ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 472177
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
八ヶ岳・蓼科

古道「御題目尾根」で登る三ツ頭・権現岳

2014年07月01日(火) [日帰り]
 - 拍手
GPS
07:40
距離
11.5km
登り
1,410m
下り
1,394m

コースタイム

日帰り
山行
6:50
休憩
0:50
合計
7:40
8:00
65
天女山上駐車場
9:05
9:05
80
御題目尾根分岐
10:25
10:25
25
「一番きつい」標識
10:50
10:50
40
前三ツ頭
11:30
11:40
40
三ツ頭
12:20
13:00
30
権現岳山頂
13:30
13:30
40
三ツ頭
14:10
14:10
90
前三ツ頭
15:40
天女山上駐車場
08:00 天女山上駐車場発 (標高1530m)
08:10 登山道分岐(標高約1620m)
(八ヶ岳横断歩道;途中最低標高1530m)
09:05 御題目尾根分岐(標高約1780m)
(御題目尾根)
10:25 「一番きつい」標識(一般登山道に合流) (標高約2180m)
10:50 前三ツ頭 (標高2364m)
11:30 三ツ頭 (標高2580m) 
(休憩10分)−11:40発
12:00 奥三ツ頭
12:20 権現岳山頂着(標高2715m) 以上往路所要4時間20分(最大標高差1185m)
(昼食・散策等40分)
13:00 権現岳山頂発 下山開始
13:30 三ツ頭
14:10 前三ツ頭
14:55 「標高約2000m」道標
15:40 天女山上駐車場着 以上帰路所要2時間40分
   合計所要時間7時間40分(歩行距離約11.5km)

[ルート図]
上のルート図はGPSログではなく手書きです。
天候 天気/ 薄曇り〜本曇り
気温/ 18℃(出発時;AM8)〜13℃(権現岳山頂;PM1)
風 / 終日無風
過去天気図(気象庁) 2014年07月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
中央道長坂IC出口を左折。500mほど先の「五町田」交差点を左折。その後「高原大橋入口」交差点を左折。
あとは道なりで、天女山入口交差点(ゲート前)を直進。交差点から約5分で天女山上駐車場に到着。
(無料。約30台駐車可能)。
長坂ICから所要約20分。長野方面からでも小淵沢ICからより近い。
[ルート図(Mapion)]
http://bit.ly/1Q2q98h

--[参考タイム]----------------------------------------------------------------------
07:15 双葉SA(スマートIC)発
(中央道=約22km)
07:30 長坂IC出
(県道28号線など=約10km)
07:50 天女山上駐車場着
コース状況/
危険箇所等
[御題目尾根]
別名「材木尾根」とも呼ばれているらしい。
下部は背の低い笹原だが踏み跡や黄色テープ多く、さほど難しくなく歩くことができる。
標高1900mから上部は砂礫の斜面で足がすくわれて登りにくい。
全体に展望箇所多く楽しく歩けるいい道だ。

[権現岳登山道(本道)]
いたる所に道標、石柱などあり、非常に整備された歩きやすい道。
権現岳直下のみ一部急傾斜と鎖場があるが危ないものではない。

その他周辺情報 [コンビニ]
「五町田」交差点手前、右側にセブンイレブン。「若林」交差点角にローソン。「高原大橋入口」交差点角にセブンイレブン。
権現小屋は営業中。飲み物販売あり。

[トイレ]
天女山駐車場(展望台)脇に公衆トイレ。権現小屋に有料トイレ

[登山ポスト]
天女山上駐車場から先、登山道脇にあり。

[日帰り入浴]
大泉の「パノラマの湯」
http://panoramanoyu.sakura.ne.jp/
清里「丘の公園」内「天女の湯」
http://www.okanokouen.com/aqua/onsen.html

