きつぅ〜!!大河原峠から大岳・北横岳周回
- GPS
- 08:03
- 距離
- 9.9km
- 登り
- 771m
- 下り
- 765m
コースタイム
- 山行
- 6:21
- 休憩
- 1:34
- 合計
- 7:55
歩きにくい露岩の大岩&滑りやすい苔の岩の下りなどで歩きにくいコースでしたが、唯一、天祥寺原から大河原峠まではかなりのハイペースで、コースタイムの半分程度の所要時間で歩いています
天候 | 登山口では超ガス!・・・以降、徐々に晴れ後曇り |
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過去天気図(気象庁) | 2014年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
※蓼科山七合目登山口から約6km、途中から道幅が狭くなり、2か所ほど片側相互通行の場所がありました ※大河原峠には大河原ヒュッテ、大河原峠売店、公衆トイレがあります ※駐車スペースは道が大きく開けている大河原峠の左右に30台ほどのスペースがあります |
コース状況/ 危険箇所等 |
○コース状況 ・コース全体を通じて、露岩の大岩の場所と針葉樹林隊の苔のついた岩の道が多数あり、思っている以上に時間を要するコースです。(我が家はいつも遅いペースですが10kmほどの行程を休憩時間を入れて8時間かかりました) ※大岩の露岩は極めて歩きにくいですし、針葉樹林帯の苔のついた岩の道はものすごく滑りますので、充分注意が必要です。 ※小さなお子さんを連れての山行には向かないですし、初心者コースとは言えないコースだと思います。(北横岳から三ツ岳を経由して雨池峠に至るコースの3倍以上の疲労と時間を要するコースです) 【大河原峠〜双子山】 ・標高差100mほどで天候さえ良ければ普段着でも30分程度で歩けると思います ・針葉樹林帯と開けた場所が交互に現れる緩い登りです ・もちろん危険箇所はありません ※双子山山頂は長細い広い場所の一角で、360度の展望があり、南ア、南八つ、蓼科山、浅間山、そして北アの後立方面が見ることが出来ます 【双子山〜双子池】 ・クマザサの茂る針葉樹の森の中を、ゆるゆると標高差100mほど下ります ・所用時間20分ほどで危険箇所はありません ・下り切った場所に双子池ヒュッテがあり、小屋の前の広場を挟むように雄池と雌池があります ・雄池は小屋の皆さんの50年にもわたる努力の賜物で、大腸菌検査も問題のない飲料水として使用出来る水質のようです。湖畔に行く手前に「水筒とカメラ以外は持ち込まない」旨の注意看板がありますのでご注意下さい。(これも水質維持のためのようです) ・反対側の雌池には反時計回りで半周した辺りにテント場があります。今回はそこまで行っていませんが、眺めたところ湖畔に10張程度、樹林の中にも設置スペースがあるように見えました。 【双子池〜大岳分岐】 ・小屋の正面から標高差400mほどを約2時間(コースタイムは1時間40分)かかけて登ります。徐々に傾斜がきつくなり大きな岩を乗り越えたりする場所が多数ありますので、濡れている時はかなり足元が危ないと思います。また下りでは使いたくないコースです。 ・行程の半分ほどの場所に、大岩が多数露出した「天狗の路地」があり、好展望の場所ですが、休憩に適した場所はほとんどないように感じました。 ・「天狗の路地」から岩に苔がついて滑りやすい針葉樹林帯を登り上げると、大岳分岐に到着です。 【大岳分岐〜大岳】 ・大岳分岐から一旦軽く下り、大きな岩の多い斜面を登り上げると、片道20分ほどで大岳山頂です。 ・山頂には文字の消えかかった木製の山頂標識と石の祠があります。360度の好展望地ですが、10名ほどが休憩できる場所しかありません。 ・また南東側は切れ落ちているので注意が必要です。 【大岳分岐〜北横岳(北峰)】 ・ここも極めて歩きにくいところで、しばらくは露岩の大岩の道、やがて樹林帯の急登となります。 ・北横岳北峰直前で大きな岩峰を右に巻いた場所に梯子と簡単な鎖場が一ヶ所だけありますが、周辺は灌木に覆われており高度感もなく難しい場所ではありません。 ・傾斜が緩くなると北横岳北峰です。 【北横岳(北峰)〜亀甲池】 ・北西方向にザレた斜面を下り始め、すぐに北東方向に進行方向を変えます。視界が開けているのはほんの数分間だけで、以降は標高差400mほどを針葉樹林帯の急な斜面で1時間ほどで下ります。 ・陽の射さない斜面の為、岩に苔がついていてとても滑りますので、足の置場を慎重に選ばないとスリップ&転倒となりますので充分注意が必要です。 ・亀甲池は大きな池ですが、この時期は1/3程度しか水がありませんでした。 ※休憩するにはよい場所かも知れませんが、熊が出て来そうな場所でした(汗) 【亀甲池〜天祥寺原分岐)】 ・北東方向に少しだけ登ると平坦な歩きやすい道になります。特に難儀することなく20分程進み、枯れ沢を渡渉するとすぐに天祥寺原分岐に到着です。 ・天祥寺原分岐はビーナスラインの竜源橋方面と大河原峠方面との分岐となっており、少し開けた野芝の広がる場所です。 ・谷間のような場所ですが休憩適所かも知れません。 【天祥寺平〜大河原峠】 ・岩のある緩い斜面をゆるゆる登ります。 ・左右にはクマザサと針葉樹が点在する気持ち良い道です。 ・所要時間50分程で赤い屋根の大河原ヒュッテが見え、大河原峠に到着です。 ○トイレ情報 1.大河原峠 ・綺麗な公衆トイレがあります(ペーパー据え付け、簡易水洗トイレ) 2.双子池 ・双子池ヒュッテ脇に通行者用の簡易トイレがあります(ペーパー据え付け、簡易水洗トイレで、ペーパーは箱に入れることになっています) ・100円/回 ※今回のコース上では、この2か所しかトイレがありません。北横岳南峰からロープウェイ方面に下ると北横岳ヒュッテがありますので、そちらを利用すると良いと思います(但し、再度、南峰までの登り返しがありますが・・・) ※男性小用x2、女性用x2 ○熊関連 ・幸いにも熊との遭遇はありませんでしたが、双子山かた双子池までの間で1か所まだ新しい熊の糞を見かけました。またヤマレコでも天祥寺原付近で熊の糞を見かけた方が多いようですので、熊よけ鈴など音の出るものを携帯した方がよいと思います。 |
写真
装備
個人装備 |
レインウェア(上下)(1)
ソフトシェルジャケット(1)
エマージェンシーキット(1)
カメラ(M4/3機)(1)
手袋(1)
ゲイター(1)
帽子(キャップ)(1)
スマートフォン(1)
ヘッドライト(1)
速乾性タオル(1)
水(1L)(1)
多機能ウォッチ(1)
ダウンジャケット(1)
ストック(1)
サングラス(1)
着替え(1)
熊よけ鈴(1)
|
---|---|
共同装備 |
GPS(1)
自動車(1)
行動食(1)
タブレット(1)
地図(1)
コンパス(1)
サプリメント(1)
|
感想
10月唯一の連休だったので、当初、双子池で今年最後のテント泊の予定でした
ところが台風18号の接近で天候は悪化傾向
急遽日帰りで同じコースを歩くことにしました
この辺りのことは日記をご覧下さい
http://www.yamareco.com/modules/diary/26365-detail-81651#comment826579
佐久方面から女神湖を過ぎ、大河原峠に近づくにつれてガスが出始め、蓼科山七合目登山口から先、約6kmの間は霧で極めて視界が悪くのろのろ運転を強いられました
やっと到着した大河原峠には以外にも多くの登山者の姿
予定コースはともかく双子池まで行ければいいかなと歩き始めました
ところが双子山に取りつき始めると、みるみる霧が晴れ出し、双子山では見事な一面の雲海
天候は急激に回復し、蓼科山、北横岳、南八つまでばっちり!
予定通りに行動することとしました
双子池までは順調そのものでしたが、そこから先はとにかく歩きにくいコース
大岩の露岩、滑りやすい樹林帯の苔の道
コースタイムを大幅に越える時間を要する山行になりました
折れた太い枝や斜めに張りだした岩などに脛や膝をぶつけること多数!
