大峯奥駈道を繋げたい♪釈迦ヶ岳〜大日岳〜太古の辻(太尾登山口から周回&ピストン)
- GPS
- 14:03
- 距離
- 11.4km
- 登り
- 938m
- 下り
- 931m
コースタイム
- 山行
- 6:21
- 休憩
- 0:29
- 合計
- 6:50
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
※国道168号旭橋から林道に入り約19km(所要・約40分) |
コース状況/ 危険箇所等 |
《太尾登山口⇔釈迦ヶ岳》 登山口から僅かな時間で稜線に上がると緩やかな笹原の道です。途中で踏み跡が分かれる箇所がありますが最終的には合流するようです。千丈平の先で深仙ノ宿方面の踏み跡が右手にあるので注意です。水場付近はマーキングが多いので見つけやすいと思います。 《釈迦ヶ岳⇒深仙ノ宿》 釈迦ヶ岳から千丈平方向へ下って、奥駈道の石柱プレートから深仙ノ宿と書かれた方向へ、足元の滑り易いガレた急な下り道が続きます。 《深仙ノ宿⇔大日岳⇔太古の辻》 大日岳分岐まで登りで、その先は太古の辻まで下り基調の道です。道幅の狭い箇所が多いですが概ね快調に歩ける道でした。大日岳は分岐から少し先に直登ルートと迂回路がありますが、現在直登ルートは通行禁止の立て看板がありました。迂回路の巻き道は長い区間ではないですが、補助ロープや鎖のない岩場の直登があるので滑落に注意です。 《深仙ノ宿⇒千丈平(巻き道)》 深仙ノ宿からも踏み跡があり、少し登った先にも木に千丈平と書かれた小さな案内プレートがありました。但し案内プレートは釈迦ヶ岳側に付けられているので深仙ノ宿側からは見落としてしまうかも知れません。巻き道は深仙ノ宿、千丈平共に取り付きが分かり難いですが、進んで行く内に踏み跡は明瞭になり、マーキングも豊富でした。深仙ノ宿から千丈平に向かって緩やかな登り基調です。 |
その他周辺情報 | 大塔温泉 『夢の湯』 大人600円 http://www.ootou.jp/fureai.html |
写真
感想
先週は釈迦ヶ岳から明星ヶ岳をピストンするロングコースを歩きました。
もう暫く山歩きは嫌になる位に疲れましたが、2〜3日経つとまたウズウズと山を歩きたくなって、どうせなら今月中に北奥駈道を繋げてみようと飽きもせず2週連続で続きを歩きに行って来ました。
先週と同じく太尾登山口からのスタートですが、行程は半分程なので午前6時前からののんびりスタートです。
登山口から歩き始めてすぐに、先週は目にしなかったと思うシャクナゲやシロヤシオが目に入ってテンションが上がります。先週も同じ道を歩いていて、往路は暗闇でしたが復路で咲いていれば気が付く筈なので、今週になって開花した花々を見れる幸運に今日来て良かったと思いました。
樹林帯を20分ほど登ると1434Pの赤井谷分岐から尾根に乗り、先週はヘッデン歩きで味わえなかった新緑の眩しさに目を細めながら、1465Pから小さなアップダウンを越えて古田の森に至ります。ここで最初の小休憩をしながら太陽を背にした釈迦ヶ岳と、いつも眺めるだけだったトンガリ頭の大日岳を目指して千丈平へと足を進めて行きます。
千丈平には数張りのテントがあり、昨日も快晴だったのでテント泊で素敵な夜を過ごされた事を羨ましく思いながら、水場から急な尾根道を100mほど登って2週連続で釈迦ヶ岳の山頂に到着しました。
頂上では2人の登山者とご挨拶をして、少しの休憩のあと来た道を戻って奥駈道の石柱プレートから深仙ノ宿へ向かいます。
この辺りから足元が滑り易いガレた急な下り道が続くので、慎重に足を下ろしていると、ふと横の斜面に先週も見た1頭の小鹿を発見しました。
この付近の鹿はやっぱり人間を見ても逃げないようで、私達を上目使いで見ながら黙々とクマザサを食べてました(笑)
やがて明るい陽射しの鞍部にある深仙ノ宿に着きました。手前の赤い屋根の建物が役の行者らが祀られている灌頂堂(かんじょうどう)で、奥の青い建物が避難小屋の深仙ノ宿です。深仙ノ宿は土間を板間で囲うような内部で、5〜6人でいっぱいになりそうです。香精水と言う水場の場所はよく分かりませんでしたが幕営に適した場所もあり、深仙の宿から釈迦ヶ岳南壁には巨大な露岩が4つ並んだ四天石も望めて、とてもいい雰囲気です。
更に先へ足を延ばすと大日岳へ向かう分岐がありましたが、まだ登り基調の道が続いていたので、先に太古の辻へ向かいます。
分岐から7分程で奥駈道の南北の境界とされる太古の辻に着きました。
太古の辻は前鬼から続く道との合流地点にもなるので、南奥駈道の起点にもなる場所で、大きくここより南奥駈道と書かれた標板がありました。
ここで北奥駈道がすべて繋がったので、来た道を引き返します。
大日岳分岐から行場と書かれた道を進んで行くとまた分岐点があり、直進方向の岩場は荒れていて通行禁止と書かれた標板がありましたが、どうやら迂回路の巻き道があるようなのでそちらへ向かいます。
分岐から平坦な道を少し進むと、巻き道の筈なのにロープも鎖もない凄い急斜面の岩場を直登する道になりました。ここは本当に道?と思う度に赤テープが見つかるので、喘ぎながら攀じ登って大日岳に着きました。
大日如来が祀られた狭い山頂からは、アケボノツツジの花の先に釈迦ヶ岳が綺麗に見えて大満足です♪
深仙ノ宿に戻って軽い朝食のあと、千丈平へのショートカットの巻き道で帰ります。巻き道の取り付きがやや不明瞭でしたが進む内にはっきりとした踏み跡になり、山腹のトラバース道に付けられたマーキングを確認しながら緩やかに登って行きます。深仙ノ宿から40分程で千丈平のテントサイト付近に出て、登山道に合流しました。釈迦ヶ岳のピークを経由していたら1時間以上は絶対かかっていたと思います。
すぐに古田の森を過ぎて、お気に入りの笹原の稜線をゆっくりのんびりと下って行きます。今日登った大日岳の更に南方向には、まだ名も知らない山々がいくつも連なっていますが、次の目標になる南奥駈道を歩く計画をしながら山名を覚えていきたいと思います。
スタートから約7時間で太尾登山口に戻ると、3〜4台だった朝の車が20台以上に増えていてびっくりしました。そういえば沢山の人とすれ違ったと思い返しながら釈迦ヶ岳の人気を再確認しました。
帰りはお気に入りの夢の湯でゆっくりしてから帰路に着きました。
今日で吉野から太古の辻までの北奥駈道が繋がりました。(女人禁制区間は相方が単独で歩きました。)
いよいよ南奥駈道に足を踏み入れますが、回数を分けて日帰りで歩けるのか、登山口はどこにあるのか、水場や避難小屋の利用の有無など、これから勉強しながら計画を練りたいと思います。
憧れの熊野本宮に辿り着けるのはいつの日か…
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