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Yamareco

記録ID: 89133
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
奥多摩・高尾

11月末の暖かな陽気の雲取山へ!

2010年11月28日(日) 〜 2010年11月29日(月)
 - 拍手
GPS
27:25
距離
25.6km
登り
1,841m
下り
1,853m

コースタイム

11/28 10:21お祭-11:41塩沢-12:48林道終点-13:21三条の湯
11/29 06:25三条の湯-08:38三条ダルミ分岐点-09:35雲取山-10:56奥多摩小屋-12:09七ツ石小屋下-12:33堂所-13:45鴨沢バス停
天候 両日共に晴れ
過去天気図(気象庁) 2010年11月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
コース状況/
危険箇所等
・今回の経路とは関係ないですが、大ダワ林道は通行止めです。
・危険個所などは、特にないと思います。
・登山ポストはお祭、鴨沢にはありません。あらかじめネットなどで提出して
 おいてください。
・下山した鴨沢バス停付近には売店がありますが、飲食店や日帰り入浴施設は
 なさそうです。
・ホリデー快速で奥多摩駅に行く場合、途中で五日市線に行く車両と切り離され
 るので、間違えないようにしてください。
・ホリデー快速は混み合います。始発から乗れない場合、まず座れませんし、
 大きな荷物は場所の確保に苦労します。あえてホリデー快速を避けるのも手。
・奥多摩駅からのコンビニはちょっと歩く距離にありますので、不便です。
 ビールや食料を販売している商店は駅前にあります。
・西東京バスは本数が少ないせいか、大変に混み合います。混み合った場合、2台
 続けてバスが運行されますが、それでも座れない場合があります。
お祭のバス停すぐ近くに、雲取お祭山荘があります。飲食可能です。
お祭のバス停すぐ近くに、雲取お祭山荘があります。飲食可能です。
相部屋なら素泊まり2000円で泊まれるようです。2000円で快適に寝られるなら、車中泊よりいいかもしれない。
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相部屋なら素泊まり2000円で泊まれるようです。2000円で快適に寝られるなら、車中泊よりいいかもしれない。
ここからスタートです。
ここからスタートです。
林道後山線の入口。
林道後山線の入口。
ゆるやかに登っていきます。
ゆるやかに登っていきます。
強風がふき、枯葉が舞ってきました。ちょっと幻想的な風景。
強風がふき、枯葉が舞ってきました。ちょっと幻想的な風景。
林道脇の水場。飲料できるかは不明。
林道脇の水場。飲料できるかは不明。
途中、資材置場や崩落修復工事現場などがあり。
日曜のこの日、工事車両が通ることはありませんでした。
途中、資材置場や崩落修復工事現場などがあり。
日曜のこの日、工事車両が通ることはありませんでした。
奥多摩の空と豊かな自然を感じます。
奥多摩の空と豊かな自然を感じます。
林道途中のゲート。車両はここまで。車が数台とまっていましたが、スペースは広くないです。工事もあるので、不用意なところには止められません。
林道途中のゲート。車両はここまで。車が数台とまっていましたが、スペースは広くないです。工事もあるので、不用意なところには止められません。
「あなたは見られていますよ!」との警告が・・。悪いことはできないようです。
「あなたは見られていますよ!」との警告が・・。悪いことはできないようです。
崩落修復工事現場の脇を通ります。
崩落修復工事現場の脇を通ります。
工事事務所のトイレ、使ってもいいそうです。
工事事務所のトイレ、使ってもいいそうです。
わさび棚がありました。
わさび棚がありました。
橋を渡ります。
水が豊富です。
一部、舗装されてもいる林道をどんどん進むと、
一部、舗装されてもいる林道をどんどん進むと、
塩沢橋に到着。ここで休憩。今日は時間に余裕があるので、ビールを一本いただくことにしました。
塩沢橋に到着。ここで休憩。今日は時間に余裕があるので、ビールを一本いただくことにしました。
休憩後、こんな林道をさらに進み、
休憩後、こんな林道をさらに進み、
林道終点の青岩谷に到着。ここからは登山道です。
林道終点の青岩谷に到着。ここからは登山道です。
橋を渡り、いざ三条の湯へ。
橋を渡り、いざ三条の湯へ。
細い山道を進むと、
細い山道を進むと、
夏に飛び込みたくなるような滝壺がありました。
夏に飛び込みたくなるような滝壺がありました。
更に細い木橋をわたり、
更に細い木橋をわたり、
転落しないよう、崖っぷちを進みます。
転落しないよう、崖っぷちを進みます。
ときどき新しい巣箱を見かけます。
ときどき新しい巣箱を見かけます。
三条の湯の全容です。写真の下の方に、テン場があります。
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三条の湯の全容です。写真の下の方に、テン場があります。
夏だったら、遊んでみたい沢が近くにあります。
夏だったら、遊んでみたい沢が近くにあります。
