藤原岳 福寿草の群落
- GPS
- --:--
- 距離
- 9.4km
- 登り
- 1,118m
- 下り
- 1,126m
コースタイム
天候 | 曇り後晴れ、ほぼ無風 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
コースタイムは、写真撮りながらゆっくり歩いています。 大貝戸表登山口にきれいな休憩所、トイレ、靴洗い場、登山届のポストあります。 表登山道は整備されたハイキング道で、8合目より本格的な登山道になる。 3月31日現在、8合目より先に所々残雪が有りましたが、シャーベット状でアイゼン等はなくても問題なし。ただ、雪解けで泥々状態、踏み抜きも注意。夏道登山道を歩きます。 案内標識は整備され、登山者も多い。 天狗岩方面の途中案内表示が白瀬峠になっていて一瞬迷うが、天狗岩も同方向。 9合目より先の藤原山荘の新しいトイレは、ゴールデンウイーク頃から使える予定。 |
その他周辺情報 | 藤原岳山頂手前で、泥だらけになっていたスポーツサングラスを拾いました。 持って下山し、大貝戸登山口の休憩所の忘れ物BOXに入れました。 お心当たりのある方は、見て下さいね。(保存期間があるようです) |
写真
感想
昨年の4月頃、山で知り合ったKさんから、藤原岳の福寿草の群落に感激したと聞きました。
私も見てみたいと思い、ヤマレコ情報も参考に4月の初旬を予定。
天気予報は第1週が芳しくないので、晴れの3月最後の日に出かけました。
平日でしたが春休みということもあってか、登山者は多く、初夏のような陽気。
八合目を過ぎて残雪が現れ、黄色の福寿草の最初の一輪を見つけたときは感激!
すぐに次々と黄色い花株が現れ、かわいく明るくお陽様に向かって花を広げていました。
登山道は雪解けでぬかるんでいましたが、八合目、九合目と予想以上にたくさんの福寿草にすっかり満足。この山の石灰岩質に合う花なんですね。
藤原山荘手前から所々にある残雪の登山道は泥色、今回は天狗岩まで歩きます。
カレンフェルト地形なんですね。まるまる石灰岩の鉱業資源の山でもある。
そんなことも考えながら、霞みがかった向こうの養老山地、鈴鹿や滋賀の山々など景色をながめ、のんびり歩く。
天狗岩からの眺めも良かった。ここで休憩、少しの間一人だけの静かな時間があった。
このまま下山も考えたけど、予定時間にやや余裕あり、藤原岳山頂にも行ってみました。
すでに山頂には誰もいなかったから独り占め。
谷の向こう側の山々の名前は知らないが、いつか行けることもあるのかしら?
下山は、雪解け道の泥々と、石灰岩の尖った石と泥の雪に神経を消耗しながら降りていく。
その間も福寿草の黄色い花を飽くことなく眺めたり、写真撮ったり、ようやくの八合目で、ホッと緊張が緩む。
後は登山口まで淡々と下るだけと、少々疲れも出、気も緩んできた二合目過ぎ、ふと登山道の右脇の土手で何かが動く気配に右を見ると、なんと!大きな蛇が複雑な形にとぐろを巻いてうごめいている!
首のあたりが青っぽく、全体に黒っぽい、アオダイショウだ!
蛇は鎌首を前方に伸ばした、私は体を引くように立ち止まった。
刹那、蛇は束ねたホースのように、どさりと私の目の前の登山道にその身を投げ、すぐに解き、体をくねらせて登山道を降りて行った。
全長1.8mほどの大物で、図らずも蛇に先を譲った形になった。この間ほんの数秒!
私は、しばし呆然と佇み、前に踏み出せず、カメラを取り出すも、尻尾のほうしか画面に入らない。蛇はやがて左側の土手を登り、林の中に消えた。
山は春になり眠りから覚めた。花も、鳥も、蝶も虫も、蛇も爬虫類も活動し始めた。
(田中澄江さんの「花の百名山」にも、藤原岳はヘビのことが出てますね)
まるで小説を読んでいるようで引き込まれました。
文才がおありなんですね^^
ところで、アオダイショウに攻撃されなくて良かったですね。
春になり、人間も同じですが、草木も含め、全てが息吹いてます。
春爛漫、お山を満喫していきたいですね
messiahさんコメントありがとうございます。
自分のすぐ横に蛇を確認した時は、本当に緊張しました。
まず、マムシではない、アオダイショウだ落ち着けと思い、
相手も私を攻撃するつもりはなく、逃れようとしていると判断し、
身を引くように立ち止まったのです。
気づかずに通り過ぎて、後から飛び降りられたら、
もっとびっくりして怖かったと思います。
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