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Yamareco

記録ID: 60174
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雪山ハイキング
栗駒・早池峰

軍沢岳 神室連峰を裏から眺めに

2010年04月04日(日) [日帰り]
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kiyoshi その他4人
GPS
05:30
距離
6.1km
登り
683m
下り
683m

コースタイム

9:40 駐車場発
9:46 登山口(じゃないけど無理やり)
12:10 県境尾根に合流
12:34 軍沢岳山頂
13:30 山頂出発
14:57 登山口
15:07 駐車場
天候 快晴
過去天気図(気象庁) 2010年04月の天気図
アクセス
コース状況/
危険箇所等
*軍沢岳(1193.7m)は、宮城、秋田、山形の3県境にあり、神室連峰に対峙する山です。登山道はなく、冬と残雪期にしか訪れられない秘峰の一つ。周囲を取り囲むのは、新庄神室、虎毛、高松、鬼首禿と、東北の名山のど真ん中です。岳人2月号?の山スキー特集でごく簡単に紹介されたのが記憶に新しいところです。
*宮城県鬼首と秋田県湯沢を結ぶ道路の、県境となる「鬼首トンネル」を湯沢側に抜けてすぐ、カモシカ橋のたもとからガードレールと動物除け柵を乗り越えて(笑)登山がはじまります。
*ここを乗り越えられるかどうかが、結構ポイントで、私は今日は「アルミ梯子」まで用意しましたが、先週の雪が残っていて大丈夫でした。
*いきなり天を衝くような急登です。細い細い尾根をひたすら耐えて1時間、やや傾斜が緩みますが、まだまだ先は長い。だんだんと雪堤が広がってきて、前方に大きな雪庇が見えてきたら、県境稜線は近い。
*展望は抜群です。ずっと背中に虎毛山と高松岳、左手に禿岳が見えています。最初からブナ中心の東北らしい尾根歩きです。
*宮城、秋田、山形の県境尾根に出ると、見渡す限りの雪田状態。どこを歩いてもいい感じ。右手に大きくカーブして、ドーム状に見える軍沢岳へ。遠くに見えますが、県境尾根までくれば事実上の登山は終わり。稜線漫歩となります。
*この辺りから、森林限界でとなり、ついに「神室連峰」が左手に現れます。まずは連峰最高峰の小又山、天狗森、そして神室岳、前神室岳が。
*頂上は雪庇状態になっています。360度の大展望でした…
*快晴で微風、雪庇の下1mのところで、ランチタイム。1時間も長居しました。
*本日は、先日知り合ったばかりの宮城の山ブロガーの、maro7, okkanai, morinoさんと一緒に登りました。みなさんベテランでいろいろ教えていただきました。
*登山口は、地図でよく調べてください。いわゆる登山口はありません。
*雪の状態は今週が最後くらい。急登部分の雪がはがれてきています。上はたっぷりなのですが…
*誰もいないと思ったのですが、山スキー屋さんが一人。さっさかわれわれを追い越していきました。この山に一人で…かなりのベテランと見ました。
*古川ICから登山口付近の駐車場まで約2時間かかります。
*駐車場は登山者用ではありませんが、30台ほどとめられます。
*トイレはありませんので、どこかで済ませてきてくださいね。
*ポストも勿論ないです^^;
*今日は素敵なメンバーと登る
2010年04月04日 09:42撮影 by  FinePix F70EXR, FUJIFILM
4/4 9:42
*今日は素敵なメンバーと登る
一番奥が軍沢岳。左の尾根を登る
2010年04月04日 09:45撮影 by  FinePix F70EXR, FUJIFILM
4/4 9:45
一番奥が軍沢岳。左の尾根を登る
マイペースのマロ7
2010年04月04日 10:01撮影 by  FinePix F70EXR, FUJIFILM
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マイペースのマロ7
このクロベ、東北一の噂。
2010年04月04日 10:09撮影 by  FinePix F70EXR, FUJIFILM
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このクロベ、東北一の噂。
morino1200thは、超俊足。
2010年04月04日 10:16撮影 by  FinePix F70EXR, FUJIFILM
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morino1200thは、超俊足。
藪もある急登の途中
2010年04月04日 10:16撮影 by  FinePix F70EXR, FUJIFILM
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藪もある急登の途中
余裕の私と不安げなマロ7
2010年04月04日 10:27撮影 by  FinePix F70EXR, FUJIFILM
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余裕の私と不安げなマロ7
ブナ越しの虎毛山
2010年04月04日 11:14撮影 by  FinePix F70EXR, FUJIFILM
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ブナ越しの虎毛山
哲学的マロ7
2010年04月04日 11:17撮影 by  FinePix F70EXR, FUJIFILM
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哲学的マロ7
広い雪原とブナの間を登る
2010年04月04日 11:17撮影 by  FinePix F70EXR, FUJIFILM
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広い雪原とブナの間を登る
春の新芽のころに来たい
2010年04月04日 11:29撮影 by  FinePix F70EXR, FUJIFILM
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春の新芽のころに来たい
okkanaiはどんどん進む
2010年04月04日 11:29撮影 by  FinePix F70EXR, FUJIFILM
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okkanaiはどんどん進む
