南鈴鹿の秀峰・宮指路岳から仙ヶ岳へ【東海展望から仙鶏尾根で周回】
- GPS
- --:--
- 距離
- 8.7km
- 登り
- 944m
- 下り
- 950m
コースタイム
- 山行
- 6:10
- 休憩
- 2:25
- 合計
- 8:35
天候 | 晴れ 絶好の登山日和、但し少し霞んで遠望は? 【気温】 駐車地スタート時:7℃ 仙ヶ岳:22℃ 林道へ下山時:17℃ |
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過去天気図(気象庁) | 2015年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
大石橋の奥、ゲート前の駐車スペースを利用。(ICより約15分) |
コース状況/ 危険箇所等 |
指標は完備していて道はわかりやすいですが、全コース岩混じりで 足に優しい道は少ないと感じました。 【犬帰しの剣】 風化した花崗岩とザレのキレット状の急斜面です。 ルートを探して少し左寄りに出過ぎて、危険な岩壁をトラバースする 事になりました。掴んだら禿げれる程岩が脆く、押さえつけて ホールドにしました。落石には十分注意して下さい。 |
その他周辺情報 | 林道の路肩スペースなので、登山届ポストは有りません。 |
写真
感想
何故か今まで足が向かなかった南鈴鹿のエリア。
今回は今まで眺めるだけだった山に出かけよう。
南鈴鹿の初心者としては、できるだけ多くの見所を歩きたい。
そこで選んだコースは、東海展望・三体仏岩・犬帰しの剣・仙の石を
廻り、南側から鈴鹿の景色を眺めてみよう。
黄砂の飛来が心配だが天気は良さそうだ。
大石橋の奥から少し戻って宮指路岳登山口へ向かい
完備した指標に導かれて堰堤を越え、ヤケギ谷コースを辿る。
小岐須峠への分岐を過ぎしばらくして右から合流する谷に入ると、
雫の様な滝の二股に出る。
右股から山腹に絡んで中間の尾根を急登すると、やがて左股左岸の
山腹に絡んで幾筋もの谷を横切り高度を稼ぐと、流れの音が大きくなり
平坦地に出る。目の前にはヤケギ谷の源流部が緩やかに流れている。
谷を跨ぐと2〜3張のテントスペースが広がっている。
小さな尾根?を乗越すとやがて谷の源頭部が広がる。
すぐ目の前の尾根に取り付き、立派な尾根に出逢って右折すると
宮指路岳への主尾根に乗り、すぐにザレの台地に大岩が集まる
東海展望に出る。
早速岩に立って展望を楽しもう。
手が届きそうな近さに野登山、仙ヶ岳、そして「三体仏岩」の奥に
犬帰しの剣の険しいピークが眺められる。
稜線のピークに出ると鈴鹿中部から南部の眺めが広がる。
雨乞岳から入道ヶ岳へ続く山並を初めて南から望む。
宮指路岳からイワクラ尾根へ続く稜線、以外にも大きな入道ヶ岳の山容、
どれも新鮮な眺めだ。
三体仏岩の基部に立ち寄り、鞍部から僅かに登ると宮指路岳に着くが、
潅木に囲まれた山頂は展望に欠けるので、少し北側の「馬乗り岩」の
台地が展望地になるのでここでゆっくりしよう。
周囲の眺望を楽しんだ後、山頂から今日最大の難所「犬帰しの剣」へ
向かう。転がるように急降下したザレの鞍部から見上げると
花崗岩が風化したザレの急斜面はどこからでも登れそうだが、
いざ踏み込むと足元のザレは流れ、ホールドとなる岩も脆くて
頼りにならない。強引に中央部から登るが行き詰まってしまった。
観察すると左寄りが行けそうなのだがこの場所からは危険なので
一旦下ってルートを変更するが、登り以上に下りが危険だ。
ズルズルと滑るザレの急斜面を慎重にトラバースしてやっと
