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Yamareco

記録ID: 762922
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
槍・穂高・乗鞍

常念岳・横通岳 (一ノ沢よりピストン)

2015年11月11日(水) [日帰り]
 - 拍手
GPS
09:29
距離
15.5km
登り
1,920m
下り
1,904m

コースタイム

日帰り
山行
8:08
休憩
1:04
合計
9:12
6:27
10
6:37
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42
7:19
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21
7:40
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24
8:04
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54
8:58
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10:49
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13:29
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14:41
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14:59
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32
15:31
15:31
8
15:39
一ノ沢登山口
天候 下界は曇り。でも,山の上はいいお天気!
一日中,雲海が見れました。
過去天気図(気象庁) 2015年11月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
前夜は「道の駅 ほりがねの里」で車中泊し,早朝に一ノ沢登山口へ移動。
一ノ沢の登山者用駐車場には1台も車がなく,そのまま登山口まで行ってみました。
さすがに,そこには「一般車駐車禁止」の文字が…。
そこで,少し戻った路肩スペースに駐めさせていただきました。
コース状況/
危険箇所等
一ノ沢ルートにはとくに危険箇所はありません。

問題は,稜線の雪や氷の状態でした。
万が一にそなえて,ピッケルに12本歯のアイゼンというフル装備。
でも,そんなもの,まったく必要ありませんでした。
最大の難所は,丸木橋の撤去された一ノ沢の渡渉だったかな?
その他周辺情報 ほりでーゆ〜四季の郷でお風呂(大人530円)
一ノ沢登山口。曇ってますが,今日の天気予報は晴れ晴れ。「これは,上では雲海」と信じて登ります。
2015年11月11日 06:20撮影 by  DSC-WX300, SONY
11/11 6:20
一ノ沢登山口。曇ってますが,今日の天気予報は晴れ晴れ。「これは,上では雲海」と信じて登ります。
登山口からふり返る。誰一人いません。車も1台もありません。本日の先行者は誰もいないようです。
2015年11月11日 06:26撮影 by  DSC-WX300, SONY
11/11 6:26
登山口からふり返る。誰一人いません。車も1台もありません。本日の先行者は誰もいないようです。
それでは,常念岳に向かって出発です。
2015年11月11日 06:26撮影 by  DSC-WX300, SONY
11/11 6:26
それでは,常念岳に向かって出発です。
10分ほどで山ノ神。
2015年11月11日 06:37撮影 by  DSC-WX300, SONY
11/11 6:37
10分ほどで山ノ神。
また10分ほどで古池。
2015年11月11日 06:48撮影 by  DSC-WX300, SONY
11/11 6:48
また10分ほどで古池。
大滝ベンチを通過。
2015年11月11日 07:19撮影 by  DSC-WX300, SONY
11/11 7:19
大滝ベンチを通過。
標高1600mをすぎると,登山道脇のササの葉が,霜でまっ白。
2015年11月11日 07:30撮影 by  DSC-WX300, SONY
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11/11 7:30
標高1600mをすぎると,登山道脇のササの葉が,霜でまっ白。
雲が切れてきたぞ。やっぱり上空は晴天だ!
2015年11月11日 08:02撮影 by  DSC-WX300, SONY
11/11 8:02
雲が切れてきたぞ。やっぱり上空は晴天だ!
この日一番の難所は,丸木橋の撤去された一ノ沢の渡渉でした。一度,危うく滑ってドボンしそうでした。(^_^;)
2015年11月11日 08:36撮影 by  DSC-WX300, SONY
11/11 8:36
この日一番の難所は,丸木橋の撤去された一ノ沢の渡渉でした。一度,危うく滑ってドボンしそうでした。(^_^;)
胸突八丁。このあたり,導標も倒してありました。
2015年11月11日 08:42撮影 by  DSC-WX300, SONY
11/11 8:42
胸突八丁。このあたり,導標も倒してありました。
胸突八丁のはじまりは,まず木製階段。
2015年11月11日 08:42撮影 by  DSC-WX300, SONY
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11/11 8:42
胸突八丁のはじまりは,まず木製階段。
とうとう青い空が見えてきた。
2015年11月11日 08:56撮影 by  DSC-WX300, SONY
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11/11 8:56
とうとう青い空が見えてきた。
最終水場。ここから沢を離れて、尾根道の急登です。
2015年11月11日 08:58撮影 by  DSC-WX300, SONY
11/11 8:58
最終水場。ここから沢を離れて、尾根道の急登です。
常念岳山頂方面が見えてきました。どうやら,雪の心配はなさそうですね。
2015年11月11日 09:09撮影 by  DSC-WX300, SONY
11/11 9:09
常念岳山頂方面が見えてきました。どうやら,雪の心配はなさそうですね。
見事な雲海です。やっぱり天気予報どおりだった。
2015年11月11日 09:30撮影 by  DSC-WX300, SONY
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11/11 9:30
見事な雲海です。やっぱり天気予報どおりだった。
そして,常念乗越に到着。見えてきたのは,槍から南岳への稜線。すご〜い! 絶景!
2015年11月11日 09:33撮影 by  DSC-WX300, SONY
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11/11 9:33
そして,常念乗越に到着。見えてきたのは,槍から南岳への稜線。すご〜い! 絶景!
常念小屋の向こうに槍ヶ岳。槍の稜線には雪が残っていますが,こちらにはなさそうです。
2015年11月11日 09:35撮影 by  DSC-WX300, SONY
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11/11 9:35
常念小屋の向こうに槍ヶ岳。槍の稜線には雪が残っていますが,こちらにはなさそうです。
それでは,常念岳山頂へ向かいます。見る限り,ピッケルやアイゼンは必要なさそうですが,万が一を考えて持っていきます。
2015年11月11日 09:36撮影 by  DSC-WX300, SONY
11/11 9:36
それでは,常念岳山頂へ向かいます。見る限り,ピッケルやアイゼンは必要なさそうですが,万が一を考えて持っていきます。
前常念をとおって,三股へ下っていくルートとの分岐。2年前はこちらから登ってきました。
