初の西黒尾根から初の谷川連峰主脈縦走
- GPS
- 32:00
- 距離
- 20.5km
- 登り
- 2,427m
- 下り
- 2,114m
天候 | 1日目 曇り後雨 夜は快晴 2日目 晴れ後曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年06月の天気図 |
アクセス | |
コース状況/ 危険箇所等 |
皆さんあっさりと歩いていますが、結構危ない。 足幅程度の痩せ尾根の連続。 片足しか置けない箇所も多数。 蛇紋岩のため、濡れていると最高に滑りやすい。 トラバースは外傾している箇所多数。 転落したら大体死ぬ程度の高度感です。 |
写真
感想
前の週はkanemaruさんと遊びに行っていたので、今回は山へ。
梅雨入り前の最後の週末です。
さてさて、天気予報を見ると、土曜日がイマイチ。でも午後は晴れそう。
そして、日曜日は完全に問題なさそう。
では何処へ行くかな?
アルプスもいいけど、長い間行ってみたいな〜と思いつつも、行かずに保留していた谷川主脈に決定。
避難小屋泊も考えたが、初日の天気微妙だし、何よりも酒が買えん。
というわけで、肩の小屋の素泊まりに決定。
土曜日
朝起きると、まだ雨が降っている。
これは予想通り。
荷物を車に詰め込み、出発。
到着した場所は平票山登山口駐車場。
ここに車を置いて、バス⇒電車を経由し、土合駅に到着。
時間は9時前。
まだ小雨が降っています。
気にせず、そのままロープウェイ駅へ。
駅に到着後、トイレを済まし、さて天神平か西黒尾根か?
天神平だと早く到着してしまうし、折角だから初の西黒尾根を登ろうということになる。
昼ぐらいに晴れてくれるでしょ。
まあそんな目論見、完全に崩れるのだけどね。。。
ロープウェイ駅を出発し、登山口へ。
そして、登り始める。
三大急登に上げられているだけあって、確かに急登。
常に仰ぎ見るような道が続きます。
ずっと続きます。
結構飽きます。
それでも晴れてくれれば、新緑を楽しめるのだけど、全然晴れない。
途中でエネルギーを補給し、さらに進んでいく。
そして、雨も強くなっていく。。。
荷物が濡れると面倒なので、ザックカバーのみ装着。
しかし、そのすぐ後に合羽を着ることになる。
稜線に出ると、ガスガスで景色は見えない。
そして、小雨ながらも横殴りの雨。
これで強くなるとやばいなと思い、合羽を装着。
これで一安心。
予想通り、その後雨は強くなり、ガスも酷くなる一方。
稜線を少し進むと、鎖場に到着。
ムーブ自体は簡単なんだけど、ただでさえツルツルの蛇紋岩。雨に濡れると足元が全く信じられない。
結果として、強引にハイステップして登っていく。
鎖場を3つほど抜けると、ラクダの背に到着。
当然何も見えません。
この先、蛇紋岩の雨スラブです。
滑るなんてものじゃない。
怖くて、斜度があるところには、まともに立てません。
そのため、わずかな凹みに乗りながら力任せに進んでいく。
当然そんなことをやっていると筋肉、体力ともに消費するわけです。
雨で食事もあまり取れていないので、披露も回復しない。
ツレはハンガーノック気味で全くスピードが出ない。
こっちもかなり疲労が来ている。
それでも進んでいくと、ようやく肩の小屋手前にあるという雪渓に到着。
ここは問題なく通過。
名物のでかい標識があるわけだが、なんと文字が全く見えない。
現在、視界数メートル。
肩の小屋はこの近辺なのは間違いないのだけど、進む方向がわかんね〜
こういう時はあれだな。
山頂を目指しましょう。
山頂にさえ行けば、降り口はすぐにわかる。
というわけで、山頂に向かう。
予想通り、山頂手前で分岐。
山頂まで多分3分もないのだろうけど、満場一致で小屋へ。
そして、降りること数分で肩の小屋に到着。
チェックインを済ませ、荷物を置いて、祝杯。
つまみを食べつつ、焼酎のお湯割り、ビールをグビグビ。
適当に食べた後、夕飯の準備。
ここは匂いの出る調理は禁止とのことで、玄関まででて、調理。
ちょい面倒です。
腹いっぱい食べた後、就寝。
夜、トイレに起きた時、ガスが晴れており、好展望。
カメラを持ち出して、撮影。
いつもなら周辺、この距離なら山頂に行ったりして1時間は撮影するところだが、明日は長丁場だし、体力回復を優先して、10分ほどで切り上げ。
そして、再び就寝。
日曜日。
1時40分起床。
飯の準備と思ったが、ガスが使える箇所は寝床の隣。