[写真]
下の写真は地図上に撮影ポイントが落としてあります。
なお、写真は巾1600pxあります。各写真クリック(巾800px)よりも「スライドショーで見る」か「元サイズ」をクリックして頂いた方が大画像になります。
夏場は天女山上の駐車場まで車で上がれる。
平日のためか他の車はほとんどなし。
3
夏場は天女山上の駐車場まで車で上がれる。
平日のためか他の車はほとんどなし。
天の河原のすぐ先に分岐あり。
この道標を左「三味線滝・観音平」方面に進む。
3
天の河原のすぐ先に分岐あり。
この道標を左「三味線滝・観音平」方面に進む。
分岐からいったん100mほど下降すると沢を横断。
そこにはクリンソウが。
これが本当の「紅一点」だ。
13
分岐からいったん100mほど下降すると沢を横断。
そこにはクリンソウが。
これが本当の「紅一点」だ。
沢を越えると登り返し。標高1580m付近で尾根に乗る。
この道標の左「展望台」(徒歩約5分)に行ってみたが、大した展望はなかった。
沢を越えると登り返し。標高1580m付近で尾根に乗る。
この道標の左「展望台」(徒歩約5分)に行ってみたが、大した展望はなかった。
尾根道を登ると、地面一面にサラサドウダンの花が散っていた。
これ、咲いている時は壮観だろうね。
4
尾根道を登ると、地面一面にサラサドウダンの花が散っていた。
これ、咲いている時は壮観だろうね。
標高1780m付近まで登ると一般登山道(横断歩道)は左折する。
地面に置かれた枝は進入を止めているが、ここを直進するのが「御題目尾根ルート」だ。
2
標高1780m付近まで登ると一般登山道(横断歩道)は左折する。
地面に置かれた枝は進入を止めているが、ここを直進するのが「御題目尾根ルート」だ。
進入したすぐの様子。
尾根道は巾広く樹木が伐採されているので意外と歩きやすそうだ。
1
進入したすぐの様子。
尾根道は巾広く樹木が伐採されているので意外と歩きやすそうだ。
すぐにこんな石像が。観音様か?
古道であることを実感させられる。
7
すぐにこんな石像が。観音様か?
古道であることを実感させられる。
その先、10分ほどで空き地に出た。
ガスで展望は無いが、周囲の緑は濃くて気持ちいい。
2
その先、10分ほどで空き地に出た。
ガスで展望は無いが、周囲の緑は濃くて気持ちいい。
笹原を歩くところもある。靴がちょっと濡れた。
枝に黄色いリボン多数あり、道には迷わない。
2
笹原を歩くところもある。靴がちょっと濡れた。
枝に黄色いリボン多数あり、道には迷わない。
これは石祠の屋根が落ちてしまったのだろう。
直したいが、とても一人で動かせるものじゃない。
4
これは石祠の屋根が落ちてしまったのだろう。
直したいが、とても一人で動かせるものじゃない。
ときどき背後に展望がある空き地が点在する。
下界の方は晴れているらしく明るい。
1
ときどき背後に展望がある空き地が点在する。
下界の方は晴れているらしく明るい。
またまたお地蔵様あり。
6
またまたお地蔵様あり。
岩陰にタカネニガナが咲いていた。
砂礫地の中、鮮やかな色に慰められる。
7
岩陰にタカネニガナが咲いていた。
砂礫地の中、鮮やかな色に慰められる。
標高1900mで樹林が切れて一面の砂礫帯となる。
しかもその石は真っ赤だ。
2
標高1900mで樹林が切れて一面の砂礫帯となる。
しかもその石は真っ赤だ。
右の方に見覚えのある「牛首山」。真教寺尾根だ。
その手前は天女山からの一般ルートの尾根だろう。
2
