雪たっぷりの富士山、日本一の大斜面で尻滑りを堪能(富士宮口)
- GPS
- 08:54
- 距離
- 10.8km
- 登り
- 1,449m
- 下り
- 1,426m
コースタイム
↓ (所要時間 1:45 )
5:45 〜 6:30 富士宮五合目P 2400m 快晴 休憩 0:45
↓ (所要時間 0:15 )
6:45 〜 6:50 新六合 休憩 0:05
↓ (所要時間 0:45 )
7:35 〜 7:50 六合五勺 休憩 0:15
↓ (所要時間 0:50 )
8:40 〜 8:55 七合 休憩 0:15
↓ (所要時間 0:45 )
9:40 〜 9:50 八合 休憩 0:10
↓ (所要時間 0:50 )
10:40 〜 10:55 九合 休憩 0:15
↓ (所要時間 1:20 )
12:15 富士宮頂上 快晴
↓ (所要時間 0:20 )
12:35 〜 12:55 富士山 剣ヶ峰 快晴 休憩 0:20
↓ (所要時間 0:15 )
13:10 〜 13:23 富士宮頂上 休憩 0:13
↓ (所要時間 0:25 途中からアイゼンを外してシリセード )
13:48 九合五勺
↓ (所要時間 0:07 シリセード )
13:55 九合
↓ (所要時間 0:15 シリセード )
14:10 七合
↓ (所要時間 0:06 シリセード )
14:16 六合五勺
↓ (所要時間 0:17 シリセード )
14:33 新六合
↓ (所要時間 0:18 )
14:51 富士宮五合目P 2400m 快晴
行動合計 8:21 (歩行 6:48 休憩 1:33 )
以下は計画
6:00 富士宮口新五合P
↓ (所要時間1:30)
7:30 7:40 六合五勺 休憩:10
↓ (所要時間 1:20)
9:00 〜 9:15 八合 休憩0:15
↓ (所要時間 1:05)
10:20 10:30 九合五勺 休憩0:10
↓ (所要時間 0:55)
11:25 〜 11:35 富士宮口頂上 休憩0:10
↓ (所要時間 0:15)
11:50 〜 12:10 富士山剣ヶ峯 休憩0:20
↓ (所要時間 0:50御鉢周回)
13:00 13:10 富士宮口頂上 休憩0:10
↓ (所要時間 2:00)
15:10 〜 15:20 7合目 休憩0:10
↓ (所要時間 0:40)
16:00 富士宮口新五合P
行動合計 10:00 (歩行8:35 休憩1:25)
※予定よりも早くなった場合は、御殿場口登山道・宝永山経由で下山も考える。
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
スカイラインは5月20日(火曜日)18時30分から夜間通行止が解除されました。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
・今年は雪が多いらしく、五合目の登山口から99%以上雪の上でした。 ・登りは最初からアイゼンを着用、下りは9合五勺でアイゼンを外し、 ピクニック等で地面に敷くビニールシートでシリセードしました(GPSログの直線部分)。 ・雪の状態は、8時ころまでは締まっていてアイゼンが良く効く雪(出発時気温0度)、 その後緩んできてアイゼンをしていてもキックステップで登った方が ずるずる落ちず登りやすかった。気温は思ったほど上がらず、 午後になっても10cmも潜りませんでした。 ・風は7合目まではほとんどなく、8合目から上で少ありました。お鉢はさすがに 風がやや強く、ヤッケを着ました。 ・夏道は部分的には雪から出ていたようですが、雪の上の方が歩きやすいので 夏道を無視して雪の大斜面をジグザグに登りました。 (真直ぐに登っている人の方が多かったが) ・スカイラインが夜間通行止め解除されたためか、朝6時前の到着時には 駐車場の一番上は8割以上埋まっており、出発準備をする人々で活気づいていました。 7〜8割がスキーorスノボでした。 ・富士宮頂上への直前は斜面が狭まっているのと、ちょうどお昼で登頂ラッシュ に重なり、列を作って登り、少し渋滞するような感じでした。 |
予約できる山小屋 |
八合目池田館
|
写真
装備
個人装備 |
アイゼン 1 12本歯
ピッケル 1
手袋 3 厚、中厚、薄
ロングスパッツ 1 厚手
ストック 1 カーボン製軽量タイプ
オーバーズボン 1 ゴアテックスレインスーツ
オーバーヤッケ 1 ゴアテックスレインスーツ
タイツ 1 履いていく
ヘルメット 1
目出し帽 1
ウール帽子 1
薄手ダウンジャケット 1
冬用登山靴 1 履いていく
ゴーグル、サングラス 各1
