モーター音が鳴り響く喧騒の中、高峰高原ビジターセンター駐車場に到着。
本日は友人のリクエストで浅間山に来たのだが、当の本人が一向に現れない。一体どうしたことか…と心配していると、「30分遅れる」とのメール。
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6/14 6:34
モーター音が鳴り響く喧騒の中、高峰高原ビジターセンター駐車場に到着。
本日は友人のリクエストで浅間山に来たのだが、当の本人が一向に現れない。一体どうしたことか…と心配していると、「30分遅れる」とのメール。
結局、45分ほど遅れて友人が到着。気を取り直して「表コース」の登山口へ。
本日登る「浅間山」は、最高標高地点(釜山)が立ち入り禁止区域の内部に所在するため、その前衛峰(外輪山)である「前掛山」のピークへの到達が最終目標となる。
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6/14 7:31
結局、45分ほど遅れて友人が到着。気を取り直して「表コース」の登山口へ。
本日登る「浅間山」は、最高標高地点(釜山)が立ち入り禁止区域の内部に所在するため、その前衛峰(外輪山)である「前掛山」のピークへの到達が最終目標となる。
ツガザクラという花らしい。
面白い形をしている。登山口からしばらくの間、そこかしこに咲いていた。
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6/14 7:51
ツガザクラという花らしい。
面白い形をしている。登山口からしばらくの間、そこかしこに咲いていた。
ところどころぬかるみはあるが、概ね広くて歩きやすい登山道である。
この日、下界は30℃を超えたようだが、さすがに標高2,000メートルの高地。ひんやりとした空気に包まれていた。
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6/14 7:57
ところどころぬかるみはあるが、概ね広くて歩きやすい登山道である。
この日、下界は30℃を超えたようだが、さすがに標高2,000メートルの高地。ひんやりとした空気に包まれていた。
登山道から黒斑山のピークを見上げる。
こちら(外輪山の外側)から見るとだいぶ印象が違う。
ちなみに写真の右半分を占めている硬そうな葉っぱの主は、ヤブ漕ぎ時の「難敵」シャクナゲである。
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6/14 8:14
登山道から黒斑山のピークを見上げる。
こちら(外輪山の外側)から見るとだいぶ印象が違う。
ちなみに写真の右半分を占めている硬そうな葉っぱの主は、ヤブ漕ぎ時の「難敵」シャクナゲである。
トーミの頭に近づくと、ピーク全体がガスに覆われていた。
ガスが濃すぎて、浅間山の山容は確認できず…
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6/14 8:29
トーミの頭に近づくと、ピーク全体がガスに覆われていた。
ガスが濃すぎて、浅間山の山容は確認できず…
ハクサンイチゲ。この花の名前だけは忘れない。
なぜって、以前北岳に登った時にキタダケソウと見紛えて写真に収め、家族等に見せびらかし、後日間違いに気付いて落ち込んだ記憶が…
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6/14 8:32
ハクサンイチゲ。この花の名前だけは忘れない。
なぜって、以前北岳に登った時にキタダケソウと見紛えて写真に収め、家族等に見せびらかし、後日間違いに気付いて落ち込んだ記憶が…
トーミの頭に到着。2,320メートルピークで、トーミ(遠見)の名の通り展望が良い…はずだが、この時点では四方八方霧の中で、目と鼻の先に見えるはずの黒斑山のピークでさえ確認できない。
体感温度も一気に下がってきたため、慌てて上着を羽織る。
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6/14 8:37
トーミの頭に到着。2,320メートルピークで、トーミ(遠見)の名の通り展望が良い…はずだが、この時点では四方八方霧の中で、目と鼻の先に見えるはずの黒斑山のピークでさえ確認できない。
体感温度も一気に下がってきたため、慌てて上着を羽織る。
ユキワリソウ?(自信なし)
草すべりの斜面にひっそりと花をつけていた。
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6/14 8:46
ユキワリソウ?(自信なし)
草すべりの斜面にひっそりと花をつけていた。
草すべりの斜面を慎重に降りながら、振り返って撮影。霧が晴れそうで晴れない…
地面が多分に水分を含んでいるので、足を降ろす場所に気を使いながら歩く。
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6/14 9:01