禿岳とマロ7
2010年04月04日 11:31撮影 by  FinePix F70EXR, FUJIFILM
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禿岳とマロ7
長い雪庇の右側をいく
2010年04月04日 11:56撮影 by  FinePix F70EXR, FUJIFILM
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長い雪庇の右側をいく
右手のドームが軍沢岳
2010年04月04日 12:19撮影 by  FinePix F70EXR, FUJIFILM
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右手のドームが軍沢岳
最後の登りに
2010年04月04日 12:26撮影 by  FinePix F70EXR, FUJIFILM
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最後の登りに
神室連峰最高峰の小又山。
2010年04月04日 12:32撮影 by  FinePix F70EXR, FUJIFILM
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神室連峰最高峰の小又山。
左手は小又山と連峰
2010年04月04日 12:32撮影 by  FinePix F70EXR, FUJIFILM
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左手は小又山と連峰
右手は虎毛と栗駒
2010年04月04日 12:33撮影 by  FinePix F70EXR, FUJIFILM
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右手は虎毛と栗駒
神室連峰がせりあがる
2010年04月04日 12:34撮影 by  FinePix F70EXR, FUJIFILM
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神室連峰がせりあがる
頂上で祈るマロ7とmorino1200th
2010年04月04日 12:35撮影 by  FinePix F70EXR, FUJIFILM
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頂上で祈るマロ7とmorino1200th
女性グループも登頂
2010年04月04日 12:35撮影 by  FinePix F70EXR, FUJIFILM
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女性グループも登頂
神室岳と前神室の全貌
2010年04月04日 12:39撮影 by  FinePix F70EXR, FUJIFILM
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神室岳と前神室の全貌
高松岳と山伏岳
2010年04月04日 12:41撮影 by  FinePix F70EXR, FUJIFILM
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高松岳と山伏岳
小又山
2010年04月04日 13:21撮影 by  FinePix F70EXR, FUJIFILM
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小又山
東北最奥部
2010年04月04日 12:40撮影 by  FinePix F70EXR, FUJIFILM
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東北最奥部
至福のランチ
虎毛の左に栗駒も見える
2010年04月04日 13:20撮影 by  FinePix F70EXR, FUJIFILM
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至福のランチ
虎毛の左に栗駒も見える
名残惜しむマロ7とmorino1200th
2010年04月04日 13:27撮影 by  FinePix F70EXR, FUJIFILM
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名残惜しむマロ7とmorino1200th
下山開始
2010年04月04日 13:32撮影 by  FinePix F70EXR, FUJIFILM
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下山開始
虎毛を眺めて
2010年04月04日 13:41撮影 by  FinePix F70EXR, FUJIFILM
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虎毛を眺めて
ここを去る気持ちになれない
2010年04月04日 13:37撮影 by  FinePix F70EXR, FUJIFILM
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ここを去る気持ちになれない
ブナの森を降りる
2010年04月04日 13:42撮影 by  FinePix F70EXR, FUJIFILM
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ブナの森を降りる
もう最後だ…ちょっと寂しい
2010年04月04日 13:43撮影 by  FinePix F70EXR, FUJIFILM
4/4 13:43
もう最後だ…ちょっと寂しい
ブナの森の光と影
2010年04月04日 13:43撮影 by  FinePix F70EXR, FUJIFILM
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ブナの森の光と影
油断するとこんなことに
2010年04月04日 14:49撮影 by  FinePix F70EXR, FUJIFILM
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油断するとこんなことに
この柵を乗り越えるわけです
2010年04月04日 14:57撮影 by  FinePix F70EXR, FUJIFILM
4/4 14:57
この柵を乗り越えるわけです

