前穂高岳北尾根
toritori
ttoi
mkame
tyaku
コースタイム
上高地バスターミナル7:50-8:30明神-9:15徳沢-10:10横尾-13:00位?涸沢
2日目
涸沢3:30-4:30�広困離灰�-5:10�絞�-6:13�己�-6:30�鍬犬離灰�-9:30頃�曲�-10:05本峰(大休憩)-11:30紀美子平-13:30岳沢ヒュッテ-15:05頃
| 過去天気図（気象庁） | 2011年08月の天気図 |
|---|---|
| アクセス |
利用交通機関：
タクシー 自家用車
タクシーは上高地まで4,000円均一。 |
| コース状況／ 危険箇所等 |
<登山道> ・�広困離灰襪泙任論齋鳴未靴琶發い拭� ・後続のイエティパーティは雪渓より涸沢より(ハイマツ帯〜ガレ)を歩いていた。ほぼ同じ時間で�広困離灰襪愿�着。取り付きさえ確認できれば、アイゼン無しで歩けるので良いかも。私たちは確認してません。 ・雪渓上部で一度雪渓が切れる。その時点で左側のガレ場に出てあとは踏み跡を辿って�広困離灰襪悄ＦГ濱廚△螻擇吠發韻襦� ・�賢垢離灰襪泙任脇Г濱很昔討如�岩も安定している。 ・�己�は浮き石多い。先行パーティからも複数回大きな落石があった。 ・�己�の大岩左トラバースの後、右上し、右手を巻きながら�己�ピークへ。 ・�景�1ピッチ目中間部のスラブはそれほど良くない。 ・�景�2ピッチ目の大チムニーはチムニーに入ってからすぐに左手のフェースに移り登った。2ピッチ目が短いため、そのまま3ピッチ目のフェースをつないで登った。しかし、ピッチを切ったところから1段上がるところは、フリーで登るか悩ましいところ。私たちはリードのみ確保してフォローはフリーで登った。 ・�景�最終ピッチ(ハング)は右を行くか、左を行くか悩んだが、左の凹角に入った。核心は最初の1手のみ。1段上がってすぐビレイ。 ・�曲�は懸垂支点手前で左右が切れていて注意が必要。両手を離すと怖い。 ・前穂山頂から紀美子平までの下りは一般道だが、スラブの下りもあり、油断できない。当日は降雨で岩が滑るため慎重を要した。 ・紀美子平から最初は鎖場が連続する。ストックを持っていても、岩場が落ち着くまでは出さない方がよい。 ・岳沢小屋までは樹林帯に入っても岩場が連続する。 ・岳沢小屋出発直後に沢を越えるが、降雨後、一気に増水する。雨量によっては、徒渉を強いられる。 ・登山口から河童橋までは10分以上かかる。トイレに行きたいときは要注意。 <登山ポスト> 上高地BCトイレ脇にあり。 <温泉(重要)> さわんど温泉 木漏れ日の湯 0263-93-2324 @600円 洗い場3つ、ドライヤー無し、露天無し、狭い、循環。 市営第2から近いが、ゆっくり入れる温泉でない。 まったくオススメできない。隣の上高地温泉ホテルか下の梓湖畔の湯の 方がオススメ。タクシーの運ちゃんにだまされた。 <食事> カモに入る前、上高地に来たら必ずよっていたお店 「十字路」 http://r.tabelog.com/nagano/A2002/A200201/20007657/dtlrvwlst/1930058/ 学生バイトの接客が余りに稚拙ですが、料理は美味しい。 勇気を出して「チキンカツと和風ハンバーグ定食」(1,280円)を 食べたが、ご飯も御替り自由で大満足でした。 松本ICからも近いので、沢渡から我慢さえできれば便利。 |
| ファイル |
非公開
5128.xls
計画書
（更新時刻：2011/07/14 05:00） |
写真
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感想
ちょうど1年前。ヴァリエーションデビューはここ。
様々な思いが交錯し、とっても緊張しながら踏み入れた世界。
前回は100%連れて行ってもらったけれど、今回は「経験者枠」での参加。
別の緊張感が〜。だって緊張してたしついて行っただけだから、そんなん覚えて
ないのよ。大丈夫かしら。。
…でも、いろいろ記録を見直すうち、段々その時の感覚を思い出してきて、行ける気になってきた。楽しみ。
ところが、当日、あいにくの天気。こんな濡れた中、雨の中、登りたくない。。
しかし、そこは涸沢。まったりも楽しもう。
そうこうしているうちに晴れ間が出てきた。そして、後光がさすように�景�から
先が頭を覗く。呼ばれているね♪ 虹も出て、モチベーション復活! テン場の
岩たちはさっそく乾いている。これなら大丈夫か、な。
さてさて、翌日。雨がまた降る前に抜けるつもりでとりあえず決行。
