笠ヶ岳 笠新道ルート

2022年09月25日(日) [日帰り]

• GPS: 14:01
• 距離: 22.1km
• 登り: 2,163m
• 下り: 2,147m

コースタイム

日帰り

• 山行: 12:25
• 休憩: 1:32
• 合計: 13:57

4:58 中崎山荘 奥飛騨の湯
5:09 5:12 登山口(双六岳・笠ヶ岳方面)
5:31 5:31 お助け風穴
5:46 5:46 中崎橋
5:57 6:14 笠新道登山口
9:09 9:17 杓子平
10:29 10:30 笠新道分岐
11:11 11:12 抜戸岩
11:40 11:58 笠ヶ岳山荘
12:12 12:25 笠ヶ岳
12:37 12:54 笠ヶ岳山荘
13:19 13:20 抜戸岩
13:59 14:00 笠新道分岐
14:02 14:09 分岐指導標（仮称）
15:12 15:15 杓子平
18:06 18:07 笠新道登山口
18:18 18:19 中崎橋
18:34 18:34 お助け風穴
18:48 18:52 登山口(双六岳・笠ヶ岳方面)
18:59 中崎山荘 奥飛騨の湯

天候

晴れのち曇り

アクセス

利用交通機関：

自家用車

市営新穂高第2駐車場(P4)(深山駐車場)に駐車。
ネットからの予約制で、一日2000円です。高いけど笠ヶ岳へは一番近いです。
近くにトイレはありません。

コース状況／危険箇所等

■駐車場〜笠新道入口
すぐに車止めがあるため、勿論一般車は入場不可。奥へは自転車でも行けるそうですが、今回の山行では自転車を見かけることはありませんでした。
殆ど砂利道で、最初らへんは結構傾斜もあります。

■笠新道入口〜杓子平
地図で見る通りの急登。ただ結構ジグザグに道が切られているので、実際の傾斜はそこまでキツくありません。
石と土と木の根のミックス、たまに鉄板で補強された箇所あり。
途中所々に倒木を利用したベンチあり。

■杓子平〜笠新道分岐
一気に視界が開けてボーナスゾーンです。
ただ、岩稜帯にも入り、ルートロスしやすくなるので注意。
マーキングが定期的にされているので、それらを見逃さなければOK。
笠新道分岐直下は結構な急登になります。

■笠新道分岐〜笠ヶ岳山荘〜笠ヶ岳
気持ちの良い稜線歩き、危険箇所ほぼなし。
笠ヶ岳直下は迫力がすごいですが、実際に足を踏み入れてみればその簡単さに拍子抜けすること請け合い。
とにかく、ずっと眺望が良いです。

その他周辺情報

■麺屋 壱
松本ICから新穂高方面に向かうときに、ルート上にあるラーメン屋です。
22時まで開いているのが便利。味や接客はまぁ…普通かな。
となりにローソンもあるので、一緒に用事を済ませたいときには便利です。

写真

9/25 4:57

前夜21時頃に新穂高到着し、無料駐車場に停めようとしたところ満車。
仕方なく有料駐車場を探していたところ、ここがかなり空いてました。
まぁ…一日二千円なので空いてたんでしょうね。

9/25 5:05

夜明け30分前、スタートします。
もう少し早くても良かったかな？

谷の上にピークが見えます、おそらく抜戸岳。

9/25 5:09

車止めガッチリ。
ワサビ平小屋の関係者のみ、出入りできるようです。

9/25 5:32

「お助け風穴」近くのはずですが…発見できず。

トレランの人たちに次々と抜かれていきます。
日帰り出来るかな？

9/25 5:45

中崎橋に到着。
橋を渡らないで左岸をゆくルートは、崩落のため通行不可になったんだっけか。

9/25 5:56

そして笠新道入り口に到着、おおよそ一時間ほどの砂利道でした。
ちょっと奥まで行ってみましたが、自転車は結局見かけず。

9/25 6:08

看板の右には湧き水のホースが。結構な湧出量で、毎分数リットルは出ていました。
帰りに水を飲んだり、顔を洗わせて頂きました。

9/25 6:26

さて、ここから杓子平まで1100mの登り、行くぞ！

9/25 6:49

中崎尾根の稜線から日の出。
まだまだ樹林帯なので直射日光は和らいでます。

9/25 7:08

ちょっと眺望が開けました、いやいい天気だな！？

右のゴツゴツしたのは焼岳です。

9/25 7:14

1800mの標識。
杓子平まであと大体半分か。

9/25 7:46

笹が増えてきました、樹木は少なくなり見晴らしが良いです。
画面中央部、谷あいに光を反射する何かがあるなと思いきや、穂高岳山荘の屋根でした。となると右側が奥穂高岳、左が槍方面か。

