雪少な〜、そして縦溝だらけの立山BCは穴場でバッチリ
- GPS
- 23:34
- 距離
- 10.5km
- 登り
- 984m
- 下り
- 997m
コースタイム
天候 | 5/16 曇り(下界は雨のためのんびりとスタート) 5/17 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
道なりに20kmほど走ると立山駅に到着。駅周辺に無料駐車場があります。 立山駅から室堂まではケーブルカーと高原バスを乗り継いで行きます。 往復料金は4310円です。 ※昨年まであったJAFの割引がなくなっていました。 (高原バスは、10kgを越える荷物は別途300円が必要となります。) |
コース状況/ 危険箇所等 |
高原バスを降り、建物の中に入ってすぐの所に「入山相談窓口」があります のでここで入山届を提出しまし。専用の用紙となっていますので、事前に 下記の遭難対策協議会のHPでダウンロードして記入してくると便利です。 提出時に、ビーコンなどのチェックがあります。 http://toyamaken-sotaikyo.jp/ |
その他周辺情報 | 雷鳥荘は、宿泊費9050円に入湯料150円。 モンベルカードを提示すると宿泊費が5%offとなり、8600円となります。 |
写真
感想
昨年ほぼ同時期に行った立山へ、本年も滑りに行ってきました。
昨年のメンバーに加え、1年振りとなるグループ会社のメンバーも加わった超陽気な
一団となり、終始笑いの絶えない楽しい山行となりました。
事前情報では、雪がかなり少ない上に縦溝ばかりで滑りにくいという情報もあり、
場所を変更しようとも考えたが、『雷鳥荘に泊まって騒ぎたい』というメンバーの
声を尊重して、予定通りに立山へ。当初は、朝一番のケーブルカーに乗って室堂に
向かう予定でしたが、雨という天気予報であったため、会社を7時に出発。途中、
濃霧でかなり運転し難い状況ではあったが、12時に立山駅に到着。遅れること20分
ほどで後続隊も到着して室堂へ向かう。ケーブルカーを待っている間に見えるライブ
カメラの室堂の映像は、曇り空で気温は7.8℃と、かなり暖かい上に建物を出ると
見える景色は土が見えている状態。ケーブルカーから乗り換えた高原バスから見える
景色も雪の少なさを感じる。驚いたことには、車窓からはタムシバやイワウチワ、
ショウジョウバカマといった花々が見えることに驚きながら室堂へ。雪の大谷の高さ
も昨年より4mほど少ないとのことだ。
あれだけ天気が悪かった下界からは考えられないような青空混じりの曇り空。早速
準備をして、一の越乗越目掛けてハイクアップし出すと、直ぐにブル道となり、あり
がたく使わさせていただく。下から見えている山荘付近には全く雪がないので、そこ
まで登らずに途中からドロップすることに。昨年はあれだけ気持ち良く滑った雷鳥沢
へのコースも縦溝だらけの状態で、凄く滑り難い。誤魔化しながら雷鳥沢まで滑り
降り、本日のお宿の雷鳥荘に向けて登り返す。昨年は散々に手こずったTバーが今年
は設置されていないので、昨年のリベンジをすることができなかったのは残念だ。
(と言うよりは、新メンバーによる面白映像が欲しかっただけなのだが。)
宿は雪が少ないせいなのか、昨年の半分ほどしか入っていなかったので、8畳の
部屋を2部屋、4人と3人で広々と使わさせていただく。お風呂で汗を流し、美味しい
食事をいただいた後は、大宴会タイム。バカなことを話し込んでいる内に、いつの間
にか22時を過ぎていたので、翌日のことを考えて床につく。夜中の3時頃に目を覚ま
して外に出てみると、これこそ満点の星空というものを見ることができ、大満足。
翌朝は、4時半過ぎに目を覚まし、モルゲンロートを見に外に出てみると、赤く
染まるところまではいかなかったが、それでも十分に綺麗な景色が楽しむことが
できました。
食事を済ませ、荷物をパッキングして今日滑るコースの検討をする。昨年同様、
剱沢を滑りたいと思ったが、帰路に滑り降りる雷鳥沢の縦溝に苦労することが目に
見えていたので、バーンとして綺麗そうな真砂尾根を往復することに。遠くから
見えた取付きの急斜面、いざ登りだすと傾斜は35°以上あり、雪もかなり締まって
いてやばそうだったので、ジグを切って登っていく。この急登を登り切っても傾斜は
かなりあるが、所々にクラックがあるものの縦溝もなくフラットなバーンが続いて
いるのが確認できる。全体を見渡して見ても、これだけの綺麗なバーンはなさそう
だったので、このルートに来たのは正解だったようだ。雪が終わり切ったところで
