ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 518929
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
鳥海山

鳥海山

2014年09月27日(土) [日帰り]
 - 拍手
体力度
4
1泊以上が適当
GPS
07:23
距離
16.8km
登り
1,373m
下り
1,362m
歩くペース
速い
0.70.8
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
6:17
休憩
0:47
合計
7:04
6:35
40
7:15
7:19
22
7:41
7:42
20
8:02
8:03
20
8:23
8:28
54
9:22
9:24
12
9:36
10:02
24
10:26
10:31
20
10:51
10:51
5
10:56
10:57
19
11:16
11:16
21
11:37
11:39
21
12:00
12:00
43
12:43
12:43
8
12:51
12:51
44
13:35
13:35
4
13:39
ゴール地点
天候 快晴!
過去天気図(気象庁) 2014年09月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
鉾立駐車場(無料/350台/登山者用と一般用に分かれていました)
コース状況/
危険箇所等
【登山ポスト】
登山口にあり。

【コース状況】
●コース全般
象潟コースは全体的に整備が行き届いた登山道で、急登もなくとても登りやすいルートでした。

●鉾立〜賽ノ河原
鉾立の登山口(五合目)から展望台付近までは舗装された道が続きます。
その後も整備された石畳の階段を緩やかに登っていき、
石段が途切れ平坦な場所に出ます。ここが賽ノ河原(六合目)です。

●賽ノ河原〜御浜小屋
再び石畳の登山道を緩やかに登っていきます。
進行方向左手の視界が開け、稲倉岳がきれいに見えるようになると、
前方に鳥ノ海御浜神社の鳥居と御浜小屋が見えてきます。

●御浜小屋〜七五三掛
小屋の脇から稜線に乗ります。
これまでとは打って変わって、岩っぽい登山道を扇子森(御田ヶ原)まで登り、
鞍部の御田ヶ原分岐まで下り、鳥海湖からの道と合流。
ここから八丁坂を登り返すと平坦な広場に出ます。ここが七五三掛です。

●七五三掛〜鳥海山(新山)/千蛇谷コース
七五三掛から登るとすぐに千蛇谷コースと外輪コースとの分岐が現れます。
千蛇谷コースは分岐にあるハシゴを越えて千蛇谷まで下ります。
しばらく左岸を進んだ後、雪渓を横切り右岸に渡り、
ガレ場の登山道を御室小屋まで登り詰めます。
雪渓には外輪からと思われる落石が散乱したので注意が必要かと。
御室小屋に近づくに連れて溶岩っぽくなります。
七五三掛から山頂まで10分割された道標が立っています。

ここからは溶岩の巨岩地帯を岩と岩の間を縫うように進んでいきます。
ペイントを辿りながら、手足を使って登る必要があります。
岩でできた切通しを潜って少し登り返すと新山山頂に到着です。

●鳥海山(新山)〜七五三掛/外輪コース
新山山頂より大岩を下りていくと岩場の空洞の中を進む胎内くぐりがあります。
潜らなくても先に進めます。
やがて登山道はザレ場となり御室小屋方面に向かう登山道を見送り、
外輪との鞍部まで下ります。
鞍部からクサリの付いたガレ場を登り返し、外輪の縁を北に少し進むと七高山に到着。
七高山から外輪を時計回りに行者岳、伏拝岳、文殊岳と小ピークを通過後、
ハイマツ帯の岩場を七五三掛まで下り千蛇谷コースと合流します。
 
