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Yamareco

記録ID: 839989
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
東北

丁山地 萱森 五階の滝の左岸尾根を往復

2016年04月02日(土) [日帰り]
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GPS
--:--
距離
12.1km
登り
847m
下り
846m

コースタイム

日帰り
山行
6:41
休憩
0:05
合計
6:46
8:15
252
スタート地点
12:27
12:32
149
15:01
ゴール地点
天候 晴れ時々曇り
過去天気図(気象庁) 2016年04月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
採石場より先へも、林道は林業関係で除雪されており、幸い車を進めることができました。ただ、来年以降はわかりません。
コース状況/
危険箇所等
鳥海山の東側、秋田・山形県境沿いに広がる山域が丁山地。標高1,000m前後だが険しい山々だ。その主峰、丁岳(ひのとだけ)の東隣に立つ小さなピークが萱森(かやもり、1,070m)。丁岳へはしっかりした登山道があり、丁岳から萱森・観音森へと周回できる道も整備されている。周回路は急登・急下降が連続する。また、道標は十分とは言えない。
萱森の南西側、丁岳から周回してくると萱森への急登が始まる地点に、五階の滝へ至るという道標があるが(中道コース)、私は歩いたことがない。この中道コースは、五階の滝の東側の尾根を通るもののようだ。
今回選んだルートは、雪が消えている痩せ尾根下部で踏み跡がありそうな感じがしたものの、基本的に積雪期限定。
その他周辺情報 初めて「フォレスタ鳥海」へ行ってみましたが、浴場の石組みが大きく、重量感がありました。日帰り入浴400円。
林道は除雪されており、意外に奥まで入ることができた。車が一台止まっていたが、出発準備をしている時、その人は戻ってきた。
2016年04月02日 08:13撮影 by  FinePix XP60, FUJIFILM
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4/2 8:13
林道は除雪されており、意外に奥まで入ることができた。車が一台止まっていたが、出発準備をしている時、その人は戻ってきた。
黄色い杉花粉が風に舞い上がっている。
2016年04月02日 09:01撮影 by  FinePix XP60, FUJIFILM
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4/2 9:01
黄色い杉花粉が風に舞い上がっている。
丁岳への登山口手前から見える丁岳。
2016年04月02日 09:30撮影 by  FinePix XP60, FUJIFILM
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4/2 9:30
丁岳への登山口手前から見える丁岳。
丁岳登山口にある告知板。自然環境保全地域がいかにも小さい。
2016年04月02日 09:33撮影 by  FinePix XP60, FUJIFILM
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4/2 9:33
丁岳登山口にある告知板。自然環境保全地域がいかにも小さい。
林道をそのまま奥へ進む。正面には萱森。
2016年04月02日 09:42撮影 by  FinePix XP60, FUJIFILM
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4/2 9:42
林道をそのまま奥へ進む。正面には萱森。
丁岳の東面を見上げて。
2016年04月02日 09:52撮影 by  FinePix XP60, FUJIFILM
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4/2 9:52
丁岳の東面を見上げて。
沢沿いの斜面をトラバース。
2016年04月02日 10:05撮影 by  FinePix XP60, FUJIFILM
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4/2 10:05
沢沿いの斜面をトラバース。
渡渉して二つの沢の間の尾根に取りつく。
2016年04月02日 10:21撮影 by  FinePix XP60, FUJIFILM
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4/2 10:21
渡渉して二つの沢の間の尾根に取りつく。
尾根取りつき。
2016年04月02日 10:29撮影 by  FinePix XP60, FUJIFILM
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4/2 10:29
尾根取りつき。
細い岩場が現れた。少し回り込んでから、左手を通過。
2016年04月02日 10:40撮影 by  FinePix XP60, FUJIFILM
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4/2 10:40
細い岩場が現れた。少し回り込んでから、左手を通過。
左手に滝が見える。昨年5月にこの滝の下まで来たことがあり、これが五階の滝だと思っていたが、この滝は行者の滝のようだ。
2016年04月02日 10:50撮影 by  FinePix XP60, FUJIFILM
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4/2 10:50
左手に滝が見える。昨年5月にこの滝の下まで来たことがあり、これが五階の滝だと思っていたが、この滝は行者の滝のようだ。
細い尾根には踏み跡も感じられる。
2016年04月02日 10:52撮影 by  FinePix XP60, FUJIFILM
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4/2 10:52
細い尾根には踏み跡も感じられる。
再び左手に、今度はより大きな滝が現れた。写真では分かり辛いが、下段の滝には右からも水流が合流している。
2016年04月02日 11:04撮影 by  FinePix XP60, FUJIFILM
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4/2 11:04
再び左手に、今度はより大きな滝が現れた。写真では分かり辛いが、下段の滝には右からも水流が合流している。
その上部にも杉林が現れる。
2016年04月02日 11:09撮影 by  FinePix XP60, FUJIFILM
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4/2 11:09
その上部にも杉林が現れる。
丁岳東面を見ながら登る。萱森に立つまで、どうか晴れていてほしい。
2016年04月02日 11:09撮影 by  FinePix XP60, FUJIFILM
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4/2 11:09
丁岳東面を見ながら登る。萱森に立つまで、どうか晴れていてほしい。
ブナ林の登りになる。
2016年04月02日 11:37撮影 by  FinePix XP60, FUJIFILM
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4/2 11:37
ブナ林の登りになる。
南アルプスに行ったこともないけど、個人的にはミニミニ北岳と呼びたい(笑)。
2016年04月02日 11:39撮影 by  FinePix XP60, FUJIFILM