テン場と、水場の様子。広くはないですが、整っているようです。ただ、沢の音が間近で、うるさいかなと思いました。水際は寒さも堪えるのでちょっとどうかなあ。
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テン場と、水場の様子。広くはないですが、整っているようです。ただ、沢の音が間近で、うるさいかなと思いました。水際は寒さも堪えるのでちょっとどうかなあ。
飛龍山へも便利な三条の湯。登山道の要衝に位置します。
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飛龍山へも便利な三条の湯。登山道の要衝に位置します。
受付はこちらではなく、
受付はこちらではなく、
こちらになります。趣のある佇まいです。バッチも売っていました。
こちらになります。趣のある佇まいです。バッチも売っていました。
本日は「雲取」の部屋に宿泊。8畳ほどの広さで、もう一人の方と相部屋でした。
本日は「雲取」の部屋に宿泊。8畳ほどの広さで、もう一人の方と相部屋でした。
下水を流さない循環タイプのバイオトイレ。清潔でした。
下水を流さない循環タイプのバイオトイレ。清潔でした。
部屋の様子。ストーブがありましたが、暖かいので、使いませんでした。
部屋の様子。ストーブがありましたが、暖かいので、使いませんでした。
水場です。ガスコンロが2台と流し台などがありました。
水場です。ガスコンロが2台と流し台などがありました。
明日はここから登山開始です。
明日はここから登山開始です。
今回のお楽しみの一つは、三条の湯に早めに到着し、温泉(冷鉱泉をボイラーで沸かしています。)を堪能することでした。
今回のお楽しみの一つは、三条の湯に早めに到着し、温泉(冷鉱泉をボイラーで沸かしています。)を堪能することでした。
浴室は2箇所あるようですが、あまり差はないとのことでした。
浴室は2箇所あるようですが、あまり差はないとのことでした。
本日はこちらへ。
本日はこちらへ。
清潔感のある、しっかりとした風呂場。正直、もっと粗末なものかと思っていました。
清潔感のある、しっかりとした風呂場。正直、もっと粗末なものかと思っていました。
湯の花も浮いており、ナトリウム成分が多めで、ほのかに硫黄の香りも漂っています。ヌルヌル感もあり、泉質が自分好みでした。夕食後にもう一回入り、就寝しました。
湯の花も浮いており、ナトリウム成分が多めで、ほのかに硫黄の香りも漂っています。ヌルヌル感もあり、泉質が自分好みでした。夕食後にもう一回入り、就寝しました。
11/29 06:15 三条の湯を出発。お世話になりました (^.^)/~~~
11/29 06:15 三条の湯を出発。お世話になりました (^.^)/~~~
朝焼けの山々。
カメラが傾いているのではありません。どんどん登っていきます。
カメラが傾いているのではありません。どんどん登っていきます。
水無尾根の途中にある水場。あまり使いたい感じではなかったですね。
水無尾根の途中にある水場。あまり使いたい感じではなかったですね。
眺めの良い道を進みます。
眺めの良い道を進みます。
三条ダルミ近くの分岐点。三条ダルミはここから10分ちょっと歩いた先にあるようですが、今回は寄り道せず。
三条ダルミ近くの分岐点。三条ダルミはここから10分ちょっと歩いた先にあるようですが、今回は寄り道せず。
ここの休憩場所はあまり広くないし、充実していませんね。
ここの休憩場所はあまり広くないし、充実していませんね。
ここから見えた富士山は、すばらしい眺めでした。もっといいカメラがほしいです。
ここから見えた富士山は、すばらしい眺めでした。もっといいカメラがほしいです。
崩落による大ダワ林道通行止めの案内あり。
崩落による大ダワ林道通行止めの案内あり。
富士山はどこからも見えますが、山から見える富士山はまた格別です。
富士山はどこからも見えますが、山から見える富士山はまた格別です。
一気に急登を進んでいきます。ピークは間近。
一気に急登を進んでいきます。ピークは間近。
着いたー!と思ったら、ピークはもう少し先にあります。
着いたー!と思ったら、ピークはもう少し先にあります。
帰り道の方角を確認。奥多摩小屋方面の景色です。
帰り道の方角を確認。奥多摩小屋方面の景色です。
すばらしい眺め!コンディション最高!
すばらしい眺め!コンディション最高!
雲取避難小屋が鎮座しています。山の守り神のような存在。
雲取避難小屋が鎮座しています。山の守り神のような存在。
引き戸を2枚開けて中に入ります。この時間ではさすがに誰もいませんでしたが、食事のにおいだけが残されていました。きれいな状態です。日誌もありました。写真の左側には、
引き戸を2枚開けて中に入ります。この時間ではさすがに誰もいませんでしたが、食事のにおいだけが残されていました。きれいな状態です。日誌もありました。写真の左側には、
さらに奥があり、中は広いようですが、メジャーな山なので、いっぱいになることもあるのでしょうか。こちらの方が入口から風が当たらないので人気になるのかもしれません。
さらに奥があり、中は広いようですが、メジャーな山なので、いっぱいになることもあるのでしょうか。こちらの方が入口から風が当たらないので人気になるのかもしれません。