鉾立の登山者用駐車場より。山頂がキレイに見えています。紅葉も期待できそうです
2
鉾立の登山者用駐車場より。山頂がキレイに見えています。紅葉も期待できそうです
登山口よりしばらくは舗装された登山道です
1
登山口よりしばらくは舗装された登山道です
実りの秋
青空が広がり始めました
1
青空が広がり始めました
光が当たる方は紅葉がキレイです
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光が当たる方は紅葉がキレイです
紅葉の中整備された登山道を進みます
4
紅葉の中整備された登山道を進みます
展望台より奈曽渓谷の紅葉
7
展望台より奈曽渓谷の紅葉
稲倉岳から迫る尾根
4
稲倉岳から迫る尾根
展望台を過ぎると秋田県と山形県の県境標識があります。秋田県の鉾立登山口から山形県に入りました。この辺りの境界線はいびつで鳥海山付近だけ秋田側にえぐり込んでおり鳥海山は山形県に属しています
展望台を過ぎると秋田県と山形県の県境標識があります。秋田県の鉾立登山口から山形県に入りました。この辺りの境界線はいびつで鳥海山付近だけ秋田側にえぐり込んでおり鳥海山は山形県に属しています
引き続き緩やかな石段を登っていきます
1
引き続き緩やかな石段を登っていきます
とても歩きやすい
とても歩きやすい
日が山の上まで昇ってきました
日が山の上まで昇ってきました
朝のうちは風が強く風速10〜15mほどあったと思います
2
朝のうちは風が強く風速10〜15mほどあったと思います
平坦なところに出ました
1
平坦なところに出ました
石畳もいったん終わったところが…
石畳もいったん終わったところが…
賽の河原です
賽の河原を過ぎると再び石畳の道となります。この辺りも紅葉しています
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賽の河原を過ぎると再び石畳の道となります。この辺りも紅葉しています
進行方向左手の視界が開け海岸線が見えます
8
進行方向左手の視界が開け海岸線が見えます
草黄葉もキレイです
1
草黄葉もキレイです
朝の光が気持ちいい
朝の光が気持ちいい
海が見える山っていいですね〜
4
海が見える山っていいですね〜
ズングリした稲倉岳
6
ズングリした稲倉岳
鳥ノ海御浜神社の鳥居が現れました
鳥ノ海御浜神社の鳥居が現れました
御浜より。鳥海湖。背後には月山
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御浜より。鳥海湖。背後には月山
御浜より。正面には鳥海山(新山)と手前は扇子森
2
御浜より。正面には鳥海山(新山)と手前は扇子森
御浜からはゴツゴツの岩場となります
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御浜からはゴツゴツの岩場となります
岩場を登っていきます
岩場を登っていきます
鳥海山(新山)の山頂がチョコンと見えています
1
鳥海山(新山)の山頂がチョコンと見えています
振り返って御浜小屋。背後は空と海が交わる水平線
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振り返って御浜小屋。背後は空と海が交わる水平線
鳥海湖と完全にお椀のカタチをした鍋森
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鳥海湖と完全にお椀のカタチをした鍋森
扇子森に登っていきます
扇子森に登っていきます
扇子森より鳥海山の全貌が見えました。一番高い所が新山。新山からグルッと外輪が千蛇谷を取り囲むように七五三掛まで延びてきています
3
扇子森より鳥海山の全貌が見えました。一番高い所が新山。新山からグルッと外輪が千蛇谷を取り囲むように七五三掛まで延びてきています
扇子森には御田ヶ原の標識
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扇子森には御田ヶ原の標識
この景色には大感動!
この景色には大感動!
扇子森から鞍部の御田ヶ原分岐まで下ります
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扇子森から鞍部の御田ヶ原分岐まで下ります
火山ならではの景色が広がります(photo komemame)
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火山ならではの景色が広がります(photo komemame)
青と金が真っ二つ
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青と金が真っ二つ
金色の草原を進みます
2
金色の草原を進みます
八丁坂を登ります
八丁坂を登ります
八丁坂からの紅葉
1
八丁坂からの紅葉
来た道を振り返って
1
来た道を振り返って
どこを撮っても絵になります
7
どこを撮っても絵になります
七五三掛に到着
七五三掛より。北側に広がる裾野の紅葉が見事。海岸線には風力発電のプロペラが見えます
5
七五三掛より。北側に広がる裾野の紅葉が見事。海岸線には風力発電のプロペラが見えます
七五三掛より。稲倉岳の東面と裾野の紅葉
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七五三掛より。稲倉岳の東面と裾野の紅葉