右の方に見覚えのある「牛首山」。真教寺尾根だ。
その手前は天女山からの一般ルートの尾根だろう。
これはニガイチゴかな?
4
これはニガイチゴかな?
尾根の真ん中の大岩に剣が刺さっている。
これも古の信仰の印か。
12
尾根の真ん中の大岩に剣が刺さっている。
これも古の信仰の印か。
剣越しに下界の方を眺める。
周囲に樹木がないので展望はいい。
10
剣越しに下界の方を眺める。
周囲に樹木がないので展望はいい。
ちょっと離れて、登ってきた尾根と一緒に剣の岩を眺めるとこんな感じ。
1
ちょっと離れて、登ってきた尾根と一緒に剣の岩を眺めるとこんな感じ。
いよいよ急登になり、一般登山道に合流する気配。
ここで登ってきた御題目尾根を振り返る。
砂礫帯が荒涼として見える。
4
いよいよ急登になり、一般登山道に合流する気配。
ここで登ってきた御題目尾根を振り返る。
砂礫帯が荒涼として見える。
大岩に突き当たり、急な坂を登り切ったところで下を振り返る。
3
大岩に突き当たり、急な坂を登り切ったところで下を振り返る。
その前方は、ありゃ!
見覚えのある「ここが一番きつい」標識のところだった。
2
その前方は、ありゃ!
見覚えのある「ここが一番きつい」標識のところだった。
白い花びらの中に緑のゴマフ模様。
これはハクサンシャクナゲだね。
8
白い花びらの中に緑のゴマフ模様。
これはハクサンシャクナゲだね。
こちらはハクサンチドリ。
ランの仲間だ。
11
こちらはハクサンチドリ。
ランの仲間だ。
コケを抱え込んだ倒木の木目も美しい。
6
コケを抱え込んだ倒木の木目も美しい。
前三ツ頭では足元にミツバオウレン。
7
前三ツ頭では足元にミツバオウレン。
三ツ頭近くまで登ると登山道周囲にまだコイワカガミが残っていた。
4
三ツ頭近くまで登ると登山道周囲にまだコイワカガミが残っていた。
三ツ頭には祈願のため奉納された石塔がいくつも。
これはその中でも最大のもの。
6
三ツ頭には祈願のため奉納された石塔がいくつも。
これはその中でも最大のもの。
三ツ頭の先、奥三ツ頭手前でガスが切れて権現岳が現れた。
そのトンガリが邪悪な感じさえ。
10
三ツ頭の先、奥三ツ頭手前でガスが切れて権現岳が現れた。
そのトンガリが邪悪な感じさえ。
奥三ツ頭ではいつもの巻き道ではなく直登。
頂上に祠あり。赤い木製の鳥居が壊れて散乱していた。
3
奥三ツ頭ではいつもの巻き道ではなく直登。
頂上に祠あり。赤い木製の鳥居が壊れて散乱していた。
祠の周りではイワウメが咲いている。
4
祠の周りではイワウメが咲いている。
権現に接近。はっきりした夏道、いつものスコップあり。
2
権現に接近。はっきりした夏道、いつものスコップあり。
その先のプチ鎖場を登るといよいよ山頂の岩峰が目に入ってくるが、この時はガスでうっすらとだけ。
手前はハクサンイチゲ。
6
その先のプチ鎖場を登るといよいよ山頂の岩峰が目に入ってくるが、この時はガスでうっすらとだけ。
手前はハクサンイチゲ。
まず、檜峰神社の祠にお参りを。
ここにもハクサンイチゲがいっぱいだった。
5
まず、檜峰神社の祠にお参りを。
ここにもハクサンイチゲがいっぱいだった。
山頂ではいつものリュックで記念撮影。
山頂標を押さえているのは「金毘羅大権現」との石板。
11
山頂ではいつものリュックで記念撮影。
山頂標を押さえているのは「金毘羅大権現」との石板。
剣の横に「〜神社」との石板。
その上は「八嶽」なのか「檜峰」なのか・・・
4
剣の横に「〜神社」との石板。
その上は「八嶽」なのか「檜峰」なのか・・・
