吉備路の山全山縦走大会 《 Fog on the Barrow-Downs 》

2015年03月15日(日) [日帰り]

• GPS: 09:04
• 距離: 34.6km
• 登り: 1,538m
• 下り: 1,537m

コースタイム

服部駅5:30〜犬墓山7:20〜馬頭観音7:40〜北門8:15〜温羅遺跡8:25〜鬼ノ城8:45〜西門8:50〜奥坂9:25〜足守10:10〜（休憩）〜龍泉寺11:15〜竜王山11:45〜神崎農園12:10〜（休憩）〜三光山12:40〜大平山13:10〜吉備津神社13:50〜茶臼山古墳14:20〜吉備津彦神社14:30〜ゴール地点14:35

天候

終始曇天模様もこれ以上なく歩きやすい気温だった

アクセス

利用交通機関：

電車

JR吉備線の服部駅がスタートだったので事前に総社駅近くのビジネスホテルを予約した。

コース状況／危険箇所等

地図上でルートがわかりにくいポイントには必ず運営の方がいてくれました。第一回でまだ要領がわからない中、本当に大変だったと思います。おかげで道迷いすることなく吉備路を楽しんで歩くことができました、ありがとうございました。

写真

JR吉備線服部駅に到着。5時15分(^^;;　受付を済ませてスタートです！ココロオドル！

夜が明ける・・・今日は曇りの予報

砂川公園を横切り経山へ向かう登山道へ入ります。事前に地図を見た結論は、初っ端の経山から鬼ノ城までが一番キツイと想像。

シダ植物がすごいな

経山へ向かう途中、鬼ノ城の西門が見えた。吉備津彦ノ命が桃太郎、鬼ノ城に住む温羅（うら）が鬼のモデルとされています。さあ桃太郎伝説の核心部へ！

犬墓山を通過。犬墓・・・桃太郎の犬と何か関係があるのやも知らんね。

道中、写真のような観音様を度々お見かけします。夫婦でしょうか、ほとんど対でいらっしゃいます

八畳岩。道中には方位岩、夕差岩、鬼の餅つき岩、鯉岩などたくさんの巨岩がある。さすが鬼の住む山

中でも1番迫力のある鬼の差し上げ岩。温羅が素手で持ち上げて造った洞窟。温羅（うら）は吉備地方に一大勢力を築いた鬼とされ暴虐の限りを尽くしたため大和王朝から派遣された吉備津彦ノ命に打ち取られたとされる。（ただしこの話は勝者の大和王朝からの見方である）

鬼ノ城北門に着いた。

途中、鬼ノ城展望台より眺める・・・。結局、桃太郎のおとぎ話は、大和王朝と吉備国の戦争の縮小図にように思える。温羅は敗者であるため勝者の大和王朝に善悪をすげ替えられただけで実際は善政を敷いた吉備の国主だったのかもしれない。まあ、国と国との戦争なので当然何かの利害関係があったんだろうな。出雲国の国譲りもおそらく大和国と戦争があったという比喩だろう。

この辺りが鬼ノ城のピーク。温羅（おそらく集団をひとりの鬼として例えた）は投石をして吉備津彦（大和王朝軍の例え）を迎え撃ったのだろう。大和側は弓矢で対抗した。投石と矢がぶつかり合うのを見て麓の矢喰宮の伝承が出来上がったのではと想像してみる。

角楼より西門。角楼は防御の強化のための設備らしい。ということは温羅の吉備国軍と吉備津彦率いる大和王朝軍の激戦区はこの辺りだったのかと想像してみる。

敷石。雨で城壁が崩れないようとのこと。日本の古代山城には類似のものはないらしい。温羅が朝鮮からの渡来人だとするとかなりの築城技術を持つ集団だったのだろう。

鬼ノ城をくだり、奥坂休憩場でパンとさつま揚げをいただき先を急ぎます。いい感じの里山歩きです(^^)

六道峠を越えて、足守「お休み処」に着いた。第三CP。

しばらく待ち時間があったため近くを散策。足守は雛人形の街らしい

これはすごいね！

こんな感じで個人宅でも家の前に展示してます

お休み処で一服して、龍泉寺へ向かいます。

足守のメインストリート。風情アリ

龍泉寺についた。龍から出る水で滝行をするみたいです

龍泉寺で参拝

となりに大きい龍王池

桃太郎の猿にもモデルがいるらしい。犬は犬養毅の先祖、名門犬養家のこと。キジはどうなんだろうね

途中、六道地蔵をとおり、

竜王山へ到着！狛犬ではなく狛獅子？

もんげー、どういう意味なの？

神崎農園で一休み。こんにゃく唐揚げなるものを食べます。味はほぼ唐揚げwうまい！

三光山。ここは急登だった・・・

続いて大平山へ。展望良し！

こんな感じです。晴れていたらもっといい展望だろうな〜

山陽自動車道をくぐります。山陽道は走ったことがありません

ついにラストの吉備の中山が見えてきたぞ

吉備津神社へ参拝して、

さあ最後の登りだ！

途中、茶臼山古墳を通る。吉備津彦が埋葬されているとのこと。温羅との戦いに勝ったのに中央の大和ではなくなんでまた辺境の吉備に埋葬されたのだろう？

有名な吉備津彦神社の回廊を歩く。人がいないと凄い雰囲気がある。

最後に吉備津彦神社に無事を感謝して参拝！

吉備津彦神社の駐車場がゴール！予想より早く着きました！守屋さん（たぶん）と握手しました！

記念写真を撮って頂きました。

電車の待ち時間で撮影。梅と回廊。

そしてかの有名な吉備津彦神社の御釜殿。地中深く温羅の首が埋まっていていまなお首から声が聞こえるらしい。温羅の声で釜が振動し吉凶を占う。内部撮影禁止なので外観を。

さて帰ります。晴れの国・岡山、楽しかったです！また来年！

愛犬「お土産ないの？」

感想

yakidango

20後半頃まで旅が好きで休みになると全国どこかへ出かけていた。いわゆる乗り鉄、周遊券や青春18きっぷのユーザーだった。

岡山県は自分の好きな姫新線と因美線が通っている。特に因美線の山間を縫う里山感は最高の車窓だと思っている。なぜ鉄道絶景ベスト10にはいっていないのか不思議なくらいだ(^^;;

さて、いまは旅から山へ移行しつつあるのだが、今回はその岡山県遠征の2日目。

ネットで守屋さん主催の縦走大会を知った。10年前に吉備路を備中一宮から総社までサイクリングしたのを思い出して懐かしくなり、また35kmにも惹かれてはるばる参加してみた次第。

結果は、飯能アルプスで鍛えられたおかげか、かなりの余裕を持ってのゴール(^^)

しかし運営の方との話の中で、「これは楽なほうやな。六甲全山は距離もそうやがアップダウンが三倍違うで。全部の体力使い果たして干物になっても着かん人は着かん。」だそうです(^^;;)

怖いもの見たさでいつか挑戦したいですね(^^)

コメント

exclude

ご参加ありがとうございました
実行委員の一人です。
遠くからご参加をいただきありがとうございます。お陰様で事故ももなく無事終了することができました。ありがとうございました。今回の至らなかったところを改善し、来年も開催予定です。どうぞよろしくお願いいたします
岡山弁「もんげー」とは、「すごい」「ものすごい」です

yakidango

楽しく歩けました(^^)
こちらこそありがとうございました！excludeさんたち運営の方々のおかげで吉備路を楽しんで歩くことができました(^^)自分は旅も好きなので今回は旅プラス山で最高の２日間を過ごせました。来年も是非参加したいと思います。よろしくお願いします(^^)