七五三掛より。鍋森と笙ヶ岳
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七五三掛より。鍋森と笙ヶ岳
千蛇谷コースと外輪コースの分岐からハシゴを越えて千蛇谷の方に進みます
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千蛇谷コースと外輪コースの分岐からハシゴを越えて千蛇谷の方に進みます
いったん千蛇谷まで下ります
いったん千蛇谷まで下ります
千蛇谷には雪渓が残っていました。この時季まで残っているということは万年雪ですね
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千蛇谷には雪渓が残っていました。この時季まで残っているということは万年雪ですね
千蛇谷の左岸をしばらく進み…
千蛇谷の左岸をしばらく進み…
雪渓を右岸に渡ります
1
雪渓を右岸に渡ります
千蛇谷から鳥海山(新山)の山頂を見上げます
9
千蛇谷から鳥海山(新山)の山頂を見上げます
千蛇谷の右岸を詰めていきます
1
千蛇谷の右岸を詰めていきます
新山と外輪
テンポよく登ります
1
テンポよく登ります
緑がツヤツヤ
強かった風もだんだん治まってきました
強かった風もだんだん治まってきました
この辺りは秋の景色です
1
この辺りは秋の景色です
いい色してます
外輪が迫ってます
1
外輪が迫ってます
七五三掛からは鳥海山大物忌神社まで10分割された「頂上へ」道標があります。ここは九合目
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七五三掛からは鳥海山大物忌神社まで10分割された「頂上へ」道標があります。ここは九合目
外輪のピークを見上げながら進みます
外輪のピークを見上げながら進みます
青と黄色と黒のコントラストがキレイです
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青と黄色と黒のコントラストがキレイです
鳥海山大物忌神社直下は岩々の斜面となります
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鳥海山大物忌神社直下は岩々の斜面となります
鳥海山大物忌神社に到着
2
鳥海山大物忌神社に到着
鳥海山大物忌神社から外輪と海岸線を見下ろします
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鳥海山大物忌神社から外輪と海岸線を見下ろします
鳥海山大物忌神社からは巨岩地帯となります
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鳥海山大物忌神社からは巨岩地帯となります
ガシガシ登ります
2
ガシガシ登ります
青空に向かって
登り詰めた後…
岩の切通しの間を下ります(photo komemame)
2
岩の切通しの間を下ります(photo komemame)
岩の切通しの間を下ります
3
岩の切通しの間を下ります
切通しを抜けて登り返すと鳥海山(新山)山頂に到着
3
切通しを抜けて登り返すと鳥海山(新山)山頂に到着
鳥海山のカタチをしたプレートを持ってパチリ
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鳥海山のカタチをしたプレートを持ってパチリ
ちょっと危ないけどここがTOPオブTOP(photo komemame)
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ちょっと危ないけどここがTOPオブTOP(photo komemame)
と写真を撮っていると親切な方が「これ持って!」と頂上標を渡されパチリ(photo komemame)
3
と写真を撮っていると親切な方が「これ持って!」と頂上標を渡されパチリ(photo komemame)
さらに「じゃあ、次は二人で!」と言われるがままにパチリ。ありがとうございます!
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さらに「じゃあ、次は二人で!」と言われるがままにパチリ。ありがとうございます!
山頂より。月山と飯豊連峰
3
山頂より。月山と飯豊連峰
山頂より。男鹿半島が見えています
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山頂より。男鹿半島が見えています
山頂より。外輪とその奥の雲海に浮かぶのは栗駒山?
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山頂より。外輪とその奥の雲海に浮かぶのは栗駒山?
奥の雲海にチョコンと出ているのは蔵王(熊野岳)かな?
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奥の雲海にチョコンと出ているのは蔵王(熊野岳)かな?
下山して外輪に向かいます。まずは胎内くぐり
1
下山して外輪に向かいます。まずは胎内くぐり
くぐりました
巨岩地帯を下ります
巨岩地帯を下ります
御室小屋が見えます
御室小屋が見えます
鞍部まで下った後、外輪壁を登り返します
1
鞍部まで下った後、外輪壁を登り返します
外輪まで登りきると東側の眺望がいっきに開けます