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4/2 11:39
南アルプスに行ったこともないけど、個人的にはミニミニ北岳と呼びたい(笑)。
萱森(右)と庄屋森。
2016年04月02日 11:42撮影 by  FinePix XP60, FUJIFILM
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4/2 11:42
萱森(右)と庄屋森。
辛うじて残されたブナ林を行く。
2016年04月02日 11:42撮影 by  FinePix XP60, FUJIFILM
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4/2 11:42
辛うじて残されたブナ林を行く。
なかなか美しい。
2016年04月02日 11:45撮影 by  FinePix XP60, FUJIFILM
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4/2 11:45
なかなか美しい。
萱森への急登は、ザックをデポして空身で臨む。
2016年04月02日 11:56撮影 by  FinePix XP60, FUJIFILM
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4/2 11:56
萱森への急登は、ザックをデポして空身で臨む。
喘ぎつつ急坂を登る。
2016年04月02日 12:08撮影 by  FinePix XP60, FUJIFILM
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4/2 12:08
喘ぎつつ急坂を登る。
県境稜線に上がった。
2016年04月02日 12:20撮影 by  FinePix XP60, FUJIFILM
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4/2 12:20
県境稜線に上がった。
山形県側にある雁唐山。
2016年04月02日 12:20撮影 by  FinePix XP60, FUJIFILM
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4/2 12:20
山形県側にある雁唐山。
萱森山頂。奥は庄屋森。風が強い。
2016年04月02日 12:27撮影 by  FinePix XP60, FUJIFILM
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4/2 12:27
萱森山頂。奥は庄屋森。風が強い。
萱森山頂から見た庄屋森。
2016年04月02日 12:28撮影 by  FinePix XP60, FUJIFILM
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4/2 12:28
萱森山頂から見た庄屋森。
縦写真で。
2016年04月02日 12:28撮影 by  FinePix XP60, FUJIFILM
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4/2 12:28
縦写真で。
庄屋森への鞍部に下るルートは非常に急。この時期、前向きでは降りられない。
2016年04月02日 12:28撮影 by  FinePix XP60, FUJIFILM
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4/2 12:28
庄屋森への鞍部に下るルートは非常に急。この時期、前向きでは降りられない。
左に観音森。
2016年04月02日 12:28撮影 by  FinePix XP60, FUJIFILM
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左に観音森。
山形県の加無山。
2016年04月02日 12:29撮影 by  FinePix XP60, FUJIFILM
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4/2 12:29
山形県の加無山。
丁岳がなんとか雲に隠れずにいてくれた。
2016年04月02日 12:30撮影 by  FinePix XP60, FUJIFILM
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4/2 12:30
丁岳がなんとか雲に隠れずにいてくれた。
丁岳への県境稜線が右奥に伸びる。左は雁唐山。
2016年04月02日 12:31撮影 by  FinePix XP60, FUJIFILM
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4/2 12:31
丁岳への県境稜線が右奥に伸びる。左は雁唐山。
登ってきた尾根を見下ろして。
2016年04月02日 12:31撮影 by  FinePix XP60, FUJIFILM
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登ってきた尾根を見下ろして。
ザックをデポしたブナ林に戻った。風が強いので、もう少し降りてから休憩。
2016年04月02日 12:41撮影 by  FinePix XP60, FUJIFILM
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4/2 12:41
ザックをデポしたブナ林に戻った。風が強いので、もう少し降りてから休憩。
「丁岳東稜○○ルート」なんて、クライマーのメッカにならないだろうか(笑)
2016年04月02日 12:47撮影 by  FinePix XP60, FUJIFILM
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4/2 12:47
「丁岳東稜○○ルート」なんて、クライマーのメッカにならないだろうか(笑)
先程の岩場。今度は左側(西側)を枝に掴まりつつ通過した。
2016年04月02日 13:29撮影 by  FinePix XP60, FUJIFILM
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4/2 13:29
先程の岩場。今度は左側(西側)を枝に掴まりつつ通過した。
林道を帰る。萱森を振り返って。
2016年04月02日 14:02撮影 by  FinePix XP60, FUJIFILM
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林道を帰る。萱森を振り返って。
丁岳登山口、直登コースにかかる橋。
2016年04月02日 14:17撮影 by  FinePix XP60, FUJIFILM
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4/2 14:17
丁岳登山口、直登コースにかかる橋。
朝は写真右手へ伸びる正規の林道を見逃してしまった。そのためにまったく違う林道を進んでしまって時間をロス。
2016年04月02日 14:35撮影 by  FinePix XP60, FUJIFILM
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4/2 14:35
朝は写真右手へ伸びる正規の林道を見逃してしまった。そのためにまったく違う林道を進んでしまって時間をロス。
フォレスタ鳥海へ向かう途中、鳥海山の美しい姿が見えた。
2016年04月02日 16:05撮影 by  FinePix XP60, FUJIFILM
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4/2 16:05
フォレスタ鳥海へ向かう途中、鳥海山の美しい姿が見えた。