2015年11月11日 10:26撮影 by  DSC-WX300, SONY
11/11 10:26
前常念をとおって,三股へ下っていくルートとの分岐。2年前はこちらから登ってきました。
この分岐からもう間もなく,その上が常念岳の山頂のはず。
2015年11月11日 10:26撮影 by  DSC-WX300, SONY
11/11 10:26
この分岐からもう間もなく,その上が常念岳の山頂のはず。
常念岳山頂(2857m)に到着です。山頂にある祠。
2015年11月11日 10:33撮影 by  DSC-WX300, SONY
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11/11 10:33
常念岳山頂(2857m)に到着です。山頂にある祠。
山頂からの槍〜穂高連峰。夏にはあそこを縦走しましたね。あれからもう3ヶ月。
2015年11月11日 10:34撮影 by  DSC-WX300, SONY
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11/11 10:34
山頂からの槍〜穂高連峰。夏にはあそこを縦走しましたね。あれからもう3ヶ月。
左が前常念岳。遠く八ヶ岳や南アルプス,そして富士山も見えます。まるで雲海に浮かんでいるようです。
2015年11月11日 10:34撮影 by  DSC-WX300, SONY
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11/11 10:34
左が前常念岳。遠く八ヶ岳や南アルプス,そして富士山も見えます。まるで雲海に浮かんでいるようです。
前穂,奥穂,涸沢岳,北穂。大キレットの長谷川ピークも見えてます。
2015年11月11日 10:47撮影 by  DSC-WX300, SONY
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11/11 10:47
前穂,奥穂,涸沢岳,北穂。大キレットの長谷川ピークも見えてます。
蝶ヶ岳への縦走路。2年前はこれを歩きました。あの日もピーカンで最高の景色でしたが,コンデジがいかれて写真がほとんどパーになって,ショックだったな。
2015年11月11日 10:48撮影 by  DSC-WX300, SONY
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11/11 10:48
蝶ヶ岳への縦走路。2年前はこれを歩きました。あの日もピーカンで最高の景色でしたが,コンデジがいかれて写真がほとんどパーになって,ショックだったな。
少し下ってきたところから見た,横通岳から東天井,大天井岳への稜線。
2015年11月11日 10:58撮影 by  DSC-WX300, SONY
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11/11 10:58
少し下ってきたところから見た,横通岳から東天井,大天井岳への稜線。
常念乗越まで戻ってきました。
2015年11月11日 11:21撮影 by  DSC-WX300, SONY
11/11 11:21
常念乗越まで戻ってきました。
もう営業終了している常念小屋。ここでお昼ごはんにします。
2015年11月11日 11:30撮影 by  DSC-WX300, SONY
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11/11 11:30
もう営業終了している常念小屋。ここでお昼ごはんにします。
ついでなので,横通岳にも登ってきます。
2015年11月11日 12:06撮影 by  DSC-WX300, SONY
11/11 12:06
ついでなので,横通岳にも登ってきます。
樹林帯を抜け出たところから,常念岳をふり返る。
2015年11月11日 12:21撮影 by  DSC-WX300, SONY
11/11 12:21
樹林帯を抜け出たところから,常念岳をふり返る。
もうお昼すぎなのに,安曇野をおおう雲海は未だ消えません。
2015年11月11日 12:30撮影 by  DSC-WX300, SONY
11/11 12:30
もうお昼すぎなのに,安曇野をおおう雲海は未だ消えません。
横通岳山頂へ。
2015年11月11日 12:30撮影 by  DSC-WX300, SONY
11/11 12:30
横通岳山頂へ。
横通岳の南肩から登山道はトラバースしていますが,頂上をめざします。
2015年11月11日 12:39撮影 by  DSC-WX300, SONY
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11/11 12:39
横通岳の南肩から登山道はトラバースしていますが,頂上をめざします。
横通岳山頂(2767m)に到着しました。
2015年11月11日 12:52撮影 by  DSC-WX300, SONY
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11/11 12:52
横通岳山頂(2767m)に到着しました。
山頂から北方面をのぞむ。ここから見る大天井岳は立派ですね。遠く立山・剱や,明日登る予定の燕岳もよく見えてます。
2015年11月11日 12:52撮影 by  DSC-WX300, SONY
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11/11 12:52
山頂から北方面をのぞむ。ここから見る大天井岳は立派ですね。遠く立山・剱や,明日登る予定の燕岳もよく見えてます。
山頂からの常念岳。
2015年11月11日 12:53撮影 by  DSC-WX300, SONY
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山頂からの常念岳。
山頂からの穂高連峰。
2015年11月11日 12:53撮影 by  DSC-WX300, SONY
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山頂からの穂高連峰。
横通岳山頂からの槍ヶ岳。
2015年11月11日 12:54撮影 by  DSC-WX300, SONY
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11/11 12:54
横通岳山頂からの槍ヶ岳。
大天井岳への縦走路。
2015年11月11日 12:54撮影 by  DSC-WX300, SONY
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11/11 12:54
大天井岳への縦走路。
常念小屋へ戻っていきます。
2015年11月11日 13:19撮影 by  DSC-WX300, SONY
11/11 13:19
常念小屋へ戻っていきます。
それでは,槍ヶ岳に別れを告げて,常念乗越から一ノ沢へ下ります。
2015年11月11日 13:28撮影 by  DSC-WX300, SONY
11/11 13:28
それでは,槍ヶ岳に別れを告げて,常念乗越から一ノ沢へ下ります。
結局,雲海はずっと一定の高さに漂っていました。
2015年11月11日 13:52撮影 by  DSC-WX300, SONY
11/11 13:52
結局,雲海はずっと一定の高さに漂っていました。
常念乗越から2時間ちょっと。登山口に無事帰還。
2015年11月11日 15:38撮影 by  DSC-WX300, SONY
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常念乗越から2時間ちょっと。登山口に無事帰還。
路肩に駐めた車に戻ります。お疲れ様でした〜。
2015年11月11日 15:42撮影 by  DSC-WX300, SONY
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11/11 15:42
路肩に駐めた車に戻ります。お疲れ様でした〜。

