北沢峠より甲斐駒へ、想定外に厳しい直登ルート
- GPS
- 05:44
- 距離
- 7.9km
- 登り
- 543m
- 下り
- 1,192m
コースタイム
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
直登ルートは破線、厳しいルートでした。鎖、ロープ一切なしで、かなりの岩場を登ります。3点支持だけでは足りませんでした。素手の摩擦力にも頼ります。腕に自信のない方はまき道に行きましょう。ただ、巻き道分岐、赤ペンキのみ、私は見逃しました。 |
予約できる山小屋 |
北沢峠 こもれび山荘
|
写真
感想
本日は、久しぶりに仲間と登山です。10年前の職場の方2名、さらにその小5の息子さんと一緒に北沢峠から甲斐駒に登ります。
梅雨明け前、海の日の前の週を狙います。ここは、本格的に混みだす前で、晴天率が高いです。5時に杖突峠に集合し、5時半仙流荘到着。人はそこそこ100名以上居ます。上の駐車場はいっぱいですが、下の駐車場は、まだまだ余裕。
始発は6時5分ですが、5時40分ぐらいからバスが出始めます。バスは十分あるように見えましたが、半分は団体さん専用のよう。5時50分にはすべてのバスが出払います。あらー、いっちゃった...第一陣に乗るには5時に来てないと無理でした。6時55分、戻ってきたバスに乗ります。7時40分、北沢峠着。
双子山ルートをとり登ります。しばらく樹林帯でジグザグに登る。たまに木の間から北岳や仙丈がちら見。不動岩の付近から眺望も見え始め、双子山から南アルプスの雄大な眺望が広がります。全力でヤッホーと叫んでもコダマ帰らず。駒津峰まで眺望に囲まれながらハイマツの道を登ります。
駒津峰からは、岩岩がはじまります。六万岩までも、そこそこ厳しいですが、そこからの直登は、ほんとうにぎりぎり、単独なら撤退するところです。1箇所、どうしても登れなくて、山登り初、軍手をはずし素手の摩擦力を頼りに登ったところがありました。鎖、ロープ0。整備された北岳と対照的。数100名が泊まりばんばん利益を生む山小屋が山頂近くにあるところと、ないところの差ですね。八ヶ岳も整備は山小屋だよりのようですし。
12時前に頂上に到着、人多数。2年ぶりの見覚えのある眺望が広がります。八つや懐かしの日向八丁尾根も見えます。昼食をとりのんびりして、余裕を持って12時半に下ります。帰りは巻き道ルートで。直登ルートは無理。巻き道は歩きやすい道でした。雲に浮かぶ魔利支天をみると天空の城ラピュタのようです。お花も楽しみながら下ります。16時の最終のバスに間に合うように到着。5時半には杖突峠に戻り解散。
本日は、梅雨の合間の快晴の元、久しぶりの仲間との楽しい登山でした。北沢峠は2000mまでバスで行くので、黒戸経験者としてはなめてましたが、直登ルートに粉々に打ち砕かれました。直登ルート恐るべし。このルートには降参です。それでも、久しぶりの本格登山、お花や雷鳥にも会え、とても楽しめました。
コメント
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うわっ、私もこちらのルート、ナメていました。(^^)
totoroさんが「降参」とは!
土曜日は本当に梅雨の晴れ間でしたね。甲府ではほとんど35℃の猛暑日で、今年初めてクーラーをつけましたよ。こんな日に高山に行ける人はいいなあ、なんて思っていました。
写真で拝見すると終日好天だったようですね。展望が素晴らしい。青空も。
しかし、小5生も直登コースを登ったのでしょうか?
これ聞いたら私としては絶対直登コースに行きたくなりました。
それと黒戸から登った時に見下ろした摩利支天、その時もガスがまとわりついていて私もラピュタのようだと思いました。あそこにはほとんど誰も行かないのでしょうか?摩利支天も踏んでみたいなあ・・・。
申し訳ないことに、私が分岐を見逃したばっかりに小5も連れて直登コース行ってしまいました。しかし、自分の世話で精一杯。小5はなんとかお父さんのフォローで登ってもらいました。他の人のレコ見ると、皆さんなにげに直登コース登ってますが、八ヶ岳の懇切丁寧な鎖場で甘やかされた私には、きつかったです。pasocomさんも機会があったら登ってみてください。腕に自信がある方でも、降りるのはお勧めしません。
自分単独なら魔利支天、是非行きたかったです。トラバースなので、往復だけなら30分ぐらいかな。地図の危険マークが気になりますが。頂上には天上を向いた剣も見えました。甲斐駒には100名を超える規模で人がいましたが、誰一人魔利支天に向かう人は見かけませんでした。
totoroさん、こんにちは!
北沢峠からの甲斐駒とは!?珍しいですね。
甲斐駒の直登ルート、随分前に登ったのですが
凄く楽しかった思い出があります。
苦しい思いが、楽しい思い出にすり替わったのかも知れません。
摩利支天にも登ったのですが、ユックリし過ぎて
周回道をバスの時間を気にしながら走りました。
そんな思い出の詰まったルート。
今回のレコでの絶景写真の数々。遠い記憶が蘇りましたよ。
花崗岩の白い山肌!夏そのものですね。
しかし、小5で直登ルートとは!
末頼もしいですね。
好天の3000m級!お疲れ様でした。
tailさん。こんばんわ。
皆で南アルプスに行きたいということで、今回は世間の常識にそった登山計画を立てました。
単独では、オリジナリティのある(つまり非常識な)登山計画を立てるのが好きなのですが。
直登ルートがすごく楽しいとは、なかなかのチャレンジャーですね。
たしかに、腕に覚えがあれば、楽しいコースなのかもしれません。
魔利支天もいかれましたか!
なかなかよさげな感じでした。私も是非次回は寄りたいと思います。
諏訪でも30度を越えた真夏日だったようで、山の上も完全な夏山でした。
青い夏空、湧き出る雲、そして、花崗岩の白い山肌、 日差しは暑いながらも稜線での涼しい風、
夏の甲斐駒を沢山楽しめました。
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