草すべりの斜面を慎重に降りながら、振り返って撮影。霧が晴れそうで晴れない…
地面が多分に水分を含んでいるので、足を降ろす場所に気を使いながら歩く。
霧(というか雲)が晴れ、一瞬だが浅間山の山容を確認。見えるのと見えないのでは気分的に大きな差がある。つまり「やる気」が上がったということ。
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6/14 9:12
霧(というか雲)が晴れ、一瞬だが浅間山の山容を確認。見えるのと見えないのでは気分的に大きな差がある。つまり「やる気」が上がったということ。
火山館への分岐に到着。
ここは小諸登山口への分岐にもなっている。なお、万が一火山活動が始まったときは、必ず小諸口(火山館コース)方面へ避難するようにと記された表示板がある。のんびり草すべりを登っている場合ではないという至極当然の警告である。
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6/14 9:23
火山館への分岐に到着。
ここは小諸登山口への分岐にもなっている。なお、万が一火山活動が始まったときは、必ず小諸口(火山館コース)方面へ避難するようにと記された表示板がある。のんびり草すべりを登っている場合ではないという至極当然の警告である。
賽の河原分岐。
直進が前掛山方面、左折するとJバンドを経由して仙人岳や蛇骨岳、黒斑山方面へ向かう。当然、直進する。
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6/14 9:39
賽の河原分岐。
直進が前掛山方面、左折するとJバンドを経由して仙人岳や蛇骨岳、黒斑山方面へ向かう。当然、直進する。
ミネズオウという花らしい。
珍しくやたらと花を写しているのは、霧のせいで景色がイマイチだったせいか、あまり史跡等のない単調な登山道が故か…
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6/14 9:45
ミネズオウという花らしい。
珍しくやたらと花を写しているのは、霧のせいで景色がイマイチだったせいか、あまり史跡等のない単調な登山道が故か…
史跡発見!
「三里十五丁 大塚眞三」と書かれている。いわゆる丁目石である。我々はこれ一つしか見つけられなかったが、火山館コースの方には他にもいくつかあるようだ。
ちなみに、三里十五丁という距離は、小諸駅から頂上までの三里二十九丁のうちどれだけ進んだかを示すものであり、浅間山頂まではあと十四丁である。(でも立入禁止)
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6/14 9:49
史跡発見!
「三里十五丁 大塚眞三」と書かれている。いわゆる丁目石である。我々はこれ一つしか見つけられなかったが、火山館コースの方には他にもいくつかあるようだ。
ちなみに、三里十五丁という距離は、小諸駅から頂上までの三里二十九丁のうちどれだけ進んだかを示すものであり、浅間山頂まではあと十四丁である。(でも立入禁止)
ガレた登山道を登っていく。
ところどころにこのようにケルンが積まれていて、なるほどこれが賽の河原か、と納得した。
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6/14 9:52
ガレた登山道を登っていく。
ところどころにこのようにケルンが積まれていて、なるほどこれが賽の河原か、と納得した。
立入禁止の標識。
浅間山の中央火口丘で最高標高地点である「釜山」は2,568メートルピークであり、この先に登山道がつけられている。
浅間山は現在においても活発な火山活動の最中であり、前掛山までの登山についても「自己責任」が前提であるが、この先は立ち入り自体が禁止されているエリアとなる。
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6/14 10:17
立入禁止の標識。
浅間山の中央火口丘で最高標高地点である「釜山」は2,568メートルピークであり、この先に登山道がつけられている。
浅間山は現在においても活発な火山活動の最中であり、前掛山までの登山についても「自己責任」が前提であるが、この先は立ち入り自体が禁止されているエリアとなる。
もちろん、その気になれば柵を越えて入り込むことは可能であるが、その行為は単純にルール違反であり、「自己責任」の枠を逸脱していると思う。
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6/14 10:17
もちろん、その気になれば柵を越えて入り込むことは可能であるが、その行為は単純にルール違反であり、「自己責任」の枠を逸脱していると思う。
ひとしきり登り切ると鞍部(かつては前掛山の火口部分)に出る。
ここにはシェルターが設置されており、火山弾を避けるためにはここに逃げ込む必要がある。
あまり大きくはないし二基しかないので、危急の事態の際には修羅場になりそうだが…
