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Yamareco

記録ID: 69544
全員に公開
沢登り
甲斐駒・北岳

尾白川水系 黄蓮谷右俣

2010年08月15日(日) 〜 2010年08月17日(火)
 - 拍手
sawadon その他3人
GPS
56:00
距離
17.3km
登り
2,053m
下り
2,400m
天候 8/15アプローチ〜下流域(曇)
8/16奥千丈滝、中流域BP(晴)
8/17源頭〜詰め、黒戸尾根下降(晴)
過去天気図(気象庁) 2010年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
竹宇駒ケ岳神社
予約できる山小屋
七丈小屋
ファイル
非公開 パスワードあり 20100815計画書(黄連谷).xls
(更新時刻:2010/08/19 12:39)
尾白川林道/日向山登山口を出発
2010年08月15日 06:25撮影 by  DMC-FX07, Panasonic
8/15 6:25
尾白川林道/日向山登山口を出発
林道途中にある錦滝東屋
2010年08月15日 07:04撮影 by  DMC-FX07, Panasonic
8/15 7:04
林道途中にある錦滝東屋
尾白川林道をテクテクと
2010年08月15日 07:43撮影 by  DMC-FX07, Panasonic
8/15 7:43
尾白川林道をテクテクと
林道終点から尾白川へ下降する踏み跡
2010年08月15日 07:47撮影 by  DMC-FX07, Panasonic
8/15 7:47
林道終点から尾白川へ下降する踏み跡
林道終点から尾白川へ降り立ったところには古いブルーシート
2010年08月15日 07:51撮影 by  DMC-FX07, Panasonic
8/15 7:51
林道終点から尾白川へ降り立ったところには古いブルーシート
尾白川本流に降り立つ
2010年08月15日 07:54撮影 by  DMC-FX07, Panasonic
8/15 7:54
尾白川本流に降り立つ
いってらっしゃ〜い
7:50
2010年08月15日 08:26撮影 by  DMC-FX07, Panasonic
8/15 8:26
いってらっしゃ〜い
7:50
気をつけてねぇ〜
kamog〜行ってきまぁ〜す
(*Θ_Θ*)/
2010年08月15日 08:27撮影 by  DMC-FX07, Panasonic
8/15 8:27
気をつけてねぇ〜
kamog〜行ってきまぁ〜す
(*Θ_Θ*)/
最初の淵
2010年08月15日 08:23撮影 by  u1030SW,S1030SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/15 8:23
最初の淵
右から巻きます。
2010年08月15日 08:24撮影 by  u1030SW,S1030SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/15 8:24
右から巻きます。
夫婦滝と言うらしい?
2010年08月15日 08:37撮影 by  u1030SW,S1030SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/15 8:37
夫婦滝と言うらしい?
左壁からフリクション登攀ですが荷が重たい。念のためビレーします。微妙に外傾してるんだよね。
2010年08月15日 08:39撮影 by  u1030SW,S1030SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/15 8:39
左壁からフリクション登攀ですが荷が重たい。念のためビレーします。微妙に外傾してるんだよね。
下部の滝を合わせて夫婦滝?
2010年08月15日 09:00撮影 by  u1030SW,S1030SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/15 9:00
下部の滝を合わせて夫婦滝?
ナメです。
2010年08月15日 09:03撮影 by  u1030SW,S1030SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/15 9:03
ナメです。
9:09奥がワイヤーのある釜です。
泳いで取り付きます。
9:09奥がワイヤーのある釜です。
泳いで取り付きます。
ここの右岸沿いを泳いで取り付く。
2010年08月15日 09:34撮影 by  PENTAX Optio W10, PENTAX Corporation
8/15 9:34
ここの右岸沿いを泳いで取り付く。
ここはどうしたっけ〜
ここはどうしたっけ〜
倉掛沢出合いの上の連暴帯。遠見滝?と言う。
倉掛沢出合いの上の連暴帯。遠見滝?と言う。
バイルをクラックに捻じ込み強引に身体を引き上げる。
バイルをクラックに捻じ込み強引に身体を引き上げる。
本日一番の大迫力の釜滝!
大釜に吸い込まれそうだ。右岸より高巻き落ち口に出る。悪くは無いが落ちれないぞ。
1
本日一番の大迫力の釜滝!
大釜に吸い込まれそうだ。右岸より高巻き落ち口に出る。悪くは無いが落ちれないぞ。
