【小浅間山】白糸の滝〜峰の茶屋〜小浅間山
- GPS
- 05:05
- 距離
- 10.6km
- 登り
- 428m
- 下り
- 424m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
○白糸の滝を正面に左側から登山道 ○すぐに急こう配の階段 ○その後は峰の茶屋まで、平坦な信濃路自然歩道 ○峰の茶屋で鬼押しハイウェイを横断して、 東京大学の浅間火山観測所わきの登山口より進む ○浅間山、小浅間山分岐点まで広くて歩き易い砂利の登山道 ○分岐より左手が浅間山方面だが、現在は立ち入り禁止 ○分岐より右手が小浅間山方面、 目前の西峰がそびえ立ついきなり火山岩の砂利の急登、 グリップが効かず、かなりシンドイ。 ○砂利山をトラバースしながら進み、最後の直登を登ったところが 東峰の広い山頂パノラマ。 ○山頂の北側の茂みの中の残雪を横切って進むと西峰に回り込める。 ○西峰の目の前には大きな浅間山がある。 ○西峰からの下山は、踏み跡もはっきりしていない砂利斜面を ジグザグに下る。 ○分岐点まで一気に降りる。 ○あとは峰の茶、白糸の滝までは来た道の逆コース。 |
その他周辺情報 | 駐車場:白糸の滝無料駐車場(約200台) 峰の茶屋駐車場(レストラン横P:\1,000)20台ほど トイレ:白糸の滝、峰の茶屋 登山ポスト:峰の茶屋(東大の浅間火山観測所わき) |
写真
感想
ここの所GWは混雑を避け、あまり遠征はしていなかった。
昨年の異動後、久々に連続して休みが取れることになったのと、
軽井沢の学校寮に仕事関連の書類の届ける用事もあったので、
混雑覚悟の軽井沢入りすることになった。
当初は、折角なので【浅間山(前掛山)】を計画してたのだが、
家の者が二年ぶりに同行することになったのと、
自身も若干体力に不安があったため、
浅間山隣接の【小浅間山】に決定。
家を午前4時に出て、コンビニで買い物しながら、
軽井沢には午前7時少し前に着いた。
白糸の滝入口の茶屋周辺の無料の駐車場に着いたのが、
午前7時ちょっと過ぎで、まだまだ駐車場は余裕に空いていた。
コンビニで買った少々の食糧と飲み物、念のための雨具、
それにカメラという軽荷で歩き出す。
白糸の滝にはすでに人出もあったが、
写真には人物が入り込まない程度の疎らであった。
登山道に入ると、いきなり斜度のある長い登り階段、
本日の行程の中では一番息が切れた場所であった。
登り切ったところで、半袖姿となった。
そこからは、幾つかのアップダウンはあったが、
林間の平坦な「信濃路自然歩道」、歩き易いハイキングコース。
足元にはあちこちにスミレの群生、
所々に山紫陽花にも似た白いヨツズミが群れている。
青空にシラカンバの木々の白さが映える、山桜のピンクも綺麗だ。
のんびりと朝の森林で深呼吸をしながら、気持ち良く歩く。
前後に人影も無く、すれ違う人影もほとんど無く、
静寂の森林はそよ風による木々の葉音と小鳥の囀り。
快晴のGW、数時間経てば人影も多くなってくるはず、
早起きはやはりお得である。
峰の茶屋に近付いて来ると、車の騒音がしてきた。
森林コースは、峰の茶屋の変則交差点の車道で終わる。
交差点からは手前の小浅間山と左奥の浅間山が目に入ってくる。
なんか、浅間山のほうがなだらかに登れそうな気がして、
近くの小浅間山のほうがキツそうに見える。
車道をクロスして、東京大学の浅間山火山観測所の
左わきより登山道に入る。
そこには登山者への浅間山の噴火レベルの表示と、
いろいろな諸注意が記された看板と登山届のポストがある。
「登山は自己責任で!」、
しっかりと登山届用紙に記帳して投函した。
登山道は、車両1台分の道幅で、砂利道ではあるが歩き易い。
適度な斜度で高度をあげて行く。
浅間山と小浅間山の分岐点で広くなる。
火山観測データを通信している小屋がある。
左手の浅間山方面は「立入禁止」となっている。
目前には小浅間山西峰の砂利山が聳え立つ、
その右側に直登コースがある。
これが、火山岩の砂利道で、ジャリジャリしていて斜度があり、
グリップが効かず、蟻地獄のようになかなか進まない。
本日二番目の難関箇所であった。
西峰と東峰の分岐で、左へ直登の西峰へのコース、
ジャリジャリの更に斜度のある直登のため、先ずは東峰を目指す。
こちらのコースも、砂利山をトラバースする細道で結構厄介、
歩幅を狭くして、小刻みに素早く通過、
最後は茂みに突き当り、左側へ登り詰めると、そこが東峰の山頂。
山頂はかなり広く平らな広場になっている。
270度のパノラマ展望、想像以上に良い眺めである。
山頂の北側には樹木が茂っていて、後方の眺望は見え辛い。
山頂の山桜が満開であった。
ハッキリとした踏み跡は無いが、茂みの方向へ進むと、
茂みの枝の隙間から遠くに雪山が連なっているのが見える。
更に茂み中に入り込むと、残雪帯があった。
残雪を回り込むように進むと、茂みから抜け出し、
眺望が広がった、山頂の西峰に出てきた。
浅間山が更に近くになり、雄大に感じる。
西峰を浅間山に向かって少し降りたところに岩場あり、
その岩場を風避けにしてランチタイム。
若い芽吹きの薄黄緑のパステル調の水彩画のような淡い樹林の上に、
雄大な浅間山がのかっているように見える、良い場所である。
見飽きることなく、小一時間のロングなランチタイムとなった。
下山は西峰の南斜面、踏み跡がほとんど残っていない(残らない)、
火山岩の砂利山をジグザグにズリ降りて、
浅間山と小浅間山の分岐点まで一気に降りる。
そこからは、来た道を降りて行く、30分足らずで峰の茶屋到着。
そのまま車道を渡り、「信濃路自然歩道」へ入る。
入口の案内図には「中部北陸自然歩道」と印されている。
行き交う人影も増えてきた。
5分ほど歩くと、車の騒音も気にならなくなり、のどかさを取り戻す。
相変わらず、青空に突き出ているシラカンバの白さが光っている。
そこから30分ほど歩いていると、水音が聞こえてくる。
白糸の滝が近付いているのが判った。
しばらくして下のほうを見下ろすと、
木々の間から白糸のような滝の落込みが見える。
すぐに急な下り階段になる、往きに難儀したところだ。
往きには余裕も無く、写真どころでなかったので、
降りてから振り返って写真を撮ったが、
写真だとそんなに急には見えていない。
白糸の滝は多くの人出でごった返していた。
朝のうちに写真を撮っておいて本当に良かった。
峰の茶屋から1時間ほどで戻ってくると、
白糸の滝入口の無料駐車場は満車状態、
駐車待ちの車の渋滞ができ、案内の警備のかたも出動していた。
5時間ちょとの行程のハイキングであったが、
晴天に恵まれ、自然歩道の心地よいハイキングと、
近さの割には、素晴らしいパノラマ展望を満喫し、
浅間山の雄大さを身近に感じた良い山行であった。
機会があったら、秋にも再訪したいと思う。
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