ダイグラ尾根から丸森尾根へ
- GPS
- 19:59
- 距離
- 34.2km
- 登り
- 2,957m
- 下り
- 2,970m
コースタイム
- 山行
- 9:41
- 休憩
- 1:47
- 合計
- 11:28
天候 | 初日晴れ(山頂はガス)2日目ガス |
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過去天気図(気象庁) | 2016年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
水場 御西岳は小屋から5分くらい下ったところにあります。水量豊富で冷たく美味しいです 梅花皮小屋は小屋のすぐ近くに水場あり。水量豊富で冷たく美味しいです 飯豊山荘〜温身平〜吊橋 温身平を過ぎてしばらく先まで林道歩き。歩きやすいですが単調です。 林道の途中に登山道がありますが標識はありません。林道の突き当たりまで進んでも入り口があり同じ道に合流します。登山道に入ると川沿いを進みますが、崩壊のためロープで補助されている箇所があります。 吊橋〜休場の峰〜千本峰 とにかく長い林の中の急坂です。危ないところはそれほどありませんが、延々と続く登りに体力を削られます。休場の峰に来ると視界が開けます。登りの場合、途中にある水場の表示は見落としがちです。 千本峰〜宝珠山の肩〜宝珠山 岩陵帯が出てきます。両手を使わないと進めない所も出てきますが補助ロープなどはありません。トラバース箇所などは道幅が狭く片傾斜になっておりかなり歩き辛いところが多数あります。 宝珠山〜飯豊本山 樹林帯が切れてガレ場と低木になります。ピンクテープやペンキマークは無いので視界が悪いときはケルンだけが目印になります。 飯豊本山〜御西岳〜烏帽子岳〜北股岳〜門内岳〜丸森北峰 気持ちの良い稜線歩きです。危険箇所はほとんどありません。 丸森北峰〜丸森尾根〜飯豊山荘 最初はガレた道で砂礫が乗っており滑りやすく歩き辛いです。 その先はひたすら急な下りなので体力勝負になります。 木の根や岩が出ていて足を引っ掛けやすかったり砂礫の滑りやすい路面、かなり大きな段差や崩壊したところなど多数。 |
その他周辺情報 | 飯豊山荘と梅花皮荘は16日まで休業 最寄は泡の湯温泉¥400 |
写真
装備
個人装備 |
テント装備一式
グローブ
防寒着
|
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感想
予報では北に行くほど天気が悪そうです。
どこに行くか考えて、今年はまだ足を踏み入れて無い飯豊を目指すことにしました。
夜半過ぎに到着したときには、駐車場にはおそらく20台は停まっていた様に思います。仮眠の後 夜明けを過ぎて出発。
吊橋までの道はほぼ安定しています。一箇所 背丈を越える段差がありましたがロープが垂れているのでそれほど問題はありません。
吊橋を越えるとダイグラ尾根の急登の始まりです。それまでとは違い山頂までほとんど平らなところがありません。休場ノ峰までは延々と登りが続き、休むのに適当な場所がほとんどありません。幸い千本峰までは樹林帯を進むので日光を遮ってくれますが、風が通らないので気温が高いときはかなり苦しい道です。
休場ノ峰は狭いながらも2〜3人が休めるくらいのスペースがある小ピークです。ここを過ぎて千本峰までは若干の昇り降りを繰り返しながら樹林帯の中を進んでいきます。木陰でもありそれほど酷い道ではありません。
千本峰を過ぎてからは徐々に歩き辛くなっていきます。両手を付いて進む岩場や片傾斜のトラバース道、砂礫の滑りやすい箇所など嫌らしい道が続きます。ロープなどは一切無いので、ここまでの登りで脚を使い切ると危険です。慎重に進みます。
