさん(^^)v

一年越しのリベンジおめでとうございます。
そうそう、前回はゴール寸前でまさかのドロップアウトでしたから、それだけに喜びもひとしおでしょう。
荒海山のレコ全体としてはかなり少ないようですが、このマニアックな山の記録がここ最近3つも連なっているのは確かに謎です。
最近ヤマレコ内をフラフラしていて思うことですが、1年前と比べるとヤマレコユーザーの総数が急激に増えたこともあるかもしれませんね。

先週はかなりの晴天だったようですから、山頂からの展望もスゴいことになってますねぇ、360度の展望とても羨ましいです。
間違ってたらごめんなさい、ワタシが気付いたあたりでは…
34→燧ヶ岳、45の頭が出ているのは日光白根山、46→太郎山、
58の左→会津駒ヶ岳、かと思われます!

何度も塩原にはお邪魔しているのですがいつも通り過ぎておりまして、お湯には浸かったことがないんですが、なかなか良さそうな感じですね。
今年こそ南会津へ!と思っておりますので参考にさせて頂きますね(^^)
お、そういえばmoglessさんが乗られているマシーン、マニュアルだったのですねぇ(゜ロ゜)
2014/6/5 21:30
kamasenninさん、こんばんは。コメントありがとうございます
うーん、なんだか、もう少しのところで今年初の荒海山登頂レコにならなかったのが、少しばかり心憎いところです。
去年の撤退があったから、完全に雪が解けきるのを待っていたら、ちょっとばかり待ちすぎてしまったようです。
山頂からは、雲一つないというわけではなかったですけど、梅雨前の貴重な好天を大満喫できました。
写真の山の名称、ありがとうございます。
なんだか地図を眺めて山を特定するのが、面倒になってしまいまして、あのような記述となっております。
会津駒と燧ヶ岳は、今年中には行きたいですね。季節を変えての再訪となりますけど。

バラシオの温泉街のほうは、私も行ったことはありません。
よく脇は通りますけども。渓谷沿いの丸見え混浴露天風呂なんてのも、あるのは知っているのですけど、なかなか行く機会を得ません。

今年こそ南会津!
おおーいいところですよ。南会津は。
国道をドライブしているだけでも、楽しいくらいです。

私のモンスター・マシンはマニュアルです。
どうせ高速しか走らないし。
高速では、5速に入れたままギアチェンジはしないし。
渋滞にはまるようなトコロへは行かないし。
それに少しでも燃費を良くしたくて。これがメインなケチな理由。
そういえば、何の車を買ったのでしょうか? まさか、ハイエース?

ヤマレコユーザー増えたみたいですね。なんででしょう。山が流行ってるですかね。
苦しみを味わいたい方が増えているということでしょうか。
まあー家でゴロゴロしているよりは、楽しいでしょうけど。
2014/6/6 0:06
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