塔ノ岳〜丹沢山（大倉尾根ピストン）

2016年04月30日(土) [日帰り]

• GPS: 06:42
• 距離: 21.3km
• 登り: 1,711m
• 下り: 1,786m

コースタイム

日帰り

• 山行: 6:06
• 休憩: 0:36
• 合計: 6:42

9:03 大倉バス停
9:08 9:08 どんぐり山荘
9:24 9:25 観音茶屋
9:36 9:36 雑事場ノ平
10:04 10:04 駒止茶屋
10:12 10:12 堀山
10:18 10:20 堀山の家
10:36 10:36 天神尾根分岐
10:54 10:56 花立山荘
11:03 11:04 花立
11:07 11:08 金冷シ
11:23 11:24 塔ノ岳
11:28 11:35 尊仏山荘
11:55 11:55 日高
12:09 12:09 竜ヶ馬場
12:23 12:23 みやま山荘
12:25 12:25 丹沢山
12:28 12:29 みやま山荘
12:29 12:34 丹沢山
12:35 12:43 みやま山荘
12:44 12:44 丹沢山
12:56 12:56 竜ヶ馬場
13:07 13:07 日高
13:26 13:26 尊仏山荘
13:28 13:29 塔ノ岳
13:38 13:38 金冷シ
13:42 13:42 花立
13:47 13:48 花立山荘
14:02 14:02 天神尾根分岐
14:13 14:15 堀山の家
14:20 14:20 堀山
14:26 14:26 駒止茶屋
14:44 14:45 見晴茶屋
14:57 14:58 観音茶屋
15:11 15:12 大倉山の家
15:14 15:14 大倉バス停
15:45 大倉入口バス停

大倉バス停〜塔ノ岳〜丹沢山を往復する場合の標準コースタイムは8時間50分程度（休憩時間なし）ですが、今回の山行では約6時間（休憩時間あり）とかなりの早足なので、コースタイムはあまり参考にならないと思います。

天候

晴れ→曇り→晴れ

アクセス

利用交通機関：

電車 バス

行き：小田急線渋沢駅北口から、神奈中バスの渋02系統に乗車
　　　終点の大倉バス停で下車して徒歩
帰り：神奈中バスの大倉入口バス停まで徒歩
　　　秦系統に乗車し、終点の渋沢駅北口まで乗車