釜滝の下流側も二段で水を落とす。
釜滝の下流側も二段で水を落とす。
巻き終わって落ち口に出る。
巻き終わって落ち口に出る。
巨岩です。
10:40
有名な噴水滝。
1
10:40
有名な噴水滝。
噴水というかヒョングリですね。
噴水というかヒョングリですね。
しばし見とれる。
しばし見とれる。
この上で尾白川本谷と出合う。
この上で尾白川本谷と出合う。
10:40
オレンジ色の花岩です。
10:40
オレンジ色の花岩です。
ひょんぐってます。
ひょんぐってます。
10:45
ナメ滝帯に入る。
10:45
ナメ滝帯に入る。
11:15
巨岩です。
快適なナメの歩き。
快適なナメの歩き。
快適です。
ナメが続きます。
ナメが続きます。
青く深い淵。
いったいどれくらい掘れてるのだろうか?
青く深い淵。
いったいどれくらい掘れてるのだろうか?
12:55
逆層スラブの3段40mの大滝
12:55
逆層スラブの3段40mの大滝
直登不可能、右岸巻き道を辿る。
直登不可能、右岸巻き道を辿る。
直登出来ないってば!
直登出来ないってば!
13:30
五丈沢出合い。
13:30
五丈沢出合い。
14:10
五丈沢対岸のビバーク適地
14:10
五丈沢対岸のビバーク適地
物干し紐も残置されています。(笑)
物干し紐も残置されています。(笑)
流木豊富、焚火です。
明日は七丈だとお気楽モードで酒が進む。
流木豊富、焚火です。
明日は七丈だとお気楽モードで酒が進む。
6:30発
標高1720m
山頂標高差1000m以上
(*Θ_Θ*)/
6:30発
標高1720m
山頂標高差1000m以上
(*Θ_Θ*)/
巨岩帯です。
6:46
坊主滝40m
坊主滝落ち口です。
坊主滝落ち口です。
逆層スラブでとても登れない。
逆層スラブでとても登れない。
左岸ルンゼより巻き上がります。
踏み跡だけに頼ると大高巻きになり滝場をまとめて巻いてしまいます。
左岸ルンゼより巻き上がります。
踏み跡だけに頼ると大高巻きになり滝場をまとめて巻いてしまいます。
小さく巻きます。
見事落ち口に出ました。
小さく巻きます。
見事落ち口に出ました。
7:36
右俣すぐの15m滝。
右岸巻き道に入るが実は直登出来たらしい・・・
とてもそうは見えないが。水流右??
7:36
右俣すぐの15m滝。
右岸巻き道に入るが実は直登出来たらしい・・・
とてもそうは見えないが。水流右??
8:06
右俣落ち口。
8:40
奥千丈滝下部の滝。
8:40
奥千丈滝下部の滝。
11:07
奥千丈の滝200mのナメ上部の滝帯
11:07
奥千丈の滝200mのナメ上部の滝帯
疑問を持ちながら右岸巻き。
滝場はとても直登出来ないように見えた。
疑問を持ちながら右岸巻き。
滝場はとても直登出来ないように見えた。
奥千丈の滝上部を見る。
奥千丈の滝上部を見る。
やっぱし此処は直登ルートだった。
やっぱし此処は直登ルートだった。
11:36
右岸巻き尾根より奥千丈滝中間部に戻る。
11:36
右岸巻き尾根より奥千丈滝中間部に戻る。
右壁水流際を登る。
右壁水流際を登る。
正面は威圧的でよせつけない。
正面は威圧的でよせつけない。
12:18
水流左のクラックにカムを決める。
12:18
水流左のクラックにカムを決める。
豪快なナメ滝。
フォロー
フォロー
13:00
奥千丈滝最終ピッチ
13:00
奥千丈滝最終ピッチ
左トラバース残置有り。
左トラバース残置有り。
フォロー
シャワークライミングです。
フォロー
シャワークライミングです。
本日一番の快適シャワークライミング。
本日一番の快適シャワークライミング。
13:40
上部烏帽子沢出合い下部?インゼルに突入。
13:40
上部烏帽子沢出合い下部?インゼルに突入。
ランニング取れない、残置なし。
2010年08月19日 03:03撮影 by  PENTAX Optio W10, PENTAX Corporation
8/19 3:03
ランニング取れない、残置なし。
インゼル左壁ランニング支点なし。
インゼル左壁ランニング支点なし。
14:43
中央インゼルにトラバース
14:43
中央インゼルにトラバース
15:00
ビバーク判断。
15:00
ビバーク判断。
17:00
烏帽子沢出合いインゼル中央にビバーク適地。
薪もある。
17:00
烏帽子沢出合いインゼル中央にビバーク適地。
薪もある。
朝です。
夜は甲府の町の明かりがキラキラ。
綺麗でした。
朝です。
夜は甲府の町の明かりがキラキラ。
綺麗でした。
雪渓が残ってました。
雪渓が残ってました。
7:12
奥の二俣、右から巻きあがり左沢へ
7:12
奥の二俣、右から巻きあがり左沢へ
7:24
右の踏み跡から考えも無く巻き上がる。奥の滝三段60mは巻いてしまったのだろうか?
7:24
右の踏み跡から考えも無く巻き上がる。奥の滝三段60mは巻いてしまったのだろうか?
最後の水流、冷たく美味いアルプスの名水。
最後の水流、冷たく美味いアルプスの名水。
8:24
此処から沢床に下降した。
ダケカンバやシャクナゲとハイマツのひどい藪漕ぎだった。
8:24
此処から沢床に下降した。
ダケカンバやシャクナゲとハイマツのひどい藪漕ぎだった。
おいしい水
8:50
山頂直下のルンゼ。
8:50
山頂直下のルンゼ。
9:47
甲斐駒ケ岳山頂です。
9:47
甲斐駒ケ岳山頂です。