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6/14 10:19
ひとしきり登り切ると鞍部(かつては前掛山の火口部分)に出る。
ここにはシェルターが設置されており、火山弾を避けるためにはここに逃げ込む必要がある。
あまり大きくはないし二基しかないので、危急の事態の際には修羅場になりそうだが…
稜線に出ると途端に風が強くなる。
蛇骨岳〜Jバンド間も同様だが、外輪山の稜線上は常に強風にさらされている。ウインドブレーカー等羽織るものを持参していないと、一気に体温を奪われてしまう。
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6/14 10:20
稜線に出ると途端に風が強くなる。
蛇骨岳〜Jバンド間も同様だが、外輪山の稜線上は常に強風にさらされている。ウインドブレーカー等羽織るものを持参していないと、一気に体温を奪われてしまう。
ウッドタッチ手形。ここにタッチして登頂完了という習わしであろう。たぶん。
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6/14 10:33
ウッドタッチ手形。ここにタッチして登頂完了という習わしであろう。たぶん。
前掛山に到着。2,524メートルピークである。
背後には浅間山の中央火口丘が聳える。
風が強くて寒いが、少し休憩。
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6/14 10:35
前掛山に到着。2,524メートルピークである。
背後には浅間山の中央火口丘が聳える。
風が強くて寒いが、少し休憩。
ここにも立入禁止の標識がある。
この先には浅間山の三等三角点(点名:浅間山)が埋設されている場所があるらしい。
なお、三角点ピークの標高は2,493.4メートルとのこと。
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6/14 10:35
ここにも立入禁止の標識がある。
この先には浅間山の三等三角点(点名:浅間山)が埋設されている場所があるらしい。
なお、三角点ピークの標高は2,493.4メートルとのこと。
雲が消え、だいぶ下界の視界が開けてきた。
下方には剣ヶ峰と牙山が見える。急峻な山だが道はあるらしい。いつか登ってみたい。
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6/14 10:36
雲が消え、だいぶ下界の視界が開けてきた。
下方には剣ヶ峰と牙山が見える。急峻な山だが道はあるらしい。いつか登ってみたい。
帰路。外輪の山々が青空に映える。
この辺りではトレイルランニングの方を多く見かけた。前掛山への斜面はなだらかで障害物が少ないので走りやすいのだろう。
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6/14 11:13
帰路。外輪の山々が青空に映える。
この辺りではトレイルランニングの方を多く見かけた。前掛山への斜面はなだらかで障害物が少ないので走りやすいのだろう。
絶妙なバランスで積まれた溶岩石。
風が吹いただけで落ちてしまいそう。
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6/14 11:39
絶妙なバランスで積まれた溶岩石。
風が吹いただけで落ちてしまいそう。
トーミの頭を見上げる。
ここからの標高差は300メートルほど。下から見ると結構な迫力がある。
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6/14 11:45
トーミの頭を見上げる。
ここからの標高差は300メートルほど。下から見ると結構な迫力がある。
火山館のすぐ脇に「浅間神社」がある。
御神体は当然、浅間山であろう。
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6/14 11:51
火山館のすぐ脇に「浅間神社」がある。
御神体は当然、浅間山であろう。
火山館。休憩所兼資料館と言った趣きである。
たくさんの登山者が休んでいた。我々はここのベンチで昼食とした。
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6/14 11:51
火山館。休憩所兼資料館と言った趣きである。
たくさんの登山者が休んでいた。我々はここのベンチで昼食とした。
ここのトイレは屎尿を分解する機構があるようで、ニオイが少なくて使いやすい。
なお、母屋の地下はシェルターになっていて、登山者の避難所も兼ねているようだ。
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6/14 12:09
ここのトイレは屎尿を分解する機構があるようで、ニオイが少なくて使いやすい。
なお、母屋の地下はシェルターになっていて、登山者の避難所も兼ねているようだ。
この鳥居は、浅間山神社の神域を表すものだろう。
