清八山〜八十翁を頂上へ!
- GPS
- 03:50
- 距離
- 5.4km
- 登り
- 309m
- 下り
- 301m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2010年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
心臓の弁が漏れる80歳を伴った山行ならぬ“鈍行”記録。ダラダラ200m標高を稼ぐ林道の砂利道の後、標高差110mを急登する登山道というメニューだった。清八山頂直下に老人には少し緊張を強いる岩場?(というほどでもないが)がある。 一般車は三つ峠登山口のゲートまで。山と高原地図「富士山」には尾根の登山道出合に駐車場を示す「P」マークがあるが、そこまで進入できない。 登山道沿いにはこの時期、レンゲショウマの可憐な花が咲いている。 |
写真
感想
「山か、いいなあ。俺も脚はまだ丈夫な方なんだが、心臓の弁が水漏れ?してすぐ息切れするからな・・・」
息子の山話を聞かされる「たか爺」が、冥土の土産にもう一度八方尾根に行きたいと言い出した。勝手に山で心臓止められでもしたら、引き取りに行くこちらが大変だ。一緒に行くよと言うと、「天気が良い日を狙いたいからいい」と、また贅沢を言う。そこで我がbrother、Amano.Jackが「要は景色のいい山に登りたいんだろうから、試しに富士山の見える三つ峠あたりへ連れ出そう」と提案した。楽で、景色が良くて、登ったぞという感覚の味わえる山。この3条件を満たしたのが清八山だったという次第。
川口湖畔で一泊し、標高1300m近い高地に来たことを忘れてしまいそうな猛暑の中で、旧御坂道を外れて林道へ入る。清八林道の車止めゲートはそこから600〜700m。トイレに寄ってゲートの先へ歩き出す。ゆっくりゆっくり、たか爺ペースだ。
林道には砂利が敷かれているが、ところどころ雨水で深くえぐられている。当初、標高1390mの林道終点まで車で行けたらと淡い期待を持っていた(昭文社山と高原地図にはPマークがあったので)が、ゲートが開いていても普通の乗用車では少々難儀しそうだ。
林道が大きくS字を描くと少し勾配が増す。頭上を送電線が横切れば登山道出合まであと半分ほど。渡りチョウのアサギマダラが何頭か舞っている。ヒヨドリバナに止まったペアを撮ろうとしたたか爺が老眼鏡を落とし、気づかないまま登山道出合(大幡八丁峠)まで来てしまった。
登山道沿いにはレンゲショウマがあちこち咲いている。そのアップを撮ろうとして紛失に気づいたらしい。撮影タイムのたか爺とA.Jackを置いて、zaoluckが300mほど往復して眼鏡を回収した。ちなみに、林道で会った年配の女性ハイカーが、以前来た時に南の大幡山方向にレンゲショウマが群生していたと教えてくれたが、清八山付近も決して少なくはない。
この先はすぐに急登が始まる。たか爺は時々立ち止まるが、思ったほど息切れもせず、かなり元気そうだ。道端のレンゲショウマやソバナが格好の休憩兼撮影タイムを提供してくれる。御坂峠への分岐を過ぎると視界が開け、頂上まであとわずか。最後の3Mほどは岩を登る雰囲気だが、苦もなくクリアし無事登頂できた。
1600m近い標高なのにとにかく暑いが、目を凝らすとぼんやり富士山も見えている。小さいけれど頂上らしい頂上に自分の足で立って、たか爺もご満悦。3人でフリーズドライのスープとα米の山食を味わい、登山気分を堪能した。
言葉通りたか爺の脚力には問題なく、下りは登りの半分の時間で林道ゲートにたどり着いた。「言ったろ、心肺が追いつかないだけで脚は大丈夫なんだ。よし、何だか八方尾根行ける気分がしてきた」
うーむ、自信をつけさせ過ぎたかもしれない。
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