那須岳(クラシックルートを経て茶臼岳)
- GPS
- 25:10
- 距離
- 16.2km
- 登り
- 1,594m
- 下り
- 1,036m
コースタイム
2日目: 07:00三斗小屋温泉-08:22隠居倉-熊見曽根-09:00朝日岳-峰の茶屋跡-11:30山麓駅
天候 | 曇り。2日目風強し。 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2010年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
当初は那須塩原駅まで新幹線で行こうと考えていたが、宇都宮で乗り換える方が早く取り付くことができた。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
高雄口登山道は、ロープウェイ側の賑やかさと打って変わって静かな道です。 那須ロープウェイ開通以前は、よく使われたルートだったようです。 那須湯元バス停付近は、清潔なトイレや売店があります。 登り口の表示が見つかりにくいのですが、温泉神社の本殿向かって右手から行かれます。 登山ポストは見当たらなかったけど、もしかしたらバス停付近にあるかもしれません。 |
写真
感想
ロープウェイ駅からの歩きじゃ物足りなーい。という理由で那須湯元からのスタート。
昔は茶臼岳登山といったらこのルートだったそうです。
ロープウェイ山麓駅行きのバスを途中の那須湯元で降り、山行の無事を願って温泉神社にお参り。
登り口がどこにあるのか分からず、社務所の女性に道を尋ねました。
「高雄、牛ヶ首の方に行きたいんですけど、道はどこにありますか。」
道は本殿の右脇からお宮の背後に延びていました。
歩き始め、いきなり「熊に注意」の看板。看板を見て同行者もあわてて熊鈴をぶら下げます。
この道は立ち並ぶ別荘の裏道のような感じです。というより別荘の裏道そのまんまです。
だらだらと歩き、スキー場への分かれ道も通過。(山と高原地図には休暇村分岐と記載されていた。)
広葉樹林と笹の道。人通りは少ないです。(牛ヶ首付近まで3人しか会いませんでした。それも全員下り。)
人通りが少ない割に道は意外と整備されていました。
道沿い所々に温泉ポンプがあります。ゴボゴボッと音がするので、一度はクマさんが出たかと驚きました。
正直言ってお会いしたくはないので、クマ鈴を振り回しながら歩きます。
スキー場分岐の先から本格的な山道。
急登を過ぎてからしばらく、火山岩が多い箇所があり、そこで昼食。
なお牛ヶ首付近まで道が湿っている箇所が多く、大休止に適した場所は数えるほど。
この先は強いて言えば飯盛温泉跡の先の休憩所?くらいでしょうか。
飯盛温泉跡は見たところ狭い斜面で何も残っていません。
鬱蒼としたこの場所に浴槽の跡とかがあるらしいのですが、自分が認識できるのは赤く染まった石と水、硫黄の臭いのみ。
右斜面の道を上がっていくと観光案内板があり、読んでみると、昔ここで昭和天皇が新種「飯盛アブ」を発見したとか。
昭和天皇が通られたのかと思うと同時に、アブはイヤなので即立ち去りました。
なおもだらだら登り、長い樹林帯とおさらばしたところで牛ヶ首手前に到着。
ここから三斗小屋温泉に直接行かずにロープウェイ駅側に廻り、
観光客に紛れるようにして礫の斜面を茶臼岳に向かって登ります。
間もなく大きな岩とガスの噴気孔の道となり、山頂に到着です。
噴火口(旧噴火口)は思っていたより小さく、外周200メートル位に見受けました。
ここをぐるっと廻って峰の茶屋跡を経由し三斗小屋温泉に急ぐのですが、
既に露天風呂の時間に間に合わないことが判明(笑)
というか夕食の時間も危なくなってきましたが、これは滑り込みセーフ。
煙草屋旅館に泊まる女性は気をつけてください。露天風呂は夕方から混浴です。
もっとも、内湯もいいお湯なので自分は満足です。
食事の時間になると太鼓の音でお知らせがあり、宿泊客は食堂にぞろぞろ集まります。
朱いお膳で美味しい食事をいただきました。
おかずも美味しいのですが、特筆すべきは木のおひつに入った美味しいご飯。しっかりお替りしました。
部屋はガラスのはまった引き戸が付いた個室。やはり旅館です。
翌日はお約束の温泉卵をおかずにご飯をいただいてから朝日岳方面に出発。
途中で元気の良い噴煙を見物。長居すると硫黄中毒になりそう。
土と石の混ざった崩れやすい急坂を稜線まで登りきると、隠居倉まではあと少しです。
隠居倉に到着したものの、この日は雲が厚くて風も強かったため、ここは早々に立ち去りました。
熊見曽根の分岐に到着すると大変な強風。あわてて上着を羽織りました。
地図を広げ、相談の結果、朝日岳に登ってそのまま下山することに。
下で美味しい蕎麦屋さんに行こうと言いながら・・・
観光客とすれ違いながら朝日岳に登り、峰の茶屋跡を通って一気にロープウェイ駅に到着。
駅に着いたら黒磯駅行きのバスが着いたところだったので、さっさと乗ってしまいました。
蕎麦屋さんには行かれませんでした。
今度こちらに来たら、三本槍に登ってお蕎麦を食したいと思います。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する