塔ノ岳尊仏岩探訪 戸沢起点VR周回
- GPS
- --:--
- 距離
- 6.7km
- 登り
- 1,049m
- 下り
- 1,033m
コースタイム
天候 | 曇りのち快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
【VR源次郎尾根】危険個所ないが、経験者の誘導要。 【塔ノ岳山頂〜尊仏岩】危険。スキルのない登山者が興味本位で行ってはならない。 【VRホソノノ尾根】転倒危険、滑落危険、道迷い危険。この一年で荒れ方が凄い。何度も通って熟知している人以外避けた方がよい。 【VR書策新道〜戸沢】危険。本谷やその西側の崩落地、ロープなど補助アイテムあるが、基本的には当てにならない。自前のロープ使って道なき道を踏破できるスキルがない人は止めておいた方が無難。 |
写真
感想
Tさんから必死の要請があった。
「日曜日、丹沢に行きたい。Aの都合が悪ければ一人で大倉尾根で塔往復でも行ってくる。」
それでは新しい感動が無さすぎだろう、ということで、同行ガイドすることにした。
どうせ塔を踏むなら、秘所「尊仏岩」探訪をメインにして、前後をバリでつなぐこととし、朝の東名を走った。
プランは、戸沢ー<VR源次郎尾根>−花立ー塔=尊仏岩ー木ノ俣小屋ー<VRホソノノ尾根>−<VR書策新道>−戸沢、の周回。
早く降りてこられれば、新茅荘でランチを食べようという魂胆。
朝7時過ぎに新茅荘通過。もうお父さんの車があって、小屋が開いているではないか。挨拶に行くと、地元のお仲間と朝食中。昨夜から飲みながら泊まったのだという。2時ごろまでに降りてこられたら立ち寄ることを告げた。
戸沢に駐車して出発。
Tさんに先頭を行ってもらい、後ろから方向を指示。
書策新道から源次郎尾根に取り付いて、ゆっくり高度を上げていく。無風で暑い。
1000mを超えると、ガスが取り巻いて幻想的。
下の草原に出るとやっと視界が開ける。
上の草原を経て、ザレ場を登り、やがて笹の中の踏み跡に乗り、花立山荘の上で大倉尾根に出た。
源次郎尾根踏破初体験のTさんは、大嫌いな花立山荘下までの階段を回避できて大喜び。
小屋でジュースを飲む。昨夜は「猪鍋会」で満員だったのだという。
花立〜馬ノ背でガスが流れ、遠景も望めるようになる。紅葉がいい頃だ。
塔登頂後小休止してから「尊仏岩」へ。
踏み跡もテープもない領域。
表尾根を木ノ俣小屋まで東進し、小屋で珈琲ブレイク。
中森さんは膝を悪くして登っていないそうだ。
ホソノノ尾根〜書策新道で戸沢に向かうが、ホソノの荒れ方が凄い。
何度も上り下りして地形を自分のものにしている人以外は通らない方がよい状態。
書策新道本谷渡渉ポイントで、清水に汗だくの頭を付けて涼む。
無事崩落ポイントも通過。書策新道を戸沢に向かうと、道に腰かけて谷の方を向いて休んでいるハイカーが一人。我々が後ろから接近するまで気が付かず、気が付いたとたんびっくり反応して立ち上がった。まさかこの道を下って来る奴がいるとは思っていなかったのだろう。
源次郎尾根取り付きポイントを経由したあと、また違う登山者に会う。この時間からここを登るのは上で泊まるのだろうか?と聞いてみると、「今日がダイアモンド富士なんですよ。」とのお答え。なるほどね、でも月曜日仕事の人は、日没後大倉尾根を下るのかな?などと話しながら戸沢に帰還。
Tさんには、初体験満載の冒険山行を楽しんでいただけたようだ。
新茅荘でお父さんに撤退作業中のところ、もう一度炭火を起こしてもらい、持参したパンとフランクフルトを焼いて、ホットドック作成。美味。
完全に出来上がっている常連さんたちに挨拶して、湯花楽へ。
サッパリ汚れを落として東名で帰京。某所で反省会して解散。
A様、昨日はありがとうございました。
源次郎尾根のリベンジほか、エキサイティングなコースを歩かせていただき、感謝です。
お天気も紅葉も丁度良くて、満点の山行でした。
花立〜木の又間以外は静かそのもののコースは人気の丹沢にあって、貴重なものでした。
これからも必死についていきますので、よろしくお願いいたします。
尊仏岩は存在するんですね!粉々になったと聞いていたので少し驚きコメントしました。
初めまして。
元来の「尊仏岩」は崩落する前、高さ17m強の岩峰だったそうです(9mぐらいだったとの説もあり)。
しかし、大正時代に崩落し、今はその岩峰の基部のみ残っています。
それが現在の「尊仏岩」です。
「塔ノ岳」の由来は、この「尊仏岩」が「お塔」とも呼ばれていたことによるようです。
名前の由来は、崩落前の岩峰の形が「座位の仏」に見えたからだそうですが、上部が崩落して無くなった現在の「尊仏岩」はもちろんそのようにま見えません。
さて、現在の「尊仏岩」を、「仏の形」をしていないのに「尊仏岩」と呼ぶべきかどうか?は議論があることでしょう。
この点を考慮して「尊仏岩跡」と表記する方もおられます。
しかし形はどうあれ、上部が崩壊したにしても、現在の「尊仏岩」は崩落前の「尊仏岩」の一部である訳なので、「尊仏岩」と呼んで差し支えないと私は考えています。
尚、丹沢山のみやま山荘内に、崩落した上部の部分の一部とされているものが保存されているようです。
蛇足ですが、崩落の原因は「関東大震災」とされていますが、正確にはその翌年に崩落したという話があり、「余震で崩れた」、あるいは「人為的に崩された」と諸説あるのが現状です。
taruです!またすごいバリコースいってますね!私なら確実遭難コースです。どこでもそうかも笑。新茅荘でランチとは、贅沢コースですね!また私もお邪魔したいです^_^
まずは、大倉〜新茅荘を自力で行けるようにしましょう。
GPS買って、日頃から都内の街歩きで使っているとよいかもしれません。
「一度連れて行ってもらったコースは、後日一人で行ける。」ようになるよう、日頃から地図読みと方向感覚の訓練をしてください。
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