6
外輪まで登りきると東側の眺望がいっきに開けます
外輪の縁を歩いて七高山に向かいます
1
外輪の縁を歩いて七高山に向かいます
七高山山頂に到着。頂上標は墓石にしか見えません
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七高山山頂に到着。頂上標は墓石にしか見えません
七高山から新山を望みます
2
七高山から新山を望みます
七高山より。稲倉岳と日本海
4
七高山より。稲倉岳と日本海
矢島&猿倉コース方面を見下ろします
1
矢島&猿倉コース方面を見下ろします
こちらは百宅コース方面
2
こちらは百宅コース方面
東側の裾野も紅葉が広がっていました。遥か遠くには栗駒山
2
東側の裾野も紅葉が広がっていました。遥か遠くには栗駒山
外輪の稜線を進みます
外輪の稜線を進みます
外輪より千蛇谷を見下ろします
7
外輪より千蛇谷を見下ろします
外輪の稜線歩きはとても気持ちいい
2
外輪の稜線歩きはとても気持ちいい
雄大な景色が広がります(photo komemame)
1
雄大な景色が広がります(photo komemame)
アップダウンもほとんどありません
アップダウンもほとんどありません
行者岳、伏拝岳、文殊岳が見えます
1
行者岳、伏拝岳、文殊岳が見えます
七高山から続く外輪の稜線
2
七高山から続く外輪の稜線
雲上のプロムナードですね
1
雲上のプロムナードですね
庄内平野が広がります
4
庄内平野が広がります
新山と大物忌神社
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新山と大物忌神社
七高山と大物忌神社。手前に千蛇谷
1
七高山と大物忌神社。手前に千蛇谷
月山と遥か向こうに飯豊連峰
2
月山と遥か向こうに飯豊連峰
行者岳には考え中の仏様
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行者岳には考え中の仏様
「見つけた」「何を?」「永遠を!」ゴダールの世界
4
「見つけた」「何を?」「永遠を!」ゴダールの世界
海・海・海!
飛島も見えますね
飛島も見えますね
下るのがもったいない!
7
下るのがもったいない!
日が高くなって紅葉の色が濃くなってきました
7
日が高くなって紅葉の色が濃くなってきました
紅葉と男鹿半島へと延びる海岸線
11
紅葉と男鹿半島へと延びる海岸線
千蛇谷ルートを見下ろします。歩いている人も見えます
千蛇谷ルートを見下ろします。歩いている人も見えます
ここから見る新山は大迫力でした
3
ここから見る新山は大迫力でした
縦位置でもパチリ
3
縦位置でもパチリ
七五三掛に向かって下ります
七五三掛に向かって下ります
絶景を見ながら標高を下げます
1
絶景を見ながら標高を下げます
帰りは御田ヶ原分岐を鍋森方面に進んでみました
2
帰りは御田ヶ原分岐を鍋森方面に進んでみました
湯の台コース方面も色付いています
6
湯の台コース方面も色付いています
扇子森をトラバースするように進みます
1
扇子森をトラバースするように進みます
新山と外輪を振り返って
3
新山と外輪を振り返って
金色の草原を進みます。正面には鍋森
8
金色の草原を進みます。正面には鍋森
鳥海湖畔の登山道
1
鳥海湖畔の登山道
鳥海山と鳥海湖
のんびり歩きます(photo komemame)
のんびり歩きます(photo komemame)
笙ヶ岳の斜面
お花撮りのポーズ
2
お花撮りのポーズ
撮っていたのはミヤマリンドウ(photo komemame)
1
撮っていたのはミヤマリンドウ(photo komemame)
(photo komemame)
(photo komemame)
フォトジェニックな山ですね〜
5
フォトジェニックな山ですね〜
ここからの鳥海山が今回のベストショットかなぁ
8
ここからの鳥海山が今回のベストショットかなぁ
河原宿へと向かいます
河原宿へと向かいます
河原宿を通過し賽の河原に向かいます
1
河原宿を通過し賽の河原に向かいます
ミヤマキンポウゲ(photo komemame)
2
ミヤマキンポウゲ(photo komemame)
ヨツバシオガマ(photo komemame)
2
ヨツバシオガマ(photo komemame)
この区間は破線ルートになっていますが距離も短く分かりやすいルートでした
1
この区間は破線ルートになっていますが距離も短く分かりやすいルートでした
賽の河原からは午後の光で色が濃くなった紅葉を眺めながら下ります
8
賽の河原からは午後の光で色が濃くなった紅葉を眺めながら下ります
すばらしい!
カラフル!
奈曽渓谷も朝と比べると光が当たりキレイになりました
4
奈曽渓谷も朝と比べると光が当たりキレイになりました
鳥海山と紅葉
登山道の先には海が広がります
1
登山道の先には海が広がります
海に飛び込んでいるイメージだそうです
3
海に飛び込んでいるイメージだそうです
ツリガネニンジンかな?(photo komemame)
ツリガネニンジンかな?(photo komemame)
最後に奈曽渓谷の景色を愛でて下山完了です
5
最後に奈曽渓谷の景色を愛でて下山完了です
鳥海山山頂も最後にパチリ
4
鳥海山山頂も最後にパチリ
定番ショット
またまた定番ショット
1
またまた定番ショット
鉾立登山口に戻ってきました。お疲れさまでした!
6
鉾立登山口に戻ってきました。お疲れさまでした!

