丹沢大山
- GPS
- --:--
- 距離
- 9.9km
- 登り
- 1,113m
- 下り
- 1,108m
コースタイム
天候 | (晴れ間を期待するも)曇り時々微かに雪 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
帰り:蓑毛BSより秦野駅行きバス |
コース状況/ 危険箇所等 |
下社、見晴台間の道は整備されていたので安全に歩くことができます。 足元だけでなく頭上も一応注意した方がよいかと。 山頂に近い場所では泥道が凍っていました。 少し温くなれば道はドロドロ。 融け具合が微妙な個所では、登りの人が4〜5人、立て続けに滑っていました。 |
その他周辺情報 | 大山の麓にある茶湯寺に寄りました。百一日参りのお寺として有名だそう。 百一日参りなんて初めて知りました。由来は以下にて http://tyatoudera.syarasoujyu.com/ |
写真
感想
伊勢原駅からバスに乗り、終点の大山ケーブルで下車。
行先はもちろん大山です。
停留所付近でおにぎりを小さめにかじりかじり、身支度などを済ませて出発。
細い階段を登っていくと、視線の先に「百一日参りの寺『茶湯寺』」
と書かれたプレートが張り付いています。
山を歩きに来たのに、最初からお寺参りでもないのでしょうが、
行ったことがないので立ち寄ってみることにします。
大山川を渡り、階段を上ると、石仏というか観音様らしき像が大勢でお出迎えです。
茶湯寺は古民家のような家で、一見してお堂のような建物が見あたりません。
奥の建物を覗くとお釈迦様の大きな涅槃像がありました。
重要文化財か何かだという涅槃像を拝んで、茶湯寺を辞しました。
この後は元のコマ参道を登り、さらに男坂を登ります。
いつもなら下社まで行ってお参りするのですが、今回は失礼させていただき、
見晴台へのトラバースを行きます。
途中で「滑落注意」等の表示がうるさいくらい出てきたので、
この辺りは死亡事故があったのではないかと思いながら歩くと、
果たして死亡事故が発生した区間であるとの表示が出てきました。
見晴台でも他のハイカーが話しているのが聞こえましたが、
昨年発生した事故の現場がこのルートだったようです。
見晴台に着くと地面は霜で白くなっており、
幸か不幸か地面はドロドロの形のまま凍っていました。
大山を仰ぐと白くガスで覆われており、展望は期待できそうにもありません。
空中には雪のようなものが舞っています。
近くでよく見ると、細長い形をした珍しい雪でした。
とても寒かったので長居はできず、早々に山頂を目指し見晴らし台を後にします。
寒くて冴えない天候ですが、お客は沢山来ており、
トレランやらお散歩?のような人、ハイカーやら色々います。
中には、途中で足が吊ったらしい方もいらっしゃいました。
頂上でのんびりし過ぎて、体が冷えたのかもしれません。
登りながら時々遠くを見ると、江ノ島や煌めく海、伊豆方面が見えたりしましたが、
山頂に着いてみたら何も見えませんでした。
景色はまっしろでした。
お約束通り山頂の写真を撮った後は、速やかに空いているベンチとテーブルを確保。
大変寒かったです。温度計を持って行かなかったことが悔やまれます。
早く食べて、早く山頂から下りよう。
寒さの穏やかなところに移動しよう。
その割にしっかり食べて、山頂を後にしました。
山頂付近は少し凍結していて、軽アイゼンを出したものかと考えましたが、
気をつければ問題なく歩くことができました。
同じ場所で登りが4〜5人、続けて滑っていたのが不思議な光景でした。
凍結箇所はほんの短い区間だけで、下社との分岐まではちょっと泥っぽい道です。
下社との分岐を過ぎ、さらに下って蓑毛越まで下り、本日最大のミッション。(笑)
この先に浅間山という電波施設を戴く山があり、
大したことなく登ることができるハズなのですが、
前回は藪にひるんだか何かでピークを踏むことは叶いませんでした。
今回は浅間山の山頂を踏むことと、山頂にあるであろう三角点を探します。
なお山頂は電波施設から20M程度東?にあります。
蓑毛越え側からは歩きやすい道がありますが、前回の失敗を繰り返さないために、
浅間山の巻き道を進んで南斜面から登ることにしました。
登り始めは緩い傾斜の歩きやすい道ですが、道の中央に側溝、
いえ、中央溝を作っており、どう歩いたものかちょっと混乱します。
浅間山の山頂には電波施設が建てられているのですが、
どうやらこの道の地下は電波施設に電気を供給するケーブルが通っているようです。
道といっても分厚い石板や中央溝?が散乱しているといった風で、
作り手がここをどう整備するつもりなのかよく分かりません。
ぐいぐい進むと平坦な場所に躍り出ます。
さらに進むと広場のような開けた場所に出て、左側にフェンスで囲まれた電波施設、そして右側に浅間山と書かれた表示板と三角点を見つけることができました。
ずっと引っかかっていた山頂を確認してから、フェンスの横を歩いて浅間山を下り、蓑毛越えから蓑毛へ下ります。
この道は比較的道幅が広く、石がたくさん敷き詰められていました。
遠い昔から歩かれた道なのだろうと思うと、目の前の景色が異空間に見えてきました。
異空間もヤビツ峠と蓑毛を結ぶ道に出ると終わりを告げ、
沢沿いの小道をぶらぶら歩くと、蓑毛バス停にぶつかり、この日の山行は終了です。
大山も歴史の名残を感じながら歩くと、違った世界に見えて素敵でした。
お疲れさまでした。
大山は古くから信仰された山ですから当時の石碑が沢山ありますね。
いつ頃のだろう? こういう時、年号が判るとタイムスリップできます。
それと特徴的な峰ですけど峰が3つ見えますね、だから「三峰山」です。
実は細かいピークがいくつもあって三十峰山なんじゃないかとー。
機会がありましたらチャレンジされてみてください。
こんばんは。コメントありがとうございます。
あのボコボコの峰は、やはり三峰山だったのですね。
いかにも「三峰山」と呼びたくなる風貌でしたが、
今ひとつ自信がなく、帰宅してから地図の標高を眺めていました。
山と高原地図で見ると少し身構えてしまうのですが、行かれたらいいな。
山で見つけた面白いものは、できるだけ見ておきたいと思うのですが
石碑の年号等をスルーしてしまうなど、気持ちに余裕がなかったんだなと
後で気づかされました。
時間にも限りはあるのですが、古い道を通る時は丁寧に見ていきたいです。
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