皇海山・鋸山〜楽をしてかつての秘峰を訪ねる〜


- GPS
- --:--
- 距離
- 7.4km
- 登り
- 955m
- 下り
- 957m
コースタイム
天候 | くもりのち晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
皇海橋〜皇海山:良好(これでもかこれでもかとテープがあります) 不動沢のコル〜鋸山:ちょっと難路(鋸山からの下山時、道迷いのポイントがあります:何番目か忘れましたが、あるガレ場を下った後、そのまま涸れ沢を下る踏み跡がありますが、これを追ってはだめです。右に上がる道を見つけます。リボンに注意) |
その他周辺情報 | 「しゃくなげの湯」で立ち寄り入浴 |
写真
感想
百名山稼ぎに武尊山と目論んでいたが、10月の末から11月の始めにかけ冬型の気圧配置が何回か続いたので、武尊山は雪で難しいだろうと判断。ハードルの低い皇海山に変更。11月4日は冬型が崩れるとの予想。直前に山行を決断した。
3日夜に車で出発。ずっと下道を通り5時間以上かけて根利集落に到着。車の中に寝袋を敷いて仮眠を取った。
4日早朝4時15分に車で再出発。腹を擦らないように慎重に運転して根利栗原川林道を1時間半、ようやく登山口の皇海橋に到着。5時45分。もの悲しい鹿の鳴き声がこだまする。朝食を取り、登山の準備をして6時20分に出発。歩き始めてまもなく少し難しい徒渉があったが、あとは気持ちの良い沢沿いの道であった。気温は低いが、暑がりの私にとって歩くには丁度良い気温であった。45分くらい歩いたところで沢の水で歯を磨いて顔を洗った。爽快。その後も比較的快調に歩を進め、急登も難なくこなし、呆気なく不動のコルに到着。7時55分。少し休んでから皇海山に向かう。まだ冬型が続いているらしく北西の風が冷たい。雲の流れも速く時々小雪が舞う。振り返ると鋸岳の頂稜が鋭い。見上げるとブナの枝に見事な霧氷。すでに冬の世界だ。急登に喘いでうっすらと雪の積もった皇海山頂上に到着。8時55分。奥深い山のはずだが、文明の利器のおかげで苦労せず頂上に立てた。日本百名山91座目。眺望のない地味な山頂だが、樹林の中の雰囲気が心地よい。しかし今日は寒いので、15分そこそこで山頂を後にした。
不動のコルに戻ると、何人かの登山者が休んでいた。時間も早いので、早めの昼食を済ませ、鋸岳に向かう。笹の中の道をリボン頼りに抜けると、3カ所の岩場の急登が待っていた。頼りないロープ頼みの意外と長く難しい岩場であった。久しぶりの緊張で足がすくんだ。11時過ぎに鋸岳到着。皇海山とは対照的に展望が良好。天候は回復傾向で日光の山々の眺望が良かった。一方、武尊山の頂稜部は未だ雲の中。今日は皇海山にして正解であった。さらに、鋸岳に登ったことで良いアクセントとなった。まもなく到着した単独行者としばらく会話した後、同時に下山を始めた。11時30分。
頂上直下の岩場を登りの時以上に緊張して通過する。慎重のあまり下ばかり見て歩いたためか、途中でコースアウトしてしまった。ヤマレコによると、ここは道を見失う有名なポイントらしい。10分ほど山腹を登り気味に辿ると、枝に結んである見覚えのあるピンクのリボンを見つけ正規の登山道を見つけた。安心したのか藪の中の倒木に気づかず、思いっきり脛の所を打撲してしまった。
不動のコルで小休止。12時25分に下山開始。樹林の中の沢沿いの道は実に雰囲気が良い。マイナスイオンたっぷりの清廉な空気により身体中の細胞が生き返るようだ。暑くもなく寒くもなくのんびりと山の散策を楽しんだ。13時45分、車を置いた皇海橋に到着。今の私のレベルに合ったほど良い山歩きであった。
再び長い林道を我慢し、少し混雑していたしゃくなげの湯で山の汗を流し、東北道経由で帰宅の途についた。21時、無事自宅に到着。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する