�絞�。去年、普通に岩登りを楽しめたのをよく覚えている。
核心は�己�のルーファイ。去年の記憶と復習した記録たち、そして自分の目を
頼りに歩く。今回もCLについていっただけだけれど、去年よりは自分で考え
ながら歩けた。「行けそうなところを行けばいい」と先輩の記録にあった言葉が
よくわかる…気がした。
そんな充実感から、落石は怖かったけれど、何だか楽しかった。
�景�。去年はオールフォローだったけれど、今回はヴァリエーション初リード。
1ピッチ目は先輩に任せる(任せてよかった)。凹角の左から。
2ピッチ目、いよいよリード。緊張したけれど、「快適なフェース」はほんとに
快適だった。でも、変な所でピッチを切ってしまった。あと5m延ばせたのだけ
れど、ロープが重くなり、声が聞こえなくなりそうな気がして不安になって
やめてしまった。やればできたかも。
3ピッチ目はほとんど確保がいらない感じの歩きになった。
最後、ハング下までリード。そのまま行こうと思ったけれど、ランニング取り
たくて支点なくて苦労したうえ、取りつこうとしたら急に不安なった。右側を
偵察。さらに無理かも。結局ピッチを切って先輩に任せる。少し離れてもう一度
見たら、登れそうだった。ここも経験不足(?) とっても時間をかけてしまい、
申し訳なかったです。。
�曲�。右に巻いたら楽に懸垂ポイントに出てしまった。去年あった大きな浮石は
なくなっていた。
残りの岩歩きを少し楽しんだら、間もなく本峰に到着。
到着最後になってしまったけれど、去年と違う充実感で満たされました。
課題はいっぱい。でも、またこんなところに行きたいなぁ。
企画&取り纏め&(半強制的な)お誘い&ルーファイ&天候判断&パーティの
モチベーション維持、等々、CLさんありがとうございました。
そしてこのもたもたにお付き合いくださったtoritoriさん、幸せいっぱいのttoi
くん、ありがとうございました。
<谷川同様長くなってしまった。>
アルパイン初CLは前穂北尾根。
当初、ドピーカン予報だった天気も、悪化傾向。
ヤバイ・・・最初からCLとして天候判断のプレシャーが。。。
気象庁:土曜日は曇り時々晴れ、日曜日は曇り時々雨
ウェザーニュース:土曜日は曇り後雨、日曜日は晴れ後雨
台風と熱帯低気圧のせいでかなり不安定らしい。
天気図は・・・?
NEWttoi号は相模大野を22:00に出発。沢渡には2:00過ぎに到着。
天気好転を祈りつつ軽く飲んで就寝。
<8月6日(土)>
タクシーで上高地in。予想より登山客は少ない。
今回は2年前のGW以来の涸沢。あれからやってきた山ブーム。
PEAKS、ランドネガールに会えるのを楽しみに、苦しい
涸沢までの修行に入った。やっぱり「涸沢」という響きはそれだけで
ワクワクしちゃいます。天気悪いけど。
横尾を過ぎて屏風岩を見上げる頃から雨。
本谷橋手前の樹林帯で雨具装着。雨は今年らしく、不規則に
小降り→止む→本降り→晴れ間、みたいな感じに続いた。
それでも標高を上げるにつれて雨は強くなり、気温も低下。
パーティのモチベーション低下は明らか。ここはイカした
トークで盛り上げないと・・・って、結構自分自身で精一杯だったカモ。
モチ低下といえば、PEAKSガールもランドネーゼも殆んど見かけない。
たまに見かけると、私は良いとして?、独身最後の夜のttoiも
子持ちのtoritoriも大喜び。でも、ほとんどがバックシャン
(古い?)で、これもモチ低下に拍車をかけるwww
涸沢ヒュッテに到着。今回初体験のレンタルテントは14:00受付
開始とのことで、それまでは入れないらしい。ずぶ濡れになった
荷物を整理し、テラスの屋根付きスペースでおでんセット(1,400円)で
乾杯。周りはおっさんか年よりばかりでPEAKSもランドネも見当たらない。
テントも少ない。スッゲー肩すかしだった。しかも、ガクガクブルブル、
寒い寒い。この時点では、無理かな〜無理だろうなぁ・・・みたいな
雰囲気。
Tシャツの着替えを持ってきて良かった。半袖でも濡れた
Tシャツから乾いたTシャツに変えるだけで保温力が増します。
1枚は替えは持っていくべきと再認識した。
レンタルテントはライトエスパース4テン、スノコの上に設営
されているが、岩が飛び出ている箇所もあり、大満足とは言えない。
結果としては重荷を避けられたので良かったが、多少難あり。
寝るに際してはかなり工夫した。涸沢ヒュッテのスタッフも
前に来た時より何だか優しくない感じ。混んでる夏だからかな。
しかし!
