旧箱根街道（三島夢街道）を三嶋大社までブラブラ

2015年11月17日(火) [日帰り]

• GPS: 04:39
• 距離: 12.7km
• 登り: 61m
• 下り: 581m

コースタイム

日帰り

• 山行: 4:22
• 休憩: 0:18
• 合計: 4:40

9:26 スタート地点
9:49 9:54 山中城
11:16 11:21 笹原
11:38 11:44 松雲寺
13:20 13:21 錦田一里塚
14:05 14:06 三嶋大社
14:06 ゴール地点

天候

晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車

写真

11/17 9:26

山中城は戦国時代末期の永禄年間に小田原の後北条氏によって築かれ、秀吉の小田原攻めにより落城しました。400年前の遺構がよく残っており日本百名城になっています。

11/17 9:41

西の丸あたりからは工事中のバイパスの上に愛鷹山・富士山を望む大パノラマが広がります。

11/17 9:42

西の丸西堀の障子堀。
障子堀は堀の中に高さ1.8m程の障壁を設けたもです。

11/17 10:01

城跡からの富士山

11/17 10:20

山中城跡案内所・売店の後ろの復元された石畳の旧箱根街道

11/17 10:28

石畳の道を下り1号線を横断するところからバイパス工事のため、しばらくの間旧道は通行止めです

11/17 10:31

菊池千本槍の碑
建武2年この付近の水呑峠の合戦で後醍醐天皇の先鋒菊池肥後守武重の一千余の兵は槍の原型となる竹竿の先に短刀を括りつけた武器で足利勢に大勝利した。帰国した武重は槍を作らせ、後にこれが菊池千本槍と呼ばれたそうです。

11/17 10:40

芭蕉句碑
「霧しぐれ　富士を見ぬ日ぞ　面白き」
貞享元年（1684年）の旅の途中に詠んだもの

11/17 10:59

建設中の三島スカイウォーク
全長400mの日本一の大吊橋
12月14日オープンで年間180万人の利用を見込んでいる

11/17 11:12

笹原新田の石畳

11/17 11:18

笹原一里塚

11/17 11:25

こわめし坂の始まり
東海道箱根西坂ではもっとも険しい坂だそうです

11/17 11:27

こわめし坂
長い急坂を上っている間に背負っていた米が汗の蒸気のため強飯になったそうです

11/17 11:38

松雲寺
正保元年（1644年）玉沢妙法華寺の松雲院日明が創建し、朝鮮使節や宮家、将軍などの通行の時の休憩施設となった。寺本陣

11/17 11:40

松雲寺の裏手からの景観

11/17 12:08

山神社

11/17 12:09

法善寺
元禄6年（1693年）妙法華寺25世境妙院日宗が貫主の隠居寺として開山した日蓮宗の寺

11/17 12:14

六地蔵
地蔵堂の境内に祭られている。地獄信仰の六道を表しているという

11/17 12:23

馬頭観音
馬頭観音はあちこちに祭られている

11/17 12:24

臼ころげ坂
牛が転んだとも臼が転げたともいわれている

11/17 13:01

宗福寺
伊豆霊場巡りの札所となっている寺

11/17 13:11

箱根路の石碑
後ろには供養塚もある

11/17 13:13

伊豆縦貫道
旧街道は現代の道伊豆縦貫道を跨いでいる

11/17 13:18

松並木
初音ヶ原の松並木は道の両側約1kmにわたり続く美しい並木です。初音ヶ原の名前は頼朝が伊豆に流される途中このあたりで鶯の初音を聞いたことによるそうです。

11/17 13:19

錦田一里塚
松並木の途中に錦田一里塚があります
路の両側にあり、江戸から28番目の一里塚です。

11/17 13:36

雲助備前繁の墓
街道には他にも雲助徳利の墓など雲助の墓があります

11/17 13:39

愛宕坂
明和6年（1769年）石畳修復記録では、長さ1丁18間(140m)幅2間(3.6m)で、江戸時代の石の上に現在の石畳やアスファルトが敷かれている。

11/17 13:52

新町橋
江戸時代には長さ19間(35m)で欄干のある板橋がかけれれていた。橋を渡ったところには江戸見付けがあり、ここからが三島宿だった。広重もこの辺りからの富士山の風景を描いている

11/17 13:56

守綱八幡神社
創建は不明。境内には秋葉山常夜灯などがある

11/17 14:09

三嶋大社
伊豆の国の一宮。源頼朝が源氏の再興を祈願したことでもよく知られる。平成12年に本殿が重要文化財に指定された。

11/17 14:10

金木犀
天然記念物の金木犀の大木は、いつの間にかこんなに痛々しいことになってしまっていた。

撮影機器：

EXILIM EX-ZS180 カシオ

感想

sanarudaiou

旧東海道を山中城跡から三嶋大社まで歩きました。
街道歩きとしては小田原宿から歩くべきなのかも知れませんが、自信がありません。
スタート地点の山中城跡はよく手入れされており、眺望もよく、気持ちよく散策を楽しめました。西の丸跡のすぐ下を1号線のバイパスが通るようで、来年3月開通を目指して工事が大分進んでいました。この工事のため旧東海道も一部で通行止めになっています。
富士川のH.Oがお休みで弁当を買いそびれ開店前の城跡の売店で急遽おむすびを作っていただき出発。（焼きおにぎり、稲荷ずし美味しかったですよ）
通行止め区間の迂回路が終わるところに12月オープン予定の日本一の吊橋
が姿を見せる。年間180万人の来場を見込んでいるそうです。
道の駅のような役割を果たし、周辺の野菜などが安く販売されればそれなりの集客は可能なのでしょうね。
今日の天気は晴れで、この時期にしては気温が高い。富士山は終日笠雲が懸かっていて、やはり夕方から雨になった。
箱根の西麓は野菜の栽培が盛んで大根や人参ブロッコリー、キャベツなどが作られている。車で1号線を走っていると気づかないが、「産地」という感じだ。庭先には柿の実が、また皇帝ダリアが咲き誇っている。
富士山、愛鷹、伊豆の山、駿河湾、沼津市街あらゆるところから豊かな展望が広がる。昔の旅人も箱根を越えた安堵感の中この景色を楽しんだのだろうなぁ。
予定では10km位のウォーキングだったが、城跡散策と迂回路のため2.5kmほどプラスとなった。
標高差600mの下り道ではあったが、石畳と舗装道路歩きで膝が痛くなる頃三嶋大社に到着した。途中、東海道歩きの方3名とすれ違ったがいずれも単独の男性でした。
6年ぶりに訪れた大社では金木犀の衰弱ぶりが痛々しかった。