シリセード用ビニールシート 1
|
---|
感想
昨夏のモンブランに続き、今年の夏も海外雪山高山遠征を検討中で、
そのための雪山訓練&高所順応のため、この時期の富士山へ行くことにしました。
富士山スカイラインもちょうど今週から夜間通行止め解除され、早朝から登山口へ入ることが
できるようになりました。
この日は絶好の登山日和、登山口は無風快晴で、明け方の冷え込みはあり、
駐車場は凍っていましたが、アイゼンがちょうど良く効く歩きやすい雪面を快適に登りました。
8時ころからは雪が緩んできて、みなが登っている踏み跡はステップが乱れていて
かえってずるずると踏ん張りが効かないので、自らステップを作りながら登りました。
また、直登は疲れるので、大斜面に大きくジグザグを切って登りました。
富士宮登山道は南側なので、山の展望は得られませんが、代わりに海が見下ろせ、
高度感は抜群です。
剣ヶ峰でようやく南アルプスや八ヶ岳、秩父の山々と対面し、絶景を堪能して記念写真を
撮ってから、出発時間が予定よりも遅れた分時間が押していたので、お鉢巡りはやめにして
下山開始しました。
雪の状態が、適度に緩んでちょうど良い固さだったので、9合5尺からはアイゼンをはずし、
レインスーツのズボンをはいて、
持参したビニールシートでGWに吾妻山で遊んだ尻滑りをやってみました。
さすがに富士山の急な大斜面なので、初めは様子を見ながらゆっくりでしたが、
雪が緩かったので踵と脇に挟んだピッケルで制動を効かせながら快適に滑ることができ、
登りに6時間かかった斜面をわずか1時間ちょっとで下りきることができました。
ボーダーを抜いたりして、楽しくて思わず歓声をあがながら滑ってしまいました。
あっという間に登山口に着いてしまい、下りの疲労はまったくなかった(尻滑りなので
ほとんど座っていた!)ので、ちょっと物足りない感じすら残る、雪の富士山
登山となりました。
尻滑り、もちろん雪の状態によりますが、100均のビニールシートたった1枚で、
楽で楽しい最高の下山手段であることが分かりました。
(ただしスピードの出し過ぎや、雪から露出した岩には要注意ですが。)
妻もとても楽しかったようで、来年もぜひ、ということになりました。
shigetoshiさん、こんにちは。
厳しい時期は滑落が怖い富士山も雪が緩むと
快適な超ロングの滑り台になるのですね。
ボードを抜くなど、ニンマリしてしまいますね
今年の夏も海外遠征ですか!
羨ましい、奥さんと趣味が同じだからこそですね。
(うちではありえない。。。)
youtaroさん、今晩は。
2週間前にはコチコチに凍ってアイゼンの歯が立たず、
危なかったとのレコがあり、今回はどうかなあ、ちょっと心配も
あったのですが、天気に恵まれ最高のコンディションでした
スキーヤーもボーダーも、みなさんいっぺんに滑り降りてしまうと
もったいないからゆっくり滑っていたのだと思います。
こちらは早く楽して下ることが目的だったので、躊躇せずに
一気に滑ったので、中には抜いてしまうボーダーもいました
海外遠征はまだ決まったわけではないのですが、いままでの経験から
今から少しずつ高所順応をやっていると、現地での高山病予防に
だいぶ効果があるように思います
shigetoshiさん、こんばんは
富士登山は海外遠征のトレーニングなのですね。
youtaroさんに同じく、奥様と同じ趣味だと計画も弾むのでしょうね
どこに行かれるのか楽しみです。
ビニールシートで時速20kmですか
手軽で楽しそうですが、地面を這うようになるのでスピード感すごそうです。
間違っても岩場の近くではできないですね
hirokさん、こんばんは、
そうですね、ここ数年は、富士山登山はもっぱら高所&雪山訓練が目的です。
海外で4000m超の標高に行く時には、富士山の標高での訓練は効果大です。
もう1回は行く予定です
たまに妻に用事がるときに、単独でロングルートを周回してトレーニング
代わりにしていますが、それ以外は山もスキーも、スキューバダイビングも
いつも妻と一緒です
なので、youtaroさんはFutaroさんとコラボでご一緒した時は、
いつもと違うパターンがとても新鮮で、楽しめました
hirokさんともぜひ、自転車利用のロングで御一緒したいですね
機会がありましたらよろしくお願いします
shigetoshiさん、今晩は。
残雪の富士山に登られたのですね。しかも下りはビニールシートの尻スキーで20キロ超とは とっても楽しそうですね
奥様も結構やる方の様ですね。雪が緩んでいるとはいえ、結構な傾斜だと思うのでブレーキをかけたくなると思うのですが、ボーダーを抜くなんてあり得ないですね