中の温度計を確認。09:27時点で3.5℃。外の温度計も同じ温度でした。本当に今日は暖かい。
中の温度計を確認。09:27時点で3.5℃。外の温度計も同じ温度でした。本当に今日は暖かい。
特別な注意事項はありませんでした。
特別な注意事項はありませんでした。
大ダワ林道については通行止めの看板が至る所にありましたが、亡くなっている方がいるんですね。
大ダワ林道については通行止めの看板が至る所にありましたが、亡くなっている方がいるんですね。
避難小屋に関する連絡先など。
避難小屋に関する連絡先など。
いいですねー。
本当のピークの方へ歩いていきます。
本当のピークの方へ歩いていきます。
ようやく到着。空には明星も見えます。
ようやく到着。空には明星も見えます。
昔の内務省が設置した三角点。
昔の内務省が設置した三角点。
先週までなら、この辺りは真っ白だったはずですが、跡形もありません。
先週までなら、この辺りは真っ白だったはずですが、跡形もありません。
南アルプスが見えます。
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南アルプスが見えます。
遠くに東京の街並みが見えます。三条の湯で相部屋で御一緒した方が、いろいろと説明してくれました。双眼鏡で横浜のランドマークタワーや、スカイツリーが見えるとのこと。覗いてみると本当に見ることができました。ご親切、誠にありがとうございました。
遠くに東京の街並みが見えます。三条の湯で相部屋で御一緒した方が、いろいろと説明してくれました。双眼鏡で横浜のランドマークタワーや、スカイツリーが見えるとのこと。覗いてみると本当に見ることができました。ご親切、誠にありがとうございました。
さようなら、雲取山。また遊びにきます。今度はここから御来光を見たい!
さようなら、雲取山。また遊びにきます。今度はここから御来光を見たい!
七ッ石方面へ下っていきます。
七ッ石方面へ下っていきます。
寒いですが、穏やかな天気の中、快適に歩くことができました。
寒いですが、穏やかな天気の中、快適に歩くことができました。
なんだかかわいいですね。
なんだかかわいいですね。
一気に下ります。
一気に下ります。
いつの間にか小雲取山は通り過ぎ、
いつの間にか小雲取山は通り過ぎ、
奥多摩小屋に到着。ちょっと休憩。
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奥多摩小屋に到着。ちょっと休憩。
ここは素泊まりのみで、売店もなし。
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ここは素泊まりのみで、売店もなし。
こんなたたずまい。
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こんなたたずまい。
トイレ。女性にはちょっと厳しいか。
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トイレ。女性にはちょっと厳しいか。
小屋脇の水場は水が出ないようで、
小屋脇の水場は水が出ないようで、
水場はこちらへ!5分ほど下って行ってみると、
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水場はこちらへ!5分ほど下って行ってみると、
ありました。水が登山道に流れ出ており、凍結していたため、あやうく転倒しそうでした。誰か釜場を作って下に流すようにしてくれたらいいのですが。
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ありました。水が登山道に流れ出ており、凍結していたため、あやうく転倒しそうでした。誰か釜場を作って下に流すようにしてくれたらいいのですが。
雲取山ヘリポート。
雲取山ヘリポート。
お世話にならないようにしたいものです。
お世話にならないようにしたいものです。
龍のひげみたいな霜柱。
龍のひげみたいな霜柱。
晴れていれば、道は歩きやすい。
晴れていれば、道は歩きやすい。
この木、何か酔っ払っているのでしょうか?
この木、何か酔っ払っているのでしょうか?
七ッ石まで登ろうと思いましたが、帰りのバスの時間が気になり始めた私は、ここからトラバースする経路を選択し、鴨沢へ向かうことに。下山します。
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七ッ石まで登ろうと思いましたが、帰りのバスの時間が気になり始めた私は、ここからトラバースする経路を選択し、鴨沢へ向かうことに。下山します。
雲取山近辺は、まき道が多くあるようなので慎重に確認しながら下ります。
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雲取山近辺は、まき道が多くあるようなので慎重に確認しながら下ります。
右に下りまーす。
右に下りまーす。
これがマムシ岩なのか?
これがマムシ岩なのか?
橋を渡り、どんどん下ります。
橋を渡り、どんどん下ります。
この辺りから、バスの時間が気になりだし、小走り状態で下っていました。
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この辺りから、バスの時間が気になりだし、小走り状態で下っていました。
