丹沢山
- GPS
- 09:13
- 距離
- 19.3km
- 登り
- 1,772m
- 下り
- 1,784m
コースタイム
- 山行
- 8:36
- 休憩
- 0:36
- 合計
- 9:12
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
写真
感想
今年は行くのを諦めていた冬の丹沢に行ってきました✌️
前日は風が強い予報だったので、予定を1日後ろにずらすことになりましたが…。
コースは去年も歩いた宮ヶ瀬から入山する
お気に入りのルートです。
このルートはバスもそれほど混雑せず、
同じ登山口を使う人も少ないのでホントに静かな山歩きが楽しめます。
(この日も同じバス、同じ登山口に入ったのは私ともう1人だけでした)
登り始めは雪は全くついていなかったのですが、
高畑山の手前くらいから雪道になり…
高畑山を越えたあたりからはすっかり雪山になりました。
ザクザク系の硬い雪質です。
そして、少し進んだことろの「金冷シ」を越えたところにある隠れ金冷シは
相変わらずめちゃくちゃ怖かった!
本間ノ頭の手前では路面の状況が大きく変わり、
今までの『ザクザク』という足音とは別に
『ジャラジャラ』とたくさんの宝石を蹴るような音が。
なぜか足元には大きな氷がたくさん散らばっていて、
それが綺麗で聞き慣れない音にも嬉しくなり意気揚々と歩を進めていました。
(この氷の正体が分かる頃には大変な思いをしているのですが😅)
ペースをぐっと上げてもツラくなかったので、
『もしかして蛭ヶ岳のピストンもできるんじゃ…!』という考えが頭をよぎってしまい、
ストック2本体制に切り替え馬力を上げました。
しかし、、円山木ノ頭手前くらいから、また道の様子が変わり。。
ストックを突いても刺さらない。
雪面の表面をすっと滑る様な感じで。
その時初めて気がついたのですが、表面5cmくらいの雪の下に厚い氷の層があり
その層の下にも雪が積もっていてまた氷の層があって、その下にも積雪。
ミルフィーユみたいに層になった雪の上を歩いていたんです。
ストックで体を押し上げるために、強くストックを突き立てると
想像以上に深く刺さり、今度は力を加えられない。。
しかも油断していると足で氷の層を踏み抜いてしまい、膝くらいまで足が埋まる。
こんな経験は初めてで、ちょっとした傾斜を登るのに想像以上の体力を使いました。
そして、このあたりで周りの異変に気づきました。
いたるところに枝がたくさん落ちていて、
中には太い幹ごと折れて倒れている木が。。
そこら中から『ジャラジャラ』や『ガシャン!』
という音がひっきりなしに聞こえくる。。
肩とザックに何かが落ちた音と衝撃で初めて気が付きましたが、
温かい日差しの影響で、霧氷が溶けて枝から
絶え間なく落ちているんです。
もしかして足元に散らばっていた宝石みたいな氷は全部、、、😰
考えただけで途端に怖くなりました。
それ以降は落ちてくる霧氷に文字通り『打たれながら』歩くことに。。
頭上を確認しながら歩くと足元がおぼつかない、、
足元だけ見てたら落ちてくる霧氷が頭に当たってしまう、、
非常にツラく怖い時間でした。
頭上でジャラジャラと音がしたら身をかがめて頭を守り、霧氷に打たれる。
少し進んではルートの頭上に大きな氷の塊があるかを確認し、
トレースを見ながらすぐに回避できるコース取りをするも、また霧氷に打たれる…。
この繰り返しでした。
たまに大きな氷が当たって痛かったな。
昼食も霧氷に打たれながら取ることになり、
ゆっくり休憩も取れませんでしたが、
それでも山全体から聞こえてくる霧氷が崩れてゆく音に聞き入ってしまいました。
これはこれでいい経験ができている!
なんて思って(笑
霧氷と雪の状態の影響で、全くペースは上がらず、、
予定通り蛭ヶ岳には行かずに大人しく大倉へ下山することにしました。
丹沢山から塔ノ岳への道すがら、富士山と南アルプスが遠望でき、ほんとうに綺麗でした。
丹沢では毎回色々経験させてもらっていますが、
今回も心から良い時間を過ごせたなと思っています。
また何度でも行きたい大好きな山域です。
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