装備

個人装備
冬用登山靴+ワカンで通しました。

感想

鳥海山を東側から眺める展望台、丁岳へは昨年、初夏と秋の二度登った。その際に目に留まった山の一つが、雁唐山である。秋田・山形県境からは少し離れた山形県真室川町に立ち、夏道はどうやら無いようだ。いや、あるけれども自分が知らないだけかもしれない。普通は山形側から登るのが順当だが、積雪期に登るとすれば、長い林道歩きを強いられそうだ。であれば、秋田県側、丁岳登山口方面からのアプローチではどうだろう・・とあれこれ検討した。

丁岳登頂後に向かうのではハード過ぎ、丁岳から東南側に下るのも怖い。そこで五階の滝の西側にある尾根を登って萱森ピークの西に辿りつき、それから雁唐山に向かうことを考えた。

結果は萱森止まり。年度末の疲れで早起きできなかったこと、丁岳登山口に至る前の林道で間違って時間を40分ぐらいロスしたことが響いた。風も強くて躊躇した。しかし何より、今回も体力不足を痛感。ザフザフ雪だからと、尾根取り付きでアイゼンをデポ、萱森直登前にはザックもデポして空身で登ったのも、体力不足を感じてのことだ。

まだ日の高い帰りの林道で、気持ち的には、高さ・距離・時間共歩き足りない感じがしないでもなかった。と同時に、感じる疲れは半端なかった。このぐらいで止めておいて正解だったのだ。雁唐山は願望リストに加えることにしよう。