9/25 8:00

笹薮の道、狭いですが踏み跡は明瞭。

9/25 8:46

画面中央部、大キレットがUの字を作っています。
地図で見るよりこっちのほうがインパクトあるな。

9/25 9:02

地図上では「2000mの草付」というポイントもあるらしいんですが…良く分からず。

杓子平まであと少し。

9/25 9:09

杓子平到着！と、目の前に笠ヶ岳稜線の展望が広がります。
晴天、満面の笑み。

9/25 9:09

太陽を背に、腰を下ろして小休憩。
行動食のラムネをボリボリします。

9/25 9:09

ゆるやかに、ここを歩いて登っていきます。
天国か。

9/25 9:10

本日のターゲット、ロックオン！
笠ヶ岳、そして右肩に笠ヶ岳山荘が見える。

9/25 9:32

第一の天国タイムスタート。
良すぎる！

9/25 9:55

こういうときは特に足元が疎かになりがち。
周りを見回すときは足を止めて。

9/25 10:03

ちょっと急になってきました。
岩稜帯はマーキングが特に豊富、迷わないようにマークを見逃さずに。

9/25 10:11

槍と、小槍。

そういえば一年前、槍にアタックして地震で撤退したっけな。

9/25 10:12

笠新道分岐まであと少し。
雰囲気が良すぎる！

9/25 10:13

左を見ると、常に笠ヶ岳！

9/25 10:14

大キレットをズーム。
鎌のようだ。

9/25 10:20

この青い空よ…これだけで報われる。
風もなく、登山好適日。

9/25 10:24

笠新道分岐直前です。

9/25 10:25

笠新道分岐に到達しました、笠ヶ岳の迫力がすごい！
ここからは少し下って、後は楽しい稜線歩き…！

9/25 10:26

後ろを振り返る。
こっち側には黒部五郎岳があるはずだ。
今年は行けなかったな〜

9/25 10:26

しかしこの行く先にでんと聳える笠ヶ岳よ。
テンション上がるというもの。

9/25 10:26

少し左を向くと、中央アルプス。
下の方は、先程通ってきた杓子平です。

9/25 10:26

ずっと見えている、槍〜大キレット〜穂高。

9/25 10:56

風も弱く、楽しい稜線歩き。
もっと長く楽しみたい。

9/25 11:05

笠ヶ岳が近づいてくる…
右の肩には、笠ヶ岳山荘。

9/25 11:08

山荘手前、中間地点の「抜戸岩」手前まで来ました。

9/25 11:09

岩の隙間を通っていきます。
そこまで狭くはなく、通過に何ら支障はなし。

9/25 11:09

というか意外に広い。
日陰で休憩してる人がいそうな風情。

9/25 11:15

抜戸岩を抜けたら、山荘まであともう少し。

9/25 11:17

左下に目をやると、播隆平。
小さな池があるのが見えます。

9/25 11:26

小屋直下。
あのゴーロを登るのか？

9/25 11:26

近寄ってみると意外と歩きやすい砂と石の道でした。
「ガンバ」

9/25 11:27

水場の看板、少し下るそうです。
前情報には無かったな？

9/25 11:28

テントは一張りもありませんが、キャンプ指定地とのこと。
三連休最後の日だからね。

9/25 11:29

まだ結構な距離がある気がするが！

9/25 11:35

ひいこらひいこら。
小屋に着きました。右手前には、観光地に良くある据付型の有料双眼鏡が…

9/25 11:37

無料でした、しかもしっかり見える！
槍の穂先に人影を数名確認。

9/25 11:37

笠ヶ岳山荘、到着。
売店もやっており、品揃え豊富。百名山バッヂも何種類か置いてありました。

9/25 11:47

ここ最近の、コンビニ飯＋現地調達のカップラーメン。
笠ヶ岳を見ながら頂きま〜す。

9/25 12:06

ご飯をお腹にしっかり入れたら、ザックは邪魔にならないところにデポして空身でアタック。

9/25 12:11

こちらも遠景で見るより、ずっと登りやすいです。

9/25 12:12

山荘から10分ちょっとで山頂エリアへ。
まずはお社。

9/25 12:12

そこから20m南が、山頂です。

9/25 12:14

山頂には4名ほど。
この辺りで知ったんですが、クリヤ谷のルートは現在未整備のため通行止めとのこと。
じゃあ殆どの人は笠新道から来たのかな？もしくはずっと遠くから…