感想

憧れだった鳥海山。
でも、東京からはあまりにも遠くて日帰りで行くことにリアリティがなく、
憧れは当分憧れのままかなぁと思っていました。

しかし、先月大朝日岳まで行った経験で、
自分たちの中での日帰り圏内がどんどん拡張しています。
地図と睨めっこしていると大朝日岳まで行けたのなら、
鳥海山だって行けなくはないかなと。

せっかく登るのなら、鳥海山の醍醐味をたくさん味わえた方がいい、
ということで日本海に位置する鉾立からの象潟コースから登ることにしました。

象潟ルートは高低差1100mを8km弱の距離をかけて、
まさに鳥が海まで羽を延ばしたように優雅に標高を上げていくコース。
スタートから奈曽渓谷の壮大な眺望、賽の河原からは日本海の眺望、
御浜からは火山ならではの雄大な景色、七五三掛からは荒々しい岩稜帯、
そして360度視界が広がる外輪歩きとどの区間もまったく飽きさせません。
さらにこの時季は美しい紅葉がルート全体に彩りを加えてくれます。

大抵の山はどこかでちょっと飽きたりうんざりする箇所があるものですが、
鳥海山は下りでもそんなところは微塵もありませんでした。
思いきって行ってホントよかったです。
次回は機会があれば花と雪の季節に再訪したいですね。

それにしても、山っておもしろい。
行くまでは億劫だったり、面倒くさかったり、不安だったりすることもありますが、
行ってしまえば「行かなきゃよかった」ってことにはなったためしがありません。
たとえ雨が降ったとしても。
何かしら感ずるものとか得るものがあるのでしょうね。
 
 

前回の北ア縦走から帰ってきてから、何年ぶりかの風邪をひいてしまい、
2週間ほどからだをいたわる毎日でした。
ふだんもあんまり歩かない生活だったため、すっかり筋力が落ちました。
足も細くなりました。女子的には嬉しいけど…山登り女的には嬉しくありません。。
(鼻の下にも大きな吹き出モノができちゃったりして、なんだかボロボロでした)

鳥海山・象潟コースは、そんな弱体にぴったりで、
ゆるーりと、そして最高の景色を楽しみながら、
元気を取り戻すことができました。

朝6時半。スタート時は強い風が吹いていて、
気温はそこまで低くないものの、耳が少し痛くなりましたが、
歩いていると次第にからだもあたたまってきて、とても快適。
少しずつ太陽の光が山肌を照らし、紅葉がより濃くくっきりと見えはじめました。
いきなりこんなにすごいと思わなかったので、テンションあがっちゃいます。
ここから先は行く先も、右も左も、振り返っても紅葉が見事で、
ため息をつきながら歩く状態でした。

七五三掛から先はややちゃんとした(?)山登りっぽくなりました。
はしごがあったり、ザレた道を下ったり、雪渓を渡ったり、
そして段差の大きい岩を登ったり、と。
病み上がりの影響はほとんどなく、からだも軽くすいすいと登れました。
とはいえ、登りつづけていれば疲れは出てきます。
でも、鳥海山のいいところは、そろそろ疲れた〜と思ったところで、
また違った表情の道が現れるところ。
小屋が見えたと思ったら、
巨大な岩がいくつも積み重なっているような登山道になり、
手も使ったり、岩と岩をひょいと飛び越えたりしながら、
上へ、上へと進んでいきます。

