春の霊仙山
- GPS
- 07:02
- 距離
- 12.1km
- 登り
- 876m
- 下り
- 865m
コースタイム
- 山行
- 5:53
- 休憩
- 1:10
- 合計
- 7:03
過去天気図(気象庁) | 2024年05月の天気図 |
---|---|
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
全体的に明確な登山路であるので、安心して歩ける。南西稜は枯れんフェルトとの尖った石だらけなので注意が必要。 |
写真
感想
花がたくさん咲いたとの情報から霊仙山に行った。落合の駐車場には10台ほどの車だ。今畑登山口から、急傾斜の九十九折れを登ると廃村跡で、家屋の跡地にクリンソウが所狭しとピンクの花が乱れていた。ほとんどの家屋は朽ち果てているが、宗金寺の建物だけはまだ立派にそのままだ。だあれもいないのに、お寺だけがある。昔は沢山の人がこのお寺を利用したのかと思うと周辺のほとんど朽ちた家屋が偲ばれる。
暫くは樹林帯の傾斜の急な斜面が続くが、トラバース状の道になると木々の間から景色が見えだして、平坦になると笹峠である。そこを越えると足元にエビネが彼方此方に咲いている。こんなにもあったのかな?と思いながら、写真を撮るのに夢中になって、前に進まない。
いつの間にか、足元はカレンファルトの尖った岩が沢山で急斜面が目の前にある。右往左往しながら上に上にと登るのだが、岩の間の土を求めて進むのが難しいのだ。樹林帯から抜けたらしく後は東南方の山並みが見えるようになった。鍋尻や男鬼、御池の方面らしき景色も見えるようになったが、目の前の斜面が恨めしい。その上に風がめちゃ強くなってきて、寒い程だ。稜線に出たのだからと思ったが、そうではなく今日は風が強いらしい感じだ。素手の手が凍えてきた。尖った岩に触ると痛い。それでも急斜面の突起岩は続いているのにはシンドかった。
前に女性の2人パーテイーが歩いていて、軽い身のこなしで進んでいるような感じだ。こちらは先ほどから突起岩に足がもつれそうだ。彼女らは稜線から少し下のトラバース道を行ってどんどん進んでいたが、此方は稜線側を拘って中々進まずに苛立って、トラバース道にひよった。近江展望台を過ぎて、もうそろそろランチかと風よけを探して腰を下ろした。
ランチ後、稜線はなだらかなので快適に進めるが、濃いガスになって周囲は何も見えない上に寒くてたまらない。やっとのことで、霊仙最高点に着いたが直ぐに霊仙山三角点に進むが何も見えない。何処にいるのかも判らいが、携帯GPSがあるから安心だ。GPSに沿いながら、経塚山をパスして緩やかな下りを進む。すると南西稜を先に歩いていた女性2人が左の斜面から降りて来ていた。こんなガスの濃い時期に何も見えない斜面を降りて来るとは、よほど地理を把握できているパーテイ―なのかもしれないと感心する。
ガスの中に鳥居が見えたら霊仙神社の標識があって、そこには池があった。2年前に登った時にやっと登りついた場所であった。ガスが薄くなってきたものの、まだ遠くは見えないが周囲の感覚は良く判るようになった。これなら安心して歩けることが嬉しい。琵琶湖や湖東平野が見えるようになって、ワイワイと言いながらのハイクとなった。急傾斜もあるが、周囲の若葉も見えると嬉しいものだ。いつの間にか、汗ふき峠についた。もうこれで安心だと思ったものの、大洞谷への下りでは意外と嫌な場所もあって、ビビりながら下ったが、谷沿いの道も渡渉が3回もあったのは、記憶にはないことだ。いや、皆忘れているのかもしれない。
落合の駐車場には我々の車以外は1台だけで、その車は出発時にはなかった車だ。長い時間をかけて、霊仙を反時計回りして花々を満喫したハイクであった。
”典”、”八”、”永”、”竹”
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