撮影山行:蝶ヶ岳ラッセル三昧、後、絶景の穂高連峰
- GPS
- 31:00
- 距離
- 10.9km
- 登り
- 1,400m
- 下り
- 1,402m
コースタイム
天候 | 良好、夜間雪 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
全行程積雪。上部は稜線から飛ばされた雪もあってか腰高以上。 |
予約できる山小屋 |
蝶ヶ岳ヒュッテ
|
写真
装備
個人装備 |
ゴーグル
|
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共同装備 |
ペットボトル保温カバー
|
備考 | 新雪深雪にはスノーシュー必須でした。 |
感想
林道冬季閉鎖直前の蝶ヶ岳へはこれで3年連続。前週末の燕岳が雪無しで今一不完全燃焼、気合を入れ直して二週続けての常念山脈へ。前々日にやってきた寒波で山にはかなりの積雪があった模様。ヤマレコには金曜日にまめうち平まで往復の記録あり、ルートの様子は大体分かったつもりでテント泊装備で三股登山口より入山(この早とちり、大いなる間違いでした)。
8時半に駐車場から歩き始め、ゴジラの木を超えた辺りから登山者とすれ違い始める。聞くと相当の積雪で蝶沢の先辺りからの撤退者が殆どで、腰を越える積雪で前進不可とのこと。標高で2200m辺りまでルートをつけて頂いたことに感謝しつつ、行けることろまでルートを伸ばすつもりで前進。蝶沢を過ぎ、斜度を増した尾根を登り始め間もなく先行のソロの方に追いつく、2250m。もう一名同時に追いついたが、早々に蝶沢で幕営と決められ下山。それから2時間程、二人交替で急斜面の深雪のラッセルを続け、15時過ぎにに幕営できそうなポイントでビバーク決定、2360m。ソロの方はもう少し進んだ先で幕営。夜半は粉雪が降り続け、さらに数センチ積雪が増える。
翌日は確実にルートファインディングをするため日が昇り始めた7時前、カメラ、交換レンズ二本、行動食、防寒用品、ドリンクのみの装備でスタート。三脚はあきらめ放置。ソロの方のテントから先は真っ新な雪原歩き。1時間半ほど一人ラッセルの後、ソロの方が参加。さらに続く急斜面のラッセル1時間ほど経って9時半には予想通り・期待通り日帰りの後続が追いついてきた、2440m、開けた沢上地点下部。本当に助かりました。そこから先はグループ登山の強み、特にスノーシューを持参して頂いた方のラッセルパワーに大いに助けられ無事山頂まで辿り着けました。登頂は当日ラッセルルート工作に尽力された皆様、また前日前々日に果敢に攻められた方々のルート工作のおかげに負うところ大、ここに改めまして感謝申し上げます。
山頂からの槍穂高の眺望は素晴らしいの一言。前週の雪のまだらだった山容は一変、厳冬期さながらの穂高連峰は人を寄せ付けない荘厳な雄姿を現わしてくれたのでした。
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