そして3時間で山頂に到着。
山頂は狭いところで混雑しているということでしたが、
着いたときは2.3人しかおらず、その方々もすぐに降りていかれたので、
あとからいらしたおじさんたちと写真の取り合いっこをしたりと、
山頂でのんびりさせていただきました。

帰りのコースも正解でした。
ゆったり雄大な金色に光る草紅葉をみながら、ハイキング。
途中、その草紅葉に埋もれるように、
のんびりランチタイムを楽しんでいる方もいました。
すごくあたたかな雰囲気でした。

終始穏やかなおおらかな気持ちでいられた鳥海山。
これぞ癒しの山です。
また好きな山がひとつ増えました。
遠いけど、またこの季節に訪れたいです。

おしまい。









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コメント

ゲスト
私も大好きなお山の一つ鳥海山
dannyamaさん、komemameさん、こんにちわ!
レコが上がらなかったのでどうされているかな?って思っていました。
体調を崩されていたと …もうすっかり元気になられのでしょうか?大丈夫?

紅葉の時期の鳥海山も素晴らしく素敵ですね。
写真が本当にきれいで 秋にも訪れて見たいと思いました。
日本海に飛び込んで行けそうになるような鳥海山は、私も大好きなお山の一つです(^-^)
長距離お疲れ様でした。着実に百のお山も踏まれてますね
お体大事にしてくださいね。これからもお二人のレコを楽しみに拝見させて頂きます
2014/9/30 13:03
Re: 私も大好きなお山の一つ鳥海山
mipoさん、こんばんはっ
回復しました!毒が出まくって、前より元気になった感じです

鳥海山は、前にmipoさんがすごくよかった 山のひとつに挙げていて、
「ずうっと海が見えるんだよー」と言っていたのが頭から離れなくて、
それ以来、憧れの山の上位に占めつづけていた山でしたー。

だから、ぜったい天気のいい日に海を見ながら登りたい!って思っていました。

念願かなって、お天気ばかりか紅葉もすごいことになっていて、
わーって叫んでしまうほど感動〜!!!
最後まで元気いっぱいで、帰りの車は今にも居眠りをしそうなdanyamaがかわいそうで、
運転をかわってあげられるくらい、元気をチャージできました。
鳥海山に行って、完全復活〜

秋の山もあと少し。お互い安全に存分に楽しみましょう
2014/9/30 22:08
Re: 私も大好きなお山の一つ鳥海山
mipoさん

こんにちは!

mipoさんも耳の具合大丈夫でしょうか?
早く良くなってくださいね。

komemameも書いている通り、
mipoさんの言葉がなければ鳥海山には、足を延ばすことはなかったと思います。
この週末は全国的に好天予報だったので、遠出するなら今週でしょ!という感じで、
思いきって行くことができました。
おかげ様で、紅葉も相まってすばらしい山行を経験することができました。
mipoさんに感謝です!

帰りにはおいしい魚も食べて…、
遠出するとこういう愉しみががあるのもいいですね〜。

コメントありがとうございます!
2014/10/1 15:40
紅葉が見頃♫
danyamaさん、komemameさん、こんにちは

鳥海山、紅葉が見頃のちょうどいい時期に行きましたね
(私が行った8月末とは全然違う景色ですね
360°パノラマが広がる外輪歩きも気持ちいいですよねー
天気も終日晴れ てて日本海もよく見えて・・・本当に当りの日でしたね!!

お疲れさまでした
2014/9/30 20:16
Re: 紅葉が見頃♫
yama59さん

こんばんは、はじめまして komemameです。
danyamaが平標でyama59さんとお会いしたことがあるそうで!

yama59さんの鳥海山の記録みました
月山も一緒に登ったとは すごいですね〜。
私たちも冗談でそんなこと言っていたんですが、時間的に厳しくて叶いませんでした。
でも月山単独で登るのも…という感じもあるので、
yama59さんみたいに、ストイックに行くべきだったか…とか思っちゃいました。