同じく笠新道から登ってこられた女性の方に撮ってもらいました。道中、ペースが同じくらいで抜きつ抜かれつでした。

9/25 12:14

笠ヶ岳の山頂を堪能します、見知らぬ人たちと話しながら。
少し雲が出てきた。

9/25 12:15

槍〜大キレット〜穂高。
いつか自分も！

9/25 12:21

笠ヶ岳の標識には、赤い前掛け？

9/25 12:23

笠新道の稜線に覆いかぶさるように、雲が左から這ってきています。

9/25 12:26

タイムは概ね計画通り、暗くなる前の17:30までに笠新道入口まで下る！
そろそろ行かねば。

9/25 12:36

笠ヶ岳山荘へ。
すっかり日光が遮られてしまいました、涼しい。

9/25 12:38

日陰で休ませていただきます。
下りに備えて、色々と道具の確認。

9/25 12:52

来たときとは打って変わって真っ白け。
涼しくて良いけどね！

9/25 13:03

小屋直下の下り。
「サヨナラ」。

9/25 13:08

と、思ったら雲が吹き流されました。
でも次の雲が左からまた来そう。

9/25 13:15

振り返って、さらば、笠ヶ岳！

9/25 13:22

抜戸岩を抜けて…

9/25 13:33

ま〜た真っ白。
涼しいのは良いけどね。

9/25 13:58

あっという間に笠新道分岐！短いな〜もっと、歩きかった！

9/25 14:02

槍方面もこんな感じ。
自分はギリ間に合った感じですかね。

9/25 14:02

休憩中…最近はなぜか下りのスピードが出ません。右膝のケアが必要だ。

9/25 14:04

もう笠ヶ岳はあんなに遠くになってしまいました。

9/25 14:24

杓子平へ下っています。
いつもの右膝の筋肉の痛み…ペースが上がりません。
今回はシングルストックスタイル、右脚を庇いながら下る。

9/25 14:48

ここらへんでルート間違いをしている男性の方を誘導しました。
とはいえ正規ルートへ誘導しなくても、杓子平へは問題なく辿り着けそうな間違いルートでしたが。

9/25 15:12

杓子平、到着…！
笠ヶ岳は雲に覆い隠されてしまいました。

一時間ほど稼いでいた貯金が30分ほどまで減少。結構他の人にも抜かれています。

9/25 15:16

ここからは、ひたすらに1100mの下り…！
しかし下りきればあとの林道歩きはヘッドランプで大丈夫。

9/25 16:16

山の端に太陽が隠れます。
しばらく明るさは続くはず…

9/25 18:05

途中からヘッドランプでした。
取りあえず！怪我もなく無事で良かった。

9/25 19:01

結局、計画より1時間遅くなって車に戻りました…
お疲れさまでした！

撮影機器：

Google Pixel 5 SIMフリー Google

感想

ny1983

■日本百名山75座目
天気とスケジュールの都合上、ワンデイで行けるロングルート挑戦可能の条件が整ったので、日帰り笠ヶ岳にチャレンジしてきました。
歩いてみて感じたのが、やはりこれは笠ヶ岳山荘一泊が普通のルートですね…
途中、笠ヶ岳山荘に一泊して降りてきたであろう人達とかなりすれ違いました。

■久々の晴れ
後半は曇りでしたが、登りから稜線歩きそして山頂までは気持ちの良い晴れ！
2022年は曇りや雨ばかりだったので、とても嬉しかったです。
後半はガスってしまいましたが、それを差し引いても！

■最高の稜線
笠新道分岐から笠ヶ岳山荘まで、多少起伏はあるものの見通しの良い稜線歩きは天国そのものでした。
稜線から見える山域は穂高〜槍の稜線、かたや黒部五郎岳と、どちらを向いても名だたる山々が。
そして遠くには、この夏行けなかった富士山までも見えました。


残り日本百名山…羅臼岳、斜里岳、阿寒岳、十勝岳、トムラウシ、大雪山、幌尻岳、八甲田山、岩木山、朝日岳、平ヶ岳、霧ヶ峰、美ヶ原、白馬岳、薬師岳、黒部五郎岳、鷲羽岳、水晶岳、鹿島槍ヶ岳、五竜岳、仙丈ヶ岳、間ノ岳、赤石岳、悪沢岳、白山。