日光/黒檜岳・大平山
- GPS
- 08:12
- 距離
- 26.5km
- 登り
- 1,252m
- 下り
- 1,254m
コースタイム
- 山行
- 7:15
- 休憩
- 0:57
- 合計
- 8:12
天候 | 晴れのち曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
竜頭の滝臨時駐車場に駐車。公衆トイレは無いけれどもいつも空いています。 ◆赤沼奥日光低公害バス 帰路の千手ヶ浜から石楠花橋までは低公害バスを利用。大人500円(交通系ICカード可)。 https://www.nikko-nsm.co.jp/bus.html |
コース状況/ 危険箇所等 |
◆道の状況 ・菖蒲ヶ浜〜千手ヶ浜: 特に危険箇所は無いと思うが事故はあるみたいだ。 ・黒檜岳登山口〜黒檜岳: 尾根取付までのトラバース路は径幅も狭く法面も緩いので端を歩いて踏み抜かないように要注意。P1802まで急登が続く。マークはかなり充実しているので見られなくなったら道迷いを疑うこと。 ・黒檜岳分岐〜大平山分岐: 平坦な樹林帯であり迷いやすいがマークは充実している。 ・大平山分岐〜大平山: 登山道とは言える径では無い。道迷いを除けば危険箇所は無い。 ◆登山ポスト 竜頭の滝近傍には登山ポストは見当たらない。 |
写真
感想
中禅寺湖南岸の山は一昨年初冬に社山から黒檜岳を歩いたが大平山を飛ばしたことが引っ掛かっていた。なので今度は千手ヶ浜から黒檜岳経由で大平山を目指した。展望が良い訳でも無いし暑い季節にどうかと言うのもあるけれど宿題を片付ける的な感覚でしょうか。ほぼ1ヶ月振りの山登りでかなり疲れました。
最初から赤沼からのバス利用でと言う手もあるのだけれどどうも時間の制約が最初に着くのが面倒で竜頭の滝臨時駐車場からの出発にした。帰りは帰りでその時考えよう、と。5:30前に出発出来たので千手ヶ浜までも誰にも会わなかった。人に会わないのは結構だが獣に出会うのは時として厄介なので途中でイノシシらしき足跡を見て急いで熊鈴を取り出した。とは言え今日は獣にも出会わなかった。朝の陽光に刻々と色合いを変えていく湖面や対岸の山の景色は実に美しい。千手ヶ浜で一旦バス停に立ち寄り時刻表を確認して千手堂の先へ。
中禅寺湖南岸歩道もシャクナゲの花期に歩いてみたいものだが、その歩道の入口近くから黒檜岳への登山道が始まる。すぐに急登になり涼しいと思っていたのに汗が出る。ちょうど良い所で沢を横切るので少し涼を取れた。そこから尾根の取付まではごく近かった。とは言え尾根取付からP1802までも急登は続くのだが。P1802からは勾配も緩まり穏やかな稜線が黒檜岳、大平山へと続く。黒檜岳の山頂標識がある地点でヤマレコアプリを見るとここは黒檜岳最高地点となっていて黒檜岳山頂は西にあるとのこと。前回はここ止まりだったけれど今回は真の黒檜岳山頂を踏むことが出来た。そこからもう少し西へシゲト山を展望できるところは無いかと歩いてみたけれど一向に樹林から抜ける気配が無いので雨量計に出合った所で引き返した。藪山っぽいけれどそれ程アップダウンは無いからシゲト山は機会があれば登ってみたいものだ。
大平山へは先ほどの黒檜岳分岐から社山方面に樹林の中を歩いて行く。前回も迷いやすさを感じながら歩いたが赤黄のマークが無いと本当に危うい。ただ大平山分岐まで10分程度だ。大平山分岐から大平山の間は最早登山道と言える径は無い。笹原の歩みと言い足尾の山を彷彿とさせる。ここは足尾なんだ。東側の急崖沿いに最初は歩いたが尾根の縁が西方向に向きを変える所まで来ると間藤辺りの街が展望できた。そして西側に進んでいくと松木渓谷右岸のまだ木も生え揃わない斜面を抱いた山並みも。大平山山頂に着くと質素な手作りの山頂標識が出迎えてくれる。でも松木山と言う名前の山頂標識も期待していたのだがそれは無かった。先ほどの禿山の山並みをよく見ると東の方から中倉山、沢入山と認められた。そして中倉山の山頂の西側に1本の大樹がはっきりと見えたのだけれどあれは孤高のブナなんだろうか。暫し補給しながら展望を楽しんでいたがあっと言う間にガスが覆ってしまった。大平山の南東稜線も藪が濃いとは聞くけれど山頂から見る姿は結構魅力的だった。
往路を引き返すだけではあるが下りの長く感じること。湖畔に降り立つともうアップダウンは嫌と言う気分。ちょうど12:40のバスに間に合う時間だがバスを使っても石楠花橋から歩くんで時間的には大差ない。でも下りだけだと言う誘惑に負けてバスに乗った。バスの乗客も千手ヶ浜からは5人だけとちょっと驚いたが石楠花橋から竜頭の滝上まで誰にも会わないにも驚かされた。流石に竜頭の滝は観光客で一杯だけれど、山中でも3人しか会わなかったし、夏休みで東武特急も満席、街中も人が溢れ、渋滞も激しいこの時期の日光なのに、なんと静かな山旅を楽しめたことか。
旧松木村の人々は松木山と読んで親しんだと聞くが残念ながら松木山と言う山頂標識はなかったが、この太平山を目指すと結局どう言うルートにしても20kmコースになるみたいだ。でも二度歩いてこの山域の繋がりが解ってきた気がする。もう少し拡げて楽しんでみますか。
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