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Yamareco

記録ID: 66138
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
奥武蔵

武川岳-伊豆ヶ岳

2008年08月22日(金) [日帰り]
 - 拍手
GPS
07:00
距離
12.4km
登り
1,273m
下り
1,278m

コースタイム

池袋発・ちちぶ1号6:30〜飯能乗換え〜7:58芦ヶ久保8:05→9:20二子山雌岳→9:30雄岳9:40→10:15焼山10:25→11:00蔦岩山11:10→11:30武川岳12:20→12:30前武川岳→13:10山伏峠13:15→13:45伊豆ヶ岳14:00→(道迷い10分)→14:50登山口→15:05正丸駅
天候 曇り
過去天気図(気象庁) 2008年08月の天気図
アクセス
コース状況/
危険箇所等
 そこそこアップダウンのある縦走なので、最初の二子山への急登で消耗しないようペース配分すべき。雌岳から雄岳へは漫然と指導標の方向へ歩くと小さな岩場に導かれるので注意。数十m戻って頂上の東を迂回する踏み跡を辿るのがいい。
 山伏峠の県道53号線?や正丸峠への車道は峠のライダーからトラックまでがたびたび通り、ハイキング気分が台無しになるので、歩くのは避けた方が無難。
 伊豆ヶ岳の北で最初に東へ分岐する尾根道は、突然「私有地。ここは登山道ではない」の立て札で遮られる。びっくりしたが、左(北側)の斜面を見るとロープが伸びているので、それを辿れば正丸駅への道に出られる。
芦ヶ久保駅を出発
芦ヶ久保駅を出発
ソバナでしょうか
ソバナでしょうか
焼山山頂。ガスにかすむ採石場
焼山山頂。ガスにかすむ採石場
前武川岳で右に天狗岩方面が分岐
前武川岳で右に天狗岩方面が分岐
伊豆ヶ岳の山稜を見ながら山伏峠へ下る
伊豆ヶ岳の山稜を見ながら山伏峠へ下る
山伏峠で振り返る。車が多い
山伏峠で振り返る。車が多い
左上が伊豆ヶ岳山頂
左上が伊豆ヶ岳山頂

感想

【独り言】
 曇り時々晴れの予報だったが、現地は霧雨交じりのガスの中でほとんど眺望なし。前日あたりから急に涼しくなり下界でも最高気温25度以下とあって、1000m足らずの山稜ながら肌寒くてレインコートを引っ張り出した。
 芦ヶ久保駅では他に1人の年配ハイカーが降りたが、いずこかへと去った。トイレへ寄って線路下の暗いトンネルを通って出発。霧雨模様で焦るが、何とかやんだ。沢沿いから尾根へ突き上げる辺りでは、しゃにむに標高を稼いだせいでさすがに汗が吹きこぼれたが、3分ほどの小休止2回で二子山の雌山へ到着した。
 が、調子に乗って進んだら、登山道を5mほど下に見下ろす崖の上で往生してしまった。すでに半分降りかけているので戻るもならず、図らずも岩登りならぬ岩下りを強いられて冷や汗をかいた。なんとか無事に登山道へ降りたものの方角もわからなくなり、磁石で確認して南へ。ひと登りで雄山に着いた。眺望のないつまらない頂上だ。
 その先は、尾根から外れたかと疑うような急な下り坂を標高770mくらいまで降り、登り返せば焼山。わずかにガスが晴れ、西に青い池を持つ武甲山山ろくの石灰石採掘場が見える。小さいピークの続く稜線をたどると、しばらくして左下に林道が寄り添ってきた。車が通る道としては凄い急勾配だ。
 小走りで駆け下りるおばさん登山者と初めてすれ違い、登り詰めると蔦岩山。標高1000m余り、岩に山名の札があるだけの頂上だった。後は大した苦労もなく武川岳(たけかわだけ)に着いた。相変わらずガスが濃く、細い木につかまったり、風が枝を揺らしたりするとザザーッと水滴が落ちて来る。誰もいない山頂で五輪野球準決勝の日韓戦(負けた)をラジオで聞きながら昼食。寒くなってレインコートを羽織った。
 四方から登山道を集める山頂は十字路のはずだが、南の天狗岩方面を教える指導標がない。目を凝らして東の薄暗い植林帯の中を見ると、30mほど先に別の指導標が見つかり、ホッとした。山伏峠までは快調に下り、さて、着いてみれば山と高原地図のコースタイムから計算した到着予定時刻より1時間半も早い。正丸峠まで車道歩きで楽するつもりだったが、まだ脚力も時間も余裕があるし、何より峠の道が走り屋のバイクや車、果ては抜け道のつもりらしいトラックまでが行きかう立派な片側一車線道路で、とても歩く気になれず、急遽伊豆ヶ岳へ向かうことに決めた。
 標高610mほどの峠からしばらく滑りやすい斜面を登れば伊豆ヶ岳。男性の先客が1人いた。やがて正丸方面から女性も登場。こちらは息が上がっているようだったが、すぐに折り返して行った。
 その人の「まっすぐ下りるコースは岩場や滑りやすい土なので避けたほうがいい」という助言に従い、尾根伝いに車道の正丸峠へ出るつもりが、大蔵山の巻き道へ入ろうとして東の大蔵沢へ至るルートに導かれてしまった。「まあいいや」と降りていくと、小学生の姉弟を連れた4人家族とすれ違った。
 それにしても自分が地図上、どの道を歩いているのか確信が持てない。間もなく尾根道の行く手にロープが張られ、「この先私有地、無許可で入るな。ここは登山道じゃない」という立て札に行き当たって愕然とした。道が途切れている! いや待て、親子連れが来たんだからと、上に戻ったり両斜面をのぞいたりしているうち、やっと左下の北斜面に補助ロープが続いているのが見えた。これでは初めての人間はきっと迷うと思い、道しるべ代わりに木にビニールテープを巻きつけておいた。
 滑る斜面をそのロープにすがって沢筋へ降りれば、大蔵山の集落は近い。沢沿いから舗装道路に出ると、すぐそばに民家があった。正丸駅へはまだ距離があるのだが、さすが東京近郊は山間まで人家が残っている。駅では自転車置き場を借りて着替えを済まし、靴の泥をざっと流したら上り電車の時間となった。

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