感想

遡行メンバーCL後藤(メーグリ)SL岩瀬(神田)森田(練馬)牧野(埼玉)守下(メーグリ)
後藤氏は体調すぐれず、遡行断念。

8月15日曇り(初日)
尾白川林道、日向山登山口ゲート6:30分発
錦滝を経てさらに奥に進むとトンネルをパス鞍掛橋を過ぎる。この鞍掛橋は鞍掛沢のことでは無い、
紛らわしいが前鞍掛沢に掛かる橋で分かりにくい。道が荒れてさらにトンネルを二つスルーすると林道終点。
此処から悪いザレを100m程下ると入渓地点であり此処から遡行開始する。8:00
林道歩き1時間半程度(距離約3km)

入渓地点で後藤氏と別れ遡行開始。
8:30発H1300地点
巨岩のある滑滝が多くそれぞれ緑色の釜をもつ。概ね右岸を巻くルートが多い。
9:10ワイヤーの有る滝は泳いで取りつく。足が届かないのはほんの4mほど、
以前は水中からマンとリングで苦労して這い上がったらしいが、現在は
ちょうどいいリスにポケットがあり、そこにバイルを差込み這い上がることが出来る。
9:45鞍掛沢出合いH1375
上部は滑の連続と釜を持ったゴルジュ滝は圧巻、吸い込まれそうだ。右岸巻き。
10:40有名な噴水滝H1530は右岸より巻き左岸はオレンジ色の花岩。
上部滑は所々巨岩が転がる快適な滑歩きが続く。
尾白川本谷を右に分け
12:55逆層スラブの3段40mの大滝(千丈滝)
直登不可能右岸に巻き道を辿る。
13:30五丈沢出合いH1720
対岸の20m程の上にBP適地5張り程度可、大タープは下が斜めっているので不適。
14:00ビバーク決定。薪は豊富にあり、夜通し焚火可。