山頂のすぐ脇もお花畑状態。
2
山頂のすぐ脇もお花畑状態。
色鮮やかなイワベンケイ。
9
色鮮やかなイワベンケイ。
クモマナズナもいっぱい咲いている。
花はすごく小さくて米粒みたいだ。
6
クモマナズナもいっぱい咲いている。
花はすごく小さくて米粒みたいだ。
山頂から縦走路の方へ散策。道ばたには黄色いミヤマキンバイが群生していた。
8
山頂から縦走路の方へ散策。道ばたには黄色いミヤマキンバイが群生していた。
縦走路に着いて道標先のピークから権現岳を見返す。
5
縦走路に着いて道標先のピークから権現岳を見返す。
眼下に権現小屋。
遠くは編笠、西ギボシ、東ギボシ。
青年小屋もはっきり見える。
2
眼下に権現小屋。
遠くは編笠、西ギボシ、東ギボシ。
青年小屋もはっきり見える。
縦走路のキレット方面はガスに覆われていた。
源治梯子ははっきり。その先は旭岳までが見える。
6
縦走路のキレット方面はガスに覆われていた。
源治梯子ははっきり。その先は旭岳までが見える。
権現岳に戻る道すがら、こちらはハクサンイチゲ。
真っ白なこの花には「清楚」という形容が似合う。
9
権現岳に戻る道すがら、こちらはハクサンイチゲ。
真っ白なこの花には「清楚」という形容が似合う。
下山しながら振り返ると、一瞬ガスが切れて青空出現。
タイミング悪いなあ・・・(^^)
6
下山しながら振り返ると、一瞬ガスが切れて青空出現。
タイミング悪いなあ・・・(^^)
東ギボシ方面を振り返ると「胎内くぐり」の岩穴がはっきり見える。
これ、どうして今まで気がつかなかったのか不思議なくらい。
9
東ギボシ方面を振り返ると「胎内くぐり」の岩穴がはっきり見える。
これ、どうして今まで気がつかなかったのか不思議なくらい。
今回ほとんど見掛けなかったミヤマシオガマ。
形容し難い微妙な紫色。
遠方は三ツ頭だ。
11
今回ほとんど見掛けなかったミヤマシオガマ。
形容し難い微妙な紫色。
遠方は三ツ頭だ。
これもミヤマキンバイだろう。
シナノキンバイ(キンポウゲ科)とは葉が全然違う。
ミヤマキンバイはバラ科だ。
7
これもミヤマキンバイだろう。
シナノキンバイ(キンポウゲ科)とは葉が全然違う。
ミヤマキンバイはバラ科だ。
白と赤が混じった小さな花はコケモモのつぼみ。
よく見るとあちらこちらで発見できた。
5
白と赤が混じった小さな花はコケモモのつぼみ。
よく見るとあちらこちらで発見できた。
前三ツ頭上の砂礫地にたくさん咲いていたのはウメハタザオ。まだ開ききっていないようだ。
5
前三ツ頭上の砂礫地にたくさん咲いていたのはウメハタザオ。まだ開ききっていないようだ。
小さな小さなこれはマイヅルソウか?
ちょっと違うような・・・
4
小さな小さなこれはマイヅルソウか?
ちょっと違うような・・・
ゴゼンタチバナもあちらこちらに。
5
ゴゼンタチバナもあちらこちらに。
そしてカモメランに再会!
こんなに小さかったか?と思うほど小さい。
小さすぎてピントが合っていない。残念。
14
そしてカモメランに再会!
こんなに小さかったか?と思うほど小さい。
小さすぎてピントが合っていない。残念。
「一番きつい」看板の手前で前方を見渡す。
同じような小尾根がたくさん並んでいるが、左のガレ場があるのが御題目尾根だ。
6
「一番きつい」看板の手前で前方を見渡す。
同じような小尾根がたくさん並んでいるが、左のガレ場があるのが御題目尾根だ。
これはおそらくSUUNTO君の方が正解。
7
これはおそらくSUUNTO君の方が正解。

