岩井堂山〜大林山〜八頭山〜冠着山 ゴ・ドーハンの山旅 里山御嶽巡り

2023年06月04日(日) [日帰り]

• GPS: 08:59
• 距離: 23.7km
• 登り: 1,604m
• 下り: 1,601m

コースタイム

日帰り

• 山行: 7:25
• 休憩: 1:33
• 合計: 8:58

8:51 鳥居平
9:30 9:47 荒砥城跡
10:54 10:57 自在神社登山口
11:46 11:54 岩井堂山
13:20 13:21 反射板分岐
13:37 13:37 室賀小九合目
14:11 14:14 大林山
14:33 14:33 岩井堂山分岐
14:45 14:47 ぽんぽんの平
15:02 15:27 八頭山
16:58 17:32 冠着山
17:49 17:49 鳥居平
17:49 ゴール地点

天候

晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車 自転車

コース状況／危険箇所等

ほぼ全域が松茸山でシーズンには入山禁止になるようです。

写真

前夜はカレーパーティでささやかな御祝い。この時ばかりは禁酒解禁。『兎田ワイナリー』の秩父ロゼ。

食後の珈琲は「コピ・ルアク」、何とジャコウネコの糞から採れるコーヒー豆。酸味と後味が独特でした。

バースデーワガシは黒松の『草月』の季節限定品。

6/4 8:50

還暦初登山は“姨捨山”狙った訳ではありませんが、無事に帰れるか心配です。鳥居平登山口、山頂まで1.1Kですが、まずはマリンちゃんで山下りです。

6/4 9:16

結局、樽岩・不動滝の場所はわかりませんでした。千曲市誕生20周年。二十歳とはお若い！

6/4 9:17

戦国時代の荒砥城跡に昭和40年代遊興施設が作られ、それらが平成2年に廃止撤去された後、公園として整備されたみたい。

6/4 9:25

何か映画のセットみたいだな、と思ったら大河のロケ地にもなったみたい。

6/4 9:28

交通の要衝であった千曲市域は多くの山城が作られたとのこと。

6/4 9:35

荒砥城は1524年村上氏の一族山田氏により築城されたと伝わりますが、観光開発で多くの遺構か破壊されたみたい。

6/4 9:37

「風林火山」の武田信玄役は若き日の市川亀○○さん。

6/4 9:41

遠景は残雪の白馬三山。

6/4 9:42

戸隠山のギザギザも目立ちます。お隣は高妻山。

6/4 9:45

千曲川は濁っています。対岸は五里ヶ峰。その向こうに先週登った堂叡山(大道山)から太郎山方面の峰々。

6/4 9:45

何はともあれ眺望は良いです。ピラミダルなお山は岩井堂山。本日の山行はあそこから。

6/4 9:46

尾根伝いに大林山、八頭山を経由して

6/4 9:46

冠着山(姨捨山)を目指します。

6/4 9:55

“アラトくん”と記念のツーショット。

6/4 10:05

温泉が賑わっていた頃はロープウェイもあり、係員のおじさんは露天風呂に入りながら、よく手を振っていたそうです。

6/4 10:29

岩井堂山(自在山)が近づいてきました。

6/4 10:37

その麓の一画にある青麻(あおそ)神社。そこから100m登ると大きな岩の祠があり薬師様が安置されているとのこと。残念ながら今回はパス。

6/4 10:40

田植えを終えたばかり水田に堂叡山(大道山)〜大峰山のシルエット。

6/4 10:54

マリンを上平集会所に置いて、登山口の自在神社。予想外に立派な神社でした。

6/4 10:55

祭神は大己貴命で、村上義光公も合祀。

6/4 10:56

行程案内板がありました。“九竜山”はこと時初めて知りました。九頭竜の祠でもあるのかと期待ワクワクでしたが・・・

6/4 10:59

害獣除けゲートを開けると、長〜い石段が待っていました。中段に赤鳥居。

6/4 11:00

その脇の石燈籠は「當邨願主大橋曽野右衛門榮信/嘉永四年辛亥年無射吉祥日(1851，ぶえき九月)」

6/4 11:05

まだまだ石段が続きます。

6/4 11:06

奥宮も良い感じの佇まい。さすが信濃村上氏の崇敬を得た神社です。

6/4 11:08

本殿や境内社の建つ石垣には「于時安政二稔乙卯七月(1855)當所世話人宮下佐市 同大橋曽野右エ門 同大橋伍兵衛 同□(穴喜舜？)産子中」。

6/4 11:09

「奉寄進石燈籠一双所求成就祈処/享保十四己酉歳林鐘(1729、六月)三五・・/願主小嶋氏」

6/4 11:12

山道に入ります。

6/4 11:13

少し岩々しています。

6/4 11:15

見た目より急斜面です。

6/4 11:22

樹窓に堂叡山(大道山)