感想

*夏道のない山シリーズ第3回完結しました(笑)今年の小さなテーマだったので、満足^^
*同行してくださった、maro7さん、morinoさん、okkanaiさんに感謝です!
*とてもいい山なのに一部の岳人にしか知られていないのは、下からは見えない山だからでしょうか。新庄神室の峰々にも遜色のない山なのでもったいない。手つかずのブナ林が広がっており、本当に東北らしい山でした。

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コメント

何も言うまい、絶景のお山でした
全方位展望にため息の連続でした。
数十年のお山で、こんなにいい光景はあったかなと懐古してましたよ。
充実した急登に満足し、高松、虎毛山塊を背後に登り…
山頂からは新庄神室の絶景に文句はんなし。
また、こんなお山にお目にかかりたいですね。
ありがとうございました。(~0~)
2010/4/4 21:20
お疲れ様でした
我々だけではいけなかった山です。マロ7さんとmorinoさんに感謝です。またokkanaiさんとの楽しい会話も心に残りました。
今年ずっと狙っていた山でしたが、もう無理だと思っていたのです。雪山シーズン最後にいけて本望です^^
北泉東尾根、馬ノ神、そして軍沢。夏道のない山を登りたかったので、今年の目標が達成できました。ありがとうございました。
2010/4/4 21:37
素晴しい山です
こんなに素晴しい山にご案内いただき、本当にありがとうございました。
マロ7さんからお誘いあった時、聞いた事あるような無いような…なんて思いましたが、絶景を堪能できました。
冬しかいけない山、残念ですが、だからこそ素晴しいのでしょうね。
天気も含めて一期一会。最高でした。
2010/4/4 22:20
運転も、お疲れ様でした
思い出に残る山行でした。なんだか、まだぼーっとしております。
急登も急登でしたが、ずっと展望があるので、気持ちよかったですね〜頂上稜線はパラダイスでした。何より我々以外1名のみ、という貸切登山でしたからね。好天に恵まれて、神室や虎毛、高松、禿をみながらの登りって、考えてみれば贅沢ですよね。
morinoさんの快速ぶりに驚きました。いろんなことを教えていただき、ありがとうございました。亀足ですが、これに懲りずにまたお誘いくださいね。明日のブログアップ楽しみにしています。
2010/4/4 22:44
夏道無しシリーズ、今日もお疲れ様でした。
ARKです。 おばんです。
コメントありがとうございました。
お互い、天気に恵まれて良かったですね。
休みの日に、こんな天気に恵まれるのも珍しいです。
--------------------
夏道無し!シリーズ、ホント、今しかできませんものね。
これがあるから、止められないっ!、そんな感じですね。
2010/4/4 23:16
ARKさん、山っていいですね^^
本当にそう思いました。つらい急登もなんのその、展望の尾根と絶景の山頂、快晴微風の今日の天気。そして、素晴らしい同行者!すべてに感謝!という感じでした。

ARKさんも刈田岳登れてよかったですね。今日は本当に絶好の山日和でしたね^^
2010/4/4 23:51
プロフィール画像
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