にぎやかな分岐の案内表示。
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にぎやかな分岐の案内表示。
鴨沢まで110分。14:01発のバスに間に合うか、心配になってきました。
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鴨沢まで110分。14:01発のバスに間に合うか、心配になってきました。
急げ〜!小走りで下りました。
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急げ〜!小走りで下りました。
よくわからないクモが登山道を横断中。
よくわからないクモが登山道を横断中。
堂所に到着。この時点で12:33分。走った分、時間短縮。たぶん間に合うかな。
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堂所に到着。この時点で12:33分。走った分、時間短縮。たぶん間に合うかな。
途中、疑問をもつ案内板を発見。1150m地点から雲取山まで2時間45分とありますが、「山と高原地図」のコースタイムよりも短く、普通の人がこの時間でたどり着けるとは正直思えませんでした。樹木にくくりつけてあり、公設のものとは思えません。自分の計画したコースタイムで判断されることをお勧めいたします。
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途中、疑問をもつ案内板を発見。1150m地点から雲取山まで2時間45分とありますが、「山と高原地図」のコースタイムよりも短く、普通の人がこの時間でたどり着けるとは正直思えませんでした。樹木にくくりつけてあり、公設のものとは思えません。自分の計画したコースタイムで判断されることをお勧めいたします。
登り尾根の途中にも水場がありました。
登り尾根の途中にも水場がありました。
杉林の中を通り過ぎます。
杉林の中を通り過ぎます。
なぜかこんなところにバスの時刻表が貼ってあります。
なぜかこんなところにバスの時刻表が貼ってあります。
ようやく舗装された道に出られましたが、まだバス停までは距離があります。
ようやく舗装された道に出られましたが、まだバス停までは距離があります。
良く見ると・・、
良く見ると・・、
地元の小学生が登山者に向けて描いたポスター。地元の人が登山者をどう思っているのか、垣間見えるものがあります。
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地元の小学生が登山者に向けて描いたポスター。地元の人が登山者をどう思っているのか、垣間見えるものがあります。
ここのポイントは数台しか駐車できませんが、
ここのポイントは数台しか駐車できませんが、
少し下ると駐車スペースがありました。駐車場のような敷地もありましたが、停めていいものかはわかりませんでした。
少し下ると駐車スペースがありました。駐車場のような敷地もありましたが、停めていいものかはわかりませんでした。
案内板が随所にあるので、助かりますね。
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案内板が随所にあるので、助かりますね。
鴨沢バス停への近道を下る途中・・、
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鴨沢バス停への近道を下る途中・・、
うっきー!
10匹ほどのサルの群れと遭遇。襲ってくることはありませんでしたが、ちょっとだけ威嚇してきました。日光の野生サルほど危険はないと思いますが、ビニール袋をぶら下げていると、襲われるかもしれませんので、注意した方がいいと思いました。
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10匹ほどのサルの群れと遭遇。襲ってくることはありませんでしたが、ちょっとだけ威嚇してきました。日光の野生サルほど危険はないと思いますが、ビニール袋をぶら下げていると、襲われるかもしれませんので、注意した方がいいと思いました。
木漏れ日の林の中をくだり、
木漏れ日の林の中をくだり、
ようやく人里へ。
ようやく人里へ。
風情ある鴨沢の景色。
風情ある鴨沢の景色。
秋の実り。
ネズミを捕獲したネコと、興味津々な別のネコ。
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ネズミを捕獲したネコと、興味津々な別のネコ。
食堂があったようですが、すでに廃業している様子でした。
食堂があったようですが、すでに廃業している様子でした。
干し柿が風情を増しています。
干し柿が風情を増しています。
時間もなく、また休憩できる場所もないため、商店でチューハイとソーセージを購入。バス待ちの間、別の登山グループとの山の会話を楽しみました。
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時間もなく、また休憩できる場所もないため、商店でチューハイとソーセージを購入。バス待ちの間、別の登山グループとの山の会話を楽しみました。

