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記録ID: 862934
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ハイキング
甲信越

銀次郎山、再び

2016年05月02日(月) [日帰り]
 - 拍手
GPS
--:--
距離
13.4km
登り
1,262m
下り
1,270m

コースタイム

日帰り
山行
7:10
休憩
1:10
合計
8:20
5:30
30
6:00
6:00
85
7:25
7:30
75
木六山・巻道分岐
8:45
8:50
45
9:35
10:10
35
10:45
10:55
85
12:20
12:30
60
13:50
悪場峠
天候 曇り
過去天気図(気象庁) 2016年05月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
悪場峠の登り口
2016年05月02日 05:32撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
5/2 5:32
悪場峠の登り口
水無平・悪場峠/杉川分岐
2016年05月02日 06:02撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
5/2 6:02
水無平・悪場峠/杉川分岐
ヨツバツツジがもう咲いている
2016年05月02日 06:37撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
5/2 6:37
ヨツバツツジがもう咲いている
木六山巻道の最後の登り。雪渓が残る。
2016年05月02日 07:13撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
5/2 7:13
木六山巻道の最後の登り。雪渓が残る。
稜線に出る。木六山への分岐。
2016年05月02日 07:26撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
5/2 7:26
稜線に出る。木六山への分岐。
七郎平山
2016年05月02日 08:18撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
5/2 8:18
七郎平山
椿が満開。
2016年05月02日 08:26撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
5/2 8:26
椿が満開。
七郎平山の水場。美味。
2016年05月02日 08:45撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
5/2 8:45
七郎平山の水場。美味。
七郎平山の水場。幕営の跡がある。
2016年05月02日 08:50撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
5/2 8:50
七郎平山の水場。幕営の跡がある。
奥に銀次郎山が近づいて来た。
2016年05月02日 09:06撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
5/2 9:06
奥に銀次郎山が近づいて来た。
ブナが色づきはじめた谷。
2016年05月02日 09:12撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
5/2 9:12
ブナが色づきはじめた谷。
この峰を越えて…
2016年05月02日 09:12撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
5/2 9:12
この峰を越えて…
銀次郎山まで、あと一息。
2016年05月02日 09:26撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
1
5/2 9:26
銀次郎山まで、あと一息。
山頂に到着。
2016年05月02日 09:35撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
5/2 9:35
山頂に到着。
辿って来た道を振り返る。
2016年05月02日 09:37撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
5/2 9:37
辿って来た道を振り返る。
銀太郎山、五剣谷岳。
2016年05月02日 09:38撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
1
5/2 9:38
銀太郎山、五剣谷岳。
御神楽岳
2016年05月02日 09:38撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
5/2 9:38
御神楽岳
粟ヶ岳
2016年05月02日 10:07撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
5/2 10:07
粟ヶ岳
6人ほどのパーティーが銀次郎山の最後の登りに掛かっている。
2016年05月02日 10:13撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
5/2 10:13
6人ほどのパーティーが銀次郎山の最後の登りに掛かっている。
遠くに浮かぶ御神楽岳。
2016年05月02日 10:17撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
1
5/2 10:17
遠くに浮かぶ御神楽岳。
木六山までは、まだまだ遠い。
2016年05月02日 10:23撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
5/2 10:23
木六山までは、まだまだ遠い。
タムシバ。
2016年05月02日 10:27撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
5/2 10:27
タムシバ。
シャクナゲがもう咲いている。
2016年05月02日 10:28撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
5/2 10:28
シャクナゲがもう咲いている。
この谷の風景、不思議な懐かしさを誘う。
2016年05月02日 10:28撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
5/2 10:28
この谷の風景、不思議な懐かしさを誘う。
オオバキスミレ
2016年05月02日 10:29撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
5/2 10:29
オオバキスミレ
シャクナゲ。
2016年05月02日 10:31撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
5/2 10:31
シャクナゲ。
2016年05月02日 10:33撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
5/2 10:33
タムシバ
2016年05月02日 10:37撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
5/2 10:37
タムシバ
これはいったい何だろう?
2016年05月02日 10:56撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
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これはいったい何だろう?
イワウチワ
2016年05月02日 10:57撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
5/2 10:57
イワウチワ
ヨツバツツジ
2016年05月02日 11:15撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
5/2 11:15
ヨツバツツジ
奈羅無登山。

2016年05月02日 11:44撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
5/2 11:44
奈羅無登山。

コシアブラ
2016年05月02日 12:11撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
5/2 12:11
コシアブラ
木六山山頂
2016年05月02日 12:23撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
5/2 12:23
木六山山頂
粟ヶ岳
2016年05月02日 12:24撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
5/2 12:24
粟ヶ岳
銀太郎、銀次郎、来年また来れるだろうか。
2016年05月02日 12:30撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
5/2 12:30
銀太郎、銀次郎、来年また来れるだろうか。
巻道分岐まで戻ってきた。稜線の方にはロープが張られている。
2016年05月02日 12:46撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
5/2 12:46
巻道分岐まで戻ってきた。稜線の方にはロープが張られている。
花盛り。
2016年05月02日 12:49撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
5/2 12:49
花盛り。
オオバキスミレ
2016年05月02日 13:00撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
5/2 13:00
オオバキスミレ
タムシバは花盛り。
2016年05月02日 13:00撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
5/2 13:00
タムシバは花盛り。
焼峰山の神様。お菓子と賽銭が供えられている。
2016年05月02日 13:01撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
5/2 13:01
焼峰山の神様。お菓子と賽銭が供えられている。
水無平の悪場峠・杉川分岐。
2016年05月02日 13:23撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
5/2 13:23
水無平の悪場峠・杉川分岐。
仏峠の祠
2016年05月02日 13:35撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
5/2 13:35
仏峠の祠
悪場峠に無事下山。
2016年05月02日 13:53撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
5/2 13:53
悪場峠に無事下山。
撮影機器:

感想

 この冬、股関節の故障で、3ケ月間全く走ることが出来ず、申し込んでいたフルマラソンも欠場を余儀なくされた。ようやくぼちぼち走れるようになったのが、2月も半ばのことだった。春山のシーズンに向けてのトレーニングが、いつもの年のように出来なかった中、しかし、再び、あの河内の山々の春の風景を歩きたいという欲求は止みがたく、せめて銀次郎まではたどり着きたいと、意を決して出かけることにした。
 
 悪場峠の登山口には2,3台の車がとまっていた。空は薄曇り、雨は降りそうもなく、暖かい。それにしても、暖冬のせいか、春の進み行きが早い。昨年同じ時期に登った時は、登山口にも残雪があったのだが、今年は全くそれが見られない。
 登り口のところで、数人のパーティがほぼ同時に登り始めた。しばらくは、にぎやかで、楽しそうな笑い声が聞こえていたが、そのうちいつの間にか声がしなくなった。
 水無平を経て、焼峰山の神様のある尾根まで上がっても、雪はほとんどない。尾根をしばらく進むと、道が分岐していて、左手の谷側に「木六山」の標識がある。昨年は雪が多くて、避けたのだが、木六山を巻く道だと思われた。木六山に通じる尾根の前方には、ロープが張られて、通行止めのようになっているので、今回は巻道を行ってみることにする。
 しかし、このへずり道、谷側がけっこうな斜面になっていて、極めて歩きにくい。尾根へ登りつくためには、沢をまたいで、雪で埋まった谷に取り付かなければならず、少し苦労した。

 尾根にたどり着くと、木六山への分岐の標識があった。今日の目的地の銀次郎山、そして銀太郎山の姿が見える。銀次郎までは、まだまだ遠い。ここから七郎平山までが、アップダウンもいくつかあり、道のりも長く、きついところだ。だが、今年は、雪がほとんどなく、夏道オンリーなので、迷うところがないだけ、楽かもしれない。
 七郎平への最後の登りは、さすがに雪があらわれ、雪の急斜面に長靴の先を蹴り込みながら、登る。
 七郎平の水場で一休みする。木々の間から粟ヶ岳がかすんで見えた。水筒に水を汲み、体にも補給する。それにしても、ここの水は本当に美味しい。
 七郎平山の雪に埋もれた西側斜面を、テープをたどりながら進む。銀次郎が大分近くなって来た。しばらく行くと、尾根の東側の谷が目の前に開けてくる。真っ白な雪の谷に、色づきはじめたブナの新緑が、何ともいえない風景をかもしだしている。今回で2度めでしかないが、昔から何度も眺めてきて飽きないような静謐な懐かしさを感じる。
 銀次郎は間近に見えて来たが、その前に、もうひとつピークを越えなくてならない。喘ぎながら登り切ると、いったんまた下り、山頂への最後の急登となる。この登りは案外、短い。しかし、それなりにきつい。

 山頂に立つと、河内の山々が出迎えてくれる。今日は、御神楽岳がとりわけ綺麗に見える。こうしてみると、銀太郎までは、まだまだ遠い。去年は、あそこまで行けたのだと思うと、少し淋しい気がする。昨年は、この山頂にも、雪が残っていたのに、今年はほとんどない。しかし、昨年と同じなのは、虫の大軍だ。虫を払いつつ、食事を済ませ、下山に掛かると、七郎平の方から5,6人の登山者が連なって登ってくるのが見えた。朝、同じ頃登山口を登り始めた人達かも知れない。
 男女6人ほどの団体さんは、銀次郎の登り口で、こちらが下るまで、待っていてくれた。どちらまでですか、と尋ねると、リーダーらしき男性が、
   −ここまでです。無理はしません、とけっこう余裕の笑顔で答えてくれた。
   −この時間であれば、銀太郎まで行けたんではないですか、と男性。
   −いや、もう限界です、このあたりがちょうどいいところです。

 七郎平山を過ぎたあたりで、Tシャツ姿の若者と会う。何やら入ったビニール袋をぶら下げていたので、何が取れましたか、と訊くと。聞きなれない名前を言ったので、首を傾げると、コシアブラです、と言いなおしてくれた。
   −へえ、じゃこの先、帰りに採れますかね、と尋ねると、
   −うーん、僕がみんな採っちゃったからな、と笑って答える。
 それでも、それ以後は、道の両脇に眼を凝らして、コシアブラを捜しながら歩いた。収穫はほんの少しだけあった。しかし、山菜を捜すのに夢中になったおかげで、歩きの苦しさを忘れ、木六山まで来ることができた。

 木六山からの下りは、へつり道は避けて、尾根道を行く。何故、この尾根道が立ち入り禁止みたいにロープなど張ってあるのか良く分からない。尾根道の方がずっと安全で、歩きやすいように思うのだが、何か理由があるのだろう。
 水無平からの登り返しを、乳酸の溜まった足を踏ん張りながら登り、峠を越えて、悪場峠にたどり着く。今回は銀次郎までだったが、それでもこの山は、登りがいのある、いい山だと改めて実感した。いつまで、ここに登れるだろうか。

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