甲斐大和から日川尾根経由、牛奥の雁ヶ腹摺山、黒岳。湯ノ沢峠から大月駅まで

2022年10月15日(土) [日帰り]

• GPS: 11:35
• 距離: 37.3km
• 登り: 2,039m
• 下り: 2,303m

コースタイム

日帰り

• 山行: 10:02
• 休憩: 1:19
• 合計: 11:21

6:54 甲斐大和駅
7:51 7:57 徳並山
8:03 8:03 西大志戸山
8:09 8:09 東大志戸山
8:46 8:46 古部山
9:21 9:21 守屋
9:37 9:37 三角コンバ
9:43 9:49 境沢ノ頭
10:10 10:10 深沢峠展望台
10:14 10:14 牛奥峠登山口
10:56 10:59 すずらん昆虫館前
11:33 11:33 日川林道横断地点
12:11 12:11 パノラマ岩
12:22 12:31 牛奥ノ雁ヶ腹摺山
12:56 12:56 川胡桃沢ノ頭
13:26 13:26 黒岳
13:42 13:42 白谷ノ丸
13:58 14:03 湯ノ沢峠
14:39 14:39 林道分岐
15:15 15:15 真木小金沢林道冬季通行止めゲート
15:39 15:39 ハマイバ前
16:27 16:27 上真木バス停
17:05 17:55 ガスト（夕食）
18:07 18:07 上大月駅
18:15 大月駅

天候

日川尾根は曇ときどき晴れ。19℃風無し。
小金沢尾根は霧、小雨。15℃風弱い。

アクセス

利用交通機関：

電車

コース状況／危険箇所等

・甲斐大和→徳並山
　バリルートです。登り口は西光寺の北の尾根を利用。尾根上には踏み跡あり。最初はフェンス沿いに歩きましたが、日あたりがいいので藪っぽいので、早めに植林の中の尾根上を行った方が楽です。
　尾根上には踏み跡あり、忠実に尾根をたどれば迷いません。部分的に手も使って登る岩場もあります。一部に急な登りもありますが全体に緩やかで歩きやすい感じです。
・徳並山→古部山
　バリルートですが、踏み跡ははっきりしています。山頂標識はありますが、方向指示標識はのとんどないので、各ピークからの下りでは違う尾根を下らないよう方向に注意です。私も一か所間違えました。
・古部山→深沢峠展望台
　バリルートですが、竜門峡からのはっきりした踏み跡に古部山で合流し（合流部にロープあり）、道標も少しですがあります。間違えやすいところには道標あり。
・深沢峠展望台→すずらん昆虫館前
　舗装路です。
・すずらん昆虫館前→湯ノ沢峠
　一般道です。牛奥の雁ヶ腹摺山まではしっかりした登山道。牛奥の雁ヶ腹摺山から黒岳までの縦走路は細くてひざ丈の笹等が登山道にかぶっていて、この日は雨でぬれていたので膝から下が濡れました。黒岳から湯ノ沢峠から登る人が多いため、しっかりした道になります。
・湯ノ沢峠→真木川の黒岳登山口（林道分岐）
　一般道ですが一部に踏み跡がわかりにくいところもあり。赤テープ等があります。
・黒岳登山口→大月駅
　長い長い舗装路歩き。ハマイバ前からのバスは数が少なく、ちょうどいい時刻のバスは土日運休だったので、中央線の駅まで歩く羽目になりました。初狩駅の方が2キロ近いのですが、ちょうどいい時間の電車がなかったので、電車の本数が多い大月駅へ歩きました。それにしても15キロ約3時間の道路歩きはきつかった。

その他周辺情報

紅葉は牛奥の雁ヶ腹摺山から黒岳付近の標高1900mから上で見頃でしたので、天気はダメでしたが行って正解でした。

写真

10/15 6:54

甲斐大和駅前のコンビニで昼食のパン2個とおにぎり1個を買って出発。笹子までは曇りでしたが、笹子トンネルを越えて甲府盆地に入ると青空が見えて(@_@)