感想

年末が押し迫る中、念願の雲取山に行ってきました。1週間前なら積雪もありましたが、日々の温度変化が激しいようで、この日は比較的暖かい、快適な山行でした。

まず、今回雲取山は初めてなので、余裕あるコース設定を考えたことと、三条の湯での温泉三昧をたくらみ、登りを2日間に分け、初日はのんびり温泉に浸かって過ごす設定にしました。初日の三条の湯まではハイキングのように林道を、ゆっくり歩きました。途中、ビール休憩もとりましたが、それでも13:20過ぎには到着したため、さっそく温泉を満喫し、ゆったり過ごすことにしました。食堂にある「山と渓谷」などの山雑誌を読んだり、小屋番の方が同い年だったこともあり、食事中に山の会話を楽しむなど、退屈しませんでした。この日は、日曜日だったために、宿泊者は私と常連さんが一人だけでしたので、温泉についても汚れがなく、快適でした。食事は、いわゆる山の食事ですが、鹿肉のローストや舞茸の天ぷら、ヤマメの甘露煮、こんにゃく、わさび和えなど、地元の食事を感じさせるもので、ビールを片手にした私には満足でした。ただ、ハンバーグなど洋食が好きな方には、物足りないのかもしれません。自炊もできます。

2日目は標高1100mの三条の湯から2017mのピークを目指しましたが、三条ダルミ分岐のある標高1700mまでは急登という感じではなく、比較的歩きやすい登山道という感じで、休憩をいれつつ、景色や山の匂いを楽しみながら進むことができます。

三条ダルミからは急登が始まり、40分ちょっとの我慢ですが、小休止をいれながら進めば、特に危ない個所もなく進むことができます。

雲取山のピークに着いたときの感想ですが、この山が人気になる理由がわかったような気がしました。整備された登山道、ピークからの眺めの良さ、豊かな景色の変化、多彩なコースバリエーション、テン泊や山小屋での楽しい時間など、数え切れない魅力があるように感じました。天気が良ければスカイツリーも見えるほどの景色の良さは「来て良かった!」と思わせるものですね。

下山中は平日にもかかわらず、20代の方が多く登って来られていました。経験豊富な健脚の方から、最新モデルのギアを身に付けた山ガールの方まで人気の山であることを実感しました。そんな中、「同じザックですね!」と突然声を掛けられました。私のザックは10年以上前に購入したMILLETのCHAMONIX30という古いもので、防水コーティングが剥がれているため、さすがにもう使っている人もいないだろうと思っていたのですが、「新しいザック欲しいですよねー!」「そうですねー!」ということで意見が一致。そんなことでちょっとしたハプニングとなりました。山ではちょっとしたことで意外と気さくに話し合うことができる、そんなふうに思わせる瞬間でした。

魅力的な奥多摩雲取山ですが、登るには、普通の人の体力で6時間以上かかると思います。下る途中で「どうしようか・・。」といった様子のカップルとすれ違いましたが、十分なコース計画、タイム設定が必要だと思います。あと、登りに自信がない人は、三条の湯で一泊して、登りを2日に分けることで全然ラクになります。ただこれだと御来光は見えなくなりますね。

あと、メジャーな山なのに交通アクセスに難があるというか、バスのダイヤが行きも帰りも不便で、本数が少ないのが残念ですね。下山途中、バスの時間に焦り、トレイルラン状態で時間かせぎしました。みっともなかったですし、転倒したら、あぶないですので反省点です。

下山した後は、温泉好きな私は奥多摩駅近くの「もえぎの湯」も検討しましたが、今回の三条の湯を満喫できたため、その余韻に浸りながら寄り道せずに帰りました。何度も登りたくなる雲取山ですので、ぜひまた別の機会に訪れたいと思います。

追伸ですが、三条の湯の相部屋で御一緒し、雲取山のピークで双眼鏡を貸していただき、山の景色の楽しみ方を教えていただいた方へ、心より感謝いたします。(^.^)

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