萱森の下に広がるブナ林の雰囲気は、とても良いものだった。ただ、動物の足跡が意外に少ないと感じた。丁岳から萱森〜観音森に囲まれたこの箱庭のような小さな山域が、どうかもうこれ以上杉林に変わらないでほしい、そう願わずにはいられなかった。

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コメント

最も深いところへ
大石岳西部、丁山地萱森、kamadamさんの孤高の記録、拝見させていただきました。他の追随を許さぬ記録、いつも深い哲学を感じてしまいます。秋田も今年は小雪でしょうか。東北の美しい残雪の山歩きも残りわずかになりましたね。
2016/4/5 21:09
cheezeさんへ
お褒めを頂きありがとうございます。
cheezeさんの表現力にかかると、私もなんだかすごい人のように見えてくるのですが
単に地味な山が好きなだけで
でもルートは、歩きやすい所を選んでいます
そのルート選定が、この時期の大きな楽しみですよね。
今週末はあいにくの天気になりそうなので、その楽しみもまた来年かもしれませんね
2016/4/6 6:21
素晴らしい!
こういう山行憧れます。
萱森、丁のコルからのショートカットコースと
ほぼ同じなんでしょうか?
今年、丁周回を目論んではいますが、萱森から鳥海山を眺めた後、
滝へ降りるのもいいかなって思ってます。
2016/4/5 22:11
todohLXさんへ
コメントありがとうございます。
そのショートコース(中道コース)は、2010年版分県ガイドを見ると、五階の滝の右岸側の尾根を通っているようですね。
確かめたいと思いますが、杉の植林がされていて、かえって迷いそうな気もします。
登り口に道標はないようですし・・
風のコル近くから真室川町側に下りるコースも含め、課題ですね。
2016/4/6 6:26
雁唐山
kamadamさん、2週連チャンですか。

それにしてもNo.24の「雁唐山」、何ですかこの山は!(笑)

こんな衝撃的姿を見せられては、kamadamさんでなくても一発で惚れてしまいます。

美渓も多く、この辺りの山は魅力的なんですよね。
2016/4/6 4:47
tonkaraさんへ
再度のコメントありがとうございます。
そうでしょう、惚れちまうでしょう
失礼ながら、tonkaraさん好みの山じゃないかなあと思っておりました
丁山地は我が家からも距離があるので、通うというわけにはいきませんが
魅力的で引っ張られそうです。
2016/4/6 6:34
雁唐山
kamadam さん、こんばんは。
コメント遅くなりました。

丁側から眺める鳥海山は・・・また格別ですからね。
鳥海山はやはり富士さんだなって思いますよね。

雁唐山ですか・・・
登ったことは無論のこと、聞いたことがありませんね。
あの山域ですとやはり加無山ですね。

そんな雁唐山へアプローチされるなんてすばらしいです。
丁山域の急峻な地形を考えると相当厳しいコースだと推測できますね。

そうですか・・・
kamadam さんでさえも体力不足ですか・・・私も実感しています。
なにより回復が遅くなっています。
こればかりは何ともなりませんが・・・・
雁唐山へは来年の楽しみということですね。


そうですね・・・・
自然林から人工林へ変わることのない本来の森林管理をしてもらいたいものですね。

ご苦労さまでした。
2016/4/6 22:46
Re: 雁唐山
750RSさん、おはようございます。
昨日・一昨日、秋田はホントにいいお天気でしたね。
秋田市から真っ白い鳥海はもちろん、和賀や真昼も見えました。
こんないい天気の日に雪山へ登っていたら最高だろうな・・なんて、思わずにはいられませんでしたね
平日だから、諦めもつきますが

私の場合、重い冬用登山靴では長く歩く体力がないということもあるようです。
ザックの重さには、昨年新調したのでそれ程キツさを感じなくなりましたが・・
もうそろそろ、ワカンも着けずに、いつもの長靴で歩けるでしょうから、
軽やかに歩きたいものだと思っています

お仕事が忙しい時期だと思います。
そして750RSさんは責任の重い立場かと思います。
体調第一に過ごしましょう
2016/4/7 7:32
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

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