8月末だとお花もいっぱいあるのでしょうか。
季節ごとにいろいろな楽しみがある山みたいなので、
今度は違う季節にも行ってみたくなりました。

それはそうと、yama59さんの記録にでてくるパウンドケーキ
とってもおいしそう

コメントありがとうございました
2014/9/30 22:25
Re: 紅葉が見頃♫
yama59さん

こんにちは。

鳥海山、火山特有の景色に振り返ると長い海岸線に風力発電のプロペラ。
そして眼下には広がる紅葉と素晴らしい山でした。

月山も合わせてストイックに登りたかったのですが(笑)、
Googleマップで測ってみると、自宅から鉾立の登山口まで541km。
これじゃ、ウチのワンコの留守番が24時間を超えてしまうということで、
月山は諦めましたが、鳥海山だけでも思いきって行ってみてよかったです。

コメントいただきありがとうございます!
2014/10/1 16:05
凄い行動力・・・
danyamaさん、komemameさん、こんばんは。

もう、飯豊の山行辺りからむちゃくちゃ充実した山行が続いてますね。
歩行距離も、車の走行距離も、移動距離も凄すぎます。なんだか感覚が
麻痺されてませんか?  いつも、山行記録を見るたびにびっくり。
とても楽しみにしていますよ
鳥海は私にとっても憧れの山の一つです。そして東北の山って紅葉
綺麗ですよね。いいなぁ〜。
2014/10/1 18:56
Re: 凄い行動力・・・
usatakoさん

こんばんは。

言われてみると確かにここのところ移動距離がスゴいですね。
やっぱり感覚が麻痺してますか〜(汗)

近年稀に見る8月の悪天続きの鬱憤が溜まっていたのか、
9月に入ってから好天の週末がやってくるたびに
「来週はどうなるかわからないから、行ける今のうちに行っておかなくちゃ!」
という気持ちが沸き上がったのが遠出の原因かも知れません。

ただ、人気エリアは例年以上にたいへんな人出だったようですので、
今年は多少なりともみなさんそんな心情があったのではないでしょうか。

アルプスはどこも人が多いという話を聞いていたので、
最近は自然と北海道・東北の山に足が向くようになりました。

鳥海山の紅葉のピークはもう少し先だと思うので、usatakoさんもぜひ。
運転さえ頑張れば(笑)日帰りできますよ!

コメントいただきありがとうございます。
 
 
2014/10/1 23:47
はじめまして。
いつも楽しく拝見させていただいております。
先月、私も飯豊山を登り、東北の百名山の第一座目を踏み出したところです。
鳥海山、とても素晴らしいですね。飯豊の時もそうでしたが、静かで山深い東北の山に魅力されています。

danyamaさんの写真とても綺麗ですね。質感やボケ味等々、とても好みの描写です。
宜しければ使っているカメラ、レンズ等教えていただきたく思います。
よろしくお願いします。
2014/10/3 6:48
Re: はじめまして。
takadaiさん

はじめまして。
ご訪問&コメント残していただきありがとうございます!

東北の山、いいですよね〜。
ボクたちもここのところは北海道・東北の山にベッタリでした。

鳥海山は登山ルートが9つもあり、どのルートから登るのか迷いましたが、
結局一番メジャールートで登ることにしました。
実際に行ってみると他のルートもそれぞれ魅力的な感じなので、
季節やルートを変えるとたくさん楽しめる山だと思いました。
東京から赴くにはタイヘンですが…。

ご質問の件ですが、
カメラはCanonのEOS 5Dmark2、
レンズはSIGMAの50mmの単焦点レンズを使用しています。
ご参考になれば幸いです。

拙い記録ですが、これからもご覧いただけると嬉しいです。
 
 
2014/10/3 12:22
ありがとうございます
danyamaさん

ご返答ありがとうございます。
来週の連休、鳥海山か八経ヶ岳を狙っていますが東京からではそれなりの覚悟が必要な距離ですね(笑)

シグマの単焦点でしたか!
私も普段はシグマ35ミリ単焦点を愛用しています。50もいいですねー、欲しくなってきました(笑)
これからも素敵な写真、楽しみにしてます。
2014/10/3 17:56
Re: ありがとうございます
takadaiさん