感想

「雨が降るでしょう」との予報なのに日が出たり、「良い天気になるでしょう。」という日に雷雨に襲われたり、このところ読めない天気が続いていました。特に午後は連日にわか雨が降りそうな気配です。
そんな状況で、あまり山に出かける気分にならずにいた朝。それでも晴れ渡った青空を見ると山に行こうかという気になりました。そうだ今日は火曜日!。目的はこのところ興味をそそられてあれこれ調べている権現岳周辺踏査です。

しかし、八ヶ岳に向かって車を走らせると、甲府盆地はすっかり青空なのに八ツはほとんど雲の中・・・。まあこれもありがちなこと。雨さえ降らなければ良しとしましょう。
歩こうと思っている「御題目尾根」は古の権現登山道らしい。道の途中には剣が刺さった岩があるそうな。totoroさんが調べて下さった情報です。

天女山上駐車場から「天の河原」に上がり、すぐ先で左に折れます。これは観音平から清里に伸びる「八ヶ岳横断歩道」の一部です。
約30分歩いて小尾根に乗りました。ここは標高1580mで「天の河原」とほぼ同じか低いくらい。まったく登っていません(^^)。
しかし尾根を歩き始めれば一気に急登。30分登ったところで南に折れる「八ヶ岳横断歩道」とは別れてそのまま尾根を進むといよいよ古道「御題目尾根」。
するとすぐに石仏。観音様らしき女性像です。その先にも壊れた祠やお地蔵様も立っていました。やはり古道の面影が残っています。
そして標高1900m過ぎると道は笹原から一転、赤茶色の砂礫帯に変わり、その歩きにくいこと、地蔵ヶ岳の賽の河原とほぼ同じ感じです。
そんな中を歩いて行くと剣を刺した大岩がありました。砂礫のど真ん中でなんだか奇妙な印象を受けます。

その先で岩場の急登を這い上がると一般登山道に合流。なんと「ここが一番きつい」の看板の真下!。
そこからは知った道。前三ツ頭、三ツ頭と進みます。三ツ頭では前方はガスが立ちこめ期待した景色は見られませんでしたが、少し進んだ所で束の間ガスが切れて権現が出現、テンションが一気に上昇します。
権現手前の無名峰、実は「奥三ツ頭」だというピーク。いつもは西側をトラバースしてしまうのですが、今回は山頂にあるという祠を確認しようと直登しました。なるほどここにも石の祠がありました。「前宮」ってとこでしょうか。
そして権現岳ではやはり山頂岩峰下の檜峰神社を確認。また剣の脇に「神社」と書かれた石板も残っていることを確認できました。

さらに「胎内くぐり」の岩穴調査です。縦走路分岐から権現小屋に下りて見ましたが、木々が生い茂る季節だからか岩穴に向かう道がはっきりしない。小屋番さんに聞こうかと思いましたが「ポッカ中」と。代わりの小屋番でしょうか、ネコが出てきましたが話になりません(^^)。
ここは仕方なく帰路で振り返って見ればギボシをバックに岩穴ははっきり見えます。ただやはりこちら側からもそこに続くらしき道はわかりませんでした。これは今後の宿題。一度あの穴を潜ってみたいものです。

いろいろな収穫があり満足しながらの下山でしたが、実は最後に残った「目的」がありました。
それはこの時期なら見られるんじゃないかと期待していたカモメラン。登りながらも探したのですが見つからず。下山では目を皿にして登山道の周りを探しました。そして、あった!小さいです。一度見たことがあったのに忘れていた。それとも特に小さな個体なのでしょうか。我ながらよくぞ見つけた、という感じでした。

これにて本日の課題はほとんどクリア。権現周辺は赤岳や横岳と近いのに花の様子はかなり違う。ウルップソウなんて咲きません。
この次こそは「お花畑」山行にしようかな・・・。

