佐渡の原生林を味わう山毛欅ガ平山(ぶながひらやま)

2023年05月27日(土) [日帰り]

• GPS: 06:26
• 距離: 12.7km
• 登り: 845m
• 下り: 743m

コースタイム

日帰り

• 山行: 6:20
• 休憩: 0:06
• 合計: 6:26

9:27 駐車スペース
12:38 12:44 山毛欅ガ平山
15:53 駐車スペース

＊GPSログを公開して良いとガイドさんに確認済みです。
＊最後ログが止まっていたため、ゴールが手前になっています。

恐らく山と高原地図的には0.9くらいのコースタイムで歩きました。
参加者のレベルに応じて休憩を適宜入れてくださいます。

天候

晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車 船

■佐渡汽船フェリー
　片道3,170円(2等)　2等は当日購入で十分間に合う。30分前到着を目安。
　駐車場は万代島立体駐車場(E駐車場)の3階がおすすめ。
　駐車券をフェリー乗り場付近にある機械に通せば24時間800円。
　往路6:00新潟港→8:30両津港　復路12:40両津港→15:10新潟港
■タイムズレンタカー
　8:30から翌日12:00頃までで8,000円ちょっと。(会員割引25%)
■入山規制
　山頂部周辺の原生林エリアは新潟大学の演習林となっています。
　環境保護の観点から1日16名までの許可制で、山頂へ行くには、
　佐渡観光交流機構の主催するエコツアーに応募することになります。
　https://peraichi.com/landing_pages/view/w41lr/
　通常は山頂へ寄りませんが、申し込み時に伝え申し込むことで、
　ガイドさん案内のもと登頂可能です。(内海付ルート1人1万円)
　登山口まではタクシーやレンタカー等、ご自身で手配して向かうことになります。
　★ガイドさんの植生案内を聞きながら、様々な花や巨樹に触れ、
　　佐渡の自然を存分に味わえる素晴らしいツアーですよ★

コース状況／危険箇所等

内海付ルートは一部ちょろちょろと水が流れているところを歩きます。
トレランシューズなどは水が染みる可能性があるので、防水性シューズがおすすめ。
またトゲのある植物にやられてしまうので、薄い生地は避けた方が良いです。

その他周辺情報

■参考記録
　Jokerさんらが2021年6月12日に上げられている記録を参考にしました。
　https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-3271315.html

写真

5/27 9:27

狭いスペースに駐車して出発します。

5/27 10:07

このように水の流れる場所も登山道上にはあります。
これで水量が少ない方。

5/27 10:26

育ち過ぎたコゴミがいっぱい！

5/27 11:02

コースはガイドさん達が整備して下さっています。

5/27 11:10

ヤマウツボ

5/27 11:15

ラン科アツモリソウ属に分類されるクマガイソウ

5/27 11:25

ヤマオダマキ

5/27 11:26

林道に出ました

5/27 11:28

これ、フキノトウらしいです

5/27 11:34

めちゃくちゃ太いツタに巻き付かれた大杉

5/27 11:29

シラネアオイ

5/27 11:44

ヒトリシズカ

5/27 11:39

シラネアオイとヒトリシズカ

5/27 11:52

ザゼンソウ

5/27 12:21

いよいよ山毛欅ガ平山へ

5/27 12:39

20分ほどで山毛欅ガ平山(ぶながひらやま)に登頂！

5/27 12:29

こんな大杉が登山道のいたるところに見られます

5/27 13:03

これ、左右と中央の全部が繋がっています！！！

5/27 13:19

5/27 13:22

大王杉、だったっけか。
すごく存在感のある大杉です。

5/27 13:26

誰かが三尊杉と名付けたらしいですが、イマイチ？

5/27 13:35

JR東日本のポスターに起用された、例の大杉！

5/27 13:46

なぜこんなにぐねぐねした？！

5/27 14:11

ヤマシャクヤク

5/27 14:18

サンカヨウ

5/27 14:35

見晴しのいい所に出ました。
かつてここでは牛の放牧がされ、小学生が遠足で来ていたそうです。
遠くに見えるのは小佐渡。

5/27 14:47

ヤマツツジ

5/27 15:03

幽玄な雰囲気。
カエルの合唱が響きます。

撮影機器：

OLYMPUS Tough TG-5 オリンパス

感想

kame3ma

1度目の佐渡は、金北山と金剛山を結ぶ大佐渡縦走を歩きました。
その後越後百山の一覧を見ていると、佐渡にはあと3座も未踏の山が残っていて、
そのうち漢字すら読めない「山毛欅ガ平山」は、山頂周辺が入山禁止となっており、ツアーに参加することで入山出来ると知りました。

1人1万円のツアー料金はさすがにちょっと躊躇してしまうもの。
ただそれだけの価値は十分にあり、普段気にせず通過している植生に気を留め、
原生林にひっそり生きる数多くの大杉を始め、佐渡の大自然を満喫できます。
それをガイドさんの素晴らしいお話を聞きながら歩けるのなら、多くの人にも
是非知って欲しいなと感じる経験になりました。