ご丁寧に返信ありがとうございます。

連休であれば、距離もそんなに気にせず行けるので、
どちらの山もいいですね〜。

なんと、35mmの単焦点をお使いですか!
ボクはtakadaiさんとは逆に35mmアートラインがずっと気になっていて…、
大きさがネックで今も迷い続けているんです(笑)
2014/10/4 9:38
素晴らしすぎて絶句
お二人様

超遅コメ失礼します。
相変わらず素晴らしいレコに絶句(危うく絶命 笑)です。
写真は完全にプロの領域ですね。そのまま山岳写真家になれるのではないでしょうか。(ただし収入の保証ができませんので、なられる際は自己責任でお願いします(笑))。
そしてそして、毎度言うようですが、モデルさんの歩行フォームが実に美しい! こちらは山渓あたりの専属モデルになれると思います(笑)。
ぜひ真似したいので一度透明人間になって同行し、実物の歩き方を研究したいものです(笑)。透明ストーカーって(笑)これ犯罪?

鳥海山は私も狙っているお山。大変参考になりました。
2014/10/8 6:01
Re: 素晴らしすぎて絶句
tsukadonさん

こんばんは。komemameです。
あぁ、こんなに褒められたのはいつぶりでしょう!
もう記憶にないくらい…笑
いまや褒めてくれるのはtsukadonさんだけです〜

とはいえ、私の歩き方は…
danyamaにいわせると、
まだダメダメだそうです
体幹がしっかりしてないから、岩場とかだとふらついたりして、
その無駄な動きによって、疲れてしまうと。
これでもだいぶ成長したんですけど、我が家のスパルタ先生はどこまでもキビシイのです。。
でもtsukadonさんも推してくださることですし、
いつかモデルデビューすることを夢見て(笑)
今後も精進してまいります〜
透明人間となって、ぜひまた褒めてください〜。

鳥海山は、ほんとすばらしい山でした。
ちょっと遠いですが、今すぐにでも行って欲しいです
まだうつくしい紅葉が見られるはず!

うれしいコメントありがとうございました〜
2014/10/8 20:21
Re: 素晴らしすぎて絶句
tsukadonさん

こんにちは。

山岳写真家!めっそうもありません…。
ただ、素人ながら山の写真を撮っていて感じるのは、
撮影の機材や腕よりもその日その時その場所(小田和正風)にいることの方が
大切だったりするんじゃないかということです。
ですから自分ではこれからもそんな瞬間にできるだけたくさん立ち会えるように、
モデルともども(笑)、腕ではなく足を鍛えておかなきゃ!と思う次第です。

コメントいただきありがとうございますっ!
 
2014/10/9 13:32
ホントにいい山
お久しぶりです。

鳥海山、実は一度しか行ったことはないのですが、ほんとうにいい山だったと記憶に強く残っていますが、紅葉の季節も、間違いなかったようですね。

学生時代に東北に住んでいましたので、夏の日に一泊でのんびり登りました。海はキラキラ、草原は雄大、空は高く、気持ちのよいこと、この上なかった。


そんな気分味わわれたようですね。

しかし、車の運転、大変だったのではないでしょうか?
この夏に、久しぶりに東北の山、ということで焼石岳に行きましたが、
日帰りにすると、負担大きいかなって、思いました。


お二人の山は、いろいろな可能性に気づかせてくれるヤマレコです。
これからも、楽しみにしています。
2014/10/9 10:11
Re: ホントにいい山
devilmanさん

こんにちは。

鳥海山、もうdevilmanさんの描写の通りの山で、
うんうん頷きながらコメント読ませていただきました!

クルマの運転、たしかにタイヘンでした。
いつもはボクがひとりで運転することが多いのですが、
1車線の単調な山形道を運転していると
有無を言わせないほどの暴力的な睡魔が襲ってきまして
帰りは東北道に出るまでkomemameに運転を変わってもらい横で爆睡してました。
特に土曜日の日帰り山行は、仕事終わりなので行きは良くても帰りがツラい!

遠出の日帰りの場合は「これからは戦力として計算するよ」って、
今回の山行を終えてkomemameに話したばかりでした。

コメントいただきありがとうございます。
 
2014/10/9 16:14
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