嫁は2度ほど歩けないほどにぶつけることもありました
天候はさほど良くはありませんでしたが、予定コースを何とか歩き切ることが出来ました
このコースは人が少なく静かな山行が味わえるコースだとは思いますが、人には勧められないコースですね
特に初心者や小さなお子さん連れの場合には止めておいた方が良いと感じました
大岳分岐と北横岳の間ですれ違ったお子さん2人を連れた若いご夫婦、ハイキング感覚と聞いていたとおっしゃっていましたが、無事に双子池まで明るいうちに降りられテント泊出来たのか心配です
もし歩かれるのであれば天候がよく、出来るだけ足場が乾燥している時期に、時間に余裕を持った計画で歩かれたほうが良いと感じました
コメント
この記録に関連する登山ルート
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思っていたよりも大変なコースだったみたいですね。
ワタクシも以前、麦草峠から北横岳まであるいたとき、思わぬ大岩ゴロゴロに時間を取られて三つ岳山頂でシャリバテでスタックしかかったことがありまして、あの歩きにくさを思い出しました。
今回は台風のためテント泊はキャンセルされたとのことですが、この日は何とか日差しもあったし紅葉もばっちりだったようで、結果オーライのよいハイクだったのでは。
(今回はさすがに、翌日以降の筋肉痛も心配かな? )
お疲れ様でした。
tatsucaさん
いつもコメント有難うございます
元々、双子池でテント泊で2日での計画を、無理やり日帰りにしてしまったので、大河原峠から双子池までの往復の所要時間分だけ遅くなったこと、岩場や苔むした斜面の移動に予想以上に時間を取られたこと、嫁が大岳への登りで膝を打ち、いつも以上に行動速度が落ちたことetc・・・結局、行動時間8時間の行程になっちゃいました(汗)
計画の甘さが露見した山行となり、少々反省が残りますね
これまで何度となく山に出掛けていますが、帰宅が暗くなってからというのは、一昨年の天狗岳以来の2度目です
幸いにも翌日が公休日だったので、片付けの心配はありませんでしたが、何ともすっきりしない感じです
とは言え、ガスが出て展望がなかったりの場面もありましたが、雨にも降られず、初めてのコースでも迷うこともなく、更にはカモシカにも出逢えましたし、紅葉もまあまあ
終わってみれば、我が家としては上出来な感じだったと思います
ちなみに嫁は筋肉痛になりましたが、私は大丈夫でした
前日から当日、行動中に下山後、帰宅後もストレッチばかりしていたのが良かったのかも知れませんね♪
なんだかいつものお二人の山歩きとは違って辛そう
双子池良さそうですね、、、ニヤリ
風が無く天気が良ければ素晴らしい映り込みが期待できそう!
カモシカさんも良い被写体になりましたね
もしかしてモデル願望あったのでしょうか(笑)
ponsukeさん
いつもコメント有難うございます。
台風の接近で快晴は期待出来ないとわかっていたのに出掛けちゃいました
しかもテント泊での計画を、無理やり日帰りにしたので、正直、ちょっときつかったです
・・・が、結構楽しめましたよ
岩登りも、我が家が苦手な片側切れ落ちたような場所ではなかったのですし、苔で滑る道も北八つをあちこち歩いていたので慣れっこな感じでした
双子池の紅葉は晴れていれば最高だと思います
この日も曇天ながら、高画素フルサイズ機(レンズは高倍率ズームでしたが・・・)を三脚に固定して撮影している方が数人
風景写真を撮影するのには、大河原峠、双子山、双子池はお勧めです
カモシカに出逢えたのが一番嬉しかったですね♪
またどこかの山で出逢いたいものです
双子池、いつか行ってみたい場所です。
そしてカモシカ!うらやましいです
いつも同じコースを同じ日に歩いた人が、オコジョやカモシカに会ったとヤマレコで見るので縁が無いみたいで。
今回は大変なコースだったようですが、大きな怪我はなく無事に下山されて良かったです。私はもうちょっと経験を積んでからだなぁと勉強になりました
chiho_wさん
コメント有難うございます。
尾瀬の際に気になったので、軽い気持ちでコメントさせて頂いたのに、その後の我が家のレコもご覧頂いていたんですね
ちょっと嬉しいです♪
カモシカ・・・今回はかなりの至近距離での遭遇でした
実は一昨年の10月に黒斑山に単独で出掛けた際に、もっと近くで出逢っているんですよ
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-352375.html
それ以外にも小浅間山、硫黄岳途中のオーレン小屋、前掛山途中のカモシカ平などでも見かけたことがあります(ちょっと自慢(笑))
今回は台風の接近前の微妙な天候での山行でしたので、展望は今ひとつでしたが、カモシカとの出逢いでちょっと憂鬱な気分が吹き飛んでしまいました
このコース・・・至仏や谷川をあの時間で歩かれる脚力があるchiho_wさんなら問題ないと思いますよ
但し!晴天時限定ってことで(濡れると危険ですし、ガスが出るとただでさえ見つけにくい岩のマーキングが見えなくなりますからね)
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