夕方までテントでだべってたら、ようやく雨も止み、晴れ間も。
すると、途端に単純に俄然盛り上がり、テントから脱出して
近所を散歩・・・いや偵察。初涸沢のttoiさんもスカイラインを満喫、
いや真剣に偵察。�広困離灰襪妨�けた雪渓はよく見えない。
でも、雪渓の上でしばしまったり。穂高の稜線に包まれて気持ちよかった!
上部まで上がろうとしたが、隊員1名サンダルだったため、近所の
偵察で終えた。
偵察に夢中になっていたら、気象情報の時間が終わってしまった。
mkameさんが「私、気象やる!」と言っていたのに、できず。コラー!
担当ワタシ?・・・まぁよい。やむを得ず?、積極的にヒュッテで確認したところ、
ウェザーニュースの予報で12:00まで晴れ、昼以降雨という予報。
初日の予報が当たったのは同社であったため、10:00〜11:00までは
雨は降らないと予測。今回最も悩んだ天候判断を以下の通りとした。
・起床を3:00から2:00に変更。雨が降っていなければ出発。
・雨が降っていたら、準備のうえ待機し、様子見て出発。
・�広困離灰襦銑絞�で最終判断。
晩御飯は各自。私はレトルトカレーだったが、アルファ米を忘れた
ため、ご飯抜き(但し、行動食の余りのおにぎりあり)。みんなの
ご飯がかなり羨ましかった。もっと物欲しそうな顔すれば良かった。
<8月7日(日)>
2:00起床。1:00頃に小雨が降ったが起きると星空。3:30出発。
先行は2人1パーティ。後続にイエティの8人パーティ、4人パーティ、
3人パーティ。私たちを含めて21人が北尾根に入った模様。
�広困離灰襪泙�1時間。前爪アイゼンがないと時間がかかるだろう。
天気は晴れ。この時点で降雨は10:00〜11:00と予測し、登攀を決定。
�絞�は足慣らしにちょうど良い。まだ暗かったが右手、谷の向こうに
穂高稜線と槍ヶ岳のシルエットが見え、空気も澄んで気持ちよかった。
�絞�からは�己�を俯瞰できる。威圧感がある。ワクワクドキドキ。
そもそも単独以外でこういう形で先頭を歩くのは初めて。
付いて行くのとは違う。常に前方、上部のルートと落石への注意が
必要となる。アレコレ忙しかったが、風景自体は自分のものなので、
怖さと楽しさが同居する何とも言えない感じだった。
�己�に入ると岩場が一気に不安定になり、浮き石だらけ。
「これは大丈夫」と思った岩がぐらつく。慎重に行けば問題ないが、
落石頻発、気を抜けない。
大岩手前を左手にトラバース。ハンドホールドも浮いているので
注意しながらトラバース。高度感がある。本当は怖いのだが、
ともかく岩場では「怖い」とは思わないことにしている。思ったら、
最後、ビビリ入って歩行に支障を来たすから。
で、そこから直登するか、
もう少し踏み跡に沿って奥又側に行ってから右上するか悩んだが、
後者とした。右上してからは今度は涸沢側にトラバース。
ここが一番高度感あった。それを越えると�己�ピークはすぐ。
�己�ピークに無事着いたときはかなりホッとした。あとは
アンザイレンしてクライミングだから。
�景�は、�広坤灰襪波瓦�れた4人パーティとイエティ8人パーティが
先行したため、40分程度待った。この時点では晴れ渡っていたので、
暫し穂高の稜線を堪能できた。皆の笑顔が何ともいえず、
「来て良かった」と思ってしまった。まだ早いのだけど。。。
1ピッチ目:ttoiリード。左上する最初の1手と途中のスラブが
少々悪い。雨降ってたら嫌だね。
2ピッチ目:私リード。大チムニーは避けて左のフェース。
そのままフェースにつなぐ。これがトポにある「快適フェース」。
確かに気持ちよい。後ろを振り向くと�己�と左手に涸沢が美しい。
3ピッチ目:ttoiリード。2ピッチ目の確保点(涸沢側の残置で)から1段
上がるところのみ。私はフリーで。
そこから暫くコンテで。
4ピッチ目:ttoiリード。トポ上のハング手前の凹角を登る。
そのままハングの最終ピッチだったが、涸沢側に巻こうとた
らしいがロープの流れも考慮し、ハング下でピッチを切る。
5ピッチ目:私リード。ハングを1段あがるだけ。フリーでも
行けるし、そもそもランナー取れない。
�景�から�曲�は近い。�曲�懸垂支点手前で後続のtoritoriさん
