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Yamareco

記録ID: 637637
全員に公開
沢登り
奥秩父

奥秩父・入川本流〜大荒川谷

2011年07月15日(金) 〜 2011年07月16日(土)
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GPS
32:00
距離
23.5km
登り
2,208m
下り
1,882m

コースタイム

1日目
山行
7:05
休憩
2:00
合計
9:05
5:30
50
スタート地点
6:20
7:00
59
7:59
8:13
63
中小屋沢出合
9:16
9:26
68
入川本流1150m
10:34
11:00
90
大荒川谷1120m
12:30
13:00
95
小荒川谷出合
14:35
中の二俣
2日目
山行
5:55
休憩
2:05
合計
8:00
7:00
70
宿泊地
8:10
8:40
60
1930m地点
9:40
10:25
85
破風山
11:50
12:20
80
13:40
14:00
60
火打石尾根看板
15:00
出会いの丘
自転車により車回収、早い!!
過去天気図(気象庁) 2011年07月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車 自転車
出会いの丘に自転車をデポ

感想

14日、夜にいつもの仮眠施設(??)である出会いの丘に入り。前日の下界の気温は36度、バカみたいに熱い街場では考えられないくらい朝は寒い。以前、大荒川谷に入ったとき下山が夜8時くらいになってしまい、入川釣り場までの下山道の長さに参っていたため、今回はここに自転車をデポし下山を短縮しようと試みる。
 入川Pは管理人がおらず、帰りに料金を払う張り紙を車に残置して出発。いつものことながらここの森林軌道は長く感じる。ド快晴なのに谷には陽がさしてこない。赤沢谷出合で遡行準備するが、取水堰から先の水量は多い気がする。
 出合で遭遇した釣り師は下流に向かったようで、ちょっとホッとする。入川本流は何度も渡渉して進む。渡渉は膝上くらいが多いが、腹上のところもある。沢の中は暗い。途中、別の釣り師に遭遇してしまう。場を荒らさないと告げて先行させてもらう。中小屋沢出合でやっと陽がさしてくる。
 しばらく河原が続き、高巻いてもいいかと思うトロは、右から首までつかって越える。本流遡行はこんなところが緊張感もあっていい。さらに渡渉を繰り返し、1050mの赤沢谷と金山沢の2/3くらいの陽の当たる畳2畳くらいの河原で休憩。寒い…河原からすぐに泳ぎ、その先のツルツル岩の小滝が越えられそうもなかったため、左岸を巻く。巻き道ははっきりしており、小綱なども存在する。『そういえばこの高巻き道で後輩が滑落したことあったなぁ』ということを思い出すと、緊張感も出てくるというものだ。補助ロープは強化されていた。でも油断は禁物、ゴボウ2回で下ると対岸が金山沢出合だ。
 金山沢=大荒川谷なのでこれに入る。始めは荒れている。岩も奥チ独特のヌメリがある。始めの小滝は滑り台状で取り付けず左へ右へと巻く。右岸にロープの下がった滝は、巻きすぎず水平に進むとよい。そこを抜ければ明るい河原となる。滑りやすい岩と格闘しながら進む。遡行図とにらめっこしながら進んでいたが、気が付けばゴンザの滝に到着。右から巻く。この上にいい天場が存在するが、二人で相談し今日は先に進むことにする。右岸の50m滝先のゴルジュを間違って左から巻いてしまい、少し戻ってから懸垂でコース修正。すると前方に二股を発見。もう小荒川谷だ。
 中の二俣まではさらに距離があると予想したが、先に進む。遡行図では30分とあるが、距離と資料からは嘘くさいとふんだ。ここから滝が連続しほとんどが登れるので楽しい区間だ。遡行図に載っていた高巻きもなし。これは倒木の裏側から登った滝だろう。15mはヌメった階段状、ザイルなしで突破。この上が中の二俣、超一等地だ。しかし、魚がいない…晩めしの予定が狂ったが、焚き火があればそれは最高のつまみだろう。

 前回はゴンザ上で泊まっており、寝坊もあってものすごい時間がかかったため、とても不安である。滝はすべて直登でき水流も少なくなる。1770mが三俣、今回は真ん中を行く。ゴーロの後、ナメが続き源頭の装い。さらに先で岩質がボロボロの花崗岩に変わる。一か所左から巻き、水を汲み水切れに備える。
 さらに沢を詰め、ガレと流水溝の二俣を左のガレ側を取る。これが間違いか??薄っすらあった踏跡がなくなってしまう。藪ではないが苔むした倒木とシラビソ樹林の中を歩く。右に行ったらどうだったんだろうか?踏跡を捜し歩くも叶わず、とうとうシラビソの藪に突入してしまう。何とか割と顕著な支稜に出る。地形図では2200m位の特徴を示している。尾根を直上し、破風山の東側に出る。
 沢装備を解き、破風山と雁坂嶺の間のアップダウンにやられつつも、嶺からの下りは眺めも良く、気分転換されながら雁坂峠に到着。小屋では期待していた水が出ておらず、小屋番に聞けば豆焼沢を下れば出ているとのこと。仕方なし。黒岩尾根を下山開始、はじめは暑かったが、樹林帯の片斜面を下り始めると涼しくなる。火打石尾根の看板で休憩。ここから40分ほどで林道に飛び出す。
 出会いの丘にO山を残し、デポした自転車で車の回収に向かう。この下りは最高!あっという間に入川出合まで下ってしまう。釣り場の駐車場は管理人がいたが、料金は後で払うと張り紙をしていたのに、『警察に通報する』だの何だのと、とてつもない嫌味を言われた。ダマで帰る人が多いからのようだが、あれはないんじゃないか。
 O山を回収後、白龍閣に向かい入浴して帰宅する。
   

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