冬の気配、静かさの和名倉山へ。
- GPS
- 32:00
- 距離
- 22.9km
- 登り
- 1,380m
- 下り
- 1,380m
コースタイム
- 山行
- 2:00
- 休憩
- 1:16
- 合計
- 3:16
- 山行
- 6:17
- 休憩
- 1:36
- 合計
- 7:53
過去天気図(気象庁) | 2014年11月の天気図 |
---|---|
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
三連休だが、天気予報は思わしくなく、初日は実際雨。決断しかねていて、翌日も朝を迎えると、埼玉北部は良い天気。
二日間もちそうなのは奥秩父あたりと思っていたが、初日に出遅れているので、小屋に入るだけのところを考えた。小屋のストーブでのんびりする感じ。
機会あればと思っていた和名倉山なら、将監小屋に午後からでも入れる。
いいお天気も埼玉北部だけだったらしく、車を走らせるとすっかり曇りに。
奥多摩を抜け、三ノ瀬の民宿みはらしの駐車場に二日間の料金を支払い、身支度して登りはじめる。木々の色付きはこの辺りが最盛期のようだが、曇天で残念。
厚くなった落ち葉を踏み、小屋まで1時間半ほど。
ストーブに当たって、のんびりするが、ほどなく、8名ほどの団体が到着。にぎやかになる。年輩のご夫婦が二組と8名の団体が同宿の客。素泊まりはこちらのみ。
ストーブの上のやかんの湯は使い放題。コッヘルに水を汲んでストーブの上に置くだけで、ほどなく湯は沸く。
一時間ほど、将監峠から飛龍山の稜線に散歩に行くが、戻ってきてしばらくで飯にする。
夜空に星のきれいな夜。
翌朝、暗い内から泊り客の全員が始動。この季節、5時半過ぎてもまだ暗い。
和名倉から秩父湖に降りるというご夫婦と前後して出発。
山の神土から和名倉山の道に入る。最初はスズタケをかき分けていく。朝露で濡れた葉で、ズボンが濡れる。合羽の下を着る。
天気はよい。
巻き道が終わるとスズタケも終わる。
冬型になっているのか、風が木々をならし、冬の気配がする。葉を落とした木々、風の音、冬も近い。思い出すこの雰囲気。日が雲に翳ると、その気配は強くなる。
富士山が見え、大菩薩が見え、そして奥秩父の主稜の山々も姿を現す。
展望の良いのが、この山のいいところか。明るい稜線を行く。
道はよい。ふみ跡ははっきりしている。
東仙波は、大変展望がよいピークだ。雲取山から飛龍山、そして西には顕著に唐松尾山から雁坂嶺、甲武信岳、国師、北奥千丈とひろがる。
東仙波から北へとルートは角度を変え、一旦かなり下る。
この辺りから、露岩の展望が開けるところが断続的に続く。南アルプスが、北岳、間の岳の白い姿が見える。南アルプスも天気よいみたい。
わりとあっけなく、川又分岐を過ぎ、油断していると、すぐに右へとトラバースのふみ跡にはぃってしまう。全然地図と違う。当たらかに水場へのルートだ。
一応、その先を見てみる。すぐに水場の沢に出た。
五分ほどかけて戻る。指導標もあり、水場へのルートの書き込みがあった。
二瀬の分岐は、そのすぐ上だった。
頂上へ、右に折れる。落葉松の幼木が映えている火事場跡を過ぎ、せっかくの明るい拓けたと斜面から、暗い苔むした森に入ると、ほどなく頂上。平らなところだ。
写真だけとって、戻る。
初めて雲取山に登った時、大きな白石山(和名倉山)の山容に驚いたが、やっとここに来た。今では、バリエーションではなくなっている。
ちなみに、将監小屋の人に聞いたが、小屋の利用者の多くが和名倉山を目指す人という。
二瀬分岐でザックを下し、軽食を取る。明るい朝の光だ。
二瀬へ向かうテント泊の人が一人休んでいた。
この後、数人とすれ違いながら、来た道を戻る。日が高くなり、明るさを増し、木々の色が光り輝いていて、歩いていても、飽きない。こんなお天気だったら、季節だったら、いい稜線だ。
山の神土にお昼前に戻り、牛王院の近くで昼食にした。
下山は青空に映える落葉松の黄色の名残を楽しみながら、暑い落ち葉を踏み踏み、尾根を下り、一時半ころ、お客さんでにぎわう「みはらし」に戻ってきた。
自分たちも本当は奥秩父と思っていたのですが、違う所に行ってしまいました。
和奈倉山は静かでいい山ですよね。秋色が似合います。
仙波の稜線も好きなとこです。
秩父湖へ抜けるのも楽しいですが、お車でしたら回収が大変ですよね。
本当にこの辺りがよい季節ですね
ステーキ鍋のご経験、笑えるけど、うまそうでしたね。
この季節、冬に向かって、奥秩父や奥多摩はよくなってきましたね。
雰囲気が、ほんとうにいいです。
特に、この日は本当に快晴、大展望で、満喫できました。
おっしゃる通り、車の回収を考えると、和名倉山は悩ましいです。
秩父湖の川又か、三峰のどこかにおいて、バスも利用して回収とかしないと、難しいですね。まず、秩父湖からピストンして、作戦考えたいですね。
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