8月16日晴れ(二日目)
6:30発
巨岩帯を抜けるとすぐに有名な坊主滝。
取りつく気にもならない、右壁ガレより巻くけどもなるべく小さく巻かないと大高巻きになってしまう。
踏み跡は上にも続くが途中トラバース気味に巻き降りると見事落ち口に立つ事が出来た。
7:30右俣左俣を分け右俣のすぐの滝は一見直登不能、右岸より高巻くが上部草付トラバースが悪い。
8:40奥千丈滝下、奥千丈滝は右岸巻きルートに一旦入ってしまったら途中から全く本流に戻れなくなってしまった。
水量が多く全く手がつけられない様子。途中二箇所ほどロープを出してスラブ帯に出るも微妙なフリクションで結局右岸巻きルートにに追いやられてしまう。
右岸巻きルートをそのまま辿ると上に上に追いやられ支尾根上部に出てしまい、(これ違うね)一本とって本流に戻る。見た目と違ってあっさり下れてしまった。
11:30奥千丈の滝上部
さてやっと流れの中の登攀になる。大岩が積み重なったような滝でスタンスは豊富問題なく登ることが出来る。
次はスラブ系水流沿いを登る。上部が少し細かい、足ジャムでずり上がる。
その上もスラブクラック沿い、延々と滝場が続き、最上部は水流沿いをシャワーで左トラバース(残置が有る)を越えると一旦滝場は落ち着く。
といっても斜面ではあるが、突破に約2時間かかる。
13:40そろそろ烏帽子沢出合いのはずだが渓相はがらりと変わり傾斜は落ちるが
スラブの溝がいく筋もついたスラブ帯、この辺はインゼルになっているとの事なので烏帽子沢に入り込まないよう注意を要するがどうやら左がルートぽい。
溝を直上し50mいっぱいで潅木にピッチを切る。まだ右にはトラバース出来ない。左壁溝を直上する。傾斜がだんだん立ってくるがランニング支点はなし、ほぼロープ一杯で立派な残置支点がありピッチを切る。
この辺で右にトラバースしなければ右岸から入る烏帽子沢に入ってしまうはず。
この辺のルーファイは自信無く、岩瀬さんに判断してもらう。
ここから右にトラバースしてテラスに上がるとビックリ。
幅広い沢の真ん中にビバーク適地。焚火跡も有り。薪も取れそう、水流も左岸にちょうど良く水量豊富に流れている。
15:00この先突っ込んでも山頂に出る頃は暗くなるし何か有ればビバークを余技なくされるならここで泊まろうと全員で協議して決定。
谷が開けたど真ん中のインゼルでビバーク。
心配した天候も何とか持ちこたえそう。明るいうちに食事を済ませ。
夜は焚火と甲府の夜景と花火、満点の星空を満喫した。

8月17日晴れ(三日目)
4:00頃起きた。朝日が眩しい今日も晴天だ。
6:20奥の二俣付近は雪渓が残ってました。H2520山頂迄高差440m
どうも地形がはっきりしないが正面の20m位の滝を右から巻き登ると3段60mのスラブ滝。
此処も踏み跡を追っかけると左岸巻き道に入ってしまい直登を逃してしまった。
約1時間、ダケカンバやシャクナゲとハイマツのひどい藪漕ぎから沢床へ下る。
8:30休憩。
源頭の草付帯が気持ち良い。岩裏から滴り落ちるアルプスの名水を頂く。
冷たく美味しい。ペットボトルに分け取り詰めに入る。約1時間スラブとハイマツの潅木帯を分け入り適当に詰めると大岩の裏が登山道だった。そして右に5分も歩けば見覚えの有る祠の山頂である。
9:47山頂着。
やはり4級の沢である。長く登り応えあり。ルーファイが難しく奥千丈の滝のスラブ直登を逃したのは残念だった。
しかし山頂迄真っ直ぐに突き上げた満足感は大きい。メンバーに感謝します。
午後から天候が崩れるとの情報に早々下山。五丈迄は鎖場梯子場があり油断できない。
10:30頃山頂発〜12時七丈小屋〜五丈〜17時に竹宇駒ケ岳神社 着。
長く疲れたが意外と身体は元気である。後々に疲労がでるんだろうねぇ・・・
(*Θ_Θ*)/







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