6/4 11:22

太郎山

6/4 11:27

昨年の奇妙山の時にも見かけた赤札の目印。

6/4 11:35

自在山へ

6/4 11:39

辺り一面はご覧の松林。看板の他、監視カメラも・・・

6/4 11:41

貴重な彩り

6/4 11:45

自在山(岩井堂山)とうちゃこ！

6/4 11:46

何と想定外の御嶽三座神「國常立尊 /國狭槌尊/豊斟淳尊」それぞれ御嶽山、八海山、三笠山を表す神名。「上平村講中」

6/4 11:47

隣に「摩利支天」もありました。「大正八年十月(1919)/山辺鹿之助」と確認できました。

6/4 11:50

「上平」793.04 m三等三角点

6/4 11:51

戦国時代の烽火台があったみたいです。城山とも呼ばれていたそう。

6/4 11:54

此処にも何かあったのかな？堂叡山が見えます。

6/4 11:55

城跡らしい遺構も随所にあります。本郭からの下りはほぼ垂直。

6/4 12:02

堀切

6/4 12:04

先程の荒砥城跡が見えました。下段には城泉山観音寺や日本歴史館の建物があります。

6/4 12:51

反射板がありました。

6/4 12:56

折角なので九竜山に寄り道していきましょう。

6/4 13:20

尾根に乗りました。

6/4 13:23

九竜山頂1168mはどう見ても尾根の途中でした。

6/4 13:32

室賀小の「8合目」、「9合目」を経て、

6/4 13:45

大林山1333m山頂とうちゃこ。左は祠かと思ったら記名帳が入っています。

6/4 13:46

「標高1333.3m氷澤山/旧上田市最高峰」とあります。

6/4 13:46

爺ヶ岳〜鹿島槍方面

6/4 13:53

ランチ休憩していたら、七星テントウムシがしゃしゃりでてきました。が、サンバは踊ってくれませんでした。

6/4 13:59

山頂の彩り：レンゲツツジ

6/4 14:00

山頂の彩り：アヤメ

6/4 14:01

ワラビさんも。

6/4 14:12

蓼科山方面

6/4 14:34

いよいよメインミッションの八頭山へ。

6/4 14:46

ぽんぽんの平

6/4 15:02

八頭山1204mにとうちゃこしましたが、まさに♬探し物は何ですか、見つけにくい物ですか・・状態。

6/4 15:22

それは山頂から少し下った所にありました！パッと見、ただの自然石。空也上人の杖を作るのに丁度よい鹿の角が落ちてました。

6/4 15:23

よ〜く眺めていると、角の隣に「八海山大神」が現われました。

6/4 15:23

そして「御嶽神社/三笠山大神」と続きます。よく見つかりました。

6/4 15:25

これは知らないと出逢えませんね。ブログ『千曲市上山田　会いに行ける神々たち』に感謝です。

6/4 15:34

このあたり、ちょとルートが分かりづらかったです。

6/4 15:49

四十八曲峠

6/4 15:55

ここもキノコの山です。

6/4 16:09

林道に出ました。結局「不動滝・樽岩」は宿題になりました。

6/4 16:32

反射板から冠着山頂を目指します。

6/4 16:33

岩井堂山と堂叡山のある峰々。

6/4 16:47

山頂直下はとても滑りやすい急登になっています。

6/4 16:56

神社の裏手に出ました。

6/4 16:58

山名方位盤。天の岩戸を背負った手力男命が美しい峰に魅かれここで一休みし、冠を着け直した伝説があります。

6/4 16:58

「冠着」1252.2 m三等三角点

6/4 16:59

冠着神社。宝暦四年(1754)月の神、月読尊が祀られたそう。

6/4 16:59

