鳳凰三山(初めての南アルプス)
- GPS
- 28:45
- 距離
- 23.6km
- 登り
- 2,315m
- 下り
- 2,315m
コースタイム
2日目)5:40南御室小屋→6:30砂払岳6:50→7:00薬師岳→7:30観音岳→8:37地蔵岳(オベリスク)9:25→10:35観音岳→11:00薬師岳→12:05南御室小屋12:30→13:00苺平→14:00大崖頭山の下(杖立峠の表示)14:10→14:55夜叉神峠15:05→15:40夜叉神峠バス停
天候 | 1日目 10月1日(金):濃厚なガス 2日目 10月2日(土):晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2010年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
写真
感想
1日目(夜叉神峠バス停→南御室小屋)
初南アルプス! ちょっと緊張しています。
夜叉神峠バス停でバスを降りると、どんどんガスにまかれはじめます。
火事場からの展望も、ゼロ。
でも、初南アルプスということで、気分は良い。
苺平周辺に来て、少し雲やガスが薄くなる。
余裕を持って南御室小屋に到着し、テント設営。
ここは、水もトイレもテント場もしっかりしていて、助かります。
夜は、大失敗。
持参した化繊の3シーズンシュラフでは、寒くて寝られない。
山はすでに冬に向かい始めています。
結局、持っている防寒着を着こんでシュラフにもぐり、夜を越す。
それでも寒い、本当に寒い、びっくりするぐらい寒い。
夜半から星が出てきた。明日は、晴れるかも。
2日目(鳳凰三山往復縦走→夜叉神峠バス停)
4時ごろに、早立ちの登山者の準備の音で目が覚める。
自分も早立ちしようかと思うが、初めての山で勝手がわからないから、やめる。
5時過ぎにテント撤収を始めるが、テントの外張りについた露が恐ろしく冷たい。
たちまち指先がジンジンして感覚がなくなってしまう。
そんなわけでテント撤収に手間取る。
そして今回は、冬に来る時のための下見も兼ねているので、テントをデポせず、すべての荷物を持って出発。
冬装備は重くなるので、その感覚をつかむため。
出発後、南御室小屋の上部樹林帯で朝を迎える。
木のすきをもれいる朝日のオレンジ色が美しい。
隣の山から見れば、今自分がいるこの斜面がモルゲンロートに染まっているのでしょう。
砂払岳にでてみると、雲海越しの富士山が太陽と相まって美しい。
雲海から頭を出した八ヶ岳も素晴らしい。
そこから先は、花崗岩の巨岩がにょきにょき生えた白ザレ。
そうです、ここを歩きたかったのです。
途中で出会った登山者も、この稜線を歩くために登っていると言ってました。
観音岳から先はアップダウンの連続。
荷物が多いのでしんどいですが、なんとか地蔵岳へ。
オベリスクは登るつもりはなかったですが、何人かの方がとりついていて、これからとりつこうという人もいる。
せっかくここまで来たのだから、と挑戦することに。
先行する人はスイスイ直登してゆくが、私の技術では無理なところも。
自分に見合ったルートを選びながら、頂上直下へ。
はるか下を見下ろすと、いやはや高い所へ来たものだ。
オベリスク最後の岩の直登は、ロープにすがった10メートルほどの垂直の登り。
登りきって、足が震えていることに気づく。
……高いところが怖い私を発見……。
先行していた人は、岩の上でポーズ取っていましたが、自分にはムリムリ。
9時25分という時間に折り返し、6時間近くかけて下山します。
下のほうは、またガスの中。
下山後はバスに乗って、甲府へ。
作家、太宰治が甲府在住時代に毎日行ったという銭湯に入ってから帰りました。
ぬるめですが、風情のあるいい銭湯でした。しかも、温泉。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する