甲斐駒ヶ岳、山の神が「今日は来るな」と言った？（道の駅白州→剣岩直下→尾白の湯）

2016年04月01日(金) 〜 2016年04月03日(日)

• GPS: 47:50
• 距離: 22.1km
• 登り: 2,455m
• 下り: 2,378m

コースタイム

1日目

• 山行: 6:24
• 休憩: 0:16
• 合計: 6:40

14:20 道の駅はくしゅうバス停
14:20 14:21 道の駅はくしゅう
15:20 15:30 尾白川渓谷駐車場
15:39 15:40 竹宇駒ヶ岳神社
18:16 18:20 笹の平分岐
21:00 刃渡り

2日目

• 山行: 4:28
• 休憩: 0:03
• 合計: 4:31

7:40 刃渡り
8:35 8:36 刀利天狗
9:25 9:26 五合目小屋跡
9:29 9:30 屏風小屋跡
12:11 七丈小屋

3日目

• 山行: 9:32
• 休憩: 1:08
• 合計: 10:40

3:30 七丈小屋
5:10 5:54 八合目御来迎場
6:54 6:55 七丈小屋
8:30 8:31 屏風小屋跡
8:33 8:34 五合目小屋跡
9:19 9:20 刀利天狗
9:54 10:00 刃渡り
11:19 11:20 笹の平分岐
12:57 13:10 竹宇駒ヶ岳神社
13:30 13:30 尾白川渓谷駐車場
14:10 尾白の湯 べるが

1日目：道の駅白州14：20→15：20尾白渓谷駐車場15：30→竹宇駒ヶ岳神社15：40→笹ノ平分岐18：15→21：00刃渡り手前…［6時間40分］
2日目：刃渡り手前7：25→7：40刃渡り8：00→8：35刀利天狗→9：30五合目9：45→11：45七丈小屋…［4時間20分］
3日目：七丈小屋3：30→八合目御来迎場5：10→剣岩直下5：35→八合目御来迎場5：55→6：55七丈小屋7：30→五合目8：30→刀利天狗9：20→9：50刃渡り10：00→笹ノ平分岐11：20→12：50竹宇駒ヶ岳神社13：10→尾白渓谷駐車場13：30→14：10尾白の湯…［10時間40分］

天候

1日目：曇り
2日目：曇り時々晴れ
3日目：曇り時々晴れ

アクセス

利用交通機関：

電車 バス タクシー

（往路）
韮崎駅→道の駅白州（山交タウンコーチ）\850
http://www.city.hokuto.yamanashi.jp/komoku/kurashi/kokyokotsu/1306311369-46.html#13063114292