お気に入りした人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:4261人

コメント

古道ですかぁ〜
おはようございます

写真3番の標識・・観音平への下山の道しるべと思っていましたが・・

さすがに古来よりの信仰の山だけにいろりろなルートがあるのですねぇ

最後の標高2000m標識・・こういう標識は正しく立ててほしいですね。

つい、高度計の補正をしてしまいます

古道にも高山植物が花盛りですね

         でわでわ
2014/7/2 7:09
uedaさん/ 古道ですなぁ〜
早朝よりのコメントありがとうございます。
観音平は標高約1580mほど。天の河原とほぼ同じですね。ですから2時間も歩いてほとんど「下山」にならないルートです。
また天女山から清里方面に向かっても「たかね荘」あたりは標高約1600mで同じ。
こうして見ると、この八ヶ岳横断歩道は同じ標高のところでいろんな登山道を繋いでいるトラバース路と考えることができそうです。
また今回の尾根のさらに隣にも「御神楽尾根」というルートがあるらしい。こちらはさらにバリルートのようで今回は避けましたがいずれ踏破してみたいと思っています。
これも、結局八ヶ岳のこの辺では尾根ごとに全部登山道(登拝道)があるんじゃないかと思うくらいです。

標識の件はそのうち再確認して管理者である山梨県に移設要望していきたいと思います。
SUUNTOが間違ってたりして・・・(^^)
2014/7/2 7:32
パソコンさん、こんにちは!
お題目が御題目尾根・・・なにか面白い

八ヶ岳横断歩道って以前のんきなハイキングロードかと思って調べましたら
何気にアップダウンが凶悪らしく
観音平付近しか歩いたことありません

あのザレザレしたところに踏み込んで行く道があるのですか〜
石像やら剣やらあって、こちらの方が本家な感じ!
胎内くぐりとな!昔の人は想像力豊かですねぇ
次回はぜひともくぐる道を見つけてください

小さい花を見つけた時は、自分で自分を褒めてやりたくなりますよね
再会できて何よりです
2014/7/2 8:30
nyagiさん/こんにちは!
朝からのご訪問とコメントありがとうございます。
「御題目尾根」などという名前は全然知りませんでした。いまとなっては登山ルートもありませんが、この間から調べていた山岳信仰の本から出てきた地名ですね。
考えてみれば「真教寺尾根」だって相当いわくありそうな名前です。でもいまだ何の由来なのかわかっていませんが。(わかっていないのは私です)

胎内くぐりができなかったのは残念でしたが、その岩穴があることがはっきりしただけでも収穫でした。
「胎内くぐり」「胎内巡り」は富士山麓では普通に観光スポットとしてありますね。これも富士登拝の儀式の一環だったらしい。それと同じようなものが八ヶ岳にもあったのが驚きです。
「胎内」は「生まれ変わりの欲望(輪廻転生)」みたいなものなんでしょうか・・・
2014/7/2 8:47
御題目尾根/ pasocomさん
おはようございます。
二つの剣ゲット。お地蔵さんや祠としっかり古道。さすが pasocomさんらしいレコ。楽しく拝見しました。前三ッから真っ直ぐの尾根かとぼんやり思っていたのですが、こちらにあったのですね。
「胎内くぐり」と阿弥陀にも行きたくなりますね。
2014/7/2 8:46
nori3さん/ 御題目尾根
おはようございます。
御題目尾根はご覧の通りの古道でした。「前三ッから真っ直ぐの尾根かと・・・。」とはnori3さんはだいたい見当がついていたのですね。
今回のルートで横断歩道から尾根に乗った地点では南に進むと「展望台」とあり、行ってみたのですが樹木が高くて大した展望がなかったです。しかし、その道は御題目尾根を下るルートになるのでその先までちょっと探索しました。こちらもそこそこ歩けそうでしたね。
あらためて地形図を見れば、御題目尾根をそのまま下れば高原ラインのところで沢に突き当たり、そこからは登山道らしき点線が小海線(大泉駅の西)まで伸びていますね。
おそらくここまで古道なのではないでしょうか。
するとまさに権現まで三ツ頭経由でまっすぐ直登コース!
これが「表参道」だったのかもしれないですね。
機会があれば里の方も調べて見たいと思います。
2014/7/2 9:02
材木尾根のことなのでしょうか。
いいですね〜。古道探訪。とても。
材木尾根、お神楽尾根ってなにかで見て地形図に書きこんだ記憶があるのですが、すでに手元になくて…。
と言ってもまだ天女山からすら歩いたことがないので、今年は計画しています。

