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なにせ僕らは、登山靴がきっかけで山登りを始めたようなものだから。
ゴローのブーティエル。
山に登るためではなく、無骨な登山靴を街で履いたら格好良いのではないか、
という邪(よこしま)な思いから、この靴を買ったのは三年前。
そう。どちらかというとファッションが目的。
一つ二つ近所の山に登ったことを除けば、この靴の活躍の場は専ら街だった。
土や泥に汚れることはない代わりに、アスファルトで摩耗していったビブラム。
そんな哀れな登山靴に転機が訪れたのは、四季が一巡りしたある春先のこと。
玄関の隅っこに並んだ(自分のと嫁の)二足のブーティエルを眺めていると、
ふと魂の叫びが聞こえたような気がした。登山靴からね(笑)。
山に行きたい!
まさかね。でも確かにそう聞こえたのだ。嘘のような本当の話。
それからは早かった。遠くの山が図らずも身近な存在となり、
いつしか相棒は泥だらけの傷だらけになった。
雨の日も風の日も山に登るときはいつも一緒。
今でも現役のブーティエルだが、このたび新たな仲間(二足目)が加わった。
(やはり)ゴローのS-8。
主に縦走用または雪山用(厳冬期以外)で、ブーティエルとは使い分ける予定だ。
なんといってもヌバック(裏出し革)の質感が良い。
写真は嫁のものだが、左が購入したての防水ワックスを塗る前の姿で、
右が一晩寝かせてブラッシングした後の姿だ。
(ちなみに、僕のは八月に仕上がる予定)
新しい相棒と山に登る日が待ち遠しい。
こんにちは
登山靴の赤いヒモがいいですね。
愛用の道具から声が聞こえた!というお話
わかります。私も聞こえました。
山道具は相棒。
次はどこに一緒に行こうか、と話しかけることも(笑
素敵な靴と一緒に絶景を見られたらいいですね。
こんばんは。
コメントありがとうございます!
「声が聞こえた」の下り、共感して頂いて嬉しいです。
宝の持ち腐れにならないように、
自分の体の一部になるまで、履き潰したいです。
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