コース状況／危険箇所等

危険個所：特になし
登山ポスト：渋沢駅北口バス停前と、大倉バス停前（どんぐりハウス入口前）に設置されてます。

写真

4/30 9:03

スタート地点の大倉バス停近く。良く晴れているので、今日は山頂から富士山が見えるかも？

4/30 9:07

どんぐりハウス前にある登山ポスト。ヤマレコで作った計画書を投函しておきました。

4/30 9:16

新緑に覆われた明るい雑木林。

4/30 9:25

観音茶屋。すでに大汗をかいていたので、"氷"と書かれた幟に誘惑されました。

4/30 9:28

大倉高原山の家は、また次の機会に・・・

4/30 9:37

大倉尾根の下部は、歩きやすい平坦な尾根と木製階段の繰り返しになります。

4/30 9:38

"ランプの宿"の見晴茶屋。改築中のウッドデッキの左には、綺麗なバイオトイレがありました。

4/30 9:39

見晴茶屋のすぐ上から、本格的な登り坂がスタート・・・

4/30 9:44

大山や表尾根、檜洞丸あたりと同じように、木道がよく整備されています。

4/30 9:52

爽やかな尾根歩き。バカ尾根なんて名前は可哀想です。

4/30 10:03

駒止茶屋。帰りにも閉まっていたようですが、閉鎖されたのでしょうか？

4/30 10:10

木々の向こうに三ノ塔。

4/30 10:14

3年近く前に塔ノ岳に登った時は、こんなに木道が多くなかった気がします。

4/30 10:19

堀山の家。大倉尾根の茶屋の中で、いつも一番賑わっている印象があります。

4/30 10:35

戸沢へ繋がる天神尾根の分岐点。このルートもその内に歩いてみたいです。

4/30 10:39

延々と続く階段で、想像以上に体力を消耗しました。

4/30 10:48

大きな岩。単調な大倉尾根の中で、こういった景色が良いアクセントになっています。

4/30 10:50

雲がかかってきましたが、秦野市街が良く見えます。

4/30 10:54

花立山荘。ということは、もう少しで塔ノ岳！

4/30 10:55

西側には鍋割山稜。

4/30 10:55

南西には丹沢から箱根へ連なる山々。

4/30 10:55

東には大山と三ノ塔。

4/30 11:01

塔ノ岳山頂が近づくと、路面がかなり岩っぽくなってきました。

4/30 11:02

右端のピークが大丸でしょうか？

4/30 11:02

中々良い眺めです。晴れていたら、相模湾まで良く見えたかもしれません。

4/30 11:06

あれが塔ノ岳・・・

4/30 11:10

塔ノ岳南面のブナ林は、やや細い木が多いと思います。

4/30 11:16

コバイケイソウ。間違って食べると大変なことに・・・

4/30 11:22

塔ノ岳山頂に到着。久々（3年ぶり）の登頂ですが、ガスで何も見えません・・・

4/30 11:23

もう一つの標識もパチリ。

4/30 11:25

今日はおにぎり2個に、ゆで卵をプラスしてみました。

4/30 11:36

塔ノ岳から丹沢山へ。ここから先は未踏の地です。

4/30 11:40

せっかく塔ノ岳まで登ったのに、一旦ガッツリ下ってしまいます。

4/30 11:42

林床にポツポツ見える濃い緑の塊はアザミです。ここにも鹿の食害の影響が出ているようです。

4/30 11:44

キクザキイチゲ。ほんのり青みがかっていて、可愛らしい花です。

4/30 11:51

エイザンスミレ。花がピンク色っぽい個体はちょっと珍しいかもしれません。

4/30 11:55

日高（ひったか）。なだらかな尾根上のピークで、それほど"登った感"がしません。

4/30 11:56

丹沢山方面は、霧に阻まれて全く見えませんね。

4/30 11:57

イチリンソウでしょうか？

4/30 11:58

濃い霧とともにやってくる冷たい風が、疲れた体に堪えます。

4/30 12:00

"尊仏ノ土平"方面の展望。やはりガスがかかっているのは高標高地だけのようです。

4/30 12:02

ようやく姿を現した竜ヶ馬場。

4/30 12:04

これは白花のキクザキイチゲでしょうか？

4/30 12:08

竜ヶ馬場。本当のピークは、この標識から少し登ったところです。

4/30 12:12

大きなブナ。周りにブナの若木が全く見られないので、将来は笹原になってしまうかもしれません。

4/30 12:15

凄い勢いでガスが上がってきます。

4/30 12:24

ソーラーパネルということは・・・

4/30 12:24

丹沢山山頂に到着。

4/30 12:25

山頂の標識近くで、三角点も発見しました。

4/30 12:25

小さな仏様に、ここまでの無事を感謝してきました。

4/30 12:26

みやま山荘。尊仏山荘より小さいですが、しっかりした建物です。

4/30 12:29

宮ヶ瀬方面、蛭ヶ岳方面もいずれは足を伸ばしてみたいです。

4/30 12:33

みやま山荘で温かいお茶（300円）を頂くついでに、ピンバッチ（500円）を購入しました。

4/30 12:33

みやま山荘の中はとても綺麗でした。

4/30 12:44

帰りがけに、丹沢山の標識をもう一度パチリ。

4/30 12:47

凄いガスです・・・それに寒いし・・・

4/30 12:52

ブナ林の下に見える濃い緑は、今度はコバイケイソウです。

4/30 13:00

マメザクラ。1500mほどの稜線では満開でした。

4/30 13:02

この霧が無ければ、素晴らしい展望が広がっていたはずなのですが・・・

4/30 13:08

ブナの幹に付着した苔。これらの苔は、山頂にかかる霧が育んでいるのかもしれません。

4/30 13:16

尾根が崩壊している箇所は、階段と木道でガッチリ補修されています。

4/30 13:18

大きなブナがあっても、下草や若木が無いと寂しいですね。

4/30 13:28

丹沢山から引き返してきて、塔ノ岳に再登頂。あとは下るだけです。

4/30 13:38

この分岐点から鍋割山稜経由で、塔ノ岳と鍋割山を縦走してみたいですね。

4/30 13:48

花立山荘近くからの一枚は、合成写真みたいな仕上がりでした(笑)

