戸神山 黄昏の突撃デビュー
- GPS
- 01:56
- 距離
- 2.8km
- 登り
- 227m
- 下り
- 228m
コースタイム
- 山行
- 1:57
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 1:57
天候 | 晴、曇、小雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
戸神山に行ってきました。
とある日曜日。冬に備えて市内某所で12時からマイカーのタイヤ交換をしていたのですが、延びに延びて終わったのが14時半近くでした。「タイヤ交換したら、サクッとハイキングに行こうね〜」などと言っていたのですが、なにやらもう怪しい時間帯。今から登り始めたら下山時は暗くなっている可能性が高く、オマケに西の空は少し暗雲が垂れ込めているようです。
「あー、せっかくの日曜日なのに、もう時間がないねぇ〜」とやや不満げにderakkumaが溜息をつくと、「とりあえず戸神山まで行ってみましょう」とyomeが言い出します。12時に予約を取っていたyomeが自分の休日マネジメントに責任を感じたのか、「ていうか、登山口まで行ったら結局登ることになってしまうのでは?」と素朴な疑問を持ちつつ、「yomeが確信犯なら仕方がない」と割り切ってderakkumaは助手席に座ってナビゲートしました。車内で「熊さんいるかもよ」と大言壮語すると、koguma1号(8歳、小2)が「(熊が怖いから)登りたくない」と不安を露わにする一方で、koguma2号(4歳、年中)は「クマさんに逢えるの?」と楽しそうに笑っています。慎重派の長男と、無鉄砲な次男という戦国時代からの典型的な兄弟の図式に我が家も当て嵌まることを噛み締めつつ、15時過ぎから突撃しました。
なにぶん「次男にとって記憶に残る初めての山登りでは?」と感慨深い思いにかられながら、ピストンと割り切って落ち葉でフカフカの山道を行きますが、やはりこの時期は最高ですね。足に優しいし、動いても汗を搔きにくいし、日照時間が短いことを除けば皆既月食なんて相手にならないほどです(爆) 女戸神山と裏コースは諦めてピストンに絞り、熊落ち坂まで至ると子供達にも「あと少し」という気持ちからか活力が湧いてきます。ロープ場をなんとかこなして16時過ぎに山頂にたどり着くと、そこは絶景でした。
「景色すごいね〜」なんて使い古された言葉ですが、やはり毎度毎度別の味わいがあります。白沢五山から錦ヶ丘を挟んで蕃山まで、赤く色づいた森林と、権現森と中山観音と太平洋が一望できました。同じ標高500m台でも笹倉山とはまた違った素晴らしさがありますが、残念ながら時間がありません。名残惜しい気持ちのままそそくさと帰り支度をして、熊落ち坂を必死で下り切ったところでヘッデンを装着。最近のヘッデンは充電式もあるようですが、私のは旧式のLEDタイプと、さらに古いnon-LEDタイプです。ポツポツと雨が降り始めたので皆でフードを被り、スマホでTMNの名曲「GET WILD」や「WILD HEAVEN」などを鳴らしてリアル熊さんを避けながら、弱い光に支えられて帰って来ました。
「ヘッデンデビューできて良かったね」と帰りの車内で喜びを露わにするderakkumaの一方で、「あんまり良くないんだけどね・・・」と葛藤するyome。「本当は、早く登り始めて、暗くなる前に下山するんだよ」と子供達に説明しようかと思いましたが、説得力がないので諦めました。もっと高く、もっと遠くへと、欲張りしたくなるような、欲張りさせるような秋深い山。子供達が好きになってくれたらなぁと、毎度妄想するderakkumaでした。
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