ここじゃ無理じゃない?ということで、寒いけど外へ。
幸い、風は殆どなくなっていたので、ここの机で朝食。
外だと水も沸騰しにくい。
朝食に予想以上に時間がかかり、3時10分過ぎに朝食終了。
片付けをして、荷物のまとめも騒がしくするわけに行かないので、静かにやっていたら、出発時間が何時の間にか4時過ぎに。
もうすぐ日の出だし、いっそ日の出でも撮影しに行くか?と思ったが、日が昇るのは山の上からという感じがするので、時間がかかりそう。
・・・時間ないし、やめとくか。
というわけで、初の主脈に向け出発。
先ずは鞍部まで一気に下ります。
思ったよりも下ります。
そして先へ。
思ったよりも痩せ尾根です。
そして、岩場。
後ろにバランスを崩したら、ヤバい。
慎重に慎重に。
そうこうしている内に日が上がったようだ。
かなり染まっている。
一通り撮影した後、先へ。
何しろ、痩せているので危険。
そして、今回の1,2を争う危険箇所。
このルート唯一の鎖場。
鎖自体は大したことないのだが、そこに至るトラバースが結構ひどい。
がれているし、朝一で濡れている岩、おまけに土が乗っておりかなり怖い。
もし滑落したら、高い確率で死にます。
慎重に足を置いて、鎖を掴んで一安心。
鎖を掴んで、グイグイ登る。
細い道は続くが、後はそれほど問題もなく、オジカ沢ノ頭に到着。
目の前に万太郎山が見える。
結構離れていますな。
ここで記念撮影、軽く休憩した後、出発。
再び一気に下ります。
本当に下ります。悲しくなります。
下に到着したら、今度は登って行きます。
でも、この付近、花がかなり咲いており、綺麗です。
肩の小屋下も花が咲いていたけど、まだ暗かったので、撮影も出来なかったので、ここで撮影。
結局、こんなお花畑が仙ノ倉山、平標山まで続くわけです。
小障子ノ頭に到着し、再び下る。
そして、大障子避難小屋に到着。
ここで、再び休憩。
暑くなってきたので、上着も外す。
まだまだ万太郎山までは遠い。
先ずは大障子ノ頭への急坂を進む。
これを登りきると、万太郎山まで後ちょい。
でも登った分、殆ど下りますorz
そして、まさに仰ぎ見るような万太郎山の上りに着手。
距離は近いはずだけど、思った以上に大変。
でも、なんとか到着。
と思ったら、分岐で山頂じゃない。
(´・ω・`)と思い、山頂を目指すと、数分で到着。
ここで記念撮影をして、大休止。
仙ノ倉山も見えます。
その前の最鞍部の毛渡乗越もエビス大黒も。
まだまだ大変そう。そして、楽しめそう。
さて、先は長いし出発しましょう。
ここを出発して、数十分は痩せ尾根の連続。
切れ落ちている箇所を進んでいきます。
高所恐怖症にはきつい。
超腰が引けてしまいます。
それでも、おっかなびっくり通過。
そこを通過すると、比較的広めな稜線。
避難小屋を通過し、毛渡乗越に到着。
ここから再び登り。
でも上りだと、危険箇所が怖くないから良いよね。
もう下りよりも上りのほうがいい。
というわけで登って行きます。
でも、怖かったorz
景色は最高なんだけどね〜
登ったり、巻いたり、のっこしたりして、登っていくとエビス大黒ノ頭に到着。
仙ノ倉山がだいぶ近づいてきました。
山頂にはかなりの人がいそうです。
なので、ここで再び休憩。
後は一度降りて、登るだけ。
ここの下りも怖そう。
実際に進んでみると、怖いのは1箇所ぐらいでそれ以外はそれほどでもなく、避難小屋に到着。
ここから先は安心。
花を見ながら、進んでいきます。
そして、仙ノ倉山に到着。
まるで都会に来たような気分になりました。
人人人。
というわけで、記念撮影をして、ちゃっちゃと進む。
そして、お花畑のところにあるベンチで大休止して、平標山に到着。
ここも人が多い。
この時点で12時すぎ。
4時には下れそう。
というわけで、のんびり進みます。
松手山までの急坂も効きましたが、そこから先の登山口までの急坂はかなり足に来ました。
そのため、速度も落ちてしまい、結局3時半頃到着。
でも、明るい内、そして、無事に到着できたので満足。
気持ちいい気分で帰路に着いた。
・・・はずだったが、まさかの関越通行止めで月夜野ICに入れず。
一般道渋滞に巻き込まれながら、昭和ICに行こうとするも、ここも激混み。
というわけで、一気に赤城ICまで行ってしまった。
後は快適に帰宅したとさ。
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