4/30 14:24

緩い坂が続くため、歩いても歩いても標高が下がりません。

4/30 14:34

気持ちの良い広葉樹の林はそろそろお別れ・・・

4/30 14:45

見晴茶屋からの一枚。山頂は濃い霧の中なのに、山腹〜山麓は晴れているんですよね・・・

4/30 14:54

クサイチゴ。

4/30 15:10

丹沢クリステルにお別れして、大倉バス停へ向かいます。

4/30 15:15

大倉バス停前に到着。

4/30 15:21

風の吊り橋と、大山・二ノ塔・三ノ塔。

4/30 15:23

秦野戸川公園で見つけた菜の花と藤。春と初夏が一緒にやってきたようです。

4/30 15:39

高取山〜大山〜岳ノ台〜二ノ塔〜三ノ塔と、連なる山々が良く見えます。

4/30 15:40

麓から見えないほど遠くの山に登って、そこからまた下りてきたのだと思うと感慨深いです。

4/30 15:49

ゴール地点の大倉入口バス停。何かの機会にここまで赤線を伸ばして繋げたいです。

4/30 16:08

締めは渋沢駅の"名代 箱根そば"で肉そば（430円）を頂きました。

撮影機器：

COOLPIX P330 ニコン

装備

個人装備

長袖シャツ Tシャツ 防寒着 ズボン 靴下 グローブ 雨具 靴 ザック 昼ご飯 行動食 飲料 地図（地形図） コンパス 計画書 ヘッドランプ GPS 筆記用具 保険証 携帯 時計 タオル ストック カメラ クマ鈴

備考

持って行って良かった：防寒着。丹沢主脈上は予想以上に気温が低くて、風が冷たかった。
持って行かなくて良かった：クマ鈴。主脈上もハイカーが非常に多かったため。

感想

ardisia

[コース]
ガイド本だと「丹沢山は基本的に1泊2日の山行」と書かれていましたが、日帰りのレコがちらほらあったので、思い切ってトライしてみました。
今回は通称「バカ尾根」の大倉尾根をピストンするコースで、塔ノ岳までダラダラした坂が大半のコースでしたが、体力レベルをやや甘く見ていただけでなく、いつも通りの早歩きで、予想以上に消耗しました。
塔ノ岳から丹沢山までは緩やかなアップダウンが続きますが、塔ノ岳までの登りで余力があれば、どうにか往復できるレベルだと思います。
　
[展望・景色]
先週の棒ノ嶺に続いて、今回もガスの中で展望ゼロでした。
塔ノ岳はいつも山頂がガスに覆われているので、いつか晴れた日に山頂から富士山を拝みたいです。
丹沢山も次は泊まりがけの山行で、じっくり景色を味わってみたいです。

[動植物]
低地ではホウチャクソウやタチツボスミレが花を咲かせていましたが、標高が上がるとエイザンスミレ、キクザキイチゲ、マメザクラ、ハナネコノメなどに移り変わっていきました。
塔ノ岳から丹沢山までの主脈上は、鍋割山稜を凌駕する規模のブナ林が広がっていましたが、鹿の食害（？）でブナの若木がほぼゼロと心配な状態でした。
堀山の家の近くでは、登山道のすぐ脇に野生のニホンリスが顔を出して、ハイカーの皆さんも驚いていました。

[飲食・お土産]
丹沢山では風が強く冷たかったので、みやま山荘に入って暖かいお茶（300円）とピンバッジ（500円）を頂きました。
今回はみやま山荘に立ち寄っただけですが、山荘の中は非常に綺麗に保たれていて、いつか泊まってみたいと思いました。
下山したら暖かい陽気だったので、大倉バス停前の「どんぐりハウス」でソフトクリームを食べようかと考えましたが、今回はパスしました。
代わりに、渋沢駅構内の「名代 箱根そば」で肉そば（430円）を頂きました。

[その他]
塔ノ岳から少し下ったところで、「塔ノ岳のチャンプ」こと畠山さんにお会いして、なんと名刺を頂きました。
標高1500m近い山の中で、まさか名刺を頂くとは夢にも思いませんでした。