“月の都　千曲”『古今和歌集』に「我が心慰めかねつ更級や姨捨山に照る月を見て」と詠まれた。7月下旬にはヒメボタルが舞うそうです。

6/4 17:00

戸隠、高妻、火打、妙高、黒姫、飯縄山方面。コカリナで♬メロディを一曲。

6/4 17:03

大林山〜八頭山、歩きてきた方向

6/4 17:06

もちろん『楢山節考』の元になった姨捨伝説も忘れてはいけませんね。

6/4 17:19

「更級や　姨捨山の　月ぞこれ/虚子」

6/4 17:27

山頂から少し下った所に立派な石祠。修復されていますが「麻績(おみ)組 永井村中 再建/寛政十一(1799)」とあります・

6/4 17:29

「冠着山大権現」とあります。月読尊とは別神でしょうか？

6/4 17:36

天使の梯子的な聖山

6/4 17:48

駐車地に戻ってゴールです。ここから直接冠着に登れば1.1kの距離です(笑)

6/4 18:53

残念ながらカツカレーはありませんでした。

6/4 19:12

ロースかつ定食(1320円)お肉がとてもやわらかでした。

6/4 19:33

温泉に向かう途中で、岩井堂山のシルエット。

6/4 19:43

小高い丘にある坂城町「びんぐし湯さん館」(550円JAF450円)、広めの露天が良かったです。21時まで入れます。

撮影機器：

iPhone 8 64GB SIMフリー Apple

感想

godohan

・G地図を見ていたら冠着山中に「不動滝・樽岩」なる所を見つけ、詳しく見てみると不動像や御嶽神社碑の写真があったので気になって行ってみました。下調べで『千曲市上山田　会いに行ける神々たち』のブログを見つけ、八頭山の石塔も知りました。結果的には「不動滝・樽岩」は見つけることができず宿題になりました。マリンで林道を下ると、クライマーさんらしい車が数台あったので、その辺りに取り付きがあったのかもしれません。八頭山の方もやっと見つけるも、外見は普通の自然石でした。知らなければ御嶽が祀られているとは気づかない感じでした。
・岩井堂山から八頭山経由で冠着山というコースを設定してみましたが、初っ端の岩井堂山にも御嶽が祀られていました。サプライズで喜びましたが、後に『偏平足』さんのブログを見ると、八頭山、岩井堂山どちらも紹介されていました。流石で御座います。
・例にもれずこちらの里山もいたる所に「入山禁止」「罰金○○円」の看板があります。もとより松茸なんて頭にありませんが、気持ち良く歩く訳にはいかないようです。

コメント

oyarisama

こんばんは。
ようこそ、信州へお越しくださいました。先ずは還暦、おめでとうございます。
還暦に姨捨山とは、確かにウケ狙いかと。私は来年登ることになりそうです。
それにしても、長いルートお疲れさまでした。普通なら、それぞれ別々に狙うピークを一気に登頂してしまうとは、かなりの猛者とお見受けいたします。とうてい私には、及ばないルート。よって、津久井のとんかつだけは、しっかり参考にさせていただきました。
それから、楢山節考印象的な映画でした。特に今でも、蛇の交尾のシーンが（下ネタではなく）昔の人々の生活をどこか象徴しているようで良く覚えています。キャストは、左トン平しか、覚えていませんが。
godohanさんにも、宜しくお伝えください。
それでは、また。

godohan

oyarisamaさん どうもです。

ありがとうございます。
来年ですか、道理でTVドラマの話があうはずですね(笑)。
2週連続で信州で遊ばせていただきました。まだまだ行きたいお山はたくさんあるのですが、信州の里山って松茸山が多いようで、もうすぐ入山禁止になってしまうのかなぁ。今年は北アや本家御嶽山にも行きたいと思っています。　それではコメントありがとうございました。godoham




2週連続で信州の