山上ヶ岳 〜この冬、世界遺産を歩く。

2015年12月08日(火) [日帰り]

• GPS: 06:38
• 距離: 11.2km
• 登り: 1,112m
• 下り: 1,107m

コースタイム

日帰り

• 山行: 5:50
• 休憩: 0:46
• 合計: 6:36

9:20 大峯大橋（清浄大橋）
10:07 10:08 一本松茶屋
10:39 10:40 お助け水
11:16 11:22 洞辻茶屋
12:27 12:27 西の覗岩
12:46 13:20 山上ヶ岳
13:47 13:51 西の覗岩
14:25 14:25 洞辻茶屋
14:55 14:55 お助け水
15:17 15:17 一本松茶屋
15:56 15:56 大峯大橋（清浄大橋）
15:56 ゴール地点

天候

快晴

アクセス

利用交通機関：

自家用車

コース状況／危険箇所等

低層は部分的に凍結、上層はかなり凍結。
→アイゼン必要。

その他周辺情報

金剛の湯
http://www.riversidehotel.co.jp/hot-spring/

写真

12/8 9:11

車の外気温計が-1だったんですが、登山届BOXもちょっぴり凍っていました。

12/8 9:13

茶屋が閉まっていたので、どこで駐車料金をお支払いすればいいのか…と思ったら、こんな看板が立っていました。

12/8 9:13

このポストにお金を入れたら良いようです。

12/8 9:20

そうか、今日は世界遺産を歩くんだ。

12/8 9:20

清浄大橋を渡ります。

12/8 9:21

大峰山と言うと山頂よりこの女人結界門の方が有名だったりしますよね。

12/8 9:24

序盤は淡々と。

12/8 9:33

一ノ世茶屋…？建物はなく、広場だけ。

12/8 9:35

一年前に稲村ヶ岳の帰りにこの手の桟橋で滑ってコケたので、それ以来桟橋が怖い。

12/8 9:51

木階段もありますが、微妙に歩幅が合わない。

12/8 9:53

お、落ち葉の絨毯！紅葉の時期はとっくに終わってるけど、こういうのもまた良いものです。

12/8 10:06

一本松茶屋です。建物の中に登山道があるって、ちょっと不思議な光景。

12/8 10:06

無人でした。

12/8 10:16

枯れてはいますが、岩の上に張り出してる木を見ると、生命の力強さを感じますね。

12/8 10:18

洞川温泉内も凍結無しだったので油断していたのですが、このあたりから木階段が凍結しています。

12/8 10:20

慎重に、慎重に…。

12/8 10:21

12/8 10:22

枯れた大木。

12/8 10:26

苔の造形って美しいですよね。

12/8 10:44

お助け水なんですが、これって溜まってあるやつをいただく感じなんでしょうか。

12/8 10:45

それとも、こっちをいただく感じ？　…結局、お腹の弱いぼくは飲みませんでしたが。

12/8 10:45

手すりに雪がふんわり。

12/8 10:48

しかし、実に良い転機であります。

12/8 10:50

ひとまず今シーズン初めての雪を触ってみた。

12/8 10:56

お助け水以降、日裏の斜面にはポツポツと雪が増えてきました。

12/8 10:59

山頂までまだ2km以上あるのか…。

12/8 11:03

霜柱です。

12/8 11:11

洞辻茶屋が見えてきました。

12/8 11:11

ここを左に行くと吉野、と言うことは…

12/8 11:13

そうです、大峯奥駈道まで来たんですよ！

12/8 11:14

洞辻茶屋内に入ってみましたが、時期的に誰もいません。

12/8 11:15

裏にトイレがあるとのことで行ってみましたが、封印されていました。そりゃそうだ。

12/8 11:15

手桶の水が凍っています。

12/8 11:26

ほんと呆れるくらい天気が良いわけで。

12/8 11:30

稲村ヶ岳にはマンモスがいますが、山上ヶ岳には…、うーん。ネッシー？

12/8 11:33

高度が上がってくると、見晴らしも良くなってきました。

12/8 11:35

だらにすけ 花丑出店。

12/8 11:37

以前泊まったことのある久保治さんのお店があったので写真を撮ってみる。

12/8 11:38

だらにすけ松清店。

12/8 11:39

さて、ここからが本番って言うか、今回の核心部分ですね。

12/8 11:43

登りに油こぼしルートを選択しました。

12/8 11:46

空気が澄んでいて、遠くまでよく見えます。

12/8 11:50

ものすごい長い氷柱が。

12/8 11:56

木階段を傷めたくないので、ぎりぎりまでつけなかったアイゼンをここで装着。

12/8 11:58

油こぼしです。見上げると、すごい高いように見えます。そして所々凍っています。

12/8 12:00

何とか登り切った…！

12/8 12:02

アイゼンが凍結路を噛む音と感触が好きです。

12/8 12:04

鐘掛岩です。帰りに寄ることにして今回は一旦スルー。

12/8 12:18

大峯山 等覚門。大峰にはこの門を含め、全部で4つの門があり、すべての意味があるとか。

12/8 12:21