自分もヒップソリを持参して来年は試してみたくなります
Futaroさん、こんばんは。
私が抜いたボーダーは、見た感じかなりの初心者でした
20キロって、おもったほど早くもないですよ。普段自転車仁乗ったり
スキーをしていると、普通に40キロ位は出ていますから、
20キロでは早く感じません。また、GPSの計測なので、
誤差があるかもしれません。
ただ、スピードの出し過ぎは要注意ですね。
確かに、両足のかかとと、脇に挟んだピッケルの3点でブレーキを
かけてもなかなか止まらない感じだったので、その後は
スピードを抑え気味にしました。
(アイゼンしていると確実に足首をひねると思いますので、
最初からアイゼンは外していました)
ヒップ橇がある快適でしょうね。でも抵抗が少ないので
ビニールシートよりもずっとスピードでると思います。
富士のような急斜面にはビニールのほうがちょうど良いかもしれません
shigetoshiさん
富士山お疲れ様でした。
次の休みに行こうかなの候補になってましたので
タイムリーなレコでした
雪たっぷりで滑れますね。
まだこんなに滑走の方がいるのにビックリです
kankotoさん、こんばんは。
kankotoさんは当然ボードですね。
山頂から五合目までほぼ全部滑って降りれると思います。
ただ、6合目付近は雪にしたに岩が隠れているので、
板の裏をがりっとやらないように注意が必要です。
今週のレコを楽しみにしています
お気をつけて行って来てください。
shigetoshiさん、こんばんわ
雪富士の滑り台は楽しそうですね
もしかして日本で一番長い滑り台でしょうかね。
あまり雪山にはご縁が無く、尻セードもしたことがないので、羨ましい記録です。
そういえば、ルートが面白いですね。
登り、下りの比が7:3ぐらいでしょうか???
この辺も雪山ならではの記録なんでしょうね。
長い雪山滑り台、体験したいですね。
今年も海外雪山遠征ですか
どこに行かれるのでしょうか???
最近、海外の山だとカムチャッカにあるクリュチェフスカヤという活火山に興味が湧いています。
見たいけど、行ける気がしませんが…。
高所順応、お疲れ様です
aottyさん、こんばんは
標高3700→2500mまで、標高差1200mなので、多分日本一だと
思われます。
白馬大雪渓等でこれくらいはあるかもしれませんが、傾斜が一定して
ちょうど良くて快適に滑れるのは富士山だけだと思います
緩斜面で下手に尻滑りするよりは、雪の上を大股で歩いて下った方が
速いので、今までは尻滑りはしませんでしたが、今回のような
適度な斜度だとそこそこスピードの乗って気持ちよく滑れて
スピードも圧倒的に速く、威力絶大であることを初めて認識しました。
ルートは登りがジグザグ、下りが一直線に歩いたので、距離では7:3位
になりました。時間では6:1位で、断面図の横軸を時刻にすると、
下りはほとんど垂直になり、かなり変っています。
カムチャツカ、行ってみたいですね。ツアーも1週間以内のものが
結構あるので、いつか行ってみようとはおもっています
shigetoshiさん、こんにちは
残雪期の富士 、お一人でかな?と思ったら奥様もご一緒だったのですね!
スキーもスキューバダイビングもされるとのこと
そして海外遠征 素晴らしいスポーツウーマンですね
私の方も二人で山歩きをしていますが、旦那さんはあまり欲がなく、
私に言われるままに付いてきてる感じです
計画のストックをいくつか話してみるのですが(^^;)エッなんて
ちょっと引いていることもあり
でも一緒に歩いてくれるだけでも感謝しないと
昨年、6月29日に富士宮ルートで登りましたが、雪がなかったので
これからの1か月で急速に融けだすのですね。
とても気持ち良さそうで思わず私までニッコリ(^^)
海外遠征、楽しみにしております
pippiさん、こんにちは。
そうですね、一般的な立場から見ると妻はスポーツウーマン!?
かもしれません。
でも、妻と行くときはゆっくり花見遊山が多いです。
今回は珍しいケースで、尻滑りで下れたので疲れが少なかったけど
翌日の湯船山サンショバラ探しの方が疲れたといっていました
昨年私たちも6/23にこのルートで登りましたが、山頂直下にわずかに
雪があった程度なので、その違いには驚きましたが 、
今年はやはり特別に多いようです。
おかげでお尻での大滑降?を堪能できました。
昨年は岩道や、砂利道を歩いて降りたので時間もかかり、
妻はかなり消耗していました
私も、pippiさん同様、一緒に歩いてくれる妻に感謝です
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