感想

晩秋の北アルプスツアー 第1日目。

例年ならば,この時期の北アルプスはすでに雪と氷の世界になっていて,
小屋の営業も終わっているし,一人で行くにはそれなりの覚悟と勇気が必要になるでしょう。
ところが今年は,いっとき降った雪がここのところかなり消えてきているようです。
念のために,ピッケルとアイゼンのフル装備をして,
「やばい」と思ったらすぐに引き返すことを肝に銘じて,
北アルプス,まずは常念岳に登ることにしました。
2年前の10月には,三股から常念岳と蝶ヶ岳を日帰り周回しましたが,
今回は一ノ沢からのピストン登山です。

じつは,ボクが初めてこのルートを登ったのは1977(昭和52)年9月末でした。
大学1年生だったボクはそのとき,
常念〜蝶から穂高連峰をすべて回る,欲張りな4泊5日のテン泊山行に,
友人と2人で出かける予定でした。
ところが直前になって,友人が行けなくなったために,
仕方なく単独でこの行程を歩くことにしたのです。
今では一人で山に行くことは普通のことになってしまいましたが,
そのときは自身初めての単独行で,ドキドキ感は半端なかったです。

早朝,豊科で鈍行列車を降り,バスで北海渡へ。
そこから,たぶん30kg近くあったんじゃないかと思うザックを背負って,
一ノ沢登山口までの10kmの未舗装林道を歩きはじめて1時間ほどたったころ,
後ろから走ってきた林道工事のトラックが止まって,
中からおじさんが「おい,兄ちゃん,乗っていきな」と声をかけてくれました。
一人で心細かったので,なんだかすごくうれしかったなぁ。
そのトラックに林道終点(たぶん今の登山口付近?)まで乗っけてもらって,
一ノ沢登山道を常念岳へ登りました。
それ以来38年ぶりの,思い出の一ノ沢からの常念岳登山です。

登山口からずっと曇っていて何も見えず,
でも,ヤマテンでは晴れの予報だったので,
「この雲を突き抜ければ,上は晴れているはず」と歩き続けました。
そして,予報どおり山の上は晴天でした。
目の前に見える槍〜穂高の稜線は,それなりの雪景色でしたが,
こちら常念山脈には,ほとんど雪はありません。
風も弱くて,さして冷たくもなく,「まるで10月上旬?」という感じ。

そんな中を,常念岳に登り,ついでに横通岳にも登って,
気持ちのいい北アルプスの稜線を満喫しました。
他の登山者にはお一人,ボクより少し後に一ノ沢を登ってこられた方とすれ違いましたが,
この日,一ノ沢から常念に登ったのはこの2人だけだったんじゃないでしょうか。
静かな静かな山旅でした。

そして,この夜も「道の駅 ほりがねの里」で車中泊。
翌日の北アルプスツアー2日目に備えるのでした。

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利用交通機関: 車・バイク
技術レベル
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燕岳ー常念岳 縦走
利用交通機関: 車・バイク
技術レベル
2/5
体力レベル
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