古くはこの地点を通過する火山館コースが、いわゆる表参道だったようだ。
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6/14 12:10
この鳥居は、浅間山神社の神域を表すものだろう。
古くはこの地点を通過する火山館コースが、いわゆる表参道だったようだ。
牙山の威容を見上げる。
こちら側から登るとしたらザイルとハーケンが必要だな…
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6/14 12:10
牙山の威容を見上げる。
こちら側から登るとしたらザイルとハーケンが必要だな…
草すべりの斜面から。
浅間山の山容が美しい。
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6/14 12:36
草すべりの斜面から。
浅間山の山容が美しい。
草すべりの急斜面を九十九折で登って行く。
結構きついが、下りと違ってあまり神経を使わずに済むので、そういう意味では楽である。
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6/14 12:44
草すべりの急斜面を九十九折で登って行く。
結構きついが、下りと違ってあまり神経を使わずに済むので、そういう意味では楽である。
トーミの頭から黒斑山を望む。
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6/14 13:01
トーミの頭から黒斑山を望む。
晴れたので、市街地も見えるようになった。
この方向には富士も見えるはずだが、残念ながら雲の中だった。
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6/14 13:02
晴れたので、市街地も見えるようになった。
この方向には富士も見えるはずだが、残念ながら雲の中だった。
トーミの頭の先は切れ落ちていて断崖絶壁となっており、覗くと遥か下に登山道とそこを登ってくる登山者が見える。
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6/14 13:07
トーミの頭の先は切れ落ちていて断崖絶壁となっており、覗くと遥か下に登山道とそこを登ってくる登山者が見える。
下りは中コースで。表コースに比べて距離が短い分傾斜がやや急である。
あさまスキー場の駐車場では車やバイクのモーター音が鳴り響き、宴もたけなわの様子だ。
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6/14 13:52
下りは中コースで。表コースに比べて距離が短い分傾斜がやや急である。
あさまスキー場の駐車場では車やバイクのモーター音が鳴り響き、宴もたけなわの様子だ。
中コース登山口に下山完了。
表コースに比べてずいぶん地味な登山口だ。
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6/14 14:12
中コース登山口に下山完了。
表コースに比べてずいぶん地味な登山口だ。
本日開催されているイベントの名称は「浅間ヒルクライム」というらしい。
レースではなく試乗会のような催しのようだ。
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6/14 14:13
本日開催されているイベントの名称は「浅間ヒルクライム」というらしい。
レースではなく試乗会のような催しのようだ。
下山後ほどなくしてイベントが始まり、チェリーパークラインは通行止めとなった。
ギャラリーに混じって観戦(?)することもできたが、風呂が先だ。
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6/14 14:30
下山後ほどなくしてイベントが始まり、チェリーパークラインは通行止めとなった。
ギャラリーに混じって観戦(?)することもできたが、風呂が先だ。
日帰り入浴は800円で、麓の温泉旅館よりは若干リーズナブルだった。
お土産を買ったり軽食を食べたりもできるので便利だ。友人とコーラで打ち上げをして、本日の山行は終了。お疲れ様!
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6/14 14:30
日帰り入浴は800円で、麓の温泉旅館よりは若干リーズナブルだった。
お土産を買ったり軽食を食べたりもできるので便利だ。友人とコーラで打ち上げをして、本日の山行は終了。お疲れ様!
私もまったく同じ時間に登っています。
最初は曇りだったのが快晴になり感動しました。
これから頑張ってアップします。
当日どこかでお会いしたかも知れませんね。
朝はあんなにもガスっていたのが、昼前には快晴に…
晴れていると自然と元気が沸いてきますよね。
お疲れ様でした!
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