固定ロープの下がる岩場から危険地帯を抜ける。
難所のピークに立って眺めると小社峠まではアップダウンが多そうだ。
地形図で見ても6ヶ所程だ。気を引き締めて行こう。
谷側に鋭く切れ込んだやせ尾根やガレ場を通過するが、
道はよく踏まれている。何度目かのアップダウンでやっと小社峠に
着くがこの先の登りもきつそうだ。一息入れて最後の登りを頑張ろう。
まだ蕾のままのアカヤシオを見ながら登るとやがて樹林が疎らになり、
開けた稜線を足元に咲くショウジョウバカマやバイカオウレンを
見て登りきると展望の良い仙ヶ岳(西峰)に立つ。
ここで眺望の昼食のつもりだったが、ネイチャーガイドの方に出逢い
花の情報やら展望の様子を伺ったので仙の石で昼食を摂る事にして
稜線を東へ下る。
バイカオウレンの咲き乱れる稜線で仙ヶ岳東峰に出て、仙の石の脇で
一人ゆっくり昼食タイムにする。
山桜に飾られた小岐須の山腹、広がる市街地を貫く新名神、
そしていつか行きたいと思うベンケイ〜御所平方面を眺めながら、
春の陽をたっぷり浴びてのんびりと過ごす。
情報によると、仙鶏尾根には花が多く見られるらしいので楽しみだ。
岩場の下りにかかると早速タムシバが見られる。
しかしこの先は急な下りが続く厳しい尾根だ。慎重に下ろう。
しばらくすると足元の両脇にイワウチワの群生地に出る。
花を傷めないようにカメラに収め、固定ロープの下がる岩場を下ると
やっと開花したアカヤシオに出逢えた。
足元にも頭上にも注意しながら下ると小さな鞍部で指標を見る。
仙鶏乗越で左の谷へ下る予定だが、この先にアカヤシオが咲いている
らしいのでもう少し尾根を進んでみる。
数は少ないが、開花したアカヤシオ、ミツバツツジ等を楽しんだ後
予定通り「屏風岩」の指標に従って尾根を離れ谷へ下る。
植林の急斜面を下り、イワウチワの群生が尽きしばらくすると
谷に出会う。
その後は、清らかに流れる谷の左岸高みに絡んで杉林の中を下る。
岩盤が濡れて滑りやすい枝谷を何度も横切り、やがて渓流の様な谷
(仙ヶ谷)を左岸へ徒渉すると小社峠への道に合流する。
やや落ち着いた道で、再度谷を右岸へ徒渉すると林道も近い。
初めて歩いた今回のコースは、指標も整備されて尾根も谷も
変化に富んだ良いコースだった。
意外にワイルドな道が多かったが、尾根から眺める鈴鹿の景色も
新鮮な感じで、しゃがんで写真を撮ったり、奇岩に触れたりと
南鈴鹿の魅力を充分に感じられた山行だった。
今年の4月はちょっと雨が多く、おかしなお天気🙍
土曜日は天気予報どおりの快晴だったんですね。快晴の鈴鹿南部の写真をみていいとこだなあと堪能させていただきました♪
昨年、同様のルートを逆まわりでまわろうとしましたが、道がわからず、うろうろしてあきらめたとこでもあります💦
春のお花も出そろったみたいですね📷
次の週末は早起きして出かけたいですねえ♪
edus4100さん 今日は。
初めてイワクラ尾根から南のエリアへ足を踏み入れました。
今回のコースは尾根からの展望も、谷の美しさも変化が楽しい場所でした。
特に仙鶏尾根の険しさは鈴鹿でも有数だと思います。
個人的には逆ルートはきついだろうと感じました。
木に咲く花はこれから見頃になるでしょう。
今回もバイカオウレンもイワウチワもこれほど見られるとは思いませんでした。
onetotaniさん,こんにちは。
このコースは,かつて逆ルートで回ったことがあります。
展望も良く,変化のある登山道で楽しかった覚えがあります。
鈴鹿の主のonetotaniさんが,鈴鹿南部が初めてとはビックリです
まあ,onetotaniさんのことなので,あっと言う間に極めてしまうとは思いますが。
