権現山(杉平入口BSより鋸尾根を経て用竹)
- GPS
- --:--
- 距離
- 14.1km
- 登り
- 1,124m
- 下り
- 1,205m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス タクシー
記憶では、猿橋駅から予約なしでタクシーに乗れなかったように思います。山に行く人が一定の時刻に集中するからか?大月駅からのタクシー代は2,800円程でした。 帰りは小菅の湯から走ってくる終バスに用竹から乗りました。 これに乗れなかったら、タクシーを呼ぶところだった。。。 本数が少ないのでチェックしておくべき。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
杉平BS側、登り始めは倒木が数か所残っています。 若干岩っぽいピークもありますが、特段の危険はないようです。 虫(ブユ、スズメバチ)に弱い人は対策を。 |
その他周辺情報 | よく探せばあるのかもしれませんが、杉平BS、用竹BSとも、売店・トイレの類は見当たりませんでした。 |
写真
感想
多くの山ノボラーが高山に向かう中、相変わらずの低山です。
3回目の権現山ですが、今回は鋸尾根が目玉。
鋸尾根は猿橋より北の奥地、杉平BSより出発ですが
このバス路線は本数がとーっても少ないため使いにくいです。
猿橋からいきなりタクシーに乗ろうとしても既に予約済みで乗ることが出来なかったという経験があり、大月駅からタクシーを使いました。
ギラつく太陽の下、杉平BSより道標に従って坂を下り、葛野川に架かる橋を渡ります。
道沿いに民家が並ぶ中を住民の方々と言葉を交わしながら集落を抜けました。
フレンドリーな方ばかりで、取り付きまでの道を的確に教えてくださいます。感謝!
おかげさまで登山口には迷うことなく取り付きましたが、最初は倒木も多くて先が思いやられました。
そこそこ急な樹林帯を汗をだらだら流しつつ登ります。
手入れがなされているので意外と風通しがよく、立ち止まるとサウナから出てきたときのように爽快で気持ちが良いです。これで虫さんががいなければもっと快適なのですが、そうワガママも言ってられませんね。
虫の威嚇に怯えつつ、キノコ撮りをしながら登ります。
眺望ありません。
樹林帯が好きな人、天然サウナが好きな人にお奨めの道です。
等高線の緩んだ箇所を2か所ばかり通過した後は、鋸の歯?と思われる区間に差し掛かります。数は少ないですが岩の多いピークを巻いたり攀じ攀じしたり。
いくつ目かのピークを攀じ攀じしたら、進行方向と逆向きを示す「鋸尾根」の標識が立っていました。やれうれし、新しい展開かと思って右手を見たら、山頂らしく開けた雰囲気の空間がありました。
鋸山北峰。
木が一本すっくと立ち、ここから富士山が見えます。
なぜか大きな鏡が掛けてありました。
金色の額縁で中央から真っ二つ。なんとも不思議です。
何故ここに置いてあるのだろう?(以下、妄想)
1.朝、ここまで登ってきて髭を剃る人がいる。「ウーン、マンダム。」
2.山姥の話し相手。「鏡よ、鏡。ワタシ、キレイ?」鏡「パキーン(割れる)」
3.「自殺希望者は 飛び降りる前に自分の姿を見つめ直すこと。」
山頂ではトンボが沢山飛んでいましたが、その他ブユのような虫なども飛んでいました。もう少し時期をずらして登るとブユ?を気にせず安心して登れるのかな。
そそくさとお昼を済ませて出発した後、まもなく尾名手峠を通過。
ここから先は通ったことがある道を、ダラダラと権現山に接近します。
浅川峠との分岐を過ぎてから、軽く登ると権現山山頂。
(最後の登りは雨降山側からよりも楽な印象です。)
山頂にはヒトが1人いました。マウンテンバイクの男性です。
山の中でお会いした人間はこの1名だけです。
しばらく話をしていましたが、「登山道にスズメバチがいますねえ」と話が移ったのを機にお互い山頂を後にしました。
あとはどこに下りるかの心配。
浅川峠からだとタクシーを呼ぶのが確定なのでぽしゃり、飯尾からのバスに間に合うかもしれないということで、とりあえず和見分岐まで急行。
和見峠方向も気分次第でぽしゃりました。
ここで初めて時刻表を調べてみると絶妙なタイミングで飯尾からバスが走ってくるので、初戸よりも上野原に近い用竹に下りて時間稼ぎをすることにします。
用竹方面へは樹林帯の中を通るなだらか基調の尾根道を下ります。CT1時間45分ナリ。歩いても歩いてもなかなか高度が落ちません。夏場とは言え日も斜めになり、山の東側に付いている道は何となく夕暮れっぽくなってきました。そのくせ途中で墓村への分岐が現れますが、これを無視して用竹BSへまっしぐら。
なお、墓村という名前はぞっとする名前ですが明るい印象の集落だそう。ここから用竹BSまでは舗装路が通じているらしいので、いよいよ日没か?となったら覚えておくと良さそうです。
尾根道を下り続けて「もうそろそろ」と思った時に、尾根の右側に下りる道標を発見。とは言っても用竹BSを通るバスは半分あきらめて歩いていると、周囲に竹がちらほら混じり始めました。そうなると集落はすぐそこです。この集落を抜けるのにどのくらい時間かかるんだいと思いながら歩いたら、あっけなく用竹BSが見つかりました。思わず駆け寄り、時刻表を確認するとあと6分で最終バスが来ることが判明。
暑い暑い1日でしたが、最終バスに間に合って良かったです。
シーズンオフのバスはとても空いていました。
サウナに長時間入っているような山行でしたが、水風呂代わりのバスの冷房が気持ち良かったこと。
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