八ツって一般道で立派な尾根ほど名前がないような。
いつもチームメイトに「〇〇から☆☆までず〜っと上がるとこあるでしょ。あそこ。」てな説明が必要。
名称のある尾根ほど古くには歩かれていたんでしょうかね。
2014/7/2 10:36
mmgさん/ Re: 材木尾根のことなのでしょうか。
またまた古道探索でした。今年になってからのレコはこんなんばっかりです。
「材木尾根、お神楽尾根って・・・・記憶がある」というとmmgさんもこの尾根の名前は知っていたのですね。nori3さんといい、知らぬは私ばかりなり、ですか。

確かに「天女山からのルート」って他に名前がありませんね。私もいつも呼び方に困っていますし、不思議に思っていました。mmgさんが考えられたように、古くて歴史のあるルートにはおのずと名前がついた、新しいのは適当な名称。っていうところですね。
日向山の古道の時にも感じたのですが、古道はそれなりに「歩きやすい道」ですね。昔の人だってわざわざ歩きにくいルートを好んで歩いたはずがない。
今回の御題目尾根も尾根道で、はずす心配がなくところどころ展望ありでいい道です。上部のガレ場を見るといつの時点でか土石流みたいなのがあってこのルートが廃れてしまったんじゃないかという気がしました。それにしても歴史を感じながらの道は面白いです。

天女山から権現はお勧めルートです。まだTA100は未踏でしたね。もうとっくにわかっていることでしょうけど、前三ツ頭、三ツ頭と進むにつれ権現が大きくなってくる。この迫力がいいです。
金峰の「表参道」と似た感覚ですよ。

[追記]
コメント投稿後にタイトルで気が付きました。「題目」ではなくて「材木」??
この辺仏教的な名称が多いのでおそらく正しいのは「題目」だと思いますが、いつしか変化したのでしょうか。
(御題目とは日蓮宗でいう念仏、南無妙法蓮華経のこと。)
御題目がお材木に・・・・。
こりゃ、落語の「鰍沢」のオチですが・・・。
2014/7/2 11:12
御題目尾根、登りましたか!
pasocomさん、おはようございます。
なかなかいい道ですね。仏様や剣もあり、今の登山道より展望もよく、昔は甲斐から登る際にはこれがメジャーな道だったのでしょうね。なんで廃れたんでしょう?御題目尾根の情報はなかなか探せなかったのですが、ヤマレコに1件レコがあるのを見つけました。
胎内くぐり、ありましたね。でも、道が不明ですか...私も訪れてみたいと思います。
”「真教寺尾根」だって相当いわくありそうな名前です。”、たしかに...興味はつきないですね。
2014/7/3 5:27
Re:totoroさん/ 御題目尾根、登りました!
totoroさんに頂いた情報から御題目尾根を歩くことができました。まずはお礼を申し上げます。
この道では剣だけではなく、いろんな遺構を見ることができました。やはり古道としての風格のようなものを感じるいい道です。
日向山古道の時にも思ったのですが、どうしてこういう道が廃れてしまうのか?
天女山の上に駐車場ができてしまい、アクセスの良いそちらからがメインになってしまったということでしょうか。

そのように時の流れに従ってかつての道が忘れ去られてしまうのは実に残念ですね。
北村宏氏ではないですが、どこかに記録を残していきたいものです。
2014/7/3 8:46
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

コメントを書く

ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。
ヤマレコにユーザ登録する

この記録に関連する登山ルート

雪山ハイキング 八ヶ岳・蓼科 [日帰り]
技術レベル
2/5
体力レベル
3/5

この記録で登った山/行った場所

関連する山の用語

この記録は登山者向けのシステム ヤマレコ の記録です。
どなたでも、記録を簡単に残して整理できます。ぜひご利用ください!
詳しくはこちら