御所平も素敵なところですよ。是非,お出かけ下さい。
totokさん 今日は。 はい、今回のエリアは初心者です。
南側から眺める鈴鹿の山並に興味を感じて歩きましたが、
尾根も谷も変化が有って非常に楽しく歩けました。
今回のコースを逆に回ると厳しい登りが多く大変だったでしょうね。
根性を入れないとめげそうです。
今度は御所平周辺を狙っています。是非行きたいと思っています。
Onetotaniさん、こんにちは
昨日は天気で何よりです。本日は残念な天気でほんの少し仕事したりしておりましたが逆にこの天気ならば許せました。
さておき、この辺りも奇岩が多くて楽しめますね。道迷いで仙の石の南西尾根降りてしまったり、
ザレ場や岩場が楽しくて、totokさんと同様に時計回りで入道ケ岳まで行ったことがあります。
higurasiさん 今日は。
初めてのエリアなので見所ポイントを多く含んだコースを
時間をかけて廻りました。
尾根の展望も、谷の様子も変化が有ってなかなか楽しい山でした。
時計回りで入道ヶ岳までとは、ロングで厳しい山行ですね。
流石健脚・・・。なかなか真似ができません。
でも宮指路岳からイワクラ尾根に続く稜線は気持ちが良さそうですね。
onetotaniさん こんにちは
同日、入道ヶ岳方面から仙ヶ岳や宮指路岳を眺めておりました。
南鈴鹿の秀峰仙ヶ岳など、次回の鈴鹿で是非訪れたいエリアですので、興味深く拝見しました。
宮指路岳から仙ヶ岳にかけても結構なアップダウンで、犬返しの険というのは、なかなかの難所のようですね。
3120mさん 今晩は。御在所岳〜入道ヶ岳の縦走記録を拝見しました。
鎌尾根、イワクラ尾根を一気に縦走とは、ロングコースお疲れ様。
初めて歩くせいか、犬帰しの剣から小社峠までのアップダウンは
長く感じました。鎌尾根よりイワクラ尾根に似た感じかな・・・。
宮指路岳と仙ヶ岳を歩かれるなら、個人的には今回のコース取りの方が
体力的には楽かなと思います。
onetotaniさん、こんにちは−
もうアカヤシオが咲いているんですね。
今年は早いんでしょうか、御在所岳から国見岳のエリアが気になってきました。
登られた仙ヶ岳山頂から見下ろされた南側のエリアも良いエリア、大好きです。
yoshikun1さん 今晩は。
半ば期待していたアカヤシオはまだ蕾の状態で
楽しみはこれからでしょうね。
ですが尾根から眺めた鈴鹿は期待通りでした。
いつも縦並びで眺める山が横並びに広がる眺めは新鮮でした。
南鈴鹿のエリアは何処もこんな展望が得られそうで、
今回歩いた尾根も谷も良い雰囲気で楽しい山行でした。
小岐須から、宮指路岳への道が、5年ほど前に
崩壊して、ルーファイに、苦労したことを
思い出します。
このあたり、風化が進んで、もろい地形が
多く、犬帰しの剣の、無事な通過、
何よりです。
時期的には、アカヤシオの咲く
今ごろが、BESTですね。
すぐ北の、セブンマウンテンたちに
比べますと、地味な印象がありますが
花に歩きにと、充実した登山が
楽しめますね。
komaki さん 今晩は。
正直もう少し人が入るかなと思いましたが、今回も数名に出逢っただけで
静かな山歩きができました。
犬帰しの剣では予想以上に岩もザレも脆く、ルート選びに苦労しました。
間違いなく難所ですね。特に下る場合はもっと苦労するだろうと感じました。
初めて足を踏み入れたエリアですが、得られる展望も雰囲気も
また訪れようと思わせてくれました。
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