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記録ID: 48637
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ハイキング
丹沢

鍋割山 (小丸尾根を経て、鍋割山、寄)

2009年10月11日(日) [日帰り]
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rainbow その他1人
GPS
07:35
距離
14.6km
登り
1,308m
下り
1,294m

コースタイム

9:12大倉バス停−9:35(林道に合流)−10:44二俣10:55−13:00(鍋割山稜到達)−13:30鍋割山荘14:15−15:00後沢乗越
−15:25栗ノ木洞−櫟山−16:20(土佐原の茶畑)−16:47寄自然休暇村管理センター(寄バス停)
天候 晴れ。のち灰色の雲がもくもく。
過去天気図(気象庁) 2009年10月の天気図
アクセス
コース状況/
危険箇所等
1.栗ノ木洞に登る道の一部が崩れている。
2.トイレは大倉バス停、鍋割山荘にあり。
  鍋割山荘のトイレはチップ50円、紙を流してはいけません。持ち帰りです。あらかじめビニール等を持参しましょう。
  寄では自然休暇村管理センターでトイレを借りたことがあります。(お礼と言っては失礼ですが山菜を買いました。)
3.管理センターで農産物を販売しています。購入希望者は早めに行きましょう。
  また、建物の横にまわると飲食店があります。きのこそばがあるようです。
  原木舞茸の張り紙が出ています。
4.地形図(平成14年、2万5千分の1)を見ると櫟山の先の下山路は中山峠まで南下しています。
  直角?に右折するようになっておりません。
  登山道の崩壊もしくは換地等の理由により、ルートが変わったものと思われます。

感想

以前、鍋割山荘に泊まったことがあるのですが、今回は鍋焼うどんを食べに行こう!ということで行き先があっさり決まりました。

【大倉バス停→二俣】
バス停から道標に従って、民家や畑の横を歩き始めます。
この辺では落花生やお茶を売る農家があるようです。落花生が欲しいところですが、これから登るので我慢。
民家の垣根にお茶の白い花が咲き、目を楽しませてくれます。
民家が見えなくなったところで下から上がってくる細い林道と合流し、川沿いに二俣へ向かいます。
傾斜があまりない道で、歩きやすい砂利道です。同行者と話しながらのんびり歩きました。
ゲートを過ぎてもう一息。勘七沢を渡ったところの河原で、朝ごはんの残りを食べます。

【小丸尾根を経て鍋割山稜】
登り始めはヒノキ林の急な坂。
登山道は手入れがされ、ヒノキも枝打ちがしてあるため、明るい道です。
急登を過ぎるとなだらかな赤松林をしばらく歩きます。ここも手入れがされていて、明るくて気持ち良い道です。
こんな道いつまでも続かないと知りつつ、景観を楽しみます。
そしてなだらかな坂が終わり、歩みはいつものヨタヨタに。

途中、『小丸まで1500メートル』という札が、忘れた頃に『小丸まで1000メートル』という札が立っています。
でも1000メートルってピンと来ません。どれだけ歩けば良いのやら。励みにも気休めにもなりません。
はっきりしているのは、鍋割山まで行かないと、お昼の鍋焼うどんが食べられないということです。
崩れた登山道が現れ、途中、所々で大倉尾根や大山を眺めることができます。
が、あまり眺望が良くない上、足場が悪かったりするので、稜線まで頑張って歩き続けることとします。

ヒノキに代わって馬酔木が姿を見せると、稜線が近くなったことを感じます。
間もなくこの登りともお別れです。
このあたりの山は、(鹿も食べない)馬酔木がいっぱいです。
お花はほとんどお仕舞いですが、大きなリンドウや残り物のアザミが咲いています。
小丸尾根を登りきった所は展望の良いところです。
ここでインスタントラーメンを作って食事したいなーという気分ですが、それどころではありません。
鍋割山荘へ急ぎます。

山稜のブナ林を楽しみながら歩きたいところですが、今日は少し飛ばし加減。
春に歩くと桜が咲いていたり道の両脇にスミレなどがどっさり咲いていて、歩くだけで幸せになるような道です。
こういう道で人とすれ違うときは、足元の草を踏まないようにしたいものです。
風に乗って、かすかにうどんの匂いが流れてきました・・・。

【鍋割山荘から一直線に寄(やどろぎ)へ】
鍋割山山頂は大勢の登山客でごった返していました。この日は残念ながら富士山は見えませんでした。
到着後、速攻で鍋焼うどんを注文。
屋外でうどんをジュルジュル食べていると、オバサマ達の話が耳に入ってきます。
下山の心配をされているようで、ライトを持っているかなどと確認しあっています。
おお、大変!早く降りないと暗くなっちゃう。
ゆっくり食べている場合ではありません。はふはふ、じゅるじゅる、ずずーっ。
トイレを済ませ荷物をまとめ、人が疎らになった山頂を後にしました。

足元に注意を払いつつ、急いで鍋割山を下ります。
後沢乗越を左側の二俣へ折れる人ばかりの中、真っ直ぐ栗ノ木洞に向かいます。
栗ノ木洞は木々に囲まれ視界は利きませんが、ここを歩くと落ち着いた気分になります。

この先をもう少し行くと、櫟山に着きます。
この山は、山と言うより日当たりの良い草原です。
枝振りのよい赤松がポツっと立っているのが印象的。
ここは大変景色がよく、東京湾から相模湾、房総半島、大島などを望むことができます。
同行者曰く、この日眺めた景色でダントツ1位だそうです。

時間に押されるようにして、また下りに入ります。薄暗い林です。
車道を一本横切り比較的平坦な道を過ぎると、道は突き当たりとなります。
90度右手に申し訳程度の鹿避け扉があり、ここを潜って宇津茂(寄)方面へ。

4つ目の破れた扉を通り抜けると突然あたりが明るくなり、茶畑が目の前に広がりました。
寄の土佐原という集落だそうです。
茶畑に沿ってずんずん下ります。
途中で左に行く車道と真っ直ぐに行く小道とに分かれますが、左の道は遠回りです。お好きな方はどうぞ。
小道を抜けて、次はコンクリートで舗装された急な下り坂に入ります。つま先が痛い。
くねくねとした道を下りきるとバス通りに出ます。
右に進み、寄自然休暇村管理センターに到着。バス停はその隣にあります。

この日のお目当てのひとつは、この管理センターで販売される地元の農作物でした。
いい加減夕方になっていたので、商品はほとんど売れてしまっていました。
お茶としょうがを買って帰途に着きました。
新松田駅に向かうバスが発車すると、あっと言う間に夕闇が押し寄せてきました。

【最後に・・・】
人手と愛情がかけられた道だということが感じられます。
時間の余裕がなかったことが、とても残念です。

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