この辺りからは樹林帯も切れて展望が出てくるので気分的には少し楽になるような気がしますが、一向に近づかない山頂に嫌気が差す頃、宝珠山の肩にたどり着きます。ここは小さな草原の平らな場所で気分よく休憩できます。ここで昼食してエネルギーを補充してラストスパートしたいところですが、先はまだまだあります。
宝珠山を過ぎると一旦下りソコから本山までは一気に上り詰めます。這い松など低木とガレの間を進んでいきますが、目印が無い上に迷った踏み跡が沢山あるので視界の悪いときは危ないです。所々にケルンがあるのでそれを目印にします。
山頂に休んでいた方たちに聞くと全員 御西小屋までとの事でご一緒しましたが、その中にヤマレコユーザーのmanimaniさんがいらっしゃいました。ダイグラから御西へテン泊で丸森から下山とコースも同じという事でご一緒させていただくことになりました。
御西小屋はテントが¥500でビールは350mlが¥800。この日は宿泊者も少なかったようでテン場は3張りだけでした。小屋もそれほど混雑しなかったとの事。とりあえずテントを張った後 水場へ。水場はとても冷たく美味しい水が豊富に出ていました。小屋から水場へ降りて登るのに往復で15分くらいかかるので靴を脱ぐ前に汲んだほうが良いかも知れません。
寝る準備が出来たところで折角なので大日岳にも行ってみます。ただ日没直前なので山頂は目指さずいける所まで行って帰ることにします。
大日岳までのコースは踏み跡もハッキリして快適です。トリカブトが咲く中、大日岳の麓まで行って時間切れ。この日没間近の頃はTシャツ一枚ではかなり寒さを感じます。急いで戻って食事の用意。温かいものがとてもおいしく感じます。
夜は夏用シュラフにダウンジャケットを着て寝ますが、結構暑くてシュラフから半分 体を出して寝ていました。
翌日はガスの朝でした。夜明けを待って出発。紅葉が始まる前なので稜線で出会う人も少なく静かな雰囲気で歩けました。多少のアップダウンの後 梅花皮小屋到着。ここで水分補給。小屋のすぐ側にある水場は水量豊富で冷たくとても美味しいです。
この後、北股岳への少し急な登りを終えると以後大きな登りはありません。門内岳を過ぎるとエブリ差岳と頼母木岳が眼に入ってきます。ここから見る風景はとても素晴らしく個人的にはとても気に入っています。
地神北峰から丸森尾根に入るとガレた道がしばらく続きます。傾斜はきつくありませんが浮石なども多く歩き辛いので、疲れた脚で怪我などしないように慎重に進みます。
ガレた道と低木帯を抜け樹林帯に入ると石は少なくなりますが 急な下りと時々現れる大きな段差(場所によっては身長くらいの高さがあります)が疲れた脚に追い討ちをかけます。
丸森尾根を2/3ほど降りると道は更に急になります。岩場も出てくるので転倒や滑落などは致命傷になりかねないので気が抜けません。この丸森尾根も危険箇所などにロープや鎖は無いのでしっかりホールドして下ります。
最後は飯豊山荘の前に出てきてゴールになります。疲労で脚がふらついたりすると危険なので余裕を持って歩きましょう。
下山後は泡の湯温泉で汗を流しました。少しぬるめでゆっくり入れます。ここでmanimaniさんとは冬の再会を約してお別れです。長い距離お疲れ様でした。そしてどうもありがとうございました。
好きだねぇ(笑)
来期はもっと東北の山を歩きに行くわさ〜〜〜〜
なぜか修行僧のようなコース取りになってしまいます
私も東北の山、もっと行きたいです(笑
ご一緒できてとても楽しかったです
大日岳は時間が足りず残念でした。
もう自分は疲れ切っちゃって行く力がなかったです
下山後、2日間は筋肉痛で歩くのもつらかったです
さすがダイグラ恐るべし!
ダイグラはかなり来ますね
登りきった後の御西までが遠いの何の
おかげで夜はすぐに眠れます(笑
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