宿坊が見えた！後もう少し！(…と思いきや、ここからが心理的に一番遠かった。

12/8 12:22

岩の造形美。

12/8 12:30

後はここを登れば宿坊ゾーンです。(めっちゃ凍ってる。

12/8 12:33

季節的にも宿坊は営業終了しています。

12/8 12:40

さあ、あともう一頑張り。ここを登れば大峯山寺。

12/8 12:44

巨大仏具が奥に見えますね…。

12/8 12:44

なんでしょ、この足跡。

12/8 12:45

大峯山寺も営業終了です。(って言うか、人っ子一人いません。

12/8 12:45

それはそうと、山頂はどこなんだ…ってことで、この看板に従って、もうちょっとだけ登ってみる。

12/8 12:47

何か、もうちょっと奥にもうちょっとだけ高い場所があるように思えるんですが、とりあえずここが頂上ってことで御飯タイムに。

12/8 13:11

実は絶景。この時、目の前に稲村ヶ岳とか、大日ヶ岳とか、弥山、八経ヶ岳が見えていることに気付いていなかった。(お腹が減っていてそれどころではなかったらしい。

12/8 13:19

何かこの立ち枯れした木が大台ケ原を彷彿とさせます。

12/8 13:20

お昼御飯のあと、気になっていたピークへ。湧出岩、だそうです。

12/8 13:21

これ、大台ケ原の写真だよって言われたら信じてしまいそう…。

12/8 13:26

冬は日暮れが早いので、お昼御飯を食べたらささっと帰ります…が、日本岩ってやつを見てみたく。

12/8 13:27

案内板。

12/8 13:28

金剛山〜水越峠〜大和葛城山ですね。よく見たら、金剛山の稜線の向こうにPLの塔が見えますね。

12/8 13:28

あまりの近さに大日ヶ岳、稲村ヶ岳だと気づくのに時間がかかった。今日は気温が高いので、あちらも霧氷はないっぽいです。

12/8 13:29

高見山、大台ケ原…とのことですが、どれがどれか分かりません。

12/8 13:29

しかしまあ、良い天気過ぎて。今年の夏に西穂独標行ったときも、こんな感じに澄み切ってました。

12/8 13:31

時間と体力があれば、稲村ヶ岳方面にも足を伸ばしたいのですが、本日はこのまま下山します。

12/8 13:32

ほんとに寒い日だと、このへんの木にも霧氷がつくんでしょうなあ…。今日はちょっと残念でした。

12/8 13:44

こういう岩と氷がミックスされた感じがとても嫌い。体力も時間も使ってしまいます。

12/8 13:48

西の覗です。

12/8 13:49

めっっっちゃ高い！

12/8 13:56

しつこいようですが、ほんとに今日はいい天気、透き通るような青空だったんですよ。

12/8 14:00

この後、両手が冷たすぎて悶絶したのは秘密です。

12/8 14:01

ここでちょっと悩む。鐘掛岩を上から見ていませんから。でもちょっと時間的に厳しかったので、今回はこのまま下山します。

12/8 14:04

「足にくる」とのコメント通り、この階段はココロが折れそう。ってか微妙に凍っててかなり怖かった。

12/8 14:12

冬に稲村ヶ岳に登る勇気はないので、また来年の春(以降)に。

12/8 15:48

少し西日が射し始めた16時前に下山しました。

12/8 16:00

大橋茶屋横のトイレは封鎖されていました。

12/8 16:34

洞川温泉が設備故障で温泉に入れない、ということで前にもきた天の川温泉に来たのですが、まさかの休業日！

12/8 16:41

諦めて帰り道、山が夕陽が焼けているのを見て癒される。

12/8 17:36

結局、天川から1時間ほど走り、五條の金剛の湯に。いい湯でした。

撮影機器：

α NEX-5R SONY

Xperia Z5 Premium SO-03H docomo SONY

感想

mt-kanata

12/08に山に行く、っていうことは自分の中では決まっていたんですけど、どこに行くか、っていうのがなかなか決められなかったんですよね。
気持ち的には大峰なんですけど、この時期の洞川って凍結が怖くて、まだ車のタイヤをスタッドレスに交換してなくてノーマルなんですよね。
でも、数日前に洞川方面に行かれた方のレコを拝見し、当日の気温からもおそらく凍結は大丈夫だろう、とそのまま出発。
(タイヤチェーンは持って行きました。)

母子堂から大橋茶屋まで、特に凍結してるポイントもなく、すんなりと来れたのでホッとしました。

標準CTが2.5時間っていうことで、一応冬場だし、初めての場所だし、休憩込みで3時間程度と思っていたんですけど、アイゼンつけたり外したりとか、岩と氷にミックス路で時間を食い、結局3.5時間もかかってしまいました。

悪路だったせいもあるんですけど、どうも2.5時間を超えるとペースを落としてしまいがちなんですよねえ…。
山頂での御飯を優先して、道中で行動食をあまり摂らないのがそもそもの原因だとも思うんですけども。
次回は長丁場の山は、2時間を目処にウィダーインゼリーでも流し込もうかな。

そんなわけで、山上ヶ岳に登ってまいりました。
関西で山に登るなら避けて通れない(と勝手に思ってる)大峯山系の主峰。
ちょっと来る時期を間違える気がしないでもないけど、今回は色んな意味でのチャレンジ登山なので、これでいいんです。