10/15 7:06

ここから山道へ（振り返って）

10/15 7:07

こんな道

10/15 7:08

このもりもりした雑草の中（写真右下）からくぐって出てきました。

10/15 7:09

そしてこのフェンス扉を通ってフェンス沿いに右へ

10/15 7:11

右のフェンス沿いに進みましたが、藪っぽかったので左の尾根に取り付いた方がよかった。

10/15 7:13

ここで左の尾根に乗りました

10/15 7:18

快適

10/15 7:21

コブを巻いてパス

10/15 7:27

いい尾根道

10/15 7:32

ちょっと岩

10/15 7:36

急登

10/15 7:38

同じく

10/15 7:39

やや痩せ尾根

10/15 7:41

展望開けて笹子峠方面。紅葉も。

10/15 7:42

岩場

10/15 7:42

同じく

10/15 7:42

振り返って

10/15 7:45

どこを歩くか

10/15 7:49

登って来た急登

10/15 7:50

徳並山三角点

10/15 7:52

証拠。うれしい想定外で晴れて暑い。

10/15 8:05

急降下

10/15 8:09

東大志戸

10/15 8:26

急登

10/15 8:37

紅葉

10/15 8:38

紅葉

10/15 8:46

古部山でロープを跨いで龍門峡からの道に合流

10/15 8:46

証拠

10/15 9:08

山栗林の中を進みます

10/15 9:14

まだ新鮮な栗も。大きめで虫喰っていない栗を拾いながら歩いて、結構たくさんになりました。

10/15 9:21

守屋

10/15 9:21

間違えやすいところにはロープ＆標識

10/15 9:23

紅葉

10/15 9:25

ホコリタケ

10/15 9:28

キノコ

10/15 9:39

ちょっとガス

10/15 9:43

堺沢の頭

10/15 9:44

ここでちょっと休憩

10/15 9:44

紅葉

10/15 9:57

ここで尾根を離れてトラバース道へ

10/15 10:08

道路に出ました

10/15 10:11

ゲート。ここまで来るまで来れます。左は深沢峠展望台（振り返って）

10/15 10:11

紅葉

10/15 10:12

しばし道路歩き

10/15 10:12

これから登る牛奥の雁ヶ腹摺山方面には雲

10/15 10:15

3年前、嵯峨塩館から登って来た道

10/15 10:15

3年前、源次郎岳へ登っていった道

10/15 10:26

秋ですね

10/15 10:32

右の道路から降りてきて、バス通りに合流

10/15 10:54

日川

10/15 10:56

すずらん昆虫館前のバス停。ペンションあり、昼食可、自販機あり。

10/15 10:56

ここから第2ラウンド登山開始。でももう結構大腿がパンパン。

10/15 11:32

一度道路を横切ります

10/15 11:35

しっかりした登山道

10/15 11:43

同じく

10/15 12:00

標高があがり、紅葉がちらほら

10/15 12:03

同じく

10/15 12:04

日が差して明るく気持ちいい

10/15 12:05

苔

10/15 12:05

紅葉

10/15 12:10

この大岩まで登ればもう急登はありません

10/15 12:12

大菩薩らしい雰囲気

10/15 12:12

南方すぐ下に、湯ノ沢峠への林道が見えました

10/15 12:13

振り返ると大菩薩湖

10/15 12:14

10/15 12:15

大菩薩っぽい

10/15 12:15

もう少し

10/15 12:19

山頂は雲の中

10/15 12:22

そして1990m牛奥の雁ヶ腹摺山

10/15 12:22

紅葉

10/15 12:31

休憩していたらなんと雨が。降られるとは、これも予想外。
冷えるのであまり休まず、計画と通りの時刻に出発。

10/15 12:39

この先縦走路は道が細く、濡れたササが被っていて足が濡れました。

10/15 12:40

雨も小降りですが降り続け、傘をさして歩きますがテンションダダ下がり。

10/15 12:40

大菩薩らしい気持ちいいササの草原ですが、計画している滝子山への縦走を続ける意欲がなくなってきました。

10/15 12:41

霧に煙る草原

10/15 12:50

霧の中の紅葉も悪くない

10/15 12:55

こんな尾根なら雨でも気がまぎれます

10/15 12:56

川胡桃沢の頭。ああこんな名の山もあったっけ、とても久しぶりに来ました。

10/15 12:56

紅葉

10/15 12:56

同じく

10/15 13:00

一瞬日が差してきてササが光ってきれいでした

10/15 13:10

紅葉も

10/15 13:10

10/15 13:10

10/15 13:20

大峠分岐

10/15 13:20

苔が輝く路

10/15 13:20

草紅葉

10/15 13:21

そして黒岳登頂。予定より10分遅れです。