（復路）
尾白の湯→実相寺（神代桜見物）→JR中央本線日野春駅（北杜タクシー）\5,500

その他周辺情報

尾白の湯
http://www.verga.jp/?page_id=39

写真

4/1 13:15

ノーベル医学生理学賞の大村先生の街、韮崎へやってきました。

4/1 13:16

桜が満開ですね。

4/1 13:17

今日はここから路線バスで行きます。

4/1 13:48

「しもきょうらいいし」いったいどんな由来のある土地なのでしょうか。

4/1 13:50

地元のおばあちゃんたちが数人、それぞれの地域の桜の話をしています。

4/1 14:23

約30分で到着。

4/1 14:32

おお…

4/1 14:34

登山口を目指して道路を歩きます。

4/1 14:42

麓まで見通しのいい道。すそ野のところで左に曲がり、ゆるゆると登っていくと竹宇駒ヶ岳神社です。

4/1 15:18

尾白渓谷駐車場に着きました。道の駅からここまで約1時間。快調なペースでした。

4/1 15:17

山男・皇太子殿下が登られたのは平成二年。

4/1 15:31

今日はアップではどうだ？

4/1 15:40

いつものようにお参りします。

4/1 15:41

2月に来たときはすごい色でしたが、きれいな水に戻っていますね。

4/1 16:03

今日は掟破りな遅発。前回の山行でスパッツを捨てたのを、昨夜遅くになって思い出したので、山道具ショップによってからの到着。

4/1 16:33

すでに一日の終わりな感じの疲労度…

4/1 16:34

調子、悪い〜orz

4/1 17:27

笹ノ平までの長〜いジグザグ。何度も高度計を見てしまいます。

4/1 17:41

なんか、すでに標高の高いところを歩いているような感じ。苦しい。

4/1 17:52

あれ？

4/1 18:15

違った。調子が悪いのではなく、ペースが速すぎました。いつもより30分も速いなんて…ロードで狂った？

4/1 18:17

今夜のうちに5合目まで行くつもりでしたが、焦っても仕方がありません。

4/1 18:23

どっちみち夜行になります。

4/1 19:58

だんだん、動物たちの行動範囲がわかるようになってきた。

4/1 20:36

八丁登りを終えたあたり。やはりハイペースがたたり、疲労が激しい。6時間くらいの行動でこんなのは初めてだ。

4/1 20:56

なんでもないところで2度コケた。これはもう刃渡りは無理だ。

4/1 21:26

設営完了。おやすみなさい。

4/2 7:22

3時頃、足が冷えてきたので起きてカップラーメンで体を温め、2度寝。その後はまた快眠。ちょっと寝すぎだ。

4/2 7:22

奥の方が地面の状態は良いようでしたが、少し風があったので太い木が密集したエリアを選びました。

4/2 7:44

2日目の行動開始。直後に刃渡りです。

4/2 7:44

計画が1日目にして崩れたので、どうしようか考えながら歩く。昼までには小屋に着くだろうけど…

4/2 7:57

ガスが勢いよく上がってきます。

4/2 8:02

刃渡り上部で休憩。ゆっくり山の空気を楽しむことにしましょう。

4/2 8:20

刀利天狗への梯子です。

4/2 8:33

刀利天狗

4/2 8:51

黒戸山への登り。雪は少し柔らかいものの、前回の地獄の踏み抜きの痕跡はなく、歩きやすい道になっています。

4/2 9:33

あっさり5合目に到着。

4/2 9:46

雪が多いようなので、念のためここで武装します。

4/2 10:28

そうでもないか…

4/2 10:28

時折アイスバーンがあるのみ。傾斜の緩い尾根道は雪もあまりありません。

4/2 10:43

2段橋。小鳥の森でゆっくりしていきましょう。

4/2 10:49

静かです。長大コース故、ついつい先を急いでしまいますが、こういう時間も大切にしたいと思ったりします。

4/2 10:54

あの岩の階段が見えます。

4/2 11:10

今日は周りをよく見渡せる分だけ余裕あり。

4/2 11:45

七丈小屋に着きました。

4/2 12:10

第2小屋に案内されます。

4/2 12:11

いい天気ですが、気温が上がりつららからは水滴が。

4/2 12:50

6度といっても、きつい登りをこなして来ると

4/2 12:11

暑いくらいの陽気。この後、八合目くらいまで下見に行こうかと思ったのですが、ちょうど撤退してきたお兄さんがひとり。

4/2 12:27

踏み抜きで時間がかかるし、雪が解けて怖いのでやめにしたとのこと。やはり難しそうだ。下見する意味もなさそうなので中止。

4/3 3:41

結局、翌朝までゴロゴロして過ごしました。同宿はただ一人、フランスから来て日本の大学で教鞭をとる物理の先生でした。

4/3 4:20

3：30、ほぼ同時に出発です。先生が先行します。

4/3 4:20

気温はかろうじて氷点下、といったところか。雪は固まっているものの、スカスカな状態でボロボロ崩れ、歩きにくい。

4/3 4:31

1月は夏道のトレースでしたが、去年の3月と同じような直登トレースに変わっていました。

4/3 4:55

きつい急登で、思わず顔がほころぶ瞬間。カエルのようなギュルギュル、ケロケロ…と鳴き声が近づいてきます。どこ？と思った瞬間、すぐ近くで薄いグレーの鳥が飛び立ちました。

