紅葉散策 牛奥ノ雁ヶ腹摺山-小金沢山-牛ノ寝通り
- GPS
- 08:35
- 距離
- 19.1km
- 登り
- 954m
- 下り
- 1,791m
コースタイム
- 山行
- 6:41
- 休憩
- 1:54
- 合計
- 8:35
11:20 小金沢山
11:50 狼平
12:03 天狗棚山
12:17 米代(長峰分岐)
12:33 玉蝶山
13:03 榧ノ尾山(川入・ホンゴウ)
13:56 ショナメ
14:08 大ダワ(棚倉)
14:51 大マテイ山
15:33 高指山
15:53 モロクボ平
17:20 小菅の湯
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
全区間が自由乗降区間です。スイカパスモ非対応です。 小菅の湯は17時にバスがあるので、時間的な制約は緩いです。 このバスに乗るつもりなら余裕をもって行動できます。 他はバスがどうしても渋いため、逆ルートなどは難しいです。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
危険箇所はありません。 小金沢山付近が若干ルート不明瞭ですが、 ピンクリボンや踏み跡はしっかりしています。 注意を払えば何等問題はありません。 |
その他周辺情報 | 小菅の湯の隣は道の駅で、レストランもあります。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ソフトシェル
タイツ
スカート
靴下
グローブ
防寒着
雨具
ゲイター
日よけ帽子
靴
ザック
ザックカバー
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
ライター
地図(地形図)
コンパス
笛
クリップライト
予備電池
筆記用具
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
ティッシュ
保険証
スマートフォン
プロトレック
サングラス
タオルマフラー
ストック
アーミーナイフ
カメラ
アマチュア無線機
|
---|
感想
ずっと憧れていた小金沢連嶺と、牛ノ寝通り。
どちらも山深く、長大なロングコースであることから、
タイミングからルート設定まで、慎重に考え抜きました。
とにかくバスが渋く、問題は帰りです。
色々と検証した結果は、小菅の湯の最終狙いがベスト。
ここを目標にすることで、余裕を持った山行が組めるとわかりました。
牛ノ寝通りはかなり快適な稜線で、相当時間をもて余すことになります。
そこでどこかのピークをセットにするわけですが、
さてどうしよう(笑)
一般的には大菩薩でしょうね。
大菩薩は何度も登っているので、今回は小金沢連嶺で考えました。
ルートを探す中で見つけたのは、牛奥ノ雁ヶ腹摺山。
分岐の少ない小金沢連嶺の中では珍しく、
ここには上日川ダム方向からのルートがありました。
さらに林道を使えば高低差も少なく、時間も稼げます。
全行程を標準ルートタイムで計算しても終バスに充分間に合います。
問題は、日取りでした。
幸い今年は雨が少なく、木枯らし一号で快晴を期待できそうでした。
木枯らし一号は西高東低ですから、翌日は高気圧が移動して穏やかになります。
予報も快晴を伝えていました。
そう悟った日曜の夜。
よし、仕事は休み!こんなの年に何度もないし、まあ大丈夫。
翌日頑張ればいいや(笑)
そして朝イチの甲府行きの列車に乗って一路、甲斐大和へ。
さすがハイシーズン、考えることは皆同じか。
バスは満席で上日川峠へ向かいました。
林道下車はもちろん自分だけ。
まあ皆さん大菩薩か、石丸峠でしょう。
のんびり林道を歩いて早速稜線。
もうこの辺りからいきなり撮影スポットの連続。
今日はカメラがフル稼働ですね。
やっぱり小金沢連嶺を選んで大正解でした。
またあまり期待していなかった紅葉も大当り。
カラマツから始まり、ナナカマドにカエデ、ブナやナラ。
暖かい色に包まれて素晴らしかったです。
長いためどう攻めようか迷っていた小金沢連嶺ですが、
牛奥ノ雁ヶ腹摺山から北はこれで踏破できました。
次の楽しみは、ここから南をどう歩くかですね。
それにしても小金沢連嶺。
大菩薩に並ぶ笹の原は雄大な草原のようで、快適です。
日差しも暖かく風も穏やか。
雲ひとつない空に、遠く南アルプスや八ヶ岳の峰々。
そして秀麗富岳の雄大な姿に追われながら。
冷え込みを控え、虫や鳥も姿を見せない静かな林。
じっとしていると、心も体も自然に溶け込んでしまうような、
そんな居心地の良さでした。
小金沢山の周辺は少し森が深く道が不明瞭な箇所もありましたが、
リボンの目印が丁寧で迷うことはありませんでした。
石丸峠からの牛ノ寝通りは雰囲気ががらりと変わります。
低山らしい広葉樹に満たされた、こちらも快適な稜線。
そして何より、見事にピークの錦の紅葉。
低山の紅葉といえば高尾山か御岳山とずっと思っていましたが、
いやいやどうして。
牛ノ寝通りの豊かな自然林、手付かずの巨木もあり、
見応えは充分すぎました。
特徴的なのは、南向きで日当たりが良く、
風が小金沢連嶺に遮られて穏やかなこと。
それから、植林などされず、昔から大切にされてきたこと。
これは、高尾山や御岳山にも近い条件ですね。
そして、標高が緩やかに変化するため、
木々の種類も少しずつ移り変わっていきます。
そうした変化も魅力でしょう。
また何より、古来の人々の足音が聞こえてきそうな、
そんな趣も溢れる古道です。
とにかく段差が全くありません。
大八車も通れそうな道です。
牛ノ寝なんて洒落た名前の通り、本当に快適でした。
大ダワに着いた時間は14時頃。
ここで昼食にしました。
バスには充分すぎる時間があったので、
目の前のピークを踏んでみることにしました。
大マテイ山。
期待など最初から皆無でしたが、まあいわゆる低山のピークでした。
が、なんと少しだけ富士山が顔を出しています!
これはなかなかラッキーでした。
山頂を一周して小菅村へ。
この下り道も段差がなく快適。
ここからは森林が目まぐるしく変わります。
どんどん人の匂いが強くなります。
この変化は、高尾山辺りではなかなか味わえないものかもです。
今や多くの高山から、人気の低山に至るまで、
人の匂いを感じない山は少ないです。
もちろんこの牛ノ寝通りもそうなんですが、
この変化は、古きよき時代の自然に近い営みから、
時代を経てだんだんと現代に近づいていくような、
そんな変化でした。
これほど分かりやすい変遷は、他でもなかなか見かけません。
紅葉に富士山、そして自然と古道の交わり。
これほど充実した登山は、なかなかできません。
全てが大当りでした(笑)
ある程度は狙っていましたが、それだけではダメです。
運もあるし、経験も知識も必要でしょう。
とにかく色々と、思うところのありすぎる登山でした。
お天気最高で紅葉もバッチリで羨ましい限りですね。
私も行きたくなりました。
chinyamaさんは以前小金沢も牛ノ寝も行かれてましたよね。
少し参考にさせていただきました(*^^*)
それにしても、行く前も行った後も楽しい不思議な山域ですね。
次はどうルートを組むか、難しいながらも楽しくて仕方がないです(笑)
こんばんわ、、。
良い日和で、きれいな写真、富士山、、ありがとうございました。
小屋平からって、考えてしましますが、チョット甲州アルプスからって、
これは、参考になりました、ありがとうございます。。
でわ、、また教えて下さい。。
なかなかアクセスが難しい山域ですが、ルートを考える楽しさもありますね。
タクシーという選択肢もありますけど、単独行では金額的に渋いです(苦笑)
小金沢南嶺はまだ検討中ですが、ここは工夫するのが難しいですね…。
もう少し道があればいいんですけど。
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