10/15 13:22

雨がやみそうもないので、滝子山への縦走はやめにして、この先の湯ノ沢峠からエスケープして真木へ下山します。

10/15 13:32

紅葉が綺麗は鞍部に来ました

10/15 13:32

エスケープすることにしたので急ぐ必要がなくなり、ゆっくり紅葉鑑賞、写真撮影します。

10/15 13:33

霧の向こうから薄日が差して、なんとも綺麗でした

10/15 13:33

紅葉

10/15 13:33

明るい森

10/15 13:34

同じく

10/15 13:34

キノコ

10/15 13:35

美味しそうですが、わからないので　そのままで。

10/15 13:37

急に開けたところに出たと思ったら白谷の丸でした。

10/15 13:38

ここも久しぶり。展望の良いすぐ近くの白谷小丸はこの天気ではパス。

10/15 13:47

白谷ノ丸を振り返ります

10/15 13:57

湯ノ沢峠。ここもとても久しぶり。ここから左（東）へ歩いたことがない真木へのルートでエスケープします。

10/15 14:06

すぐに水場

10/15 14:12

苔がきれい

10/15 14:17

明るく開けた谷

10/15 14:19

綺麗な小川の横を歩きます

10/15 14:20

小道

10/15 14:21

10/15 14:29

朽ちて危なげな橋。何とか渡りました

10/15 14:32

林道にでました

10/15 14:39

登山口に下山。さあここから長い長い道路歩きです。2時間くらいかな、となめてましたが、実際はここから駅まで15km以上と思いのほかに距離があり、3時間近くかかりました。

10/15 16:50

中央道と大月の菊花山。長い道路歩きもあと3キロ。

10/15 16:57

笹子川を渡ります。

撮影機器：

HIGH SPEED EXILIM EX-ZR1300 カシオ

装備

個人装備

GPS(ルート登録済) ヘッドランプ 予備電池ライト用＆gps用 カメラ 食料(パン3個 飲料(コーラ500 麦茶500 水500) ファーストエイドキット スマホ 折りたたみ傘 レインスーツ（ヤッケをかねる） 時計（ｺﾝﾊﾟｽ 高度計） 薄手袋 帽子 日焼け止め マスク サングラス

備考

薮歩きを想定していなかったのでゲイターを家に置いて行きましたが、牛奥の雁ヶ腹摺から黒岳の濡れた笹で靴の中のまて濡れてしまい、途中からレインパンツはきましたが、ゲイターを持ってこなかったことを後悔。

感想

shigetoshi

久しぶりに単独でちょっとロングディスタンスのトレーニングをすることにしたこの日、最初に計画した奥多摩湖から高尾までの縦走が、ちょうどこの日に青梅線が工事で終日運休するという不運で、急遽中央線沿線に変更し、歩いたことのない甲斐大和から日川尾根を歩き、日川から牛奥の雁ヶ腹摺山へ登り返して滝子山から東尾根をバリ探索することにしました。
直前になって天気が悪い方に変わり、関東平野は愚図ついた天気になってしまいまいましたが、甲府盆地に入ると期待通り晴れ間が見える天気で、幸先よくスタートしました。
未踏の日川尾根の南部は展望こそないものの、そこそこ歩きやすい尾根で途中山栗を拾い集めたりして少し時間が遅れ気味でしたが、それでもまあまあ順調に進みました。しかし、遅れた分を取り戻すべく、日川沿いの登りの道路歩きで少し飛ばしたら足に来てしまい、すでに1000m以上登った足で次の牛奥の雁ヶ腹摺山への標高差700mはきつい登りでした。
天気も次第に良くなってくると期待しながら道の良さに助けられて何とか登りきると、なんと山頂で雨が降り始める始末。東風だとこの南北に延びる大菩薩小金沢連嶺は東側が雲、西側が晴れ、という状況によくなるのですが、この日は若干東側の天気が優勢だったようです。山頂直下では日も差していたのですが、主稜線上はずっと雨で時々止んで薄日が差す程度。この稜線の最大のポイントである富士山の眺めがまったく期待できず、雨でぬれたササで足もびしょ濡れ、牛奥の雁ヶ腹摺山への登りで大腿もパンパン、黒岳の下りで左足の親指と人差し指も痛めてしまい、すっかり戦意消失。滝子山東尾根の探索はまたいつか、別の機会にすることにして、湯ノ沢峠から未踏の道で真木へエスケープすることにしました。東側に降りたので天気は真木の町近くまで小雨が降っていたので、エスケープして正解でしたが、下山後の道路歩きを甘く見ていました。10キロくらいかな位に思っていましたが実際は15キロ。真木からのバスも土日はちょうどいい時間の便がなく、中央線も初狩から大月までは本数が少なくていい時間の電車がなく、距離が長い大月駅まで歩く羽目になりました。苦手な道路歩き、ほとんど休まず、ほぼずっと下りなので小走りで結構頑張ったのですが、なぜか平均時速6キロも出てなくて、単に体力が落ちたのか、よほど疲れていたのか、ちょっと不思議。
何れにせよ、半分近くが道路の37キロを11時間もかけて結構へとへととは、ずいぶん衰えたものです。10年前には山道ばかり44キロを11時間で歩けたのに、どうしたらそんなに早く歩けたのか、今となってはこれまた不思議です。そして道路歩きでがんばりすぎたためか、下山後は2日後の朝まで久しぶりに足腰が筋肉痛になり、古傷の右足首の痛みも残りました。