雲取山(東日原BS〜鴨沢BS)
- GPS
- --:--
- 距離
- 23.6km
- 登り
- 1,967m
- 下り
- 2,047m
過去天気図(気象庁) | 2016年11月の天気図 |
---|---|
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
写真
感想
先週、大菩薩のロングコースを歩く中で雲取山の稜線を見たこともあり、雲取山への初登頂を計画。体力も戻ってきた今のタイミングなら日帰りできると確信。天気予報では朝まで雨だったが、未明にレーダーを確認したところ、奥多摩方面は降雨の形跡はなし。好天を期待しつつ早朝に出発した。
コースタイムの最短ルートは鴨沢からとなるのだろうが、電車・バス利用で早い時間に歩き始められるのは日原からのコース。昨年のGWでは満席だった6時台の東日原行きのバスは、やはり天気予報の影響か、乗客は少ない。終点の東日原からは、日原林道をひたすら2時間弱歩く。追い越していく工事車輌が5台以上はあっただろうか。
工事現場から左へ日原川へ下る山道に入る。日原川にかかる不安定な吊り橋を渡り、通行止めとなっている唐松谷林道との分岐を見送り、富田新道に踏み込む。サワラノ平までは急斜度の登りだが、明るい雰囲気の広葉樹林帯で、色づいた樹々と山深く静かな雰囲気に包まれ、気持ちよく歩ける。雪道以外では初めて使うトレッキングポールも威力を遺憾なく発揮してくれる。
サワラノ平からは小ピークを越えながらのなだらかな登りが続く。周囲は奥秩父的な雰囲気に変わってくる。カラマツが広がる小雲取直下の笹の中の道を登れば、石尾根との合流地点。展望が一気に開け、富士山が出迎える。
雲取山頂までは幅の広い道を歩く。避難小屋を経て、三角点のある東京都最高地点に立つ。山頂には内務省の三角点が残されている。北からの風が強い山頂を後にして、避難小屋の立つ一角で休憩の後、石尾根を下っていく。
南側が明るく開けた幅の広い道が、奥多摩小屋を経た七ツ石山まで続く。七ツ石山は巻かずに直登。かなりきつい登りをこなせば、七ツ石山の山頂。雲取山のピークはだいぶ遠くになっている。
七ツ石小屋からは登り尾根を鴨沢に下る。次第に植林帯も現れるようになり、展望のない湿っぽい道をひたすらに下る。舗装林道にぶつかり、丹波山村営の登山者用駐車場の脇から再び山道に入り、さらに下ると鴨沢のバス停にたどり着く。開店したての「かゑる」という休憩所でバスの出発時間まで休み、先週と同じホリデー快速に乗り込んだ。
日原林道から小雲取の間の富田新道は、人の姿もほとんどなく、登山道の雰囲気も素晴らしい。また歩いてみたいと思える道だった。紅葉は美しく、空気も澄み渡り寒くもなく、非常に充実した山行だった。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する