mkameさんを待つ。この時点で、大分ガスが湧いてきた。
前穂山頂には沢山の登山客。山頂を目前に安堵と気持ちの
引き締め・・・と言いつつ、独身最後のttoiとプロポーズの
言葉は?とか、会話を楽しむ。この時間は贅沢だった。
�曲�の懸垂は5m程度。最初の数手は問題ないが、下部は
ホールドも少ないので、私レベルでは懸垂が賢明。
そこからはデザート的な岩峰を歩き、皆で前穂山頂へ。
10:04着。�己�後半と�景�のクライミングに時間を要した。
ルーファイと支点構築、ロープワークについては、
谷川以上に反省すべき点が多かった。今回はttana先生の
後方からのプレッシャーがなかったことに甘えてしまったかな。。。
いかんいかん、最近ご無沙汰の三ツ峠また行かねば。
頂上では、登頂直後にお願いした記念撮影の写真が
撮れていなかったという残念なことがあったが、予定通り
ttoi入籍のお祝いイベントを実施。クラッカーパーン!
他の登山客も巻き込んで「おめでとー!」やってきました。
mkameさんに準備いただいたプチケーキも振る舞って、
楽しい時間を過ごした。
良かった良かった。泣きそうだ。。。。でも、これから
きっと泣きそうになるくらい辛い下りが待っている。しかも
必ず雨が降る。。。むぅ。まだまだ気が抜けない。
10:40下山開始。したら、やっぱり、程なくして雨。
予想ドンピシャで雨は辛いけどちょっと嬉しかった。
紀美子平までの岩場の下りは足場悪い箇所もあり緊張した。
途端にスベルスベル。紀美子平からも鎖場が連続して、
濡れた岩場はシンドイ。その後は筆舌に尽くし難い辛い下り。
前に歩いた時より辛い。やはり3:30から続く岩場の登りの後で
気づかぬうちに足に疲労が貯まっていたっぽい。この辺が
アルパインの恐ろしいところだ。
樹林帯に入る手前からは雷。ドンドン強烈になり本降りの雨。
紀美子平ですれ違った人やゆっくり休憩していた人たちは
大丈夫だろうか。素のビーサンでで歩いている人やビニ傘
差して前穂頂上を目指している人がいたが・・・
岳沢小屋で一息。増水した沢横断で困っている人がいたが、
狭いところを探して濡れずに?(既に濡れてるよ)突破。
あとは階段場の道をタッタカター(実際はボッコボコー的に)と
下って、1時間ちょっとで上高地へ。出し切りました。
膝は痛くなるし、足裏は痛いし、、、ダメダメでした。
無事下山できてホッとした。そして、疲れた。
涸沢までのアプローチ、雪渓登り、そしてこの下山を含めて
アルパインだなと実感。ロープ無しで歩く岩場の恐怖感と、
不安定な天候の下で3,000m稜線に身を置くことになる・・・
その辺を含めると、谷川南稜より厳しい山だなと思った。
帰りは事故渋滞で松本から6時間くらいかかり、toritoriさん、
mkameさんは終電を逃すし、ttoiさんは予定してた届○ができないし、
2日目の登攀を除くと殆ど雨具着ていた感じで、
とても厳しい山行になりましたが、それだけ思い出深く、
充実した山行になりました。
メンバーに恵まれ助けられ、無事に山行を終えることができました。
ありがとうございました。
前穂北尾根、なかなか油断できないクラシックルートでした。
コメント
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色々な意味で、おめでとう。
谷川に続きいい経験になったようでなにより。
天候を含めて結果的に谷川よりも厳しかったようだけど、
谷川で国境稜線に抜ける計画で、途中悪天につかまるともっと厳しいカモ。
正直なところ、想定の範囲内の厳しい？だろうね。
…ということで、心を入れ替えて？？改めてトレーニングしてね。
まだまだ初心者なんだしぃ〜。
おっしゃるとおり、この厳しさは
想定内でした。途中、これ以上厳しかったら...
ここで天候崩れたら...と色々想像しては
むぅ、厳しいと思ったところです。
でも、これでトレーニングにもより身が入るし、
具体的なシーンを想定できそうです。
今後とも宜しくお願いいたします！
しっかし、お祝いできてよかった
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