大休止を入れる。すると、来ることはないだろうと思っていた登山者が下りてこら
れた。雪は緩んでいたものの、これだけの急斜面をストックだけで下って行かれる
ようだ。荷物を拝見する限り、ピッケルは持ってなさそうだ。それよりも、立山方面
からそのような装備で縦走されてきたことになる。雪が少ないからだろうが、最近
このような姿を多く見かけるが、2週間前の穂高といい今日といい、あまりにも山に
対する認識の甘さを感じた。いよいよ、ここから尾根沿いに滑走する訳だが、斜度は
かなりある。いざ滑り出してみると、雪面は程よいザラメ状態で、すごく滑り易い。
途中途中で気持ち良さを確かめながら一気に雷鳥沢キャンプ場へ。最後の急斜面も、
無茶気持ち良く滑り降りてくることができ、大満足^_^
滑り降りたところで昼食タイムとし、疲れた身体に鞭打って室堂へ向かう。
案の定、バス乗り場は大混雑。目の前に並んでいるお兄ちゃんは、人の顔にストック
の先が向けられた状態でザックを背負うという無神経さ。ボードを持っている割には
パッキングもかなりひどい状態で、その軽装さからは安全装備は持ってなさそうな
感じ。これからこんなんが、増えてくるのかな〜。
雪の情報を聞いていても、これが今シーズン最後のBCとなってしまったが、真砂
尾根はかなり気持ち良く滑ることができました。
来年は、もう少し早い時期から動き出さないと💪
今回、間近で雷鳥を見ることができなかったのは残念でした。
こんにちは。
雪の大谷は12mでも雪が少ないとは驚きです
16日も雨ではなかったようで,良かったですね。
雪が少ないということなのですが,楽しそうな雰囲気が伝わってきました。
雪山歩きだけでなく,滑り降りるのもいいものでしょう。
やっぱり,ピッケルは必要そうですね
totokさん、こんばんは。
雪の大谷は、地形的に吹き溜まりとなるところですので、毎年10何mって積雪量に
なりますが、バスに乗って横を通過しただけでも、凄く少なく感じました。
その上、別山や一の越の両乗越の小屋の辺りに雪が残ってないなんて、ほぼ同時期に
ここへ3年連続で来ていますが、そんなことは1度もありませんでした。
雪山って(夏も同じですが)、いつ何が起こるかわかりません。そんななかで、最善の
対応が取れるようにしておくことが、リスク管理であり、事故防止に繋がると思って
います。ほとんどが余分な荷物で終わってしまうことのほうが多いですが、絶対に
いらないと思って持って行ったものがあって、凄く助かったこともありましたので、
未だに余分な荷物ばかり持って行ってます
雪山へ行く限り、ピッケルはなくてはならないものだと思いますよ。例え持って
行ったにしても、その使い方が分かっていて、いざというときに使えないと意味が
ありませんけどね。
それと同様に、我々が岩登りをしているのは、岩場歩きを少しでも安全に歩ける
ようにすることが目的の一つです
kameさん、今晩は
新機能のお陰で何処をどう滑ったのかわかりました。
沢山の仲間と山談話して盛り上がっていいですね。上りはエライけど、一瞬に爽快に降りれるのでBCって結構合理的でいいですね。
しかし、北アルプス いい所ですね。
higurasiさん、こんばんは。
プロフィール写真が変わり、どなたかわかりませんでした。
新機能って?ちょっと調べてみます。
たまたまには、皆でばか騒ぎもいいもんですよね。
今でも、猿投温泉でやったオフ会が懐かしく感じます。
できたら、またやりたいですね
(幹事の方は大変でしょうが)
kameさん、こんばんは。
称名滝。
昔、バイクで黒部渓谷鉄道まで行った帰りに行きました。
けど、音しか聞いたことありません 真っ白でしたから
こんなに凄い滝だったんですね。
山を歩くようになって三年半が過ぎました。
良い、悪い、両方の意味で慣れてきている気がします。
認識の甘い部分、自分の中にもきっと沢山あります
時々省みる必要もありますね。
hiroCさん、こんばんは。
称名滝、私は近くから見たことがありませんので、音の凄さは聞いたことが
ありませんが、さぞや凄いんでしょうね。
慣れてきたは時って、本当に怖いと思いますよ。
ちょうどそのような時期に、私は岩登り中に5mの高さからグランドフォール
さしたことがありますし、先輩も一時期止めていた山登りを再開したときに
ちょうど同じようなタイミングで岩登り中に、かなりの高さからグランド
フォールして、複雑骨折したこともありましたよ
ほん本当に、初心を忘れないようにしないと行けませんよね。
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