4/3 5:01

八合目御来迎場。今日は日の出はまだのようです。スマホのカメラの方が明るさが正しい。。。

4/3 5:01

去年の3月よりも、気温はずっと高い。雪解けが気になる。

4/3 5:07

少し思案。ここまででもいいか…

4/3 5:07

でも、もう少し歩きたい。安全なところだけ。

4/3 5:19

ここは普段、こんな角度で写真は撮れなかったはず。

4/3 5:24

明るくなってきました。ため息が出るような美しさ。

4/3 5:28

やっぱり、来てよかった。

4/3 5:31

ここで、先へ行っていた先生が戻ってきました。「ダメ？」「うん、僕は行かない。」剣岩直下のルンゼは雪が崩壊寸前のようです。

4/3 5:31

私もそこまでは見に行って引き返すことにします。

4/3 5:36

ここだって、解けたら相当怖い。

4/3 5:36

問題の場所です。ステップを形成していた大きな雪の塊が、いまにも落ちそうになっています。

4/3 5:38

気温はきっとぐんぐん上がるでしょう。

4/3 5:36

今なら行けるかもしれませんが、山頂から戻る2時間後の雪の状態を想像します。

4/3 5:36

そんなに簡単にはいけないからこそ…
いつまでも憧れの気持ちを持っていたいと思います。

4/3 5:54

八合目まで戻りました。満足です。

4/3 5:54

またきっときます。

4/3 6:14

このザクザクの急下りがきつい。

4/3 7:29

小屋に戻り、置いておいた荷物をザックに詰め込んで下山です。

4/3 7:55

岩の階段の下。ここで武装解除します。暑い！

4/3 8:34

5合目

4/3 9:02

よかった。ここも踏み抜きがない。

4/3 9:21

刀利天狗。五合目から50分。前回は踏み抜きで1時間50分かかりました。

4/3 9:49

刃渡り。自分としては非常に速いペース。また少し長めの休憩を取って楽しみます。

4/3 10:46

この間、どろんこ道。

4/3 11:10

笹ノ平には座るところがないので、直前のここで休むのがいいでしょう。

4/3 11:17

笹ノ平

4/3 11:38

ここから先、雪はほとんどありません。

4/3 12:50

つり橋に帰ってきました。恥ずかしながら、小屋から5時間10分は自己ベスト。振り返ってみれば、最後まで自分のペースをつかめない山行でした…f(^^;)

4/3 12:51

はじめて川沿いに降りてみました。

4/3 12:51

きれいです。家族連れが遊びに来ています。

4/3 12:52

靴を洗おうと思ったのですが、やめにしました。

4/3 12:54

顔だけ洗わせてもらいます。

4/3 13:06

神社で靴を履き替えて、と。尾白の湯に向かいます。

4/3 13:26

この売店、営業しているのをはじめてみました。ソフトクリームいただきます。

4/3 13:28

それと、娘にお土産。

4/3 15:28

尾白の湯で食べた「日向山どん」750円。ベーコンとオムレツ？ちょっと原価率低すぎじゃないだろうか（笑）

4/3 16:48

さて、尾白の湯からおとなしくタクシーで帰るつもりだったのですが

4/3 16:48

運転手さんから桜の名所の話を聞き、急きょ寄り道してみました。

4/3 16:47

神代桜の実相寺です。

4/3 16:49

境内にたくさんの桜が咲いています。

4/3 16:49

きれいですね。

4/3 16:50

なんと、樹齢推定2000年とか。

4/3 16:50

こちらがその姿。最近の環境変化のせいで木が弱ってしまい、つっかいぼうだらけですが…

4/3 16:53

こんなに房が密集して咲くんです。

4/3 16:56

山頂には行けなかったけれど、いい旅の締めくくりでした。

撮影機器：

COOLPIX S3600 ニコン

GALAXY SII WiMAX ISW11SC au サムスン

装備

個人装備

長袖シャツ 長袖インナー ハードシェル タイツ ズボン 靴下 アウター手袋 雨具 ゲイター 靴 ザック 昼ご飯 行動食 非常食 飲料 地図（地形図） コンパス 笛 計画書 ヘッドランプ 予備電池 GPS 筆記用具 ファーストエイドキット 保険証 携帯 時計 タオル 着替え ガスカートリッジ コンロ コッヘル ストック カメラ テント テントマット シェラフ

コメント

tomhig

やはり厳しいルートですね
こんばんは。
六度目の黒戸尾根ですか？
単純に雪が少なくなればいいってものでもないんですね。
振り返ると3月末の二週間くらいがベストコンディションだったようです。
私は黒戸尾根で初めて撤退経験しました。
山頂たどり着けなくてもまた来ればイイんです。
撤退した分、登頂した時の喜びもひとしおですからね。

私は3月26日の登頂でおなか一杯、ちょっと燃え尽きた感じがしたのでこの間の週末は山歩き休みました。
今度の週末も高尾山から陣馬山歩いてリハビリするつもりです。

実相寺、私も去年行きました。
ちょうど満開の時期だったのですが薄ら曇りで甲斐駒見えませんでした。
韮崎、北杜市近辺は見事な一本桜が多いそうですよ。

hiyopa

Re: やはり厳しいルートですね
tomhig さん、こんばんは。

そうなんですよね。３月より４月の方が安全と思ってしまいがちなのですが、実はそうではないようです。雪の様々な変化を予測するということはなかなか難しいことだと思います。かくいう私も、実際にコースを見て認識を改めることの連続…

今回は３日あったので行く気満々ではあったのですが、途中からは近くまで歩ければいいや、と肩の力を抜くことができました。積雪期に２度も行ってしまったので、登頂するのが当たり前、になってしまうのがむしろ怖いです。来年もまた、去年と同じ気持ちで行ってみるつもりです

花見 なんぞ、普段は全然興味ないのですが（笑）いや、実に見事なものでした。確かに、小淵沢駅あたりでも桜の名所の話を聞いた覚えがあります。桜の時期は最初から素直に桜を見に行った方がいいのかも…この時期、山はあまり状態が